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公開日:2022年08月31日(水)
最終更新日:2023年07月31日(月)
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目次
AGA(男性型脱毛症)の代表的な治療薬のひとつにプロペシアという医薬品があります。
プロペシアと同様の成分を持つジェネリック医薬品が、「フィンペシア」です。
今回はフィンペシアについてご紹介した上で、フィンペシアを使用する際の注意点を解説します。
フィンペシアとは、AGA治療の代表的な医薬品であるプロペシアの「インド版のジェネリック医薬品」です。
インドの大手製薬メーカーであるシプラ社(Cipla Limited)が製造販売しています。
フィンペシアの主成分は、「フィナステリド」です。プロペシアの主成分も同じくフィナステリドであることから、フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品のような位置づけとされています。
プロペシア(一般名フィナステリド)は、代表的なAGA治療薬のひとつです。
男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、薄毛の進行を抑える効果が期待できます。
AGA治療のガイドラインでも推奨されている医薬品であり、多くの方のAGA治療に使用されています。
参考)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版/日本皮膚科学会
フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品です。
フィンペシアの成分もフィナステリドであるため、プロペシアと同様にジヒドロテストステロンの生合成を抑制するという薬理作用があります。
フィンペシアは、インドで製造販売が行われており、一般的に日本で流通しているジェネリック医薬品よりもコストが安いという特徴があります。
フィンペシアを正しく理解するために、まずはジェネリック医薬品について知っておきましょう。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に製造販売が開始される先発医薬品(新薬)と同じ有効成分を含む医薬品です。
ジェネリック医薬品と先発品(新薬)は、同じ有効成分が同量含まれており、基本的には先発品と同等の効果や副作用が発現すると考えられています。
ジェネリック医薬品の大きなメリットは、薬価(医療費)の安さです。
医薬品をひとつ開発するためには、平均して500億円以上の開発費用が必要になるといわれており、新薬を生み出すにはかなりのエネルギーやコストがかかります。
だからこそ、新薬の薬価は高く、どうしても医療費が大きくなってしまうという問題があります。
そこで活用されているのがジェネリック医薬品です。
先にも述べたように、ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に製造されます。医薬品の開発に必要な臨床試験(研究)が免除されているため、開発費用を大きく抑えることができます。
そのため、ジェネリック医薬品の薬価は、先発品に比べて安く設定することができるのです。
まとめると、ジェネリック医薬品は、先発品と同様の成分を持つ薬価の安い医薬品であると言えます。
ジェネリック医薬品は、先発品と同じ有効成分が配合されているにも関わらず、医療費を抑えることができます。
メリットしかないように感じますが、実際にはいくつかの注意点があります。注意すべきポイントを理解した上で使用することが重要です。
薬品を作るためには、医薬品の有効成分(メインの成分)以外にも、添加物と呼ばれる様々な物質を配合する必要があります。
ジェネリック医薬品の有効成分は先発品と同様ですが、配合されている添加物などには違いがあります。
添加物の違いによる注意点としては、アレルギー反応などが挙げられます。
ある添加物に対してアレルギーがあるような場合、先発品では問題なく使用できていたという方でも、ジェネリック医薬品に変えたとたんに副作用が発現するという可能性があります。
ジェネリック医薬品は先発品とほとんど同じではありますが、100%同じものではないということを理解しておきましょう。
ジェネリック医薬品は、比較的安価に開発することができるため、中小規模の製薬メーカーが製造販売を行っていることも多いです。
フィンペシアのように、海外の製薬メーカーが製造しているというケースも多くあります。
製品管理や品質管理などの考え方は製薬メーカーによっても異なり、ジェネリック医薬品の製薬メーカーが、品質管理のトラブルを起こしたという事例も報告されています。
医薬品選びにおいては、成分が同じだから安心というわけではありません。どこの製薬メーカーが製造した医薬品なのかということは非常に重要です。
ジェネリック医薬品は、製造販売を行っている製薬メーカーに違いがあるということを理解しておきましょう。
インターネットなどで海外製のジェネリック医薬品を安く手に入れることが可能なため、個人輸入で購入する人が増えています。
特に、 AGA 関連の治療薬は保険適応が認められていないということもあり、個人輸入することで、圧倒的に安く医薬品を手に入れることができます。
しかし、この方法は非常に危険です。
ジェネリック医薬品そのものが危険なわけではありません。個人輸入で購入する医薬品の中には、「偽物」の医薬品が紛れていることもあります。
そもそも有効成分が入っていなかったり、人体に被害を及ぼすような成分が入っていたりする可能性もあります。
海外製のジェネリック医薬品を個人輸入したら偽物だったというような事例がいくつも報告されていますので、医薬品を手に入れるためには、必ず信頼できる医療機関を受診するようにしましょう。
フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品であり、プロペシアと同様の成分を低価格で使用することができます。
薬理作用や効能効果、副作用などは基本的にはプロペシアと同様です。より安くフィナステリドによるAGA 治療を行いたいという方は、プロペシアではなくフィンペシアを使用するという選択肢もあります。
フィンペシアの用法用量や服用方法もプロペシアと同様であり、1日1回の服用で薄毛の進行を抑制する効果が期待できます。
とはいえ、先にも述べたようなジェネリック医薬品ならではの注意点が存在することは事実です。ジェネリック医薬品のリスクを理解した上でフィンペシアを選択することが大切です。
フィンペシアを製造販売しているのは、インドの大手製薬メーカーであるシプラ社(Cipla Limited)です。
海外メーカーのものとはいえ、シプラ社はインドの大手製薬メーカーであり、フィンペシアそのものはしっかりと品質管理が行われているジェネリック医薬品であるといえます。
しかし、日本国内でフィンペシアを取り扱うクリニックは少なく、フィンペシアを手に入れる際の流通経路などに注意点やリスクが潜んでいます。
ジェネリック医薬品の注意点でも解説したとおり、インターネットなどで個人輸入した場合に偽物が送られてくる可能性があります。フィンペシアをでも同様の事例が報告されており、そういう意味ではリスクの高い医薬品であると言えるでしょう。
個人輸入で手に入れたフィンペシアが偽物かどうかを判別することは難しく、内服した後にどのような副作用が発現するかも分かりません。
フィンペシア自体はしっかりと管理されたジェネリック医薬品ですが、流通経路によってはリスクもありますので注意しましょう。
医薬品には医薬品副作用被害救済制度という制度があり、これは、医薬品によって生じた副作用に対する補償や救済が受けられるというものです。
医療機関で処方された医薬品であれば、基本的に医薬品副作用被害救済制度の対象となっているため、万が一の時にも安心できるような制度が整っています。
しかし、個人輸入で手に入れたフィンペシアの場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならず、何らかの副作用で健康被害が生じたとしても、補償を受けることができません。
副作用のない医薬品というものは存在しませんので、いざという時に補償を受けられるような治療を選択するのがおすすめです。
フィンペシアやプロペシアに限らず、 AGA治療には様々な副作用が潜んでいます。
現在の髪の毛の状態や基礎疾患、健康状態、アレルギーの有無などに応じて、最適な治療法を検討していく必要があります。
AGA 治療をおこなう際には、必ず専門の医療機関を受診するようにしてください。
共立美容外科では、無料カウンセリングや問診などを行い、薄毛のお悩みやトラブルをサポートする診療を行っております。
薄毛に悩んでおられる方や、抜け毛が心配という方は、お早めに共立美容外科までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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