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公開日:2022年08月31日(水)
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目次
プロペシアはAGA(男性型脱毛症)の代表的な治療薬のひとつです。
プロペシアと同様の成分を持つジェネリック医薬品として、「フィンペシア」とよばれる医薬品があります。
そこで今回は、フィンペシアについてご紹介しながら、フィンペシアを使用する際の注意点を解説します。
フィンペシアとは、AGA治療の代表的な医薬品であるプロペシアの「インド版のジェネリック医薬品」です。
フィンペシアは、インドの大手製薬メーカーであるシプラ社(Cipla Limited)が製造販売しているAGA治療治療薬であり、その成分は「フィナステリド」です。
フィナステリドとは、プロペシアの成分そのものであることから、フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品のような位置づけになります。
プロペシア(一般名フィナステリド)は、代表的なAGA治療薬のひとつです。
男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、薄毛の進行を抑える効果が期待できる医薬品です。
AGA治療のガイドラインでもしっかりと推奨されている医薬品であり、多くの方のAGA治療に使用されています。
参考)男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版/日本皮膚科学会
フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品です。
フィンペシアの成分もフィナステリドであり、ジヒドロテストステロンの生合成を抑制するという薬理作用もプロペシアと同様です。
フィンペシアは、インドで製造販売が行われており、一般的に日本で流通しているジェネリック医薬品よりもコストが安いという特徴があります。
フィンペシアを正しく理解するために、まずはジェネリック医薬品について知っておきましょう。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に製造販売が開始される「コピー品」のようなイメージの医薬品です。
ジェネリック医薬品と先発品(新薬)は、成分や剤形、投与経路などが全く一緒であり、基本的には先発品と同等の効果や副作用発現すると考えられています。
ジェネリック医薬品の大きなメリットとして、薬価(医療費)の安さがあげられます。
医薬品をひとつ開発するためには、平均して500億円以上の開発費用が必要になるといわれており、新薬を生み出すということはかなりのエネルギーやコストがかかります。
だからこそ、新薬の薬価は高く、どうしても医療費が大きくなってしまうという問題があります。
そこで活用されているのがジェネリック医薬品です。
先にも述べたように、ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に登場するコピー品であるため、開発費用を大きく抑えることができます。
ジェネリック医薬品では、医薬品を開発するために必要となる臨床試験(研究)が免除されているため、コストを抑えて製造販売を開始することができます。
そのため、ジェネリック医薬品の薬価は、先発品に比べて安く設定することができます。
まとめると、ジェネリック医薬品は、先発品と同様の成分を持つ、薬価の安い医薬品であると言えます。
ジェネリック医薬品には、先発品と全く同じ成分が配合されているにも関わらず、医療費を抑えることができます。
メリットしかないように感じますが、実際にはいくつかの注意点があるため、注意すべきポイントを理解した上で使用していくことが重要です。
有効成分は先発品と同様ですが、配合されている添加物などには違いがあります。
薬品を作るためには、医薬品の有効成分(メインの成分)以外にも、添加物と呼ばれる様々な物質を配合する必要があります。
ジェネリック医薬品の場合、メインの成分は同様ですが、添加物には違いがあるということになります。
添加物の違いによる注意点としては、アレルギー反応などが挙げられます。
ある添加物に対してアレルギーがあるような場合、先発品では問題なく使用できていたという方でも、ジェネリック医薬品に変えたとたんに副作用が発現するという可能性があります。
ジェネリック医薬品は先発品とほとんど同じ物質ですが、100%同じものではないということを理解しておきましょう。
比較的安価に開発することができるため、中小規模の製薬メーカーが製造販売を行っていることも多くあります。
フィンペシアのように、海外の製薬メーカーが製造しているというケースも多くあります。
製品管理や品質管理などの考え方は製薬メーカーによっても異なり、ジェネリック医薬品の製薬メーカーが、品質管理のトラブルを起こしたという事例も報告されています。
医薬品選びにおいて、成分が同じだから安心というわけではなく、どこの製薬メーカーが製造した医薬品なのかということは非常に重要になります。
ジェネリック医薬品は、製造販売を行っている製薬メーカーに違いがあるということを理解しておきましょう。
インターネットなどで比較的簡単に個人輸入が行えるようになっています。
海外製のジェネリック医薬品を安く手に入れることも可能になっているため、個人輸入で海外製のジェネリック薬品を手に入れている人が増えています。
特に、 AGA 関連の治療薬などは、保険適応が認められていないということもあり、個人輸入を行うことで、圧倒的に安く医薬品を手に入れることができます。
しかし、この方法は非常に危険です。
ジェネリック医薬品そのものが危険なわけではないですが、個人輸入で手に入れる医薬品の中には、「偽物」の医薬品が紛れていることもあります。
そもそも成分が入っていなかったり、人体に被害を及ぼすような成分が入っていたりする可能性があります。
これはジェネリック医薬品の注意点とは異なるかもしれませんが、海外製のジェネリックを個人輸入ルートで手に入れる際に、偽物を販売されてしまったというような事例がいくつも報告されていますので、医薬品を手に入れる際には、必ず信頼できる医療機関へ受診していただくことが何よりも重要となります。
ジェネリック医薬品の詳細について解説しました。
フィンペシアはプロペシアのジェネリック医薬品であり、プロペシアと同様の成分を低価格に使用することができる医薬品といえます。
薬理作用や効能効果、基本的な副作用などはプロペシアと同様であり、より安くフィナステリドによるAGA 治療を行いたいという方は、プロペシアではなくフィンペシアを使用するという選択肢もあります。
フィンペシアの用法用量や服用方法もプロペシアと同様であり、1日1回の服用で薄毛の進行を抑制する効果が期待できます。
とはいえ、先にも述べたようなジェネリック医薬品ならではの注意点が存在することは事実であり、ジェネリックならではのリスクを理解した上でフィンペシアを選択していくことが大切です。
フィンペシアは、インドの大手製薬メーカーであるシプラ社(Cipla Limited)が製造販売している、プロペシアのジェネリック医薬品です。
海外メーカーのものとはいえ、シプラ社はインドの大手製薬メーカーであり、フィンペシアそのものはしっかりと品質管理が行われているジェネリック医薬品であるといえます。
しかし、日本国内でフィンペシアを取り扱うクリニックは少なく、フィンペシアを手に入れる際の流通経路などに注意点やリスクが潜んでいます。
しかし、フィンペシアを手に入れるために、インターネットなどの個人輸入を利用した際に、「フィンペシアの偽物が送られてくる」という事例も報告されており、そういう意味ではリスクの高い医薬品であると言えます。
個人輸入で手に入れたフィンペシアが偽物かどうかを判別することも難しく、内服した後にどのような副作用が発現するかも分かりません。
フィンペシア自体はしっかりと管理されたジェネリック医薬品ですが、流通経路で何らかのリスクが発生する可能性があります。
医薬品には医薬品副作用被害救済制度という制度があり、これは、医薬品によって生じた副作用に対する保証や救済が受けられるというものです。
医療機関で処方された医薬品であれば、基本的に医薬品副作用被害救済制度の対象となっているため、万が一の時にも安心できるような制度が整っています。
しかし、個人輸入で手に入れたフィンペシアの場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならず、何らかの副作用で健康被害が生じたとしても、保証を受けることができません。
副作用のない医薬品というものは存在しませんので、いざという時に保証を受けられるような治療を選択していくことが重要といえます。
フィンペシアやプロペシアに限らず、 AGA治療には様々な副作用が潜んでいます。
現在の髪の毛の状態や基礎疾患、健康状態、アレルギーの有無などに応じて、最適な治療法を検討していく必要があります。
AGA 治療をおこなう際には、必ず専門の医療機関を受診するようにしてください。
共立美容外科では、無料カウンセリングや問診などを行い、薄毛のお悩みやトラブルをサポートする診療を行っております。
薄毛に悩んでおられる方や、抜け毛が心配という方は、お早めに共立美容外科までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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