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眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?セルフチェック方法や原因、治療法について徹底解説 

公開日:2023年02月10日(金)
最終更新日:2023年06月12日(月)

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目次

眠くないにもかかわらず「眠そうに見える」と人から言われたり、物を見る時に眉毛やおでこに力を入れて見てしまったりすることはありませんか? もしかすると、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」という疾患である可能性があります。

眼瞼下垂は外見上のコンプレックスになるだけでなく、視力低下や慢性的な頭痛、肩こりにつながることもあるため、重度の場合は治療を検討するのがおすすめです。

本記事では、眼瞼下垂の具体的な症状や原因、治療方法などについて詳しく解説していきます。記事中盤ではセルフチェックリストもご用意しているので、ご自身が眼瞼下垂かどうか気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?

眼瞼下垂(がんけんかすい)とは、さまざまな原因で上まぶたが下がってしまい目を開けにくくなる疾患です。まぶたが目にかかってしまうため視野が狭くなり、日常生活でさまざまな支障が生じるだけでなく、精神的なストレスも感じやすくなります。

  • 眼瞼挙筋:まぶたを引き上げる筋肉
  • 挙筋腱膜:眼瞼挙筋の末端にある膜で、まぶたの引き合げを促進する
  • ミュラー筋:挙筋腱膜の裏側に存在し、まぶたを引き上げるのを補助する筋肉
  • 眼輪筋:上まぶたと下まぶたに存在する筋肉で、眼輪筋が縮むと目が閉じる
  • 瞼板:上下のまぶたの先端にあり、眼球を守る役割を持つ軟骨のような支持組織

 

上まぶたは上記に挙げた筋肉や組織で成り立っているのですが、主にまぶたを引き上げる筋肉である眼瞼挙筋の力が挙筋腱膜や瞼板などに伝わって、まぶたが開くという仕組みです。眼瞼下垂は、何らかの原因によってこれらの筋肉や組織に異常が発生することで生じます。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の症状

ここからは眼瞼下垂の症状についてご紹介します。軽度、中程度、重度の3段階に分けて具体的な症状を確認していきましょう。

 

軽度の眼瞼下垂(がんけんかすい)

目には、眼球に色がついている「虹彩」という部分、虹彩の真ん中にある濃い色をしている「瞳孔」と呼ばれる部分があります。

上まぶたが虹彩と瞳孔上部の間にかかっている状態であれば軽度の眼瞼下垂と言えます。日常生活に身体的な支障をきたすことはほとんどありませんが、以前と比べて「まぶたが重い気がする」「二重の幅が広がったかもしれない」と感じたら、軽度の眼瞼下垂になっている可能性があります。
 

見た目の変化
  • 以前よりもまぶたが重い
  • 以前よりも二重幅が広がった
身体的な変化
  • ほとんどなし

 

中程度の眼瞼下垂(がんけんかすい)

瞳孔の上半分がまぶたで隠れる状態であれば、中程度の眼瞼下垂の可能性が高いです。中程度の眼瞼下垂の場合、見た目の変化だけでなく身体的にも変化が現れます。

例えば、高い位置にあるものを見る際に、視野が狭いことが原因で空を仰ぐように顎(あご)を上げて確認しなければなりません。首を曲げた状態が増えるため、肩こりや頭痛が生じやすいのも中程度の眼瞼下垂で起こりやすい症状の一つです。
 

見た目の変化
  • 瞳孔の上半分がまぶたで隠れている
  • 常に眠そうな目をしていると周りから言われる
  • 目つきが悪くなった
  • 目の上がくぼみ始めてきている
  • 二重のラインが薄く、浅くなった
  • おでこのしわが出てきた
  • 夕方や夜になるとまぶたが下がってくる
身体的な変化
  • 顎(あご)を上げて確認しないと、信号など高い位置にあるものが見えにくい
  • 眉毛を上げないと、まぶたが持ち上がりにくい
  • 時々頭痛がする
  • 肩こりが増えた

 

重度の眼瞼下垂(がんけんかすい)

上まぶたが瞳孔の半分以上を覆ってしまっている場合、重度の眼瞼下垂の可能性があります。重度の場合、慢性的な頭痛や肩こり、視力の低下など、体へさまざまな影響が出てしまうことが多いため、なるべく早めに治療を受けましょう。
 

見た目の変化
  • 瞳孔の半分以上がまぶたで隠れてしまっている
  • 目元がくぼみ、年老いた印象になる
  • 眉毛の位置が上がり、目と眉毛の距離が離れた
  • おでこに深いしわができた
  • まぶたが二重ではなく、三重や四重になった
身体的な変化
  • 視力が下がった
  • 頻繁に頭痛や肩こりが起きる
  • 目が疲れやすい
  • 慢性的に疲れやだるさがある
  • 眠れないことがある
  • 目が開きにくく、指やテープを使ってまぶたを上げることがある

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)のセルフチェック方法

眼瞼下垂のセルフチェック方法を解説する看護師

ここでは自身が眼瞼下垂かどうか確認する、2つのセルフチェック方法をご紹介します。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)のセルフチェック方法①

 

  1. 鏡の前で目を閉じる
  2. 力を入れず自然に目を開ける

 
目を開けた時に目とまぶたのバランスを確認しましょう。まぶたが瞳孔の中心にかかっていたりまぶたの下がり具合や眉毛の高さに左右差があったりする場合は、中程度もしくは重度の眼瞼下垂の可能性が高いです。

このセルフチェック方法では、自然な状態で目を開けることがポイントです。どうしても力が入ってしまうという場合は、眼瞼下垂かどうか正しく確認できないため、以下でご紹介するチェック方法を試してみてください。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)のセルフチェック方法②

 

  1. 顔を正面に向ける
  2. 目を閉じる
  3. 指で眉毛の上を軽く押さえる
  4. 3の状態のまま、目を開ける

 
上記を行い、問題なく目が開けられる場合は眼瞼下垂の可能性は低いです。一方で、目を開けた時におでこに力が入ってしまったり目を開けにくいと感じたりする場合は、眼瞼下垂の可能性があります。

なお上記の2つのセルフチェック方法は、あくまで手軽にできる確認方法であるため、眼瞼下垂の症状が中程度なのか重度なのかを細かく判断することは難しい場合が多いです。セルフチェックをして眼瞼下垂の可能性が高まった場合は、医療機関で適切な診察を受けるようにしましょう。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の原因

眼瞼下垂は、先天性のものと後天性のものに分けることができます。その他にも皮膚がたるむことで眼瞼下垂のような症状になってしまうパターンもあるため、今回は以下の3つに分けてそれぞれの原因を解説します。
 

  • 先天性の眼瞼下垂
  • 後天性の眼瞼下垂
  • 偽眼瞼下垂(皮膚がたるむことで眼瞼下垂のような症状になること)

 

1. 先天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)

生まれつきの眼瞼下垂の場合、「単純性眼瞼下垂」と言われる眼瞼下垂のことがほとんどです。

単純性眼瞼下垂は、まぶたを上げる筋肉である眼瞼挙筋の発育不全、もしくは眼瞼挙筋を動かす神経の異常が原因です。一般的には生後1年以内に発症し、生まれつきまぶたを上げる筋肉が弱かったり機能していなかったりして、まぶたが垂れ下がってしまいます。

単純性眼瞼下垂は、両目で発症する場合もありますが、左右どちらかの目だけに起こることが多いです。

眼瞼下垂以外の異常症状は基本的には出ませんが、片目だけ眼瞼下垂の場合、弱視や斜視になる可能性があります。弱視や斜視の度合いによっては幼児期に手術が必要になる場合もあるため、医師の診察のもと、正しい処置を受けるようにしましょう。

また先天性の眼瞼下垂の場合、稀(まれ)に「マーカス・ガン現象」という症状を伴うことがあります。

マーカス・ガン現象は、まぶたを開ける神経と顎(あご)を動かす神経がつながってしまい、食べ物を食べたり口を開けたりするのに合わせて、まぶたがぴくぴくと動いてしまうというもの。

乳幼児の頃に発覚し、数年のうちに自然と治ることが多いのですが、保育園や幼稚園、小学校などでいじめの原因になることもあるため、気になる場合は治療するという選択肢もあります。

 

2. 後天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)

以前は問題なく上がっていたまぶたが、徐々に瞳孔まで下がってしまうことがあります。後天性の眼瞼下垂の多くは加齢によるものが多く、眼瞼挙筋の筋力が落ちることが原因の一つです。

またまぶたの引き上げを促進する挙筋腱膜が、眼球を守る瞼板からはがれたりゆるんだりすることも眼瞼下垂の原因となり得ます。

「腱膜性眼瞼下垂(けんまくせいがんけんかすい)」とも呼ばれ、まぶたを引き上げる力がうまく伝わらなくなり、まぶたが上げにくくなってしまうのです。以下に当てはまる方は、年齢問わず後天性の眼瞼下垂になりやすい傾向にあります。

  • コンタクトレンズを長年使用している方
  • アトピーや花粉症などのアレルギー、逆さまつげで目をこすることが多い方
  • アイメイクをよくする方
  • 目を大きく見開く装置を使って手術を行っている医師の方

 
その他にも以下に挙げることが原因で、後天性の眼瞼下垂になってしまうケースもあります。

  • 動眼神経麻痺:脳梗塞などによってまぶたを引き上げる神経が麻痺してしまう/li>
  • 重症筋無力症:神経の刺激が筋肉に伝達されない病気
  • ホルネル症候群:目につながる交感神経に障害が起き、まぶたが上がりにくい
  • 外傷の影響:何らかのケガなどによってまぶたを引き上げる筋肉や組織が傷つき、神経が麻痺してしまう
  • 腫瘍などの影響:腫瘍などの影響でまぶたが下に下がってしまう
  • 特定の点眼薬を使用:緑内障の治療のために、プロスタグランジン製剤を点眼するとまぶたを引き上げにくくなる

 

3. 偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)(皮膚弛緩症)

まぶたを引き上げる筋肉や組織、神経に異常はなく、しっかり目が開いている状態であるのに、たるんだ皮膚がまぶたにかかってしまうことを「偽眼瞼下垂(皮膚弛緩症)」と言います。加齢によって少しずつまぶたの皮膚がゆんだりたるんだりして起こり得る症状です。

偽眼瞼下垂でも、眼瞼下垂と同じく視野が狭くなるため、視力の低下や頭痛、肩こりといった症状が起きます。見た目にもまぶたが重くなりおでこのしわが増えるなど、眼瞼下垂と同様の症状が現れることが多いです。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療法

ここからは眼瞼下垂の治療方法を先天性眼瞼下垂、後天性眼瞼下垂、偽眼瞼下垂に分けてご紹介します。

 

1. 先天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療法

先天性の眼瞼下垂の場合、幼児期に発症することもありどのタイミングで治療を行うのかしっかりと検討する必要があります。ある程度まぶたを開いて物を見ることができるのであれば、視力が問題なく発達するか経過観察し、3歳以降に治療を進めるケースが多いです。

先天性の眼瞼下垂は、一般的には以下に挙げる「前頭筋吊り上げ術」の治療を行います。

 

前頭筋吊り上げ術(腱膜移植術)

先天性眼瞼下垂の場合、まぶたを引き上げる筋肉や神経がほとんど働いていないことが多いのですが、その場合に有効なのが前頭筋吊り上げ術です。前頭筋吊り上げ術では、眉毛などを動かす筋肉である前頭筋とまぶたの間をつなぎ、眉毛の動きによってまぶたを引き上げます。

前頭筋とまぶたの間をつなぐために、自身の体(太ももなど)の筋膜を移植して使用する場合や、ナイロンやシリコンなどの人工糸を使う場合も。

自身の筋膜を移植する方法では、体の拒否反応が起こりにくいというメリットがあり、人工糸を使用する方法では、移植元の部位に傷跡が残らなかったりダウンタイムが少なかったりというメリットがあります。

それぞれ特長が異なるだけでなく、クリニックや病院によって筋膜移植なのか人工糸を使用するのか方法が変わるため、治療前に確認しておきましょう。約1週間は腫れが出ることが多く、手術直後はまぶたが閉じにくいこともありますが、基本的には徐々に解消していきます。

前頭筋吊り上げ術のデメリットとしては、手術によって眉毛と上まぶたの距離が固定されるため、下を見た際に上まぶたが連動して下がらず、白目が目立ってしまう場合があります。顔全体を下に向けるようにすれば問題ありませんが、慣れるまでは意識して下を見るようにしましょう。

 

2. 後天性の眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療法

後天性の眼瞼下垂の場合、まぶたを引き上げる力が弱まっていることが多く、挙筋腱膜を短くして、まぶたの支持組織である瞼板に力を伝達しやすくする「挙筋短縮法」を行うことが多いです。挙筋短縮法で改善が見られない場合には、前述した前頭筋吊り上げ術を行うケースもあります。

 

挙筋短縮法

挙筋短縮法は「挙筋前転法」と呼ばれることもあり、加齢などで伸びたりゆるんだりしてしまった挙筋腱膜を短くし、瞼板に縫合する治療法です。

眼瞼挙筋を短くする方法は、糸で挙筋腱膜を折り畳み縫い縮めるパターンや、眼挙筋腱膜の一部を切り取るパターンなど複数あります。施術後は下がっていたまぶたが上がり、二重の幅も狭くなることが多いです。

1〜2週間程度のダウンタイムがあり、目の腫れや赤み、内出血が生じることも。これまでより目が大きく開くことで、乾燥しやすくドライアイになるケースもありますが、自然と解消することがほとんどです。しばらくしても治らない場合は、まぶたが上がりすぎている可能性もあるため、医師に相談しましょう。場合によっては再度手術を行って、まぶたの開き具合を調整する必要があります。

また、治療から長期間経過すると、まぶたの筋肉が機能しなくなったり緩んだりして、再度治療が必要になる可能性もあるため、術後に気になる点や違和感が出てきたら、クリニックや病院で再度診察を受けてください。

 

3. 偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)(皮膚弛緩症)などの治療法

偽眼瞼下垂(皮膚弛緩症)の場合、まつ毛の上や眉毛の下のたるんだ皮膚をメスで切り取る手術を行います。たるみが少ない場合は、埋没法でまぶたの皮膚を折りたたむ方法も効果的です。皮膚の状態に応じて適切な治療法が変わるため、医師と擦り合わせるようにしましょう。

また、全身の病気や外傷などの影響でまぶたが下がってしまっている場合は、原因に応じた治療を行わなければなりません。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療は保険適用される?

ここまで眼瞼下垂の治療方法をお伝えしてきましたが、眼瞼下垂の治療は保険適用されるのでしょうか。

結論からお伝えすると、眼瞼下垂の治療法には保険適用と自由診療のものがあります。視力低下や視覚障害を伴うほど重度の眼瞼下垂の場合、保険が適用されることが多いです。その他にも眉毛を上げて目を開いたり顎を上げて何かを見たりする方は保険適用される場合も。

一方、軽度の眼瞼下垂で見た目の印象を変えたいのみの場合には、保険が適用されず自由診療になる可能性が高いです。

 

保険適用と自由診療の違い

保険適用では、目を開けやすくすることだけを目的として治療が行われます。そのため、二重の幅や目の形など、見た目の改善に関しては希望通りにならないことがあります。一方で自由診療では、保険適用の治療に比べると費用はかかるものの、自身のなりたい目の形や二重幅を自由に相談することが可能です。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療をする前に押さえておくべき4つのポイント

眼瞼下垂4の治療をする前に押さえておくべきつのポイントを案内する看護師

眼瞼下垂の治療を進める前に、押さえておくべき4つのポイントをご紹介します。ここでお伝えするポイントを把握して、治療を受けるクリニックや病院を検討してみてください。

 

1. 自分の希望を整理しておく

眼瞼下垂の治療を受ける前に、単に目を開けやすくするだけで良いのか、目の形や二重幅も理想通りにしたいのか、ご自身の希望を整理しておきましょう。

重度の眼瞼下垂の場合、保険が適用される場合がありますが、前述した通り保険適用の治療だと、思うような仕上がりにならない可能性も。もし、治療後の見た目を希望通りにしたいのであれば自由診療で治療を受けるのがおすすめです。

 

2. 眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療経験が豊富な医師の在籍するクリニックを選ぶ

眼瞼下垂の治療では、両目のバランスや左右差を考慮した医師の高度な技術が必要になります。またメスを使う治療法が多いため、形成外科出身の医師や眼瞼下垂の治療経験が豊富な医師に依頼するのが良いでしょう。

経験豊富であればあるほど、過去のさまざまな症例を元に治療を受ける方の症状や希望に応じて、柔軟に対応してくれる可能性が高まります。

医師の経歴や実績を把握するには、在籍するクリニックのWebサイトやSNSなどを確認するのも一つの手です。これまでの症例数などが公開されていることが多いため、治療を受けるクリニックを選ぶ参考にできます。

 

3. カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶ

繰り返しになりますが自由診療で治療を受ける場合、目を開けやすくするだけでなく、目の形や二重の幅なども希望に合わせて調整できます。どのような形の目になりたいのか、医師と具体的に擦り合わせるためにも、カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶようにしてください。

またカウンセリングで、施術内容やダウンタイムの症状、期間などについても詳しい説明をしてくれるクリニックかどうかが大切です。カウンセリング時に少しでも気になる点や不安な点があった際には、遠慮せずに質問し、どうしても解消されなければ別のクリニックを検討するのも良いでしょう。

 

4. アフターフォローが充実しているクリニックを選ぶ

眼瞼下垂の治療ではメスを使用することが多く、ダウンタイムが長引きやすい傾向にあります。腫れや赤み、内出血などが出るだけでなく、重篤な副作用や合併症が起きる可能性もゼロではありません。

術後のアフターフォローが充実したクリニックを選ぶことも重要なポイントです。万が一の場合に備え、医師による診察が可能かどうかということや、緊急時の問い合わせ先などを確認しておきましょう。

 

共立美容外科の眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療

ここからは共立美容外科による、眼瞼下垂の治療についてご紹介していきます。

眼瞼下垂は原因や症状の度合いによって適切な治療が異なりますが、先天性の眼瞼下垂の場合、幼少期に治療を行うケースが多く、共立美容外科では後天性の眼瞼下垂の方向けに、前述した「挙筋短縮法」を行うことがほとんどです。

また「経結膜挙筋短縮術」という治療法もご用意しています。経結膜挙筋短縮術は、まぶたの皮膚を切開することなく、挙筋腱膜(きょきんけんまく)に裏側から糸を絡めて、まぶたを引き上げる力を効率的に伝達させる治療法です。

メスを使うことがないためダウンタイムが短く、術後も腫れなどの症状はほとんど生じません。他の治療法と比べて、治療を受ける方の負担を軽減できます。

ただし重度の眼瞼下垂だと、経結膜挙筋短縮術では十分な効果が出ない可能性も。その場合はメスを使って、直接挙筋腱膜(きょきんけんまく)にアプローチする挙筋短縮術などを検討していきます。

軽度な眼瞼下垂であれば、切らない二重埋没「共立式P-PL挙筋法」で、まぶたを引き上げて目を大きく見せることも可能です。共立式P-PL挙筋法は、共立美容外科が独自に開発した二重埋没法で、術後の痛みや腫れを抑えることができます。

治療には元々血管の手術に使用されていた極細の糸を使用するため、埋没していることが目立ちにくいことも特長の一つです。

 

共立美容外科の眼瞼下垂(がんけんかすい)治療の流れ

共立美容外科で、眼瞼下垂の治療を受ける際の流れを簡単にご紹介します。眼瞼下垂の症状によっては、治療の流れが変わることもあるため、あくまで参考程度にしてください。

 

1. 専門医のカウンセリング

まずは専門医による事前のカウンセリングを行います。共立美容外科では治療を受ける方のお悩みや希望を確認した上で、現在の眼瞼下垂の症状や適切な治療方法について、専門医が丁寧に説明します。

 

2. 複数人の医療スタッフによる治療

共立美容外科には日本形成外科学会が認定する形成外科専門医や、日本外科学会が認定する外科専門医が在籍しており、経験豊富な医師が治療を担当します。

さらにメスを使用する場合には、複数人の医療スタッフを配備し、安全面に配慮した上で手術を実施。使用する麻酔薬の種類や注入方法などにもこだわっており、可能な限り痛みを抑えた治療を進めていきます。

 

3. 術後検診&アフターケア

手術や治療が終わった後は、約1週間後に抜糸、約1カ月後には術後の経過が順調かどうか検診を受けていただきます。術後の状態で気になる点がある場合は、遠慮せずに質問、相談しましょう。

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)の手術後の修正やセカンドオピニオンにも対応

共立美容外科では、他のクリニックや病院で受けた眼瞼下垂の手術の修正やセカンドオピニオンにも対応しています。総合病院や大学病院勤務の経験がある医師が診察を行いますので、安心してご相談ください。

 

▼共立美容外科の人気の眼瞼下垂についての料金や手術方法の詳細はこちら

 

眼瞼下垂(がんけんかすい)でお悩みの方は共立美容外科へご相談ください

眼瞼下垂は、見た目が眠そうに見えたり目つきが悪くなったりするだけでなく、視力の低下や肩こり、頭痛など、生活の中でさまざまな支障が出ます。年齢を重ねていくうちに徐々に
眼瞼下垂になるケースもあり、誰にでも起こり得る疾患ということを認識しておきましょう。

もしご自身に眼瞼下垂の症状が出始めたら、まずは医療機関で診察を受け、治療方針を固めるのがおすすめです。共立美容外科では完全予約制で、治療を受ける方一人一人に対して丁寧にカウンセリングを実施。

経験豊富な医師と複数名のスタッフが、安全面に配慮しながら、治療を受ける方の症状や希望に応じた治療を行い、ぱっちりとした目を実現します。

無料カウンセリングも実施しているので、「眼瞼下垂を治したい」「眼瞼下垂かどうか診察を受けたい」という方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 浪川 浩明(なみかわ ひろあき)

    浪川 浩明(なみかわ ひろあき)

    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1991年
        帝京大学医学部医学科 卒業
        1991年
        東京厚生年金病院 形成外科入局
        2006年
        共立美容外科・歯科 入局
        2009年
        共立美容外科・歯科 新宿本院院長就任
        2009年
        共立美容グループ 副院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本形成外科学会会員
      日本顎顔面外科学会会員
      日本手の外科学会会員
      日本マイクロサージャリー学会会員
      日本職業・災害医学会会員

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