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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ニキビ予防の洗顔方法や化粧水、パック、クリーム等のスキンケアを医師が解説

公開日:2022年03月25日(金)
最終更新日:2023年08月30日(水)

ニキビ
ニキビ予防のための洗顔をしている女性
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ニキビができてしまったらできるだけ早めに治療を受けるのが望ましいですが、ニキビができないように予防することも大切です。

ニキビができるのを防ぐには生活習慣の改善が欠かせません。そして、肌をいたわるスキンケアをすることも重要です。

本記事では、ニキビ予防のためにできる自宅でのスキンケア方法を紹介しますので、普段行っている洗顔や保湿を見直してみましょう。

 

ニキビ予防のための洗顔方法

洗顔をしている女性

ニキビは皮脂や古い角質などで毛穴が詰まることで発生することが多いです。

そのためニキビを予防するには毛穴詰まりを引き起こさないよう普段の洗顔で皮脂や汚れをしっかり落とす必要があります。

肌を清潔にする刺激の少ない洗顔方法を紹介します。

 

メイクや日焼け止めはクレンジングで落とす

メイクをした日は洗顔の前にファンデーションやチークをクレンジングで落としておきましょう。

クレンジングを行ってから洗顔することで肌に化粧品が残りにくくなります。

なおクレンジングの際何分もクレンジングオイルで顔をこする方がいますが、長時間クレンジングをするのは肌に良くありません。

皮脂が過剰に落とされてしまったり肌の角質層を傷めてしまう恐れがあるからです。

また、長時間肌をこすると、せっかく肌から浮いたファンデーションなどが毛穴に入り込んでしまう可能性もあります。

それにより毛穴詰まりを引き起こし、ニキビになってしまうケースもあります。

クレンジングによる肌トラブルを避けるために、濃いメイクをした日でもクレンジングの時間は最長1分程度にしましょう。

メイクだけでなく、日焼け止めもクレンジングで落とすのがおすすめです。

日焼け止めの中には洗顔料だけで落とせるタイプもありますが、そうしたタイプでない限りはクレンジングオイルで落とさないと成分が肌に残ってしまい、残留した成分が原因でニキビが発生することがあります。

 

肌に合った洗顔料を使う

自分の肌に合っていない洗顔料を使い続けていると肌に負担がかかってニキビができやすくなる恐れがあります。

洗顔料を選ぶ基準の一つに洗浄力が挙げられますが、洗浄力の強すぎる洗顔料を選ぶのはおすすめできません。

洗浄力に特化した洗顔料は肌の乾燥を引き起こしやすいのに加え、刺激が強く敏感肌には特に負担になりやすい傾向があるためです。

例えば塩や炭、マイクロビーズのようなスクラブの含まれている洗顔料は「毛穴の奥の汚れも落ちる」「ピーリング効果がある」などと洗浄力の強さがアピールされていることが多いですが、スクラブは肌に細かい傷を付ける可能性があります。

肌が傷付くことによって洗顔後肌がヒリヒリしたり赤くなることもあります。

洗浄力が強い洗顔料の使用は肌への負担につながるため、ニキビ予防という観点でも好ましくありません。

洗顔料を選ぶときには、洗浄力のみを基準にせず肌の水分をキープする力があるか、刺激感がないか、アレルギーテストが実施された商品かどうかも確かめながら自分の肌に合った洗顔料を選びましょう。

 

洗顔料は泡立ててから肌にのせる

洗顔する際、洗顔料は手の上でしっかり泡立ててから肌にのせましょう。

泡が少ない状態で洗顔すると手の摩擦で肌に負担をかける可能性があるためです。

手のひらが直接顔に触れないよう、泡で汚れを落とすイメージで洗顔するのが理想的です。

もし手で洗顔料を泡立てるのが難しい場合、洗顔用のネットで泡立てると短時間できめ細かい泡が作れます。

また泡タイプの洗顔料は自分で泡立てる必要がないため便利です。

 

ぬるま湯で洗顔する

寒い時期は熱いお湯で洗顔する方が多いですが、あまりに温度の高いお湯で顔を洗うと肌にとって刺激になります。

加えて熱いお湯は皮脂を必要以上に洗い流してしまうため、肌の乾燥や乾燥にともなうバリア機能の低下につながり、肌が外部からの刺激を受けやすくなります。

肌のコンディションを維持するのであれば35℃前後のぬるま湯での洗顔がおすすめです。

 

洗顔後はゴシゴシ拭かない

洗顔後にタオルで顔を拭く時は、強くごしごしとこすらないようにしましょう。

タオルの摩擦で皮膚を刺激から守る角質層がはがれる恐れがあるからです。

顔を拭く際は、水分を拭き取るというよりタオルに水分を吸い取らせるイメージでタオルを優しく肌に押し当てるようにしましょう。

そしてもちろんタオルは清潔なものである必要があります。

何日も使いまわしたタオルは一見きれいでも雑菌が繁殖していることがあります。洗濯後の清潔なタオルを使用することもニキビ予防には大切です。

 

ニキビ予防に欠かせない化粧水

ニキビ予防のための化粧水など

スキンケアアイテムの中でも、ニキビ予防をする上で重要なのが化粧品です。

洗顔後は肌の水分が急激に蒸発するので、できるだけ早めに化粧水を付ける必要があります。

また、空気が乾燥する冬場も肌が乾きやすいため、毎日こまめに保湿しましょう。

肌が十分な水分を補給できず乾燥状態に陥ると、不足した水分を補うために皮脂が過剰に分泌され毛穴詰まりの原因となります。

そこでターンオーバーが滞ると、更に一層ニキビができやすくなります。

ニキビ予防のためには、日々の化粧水での保湿が欠かせません。

保湿を行うことで皮脂の分泌量やターンオーバーのペースが調節され、肌をニキビのできにくい状態に近付けることができます。

使用する化粧水は、ターンオーバー促進効果や皮脂のコントロール効果が期待できるビタミンC・ビタミンC誘導体入りの化粧水がおすすめです。

刺激感が少なく、アクネ菌の養分となる油分が使われていないといノンコメドジェニックの化粧水を使用するのも良いでしょう。

 

ニキビ予防効果が期待できる美容液

並べられているニキビ予防のための美容液など

日々のスキンケアでは美容液を省略するという方も多いでしょう。

しかし、美容液には保湿力を補う役割や、肌の悩みに有効な成分を補給する役割があり、化粧水に加え美容液を使うことで、ニキビ予防効果にとどまらず肌を良い状態に導く効果が期待できます。

美容液には肌のシワやたるみを改善する働きを持つもの、開いた毛穴を引き締める働きを持つものなど色々なタイプがあります。

ニキビ予防目的で美容液を使うのであれば肌の新陳代謝を促進するビタミンCやビタミンC誘導体が入った美容液、肌荒れを防ぐ成分であるグリチルリチン酸ジカリウムやアラントインが入っているものがおすすめです。

なお、美容液には水っぽいものからオイルに近いもの、ジェル状のものなどあらゆるテクスチャーがあります。

長く使い続けるのであれば、使い心地が良いと感じるテクスチャーの美容液を選ぶことも大切ですが、肌質に合ったものを選ぶことも重要です。

お店の専門スタッフに相談すると脂性肌の方は水に近いテクスチャーの美容液などさっぱりした使い心地の商品が、乾燥肌の方はオイリーなテクスチャーの美容液がすすめられる傾向にあります。

 

ニキビ予防に適した乳液やクリームは?

並べられているニキビ予防のためのクリームなど

乳液やクリームは化粧水で蓄えた水分を油の膜で閉じ込め水分を蒸発しにくくする役割をもっています。

せっかく化粧水を付けてもその水分が逃げてしまっては、十分な保湿効果が得られません。

そのため、化粧水の後は肌にフタをするイメージで乳液やクリームを使うようにしましょう。

水分を逃げにくくする乳液、クリームは油分が配合されている場合が多く、「アクネ菌のエサになるだけ」と思い、使用していない方もいるかもしれません。

しかし、乳液やクリームにもアクネ菌を繁殖させないように作られたものや皮脂の分泌量をコントロールする働きが期待できるものがあります。

そういった機能がある商品を選べば、保湿できるだけでなくニキビ肌の発生や悪化を防げる可能性があります。

一方で、どうしても油分の入ったスキンケア用品を使うのに抵抗がある場合は、油分が多いクリームは使わずに乳液だけを使用するか、油分よりも水分が多く配合されている「水分クリーム」を使用するのがおすすめです。

水分クリームは、保湿機能はありつつも一般的なクリームと比べて使い心地はさっぱりしている傾向にあります。

そのため「保湿力が高いクリームを使いたいけど、肌が油っぽくなったりニキビができるのは嫌」という方は検討してみてください。

 

ニキビ予防ができるパック

パックをしている女性

パックは集中的に保湿したいという時に使われるスキンケア用品ですが、保湿力に優れているという点だけがパックの特徴ではありません。

パックは肌のコンディションを向上させる成分が含まれており、ニキビを予防する上でぜひ取り入れたいスキンケア用品です。

パックも美容液同様シワやたるみ、ハリの不足など肌の悩みに合わせた商品が販売されていますが、ニキビ予防のためにパックを使うのであれば肌の新陳代謝を促す効果などが期待できるパックを選びましょう。

例えば、「プラセンタエキス」が使われたパックであればターンオーバーを促進する効果が期待でき、皮脂や角質の蓄積を原因とするニキビが予防できる可能性があります。

また肌のバリア機能を守る「グリチルリチン酸ジカリウム」などが含まれているパックを使えば、バリア機能低下にともなう角層の肥厚や角質の蓄積によるニキビを予防する効果が期待できます。

なおパックは使用頻度に注意が必要です。

商品によっては毎日使い続けると美容成分がかえって肌にダメージを与え、肌荒れを引き起こしてしまうものがあります。

パッケージに「デイリーケア用」などと書かれているパックは毎日使っても問題ありませんが、そうでないものはあまり高頻度で使わないようにしましょう。

商品によっては、パッケージに適切な使用頻度が書かれていることがあります。もし「週2回まで」など具体的な使用頻度が示されていた場合は、その頻度を守って使用することが大切です。

もし、セルフケアでニキビが治らなければ、医療機関でニキビ治療を受けるのも選択肢の1つです。

医療機関で受けられるニキビ治療についてはこちらからご確認いただけます。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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