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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

アロエベラ葉エキス配合化粧品の成分とは?アレルギーはある?

公開日:2022年09月12日(月)
最終更新日:2022年10月08日(土)

コスメ・ホームケア
アロエ
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昔から日本人に親しまれてきた「アロエ」。

アロエが入ったヨーグルトや飲み物が好きという方や、昔おばあちゃんがやけどにアロエを塗ってくれたという経験がある方も多いのではないでしょうか。

一言でアロエといっても、実は500以上の種類が確認されているのですが、アロエの花言葉は、「健康」「信頼」「万能」であり、私たちの身体にとって重要な成分がたっぷりと含まれている、まさに「医者いらず」なのです。

特に近年注目を集めているのが、「アロエベラ」から抽出した「アロエベラ葉エキス」を使用した化粧品です。

今回は、「アロエベラ葉エキス」を使用した化粧品やスキンケア用品について詳しく解説します。

 

アロエベラってどんな植物?

アロエエキス

アロエベラは、アフリカやアラビア、地中海地方など強い日差しと乾いた大地という過酷な環境が原産の植物です。

厳しい環境を生き抜くために、アロエベラの葉肉にはたっぷりの水分と豊富な栄養成分が詰まっています。

特に、アロエ属の中でも、特に大きく育つ品種であるアロエベラの名前は、「真実の」「本当の」という意味を持つラテン語である「ベラ」に由来しています。

アロエベラがその大きな個体を保つことが出来ているのは、葉肉の中にあるジェルに含まれた「多糖体」の働きが重要なポイントがあります。

 

アロエベラの「多糖体」って?

アロエベラの葉肉が瑞々しくぷるぷるとしているのは、ムコ多糖体と呼ばれる構造の多糖体が影響しています。

多糖体は、ブドウ糖や果糖などが連なった高分子構造の呼称であり、以下のような役割を担っています。

  • 免疫力や血糖値のコントロール
  • 細胞の新陳代謝を促す
  • 炎症部分のクールダウン
  • 善玉菌の活性化

 

プロテオグルカン

アロエベラが持つムコ多糖体は、「プロテオグルカン」という、全身の臓器や体液を保水する役割を担っている物質の原料になります。

そのため、アロエベラのムコ多糖体によって、「臓器の機能が正常に保たれる」、「のどや鼻の粘膜が強くなり、免疫力が上がる」、「肌が瑞々しくうるおい、ハリが出る」などの効果が期待できます。

 

アロエベラ葉エキスとは?

アロエベラ葉エキスは、アロエベラの葉から抽出した天然由来のエキスのことです。

化粧品に配合するアロエベラ葉エキスの場合、まずは新鮮なアロエベラの葉から、皮や刺激成分を丁寧に取り除きます。

ゆっくりと時間をかけて抽出されたアロエベラ葉エキスには、ムコ多糖体をはじめとする美容成分がたっぷりと含まれています。

 

アロエベラ葉エキスに含まれる成分

 

  • ムコ多糖体の主体ともいえるエースマンナン
  • 保湿効果の高いアラニン
  • 美白に有効なアロエシン

 

アロエベラ葉エキスに含まれる成分の中でも、これら成分の美容効果は非常に高く、4000年以上も前から生薬として使用されていたと言われています。

それぞれの成分について詳しく解説します。

 

アロエベラ葉エキスの主成分:エースマンナン

エースマンナンは、様々な種類の糖類が結びつくことによって生まれる多糖体です。

血管の弾力性や骨と軟骨の形成、角膜で涙を保持する機能や免疫機能の維持に非常に重要な成分であり、特に美容という観点では、皮膚のハリとシワを保つ上で欠かすことができない成分です。

そんなエースマンナンは、その高い保水性が特長です。

エースマンナンは様々な糖が鎖状につながった「糖鎖」の集合体であり、タワシのような形をしています。

この「たわしの形状」こそが、エースマンナンの保水力の秘密です。

 

エースマンナンの保湿力をサポート:アラニン

アロエベラの保水性を高めているのが、「アラニン」という疎水性アミノ酸です。

疎水性アミノ酸は水に溶けにくい性質を持っています。

親水性アミノ酸が細胞と細胞の間を満たす体液の方に進もうとする一方で、疎水性アミノ酸であるアラニンは、体液に溶けることなく細胞内に進もうとする性質を有しており、細胞内に確実にアミノ酸を届けることが可能です。

細胞内に届けられたアミノ酸は、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分を生成する原料となるため、アラニンの働きのおかげで、細胞の生産能力がより向上することになります。

また、アロエベラ葉エキスには、アラニン以外にもアルギニンやアスパラギン酸、グルタミン酸など、様々なアミノ酸が多く含まれています。

アミノ酸は角層の中にある天然の保湿因子であるため、アミノ酸を体内にしっかりと保有できている方の肌は、しっとりと柔らかく、ふんわりとしているという特徴があります。

 

美白成分:アロエジン

その他にアロエベラ葉エキスに含まれる有効成分の中で、美白に欠かせない成分が「アロエジン」です。

私たちの皮膚は、紫外線を浴びることで、紫外線による身体への影響を極力抑えようとしてメラニンを生成します。

シミやそばかすの原因として知られているメラニンですが、通常であれば、紫外線ダメージを阻害した後に体外へと排出されます。(肌を守る働きをします)

しかし、紫外線の浴びすぎや肌の老化が進行することで、メラニンを正常に排出することができなくなり、シミやそばかすとして表皮に残り続けてしまうことになります。

アロエベラ葉エキスに含まれるアロエジンには、メラニンの基となるチロシナーゼの働きを抑制する効果がありますので、美白を目指したい方であれば、アロエジンの塗布や服用がおすすめです。

 

アロエベラ葉エキス配合の化粧品の効果とは?

アロエベラ葉エキスが配合された化粧品は、前述した通り高い保湿力によるハリや弾力の維持、シワの予防、美白効果の他にも様々な効果が期待できます。

また、アロエベラは植物由来の成分ですので、赤ちゃんやお肌が弱い方でも安心してご使用いただけるのも、アロエベラ製品のメリットです。

そんなアロエベラ葉エキスが配合された化粧品やスキンケア用品には、様々な美肌・美白効果があることが知られています。

アロエベラ葉エキスの持つ美肌効果の中でも、「紫外線吸収効果」と「細胞修復効果」について詳しく解説します。

 

アロエベラ葉エキスのもつ紫外線吸収効果:アロエサポナリンⅠ

アロエベラから抽出したアロエベラ葉エキスの中には、「アロエサポナリンⅠ」という成分が含まれています。

このアロエサポナリンⅠには、紫外線を吸収し、紫外線のエネルギーを失わせて妨害化する機能が備わっています。

先ほどご紹介したアロエジンによるメラニン生成の抑制効果と合わせて、美白を維持する上でアロエベラ葉エキスを欠かすことは出来ません。

 

炎症を抑える細胞修復効果

アロエは古くから火傷治療に重宝されてきました。

アロエベラ葉エキスは皮膚を修復する働きを持っているため、火傷の後に肌を鎮静させる効果が期待できます。

アロエベラ葉エキスにはミトコンドリアトランスファー率の上昇効果が認められており、この作用によって、細胞修復効果やニキビ跡の改善効果が期待できます。

アロエベラの効果によって、ニキビによってダメージを受けた肌を改善できる可能性があります。

 

アロエベラ葉エキスにアレルギー反応はある?

アレルギーに困っている女性

アロエベラ葉エキスは、赤ちゃんの肌にも使えるほど安全な成分です。

刺激成分もほとんど配合されていません。

また、医薬部外品原料規格2006(外原規2006)にも収載されているように、厚生労働省によってその安全性は認可されています。

しかし、極まれですが、アレルギー反応を起こす可能性はあります。

 

アロエベラ葉エキス配合化粧品を使用する前に

アロエベラ葉エキスが配合された化粧品を初めて使う場合や、アロエベラ葉エキスに対するアレルギー反応が懸念される場合は、パッチテストがオススメです。

使用したいと思っているアロエベラ葉エキス配合の化粧品を二の腕の内側などに塗布し、24時間ほど様子を見てみましょう。

化粧品を塗布した場所に変化がないようであれば、アロエベラ葉エキスに対するアレルギーを持っている可能性は低いと言えます。

一方、パッチテストによって、24時間以内に痒みや赤みといった反応が出た場合は、医師にご相談されることをおすすめいたします。

 

うるおいと美白のためにはアロエベラ葉エキス

美肌の女性

厳しい環境でたくましく育つアロエベラの葉肉の中には、人体にとって有効な成分がたっぷり含まれています。

アロエベラ葉エキスには、ムコ多糖体による保湿力や紫外線吸収力、メラニンの生成を抑制する効果や、質の高いコラーゲンやヒアルロン酸の栄養となる成分など、美肌のために欠かすことのできない栄養素が豊富に詰まっています。

パッチテストなどを利用してアレルギー反応の有無を確認した上で、アロエベラをスキンケアに取り入れて、うるおいたっぷりの美肌を目指しましょう。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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