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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

自毛移植のメリット・デメリットを医師が解説

公開日:2022年06月17日(金)

薄毛治療
植毛をしている頭
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

近年、髪の毛のボリュームがなくなる「薄毛」のことをAGAと呼ぶようになりました。

AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略称であり、日本語では「男性型脱毛症」を意味する言葉です。

男性型脱毛“症”ということからも分かるように、AGAは疾患の一種と考えられるようになってきており、適切な治療方法が発見されつつあります。

従来であれば、体質だと諦めるしかなかった薄毛であっても、AGAとして根拠のある治療を行っていくことで、髪の毛のボリュームを回復させていくことが可能です。

そこで今回は、AGA治療や薄毛治療と呼ばれる治療方法を紹介しながら、AGA治療の一種である自毛移植のメリットとデメリットを解説します。

 

 

自毛植毛のメリット・デメリット

ここからは、AGA治療の中でも、自毛移植にフォーカスして、治療方法の詳細や自毛移植のメリットとデメリットなどを詳しく解説していきます。

 

自毛移植を詳しく解説

自毛植毛はAGA治療法のひとつであり、その名の通り、自分自身の毛を移植することで、薄毛が気になる部分を増毛する外科的な治療方法です。

自毛移植と聞くと、「毛を移植する治療」とイメージされるケースが多いですが、実際には、毛だけではなく「毛根を含めた皮膚組織ごと移植する」治療法となります。

具体的には、AGAの症状が発生しにくい後頭部や側頭部から毛髪を採取し、薄毛が気になる部位に移植を行っていきます。

毛髪と皮膚組織のまとまりを株とよび、1株あたりだいたい1~4本の毛髪を移植して行くことが可能です。

頭皮に1mm以下の小さい穴を開け、そこに株を移植していくことで、少しづつ毛量を増やしていくという治療が実施されます。

皮膚組織のまとまりごと移植するため、その後も「自分自身の細胞」として毛髪が自己成長していくという特徴があります。

 

メリット

自毛移植のメリットは、なんといっても自分自身の組織をそのまま使用できるという点です。

術後の拒絶反応が起きにくく、組織の定着率が高いため、移植された組織が移植部位に馴染みやすいという特徴があります。

一度定着してしまえば、自分自身の細胞として半永久的に成長していきますので、術後のメンテナンスや「植え替え」などの必要性がなくなります。

仕上がりが自然になるというのも大きなメリットのひとつであり、自分自身の毛髪を使っているからこそ、全体のバランスを違和感なく仕上げることが可能ですので、「バレにくい」施術を行うことができます。

カラーやパーマなどを行うことができるというのもメリットのひとつです。

 

デメリット

自毛移植のデメリットはなんといっても費用です。

美容クリニックやAGAクリニックによって費用は異なりますが、保険適応外の難易度の高い治療になるため、他のAGA治療に比べて費用が高額になってしまうことがデメリットとして挙げられます。

しかし、自毛移植の場合、一度の支払金額は大きくなりますが、半永久的な効果が期待できるということを考えると、他の施術方法を何度も繰り返すよりかは、トータルのコストは減らすことができる可能性もあります。

AGAは長期的な治療となる場合も多いため、将来的な費用なども含めて検討していくのがおすすめです。

 

 

AGA(男性型脱毛症)とは?

まずはAGA(男性型脱毛症)のメカニズムについて簡単に理解しておきましょう。

AGAは徐々に進行する脱毛症であるため、自分では気づかないうちにだんだんと薄くなっていくという特徴があります。

薄くなる部分にも個人差があり、頭頂部が薄くなるタイプ、額の生え際から薄くなるタイプ、髪の毛全体のボリュームがなくなるタイプなどなど、AGAのタイプは人それぞれです。

AGAは進行性の薄毛であるため、「進行を止める」という治療がポイントとなります。

AGAや薄毛に早めに気付き、すぐに専門的な治療を開始することで、薄毛の進行を遅らせ、若々しい髪の毛を長期間維持することができます。

しかし、AGAや薄毛というのはとてもデリケートな悩みであるため、なかなか人に相談しにくいということもあり、薄毛が気になっているけど対策をせずにそのままという人も少なくありません。

繰り返しになりますが、AGAは治療方法の存在する疾患として考えられるようになっています。

薄毛が気になっている方は、どうぞお気軽に共立美容外科までご相談下さい。

完全にプライバシーに配慮した空間で、専門のカウンセラーや専門医がAGAの状態を診断し、適切な治療方法をご提案させていただきます。

進行する前に治療介入を行うことで、より効果的なAGA治療が可能となります。

 

AGAの原因は?

AGAの原因は男性ホルモンであり、「テストステロン」とよばれるホルモンが影響しています。

毛根付近でテストステロンが「ジヒドロテストステロン」という物質に変化し、このジヒドロテストステロンが髪の毛の成長をブロックさせてしまいます。

ジヒドロテストステロンが作用する部位は主に頭頂部や前頭部であるため、後頭部の薄毛が珍しい理由もこれで説明ができます。

髪の毛には「ヘアサイクル」と呼ばれる成長周期があり、ヘアサイクルを繰り返しながら髪の毛の代謝が行われています。

ヘアサイクルには、「成長期、退行期、休止期」という3つの段階がありますが、AGAを発症すると、成長期の時間が著しく短くなってしまうため、髪の毛にハリや力強さがなくなり、進行すると「薄毛」の状態になってしまいます。

そのため、AGAの治療としては、根本的な原因であるホルモンに対するアプローチや、ヘアサイクルに対するアプローチなどが行われます。

 

AGAと薄毛治療の種類と方法

AGA治療には様々な方法がありますが、大きく分けて「薄毛の進行を抑える治療」と「すでに薄くなった部分を増毛する治療」に分類できます。

可能であれば早期にAGAを発見し、薄毛の進行を抑えていくのが一番ですが、必要に応じてすでに薄くなった部分を増毛していく治療を組み合わせていきます。

それぞれの治療に関して詳しくご紹介します。

 

薬物治療(薬で治療する方法)

薬物療法としては、AGAの原因であるテストステロン(男性ホルモン)にアプローチするものが使用されています。

テストステロンがジヒドロテストステロンに変換され、ジヒドロテストステロンが毛根に作用することで薄毛が進行していきますので、この経路を薬の力でブロックするというのが薬物療法の基本となります。

飲み薬(内服薬)の他、塗り薬(外用薬)などが使用されることもあり、状態に応じた治療が行われます。

 

自毛植毛

薬物療法では「AGAの進行を抑える」という治療がメインとなりますが、すでに薄くなった部分を増毛するためには、自毛移植などの外科的な治療が必要となる場合もあります。

自毛移植は、自身の毛髪を皮膚組織ごと移植する方法であり、薄くなった部分を直接増毛することができます。

薬物療法でAGAの進行を抑制しながら、自毛移植で薄くなった部分を補っていくような、両者を組み合わせた治療を行っていくことで、より効果的なAGA治療を実践できます。

 

人工毛植毛とは?

自毛移植と似た言葉に「人工毛移植」というものがあります。

自分の毛や毛根を使用する自毛移植とは異なり、人工毛移植ではナイロンやポリエステルなどの人工の毛髪を移植するという治療が行われます。

しかし、人工毛移植は拒絶反応などの副反応が多く、ガイドラインでは低評価となっているため、おすすめはできません。

安い価格で人工毛移植をおすすめしている情報を目にした場合には十分な注意が必要です。

 

AGA治療はとにかく早く始めることがポイント

今回は、男性型脱毛症であるAGAの治療方法である「自毛移植」に関して詳しく解説しました。

自毛移植はとても理にかなった方法であり、AGA治療の中でも効果の高い治療方法です。

とはいえ、AGA治療の基本は「早期発見と早期治療」です。

薄毛の進行が始まったばかりの頃からAGA治療を開始することで、その後の進行を著しく抑え、将来的にも若々しく健康的な毛髪をキープできる可能性が高まります。

「なんだか最近髪のボリュームが減ってきた気がする」といったような、毛髪に現れる変化や違和感をいち早く捉え、適切なAGA治療を開始していくことが薄毛を改善するための効果的な治療方法となります。

薄毛に悩んでいるという方はもちろん、将来的な薄毛が心配という方は、ぜひお早めに共立美容外科までご相談下さい。

薄毛の原因を突き止め、薄毛のお悩みをしっかりと解決させていただきます。

薄毛やAGAが気になっている方は、共立美容外科までお気軽にご相談下さい。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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