英語 中国簡体 中国繁体 韓国語

Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ワキガの原因のアポクリン汗腺を除去する方法を美容外科医が解説

公開日:2022年03月19日(土)

わきが・多汗症
両脇を見せる女性

このコラムを読むのに必要な時間は約 8 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

ワキガの原因は、アポクリン汗腺と呼ばれる組織から分泌される汗であると言われているため、ワキガを治療するためにはこのアポクリン腺に対してアプローチをしていく必要があります

そこで今回は、ワキガの原因であるアポクリン腺を除去する方法や、ワキガの治療について詳しく解説します。

 

 

アポクリン汗腺ってなに?

アポクリン汗腺の断面図のイラスト

まずはそもそもアポクリン汗腺(アポクリン腺)とは何かということをご紹介していきます。

アポクリン腺はワキガの原因として知られており、ワキガ治療においても、このアポクリン腺を除去するというのが治療の大きな目的となります。

アポクリン汗腺は、その名前の通り汗を分泌するための組織であると言えます。

そのため、アポクリン腺からは必要に応じて汗が出ているということになります。

 

 

なぜ汗をかくのか?

人間が汗をかく理由の多くは、体温を調節するためだといわれています。

汗をかいてその汗が蒸発することによって、体温が上がりすぎないように調節しています。

また新陳代謝という言葉が使われるように、汗をかくことで体の中の様々な物質が汗とともに外に流れ出ることになります。

この作用によって、体の中に溜まった不要な油や毒素などを体の外に排出することができます。

そのため人間が健康的に生きるためには、汗をかくという力が必須であり、完全に汗を止めてしまうということはできません。

また汗の中には一種のフェロモンのような働きを持つものもあり、特にアポクリン腺から分泌される汗に関しては、性ホルモンの影響を強く受けていることが分かっています。

 

 

エクリン腺とアポクリン腺

汗は体温調節の働きを担っており、汗を止めてしまうことは健康上良くありません。

しかし、汗を分泌している汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類が存在しており、このうち体温調節に関連しているものは、エクリン腺から分泌される汗であることが分かっています。

エクリン腺から出る汗の99%は水分でできているため、さらさらしており、発汗直後は無臭です。

若干の塩分なども含んでいますので、発汗後そのまま放置してしまうと、細菌が繁殖してニオイの原因となることがありますが、ワキガの臭いを発生させるわけではありません。

体温調節を目的としていますので、エクリン腺は全身に分布しており、ワキ以外にも様々な場所から汗をかくことができます。

一方、アポクリン腺から分泌される汗には、水分以外にも、たんぱく質や脂肪酸、糖質、アンモニアなど、ニオイの原因になりやすい成分を豊富に含んでおり、白くベタベタしているという特徴があります。

アポクリン腺はワキや乳首、陰部、耳など、体の中の特定の部位にのみ分布しており、 ここから分泌される汗がワキガ臭の原因となります。

アポクリン腺から出る汗は、本来、フェロモンに似た役割を果たしていると考えられており、アポクリン腺を除去したとしても、体温調節に影響を及ぼすということはありません。

 

 

アポクリン腺の場所はワキだけではない!?

注意すべきこととしては、アポクリン腺が存在するのは脇の下だけではないということです。

脇の下以外にも、胸(乳首)や陰部付近などに多く分布しているため、その部分からワキガ臭がするという可能性もあります。

ワキガの治療のために脇の手術を行い、アポクリン腺を綺麗に除去することができたとしても、胸や乳首に存在するアポクリン腺が多いというタイプの人であれば、手術後にも臭いが残ってしまうという可能性があります。

手術のしたのに臭いが消えなかったという悩みを持つ方がいらっしゃるかもしれませんが、そのような場合では、脇の下のアポクリン腺が残っているという可能性や、胸のアポクリン腺から臭いが出ているという可能性も考えられます。

また、陰部や陰毛付近にも多くのアポクリン腺が存在しているため、パートナーとの性行為の際に強い臭いを感じてしまうというお悩みを持つ方も多いです。

脇以外のアポクリン腺に対するアプローチも可能ですので、体の臭いにお悩みがあるという方は、ワキガ以外の事でも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

ワキガ治療は大きく分けて2種類

わきが手術をしているところ

ワキガの臭いの原因はアポクリン腺から分泌される汗であり、この汗をいかに少なくするかということが臭いの改善には重要となります。

そのためわきがの治療としては、汗の分泌を止める、もしくは、アポクリン腺そのものを取り除くという選択肢が考えられます。

もちろん、アポクリン腺そのものを取り除く治療の方が効果は高いのですが、手術の負担が大きかったり、 より大掛かりな手術が必要になるというデメリットもあります。

一方、汗の分泌を止めるというアプローチは、根本的な解決になっておらず、ワキガの臭いが残ってしまうというデメリットがあります。

どちらの治療が優れているということではなく、現在の臭いの状態や本人の体質、許容できるダウンタイムの期間など、様々な要因を考慮した上で最適な治療を検討していくということが最も重要です。

 

 

切るワキガ治療

またわきがの治療は、「メスを使って切る治療」と「切らない治療」に分類することが可能です。

メスを使って切る治療は、イメージ通りの手術であり、体に大きな負担がかかります。

脇の下を切開して、そこからアポクリン腺を取り除いていくという治療が行われます。

小さいとはいえ体に傷が残ってしまうデメリットがあったり、治療後にはある程度のダウンタイムが必要(術後の安静期間が必要)という問題があります。

直接ワキガの原因であるアポクリン腺を取り除くことができるので、仕事や学校などを休めるという方であれば、このような治療を行ってしっかりとアポクリン腺を切除するという選択もおすすめです。

しかし、体に傷を残したくないという方や、長期間のダウンタイムが許容できないという方であれば他の治療を検討していく必要があります。

 

 

切らないワキガ治療

切らないワキガ治療として、汗の分泌を止めるためのボトックス注射や、切らずにアポクリン汗腺を除去するという治療方法が存在します。

ボトックス注射の場合はあくまでも汗の分泌量を抑制するという目的で行われるため、根本的にワキガの原因を解消できるわけではありません。

しかし、脇の下に注射を打つだけの手術ですので、数分間の手術で治療が完了し、ダウンタイムもありません。

注射としての痛みはありますが、手術に伴う大きな炎症や痛み、傷跡などの原因になる事はありません。

学校や仕事が終わった後にご来院いただき、注射を打つだけでも汗の分泌を止める事が可能です。

しかし、これはあくまでも対症療法的な考え方であり、ワキガの根本的な解決にはなっておりません。

多汗症にお悩みの方であれば、ボトックス治療がとてもおすすめなのですが、ワキガの臭いにお悩みの方の場合には、ボトックス治療では効果が不十分である可能性が非常に高いです。

できれば、汗を止める治療ではなくアポクリン腺を除去する治療を行うことが効果的であるといえます。

 

 

アポクリン汗腺を除去する手術方法は?

アポクリン汗腺を除去する手術方法を説明する看護師

共立美容外科では、「切らずに」、「アポクリン腺を除去する」治療を行うことが可能です。

共立美容外科が独自に開発をした、ローラークランプ法と呼ばれる手術であれば、メスを使って大きな傷をつけることなく、アポクリン腺をしっかりと除去していくことが可能です。

そのため、治療効果は高く、傷跡が残ったり、ダウンタイムが長いといったようなデメリットもありません。

従来の方法とは異なるアプローチでワキガの臭いを改善することができますので、非常にメリットの大きい治療方法であると考えています。

包み隠さずデメリットをお伝えすると、やはり治療のコストが高いということが挙げられます。

従来ながらのメスを使った手術方法であれば、保険適用が可能であるため、(多くの方の場合)3割負担で手術を受けていただくことが可能です。

また、美容整形外科や美容クリニックだけではなく、一般的な皮膚科や総合病院、外科などでも治療を受けることができる場合が多く、 美容外科への来院に抵抗があるという方でも受けていただきやすい治療になります。

一方、この方法の大きなデメリットとしては、 先にも述べたように手術の傷跡が残ってしまうということや、 ダウンタイムが長いといったことなどが挙げられます。

病院の考え方にもよりますが、 両脇を手術した後には、2日間の入院が必要となるケースもあります。

小さな傷跡であっても、そこから細菌感染を引き起こす可能性もあるため、手術後にはできるだけ安静にしていただく必要があります。

手術当日にすぐ仕事や学校に復帰する必要があるという方には難しい選択となります。

このようにどの治療にも、メリットとデメリットが存在しています。

重要なことは、様々な選択肢を知った上でご自身にとって最も良い方法を選択するということになります。

体質やニオイの強さなどだけではなく、ライフスタイルや家族のサポート、仕事や学校への影響など様々なことを考慮した上で、最適な治療を選ぶことが重要です。

共立美容外科では、専門のカウンセラーがお悩みをお聞きしております。

手術の有無に関わらず、軽いお悩み相談やカウンセリングなどの気持ちでご相談をいただくと良いかと思います。

無理に手術をすすめるようなことはしませんので、お一人おひとりのお悩みを解決できる最も良い方法を一緒に考えましょう。

 

 

わきが多汗症のバナー

共立美容外科の人気のわきが多汗症の料金や治療方法についてはこちら。

 

 

カウンセリングの予約バナー

▼初めての方でも入りやすい♪カウンセリングの予約をする。

 

このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

当院は医療広告ガイドラインを遵守しています。

お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ 0120-500-340 (診療時間 10:00~19:00)

よくあるご質問

×

新宿・名古屋・大阪・福岡をはじめ
全国26院 共通ダイヤル
0120-500-340

あの久次米総括院長も診察♪
新宿本院 直通ダイヤル
0120-500-340

銀座院 直通ダイヤル
0120-560-340

渋谷院 直通ダイヤル
0120-340-428

池袋院 直通ダイヤル
0120-340-800

立川院 直通ダイヤル
0120-489-340

上野御徒町院 直通ダイヤル
0120-340-444