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公開日:2022年02月15日(火)
最終更新日:2023年10月12日(木)
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目次
整形を行う方の中でも人気があるのが「目頭切開」です。
目頭にある蒙古ヒダを取り除くことによって目の横幅を広く見せることができ、目をパッチリとした印象にすることができます。
しかし、目頭切開を受けようと思っている方が気になるのは、ダウンタイムではないでしょうか。
目頭切開のダウンタイムは、どのような症状がどれくらいの期間続くのかを美容外科医が分かりやすく解説します。
目頭切開の手術自体は、だいたい30分程度で終了します。
目頭の皮膚を切開するため、傷跡が自然治癒するまで時間がかかります。この期間がダウンタイムです。
ダウンタイムの期間は一般的に1〜2週間程度です。
1週間程度で抜糸を行いますが、その後、体質や傷の状態によっては、稀に半年程度術後の症状が続くこともありあます。
目頭切開のダウンタイムの症状を紹介します。
この画像は、手術が終わった時の目を開いている状態です。
目頭付近の皮膚をメスで切開しているため、内出血が生じています。
こちらは、目を閉じている状態です。
左目の目頭の方がやや腫れています。
このように、切開する角度や血管の位置によって腫れや内出血の状態に左右差がでます。
術後は目元が腫れる可能性が高く、腫れは1週間~10日程度続くことが多いです。
ただし、腫れは徐々に治まり、5日程度で気にならなくなります。
特に術後2日は腫れがひどくなることが想定されます。その場合は、冷やすなどの対策をしましょう。
目頭切開の術後には、手術箇所が内出血してしまうこともあります。
出血が治まっても、見た目で分かるようになってしまうため、完全に症状が治まるまでには2週間程度が必要となります。
なお、内出血が生じたとしても、メイクで隠すことが可能です。
2週間たっても内出血が治まらない場合は、クリニックに相談して適切な指示を受けましょう。
目頭切開の手術では、目頭の内眼角という部分を切開して取り除きます。
手術中は局部麻酔をするため、あまり痛みを感じることはありませんが、術後に痛みが生じる場合があります。
痛みはズキンズキンとした痛みで、市販の痛み止めで抑えられることがほとんどです。
そのため、術後の痛みに関しては心配しすぎなくてもよいでしょう。
目頭切開には、Z型形成とW型形成という2つの手術方法があります。
手術方法の違いによってダウンタイムの期間が異なります。
Z型形成とは、目頭の部分をZ型に切開し、蒙古ひだの緊張を緩めるという方法です。
どれくらいのサイズのZ型を描くかによって目頭部分の開き具合を変えることができるため、顔の他のパーツとのバランスに応じて調整しやすい手術方法です。
また、切開部分が比較的目立ちづらいというメリットがあります。
Z型形成の場合、術後1週間程度で抜糸を行います。
強い腫れや痛みが続くのは3~5日程度と言われており、一般的には1週間~2週間で症状は軽減するでしょう。
しかし、理想の目元になるためには、数か月~半年は見ておいた方がよいと言われています。
Z型形成はW型形成に比べると、ダウンタイムの期間は短いですが、すぐに腫れや内出血が引くわけではないので、注意しておきましょう。
W型形成とは、目頭の皮膚をW型に切開して、Wの中央部分を目頭の奥に差し込むという方法です。
W型形成は大きさや丸みを変えることができるため、柔らかい印象にしたいという時に行われます。
また、術後の後戻りを起こすリスクを下げることができる手法でもあります。
W型形成の場合もZ型形成と同じように、術後1週間程度で抜糸を行います。
腫れ自体は5日程度で引いていきますが、2週間はある程度症状が残ると考えておいた方がよいでしょう。
理想の目元になるためには、約半年くらいみておく必要があります。また、Z型形成に比べてダウンタイムが長くなる傾向にあります。
■手術から10分後の目を開いている状態の写真
■手術から10分後の目を閉じている状態の写真
Z型形成で手術をした10分後の状態です。
右目の方が腫れていません。
左目の方は腫れがあります。
皮膚を縫合しているため、糸が少し目立ちます。
■手術から5日後の抜糸前の目を開いている状態の写真
■手術から5日後の抜糸前の目を開いている状態
手術から5日後の状態です。かさぶたになっています。
また、糸も黒くなっており手術直後の状態より目立っています。
ただ、左目の腫れは引いています。
■手術から5日後の抜糸後の目を開いている状態の写真
■手術から5日後の抜糸後の目を開いている状態の写真
抜糸後の状態です。手術から5日後ですが、ほとんど傷跡が目立ちません。
カメラを近づけて撮影しているため、内出血の状態が分かりやすくなっていますが、対人の距離ではほとんどわかりません。
■手術から5日後の抜糸後の目を開いている状態の写真(人と話すときの距離感から撮影)
このように、人と会話する程度であれば傷跡はほとんどわかりません。
また、メイクで隠すことも可能です。
ここで紹介した症例はあくまでも一例です。皮膚の切開する量が多ければそれだけ内出血や腫れが生じる確率が高くなり、またダウンタイムの期間も長くなります。
では、目頭切開のダウンタイム中はどのように過ごしたらいいのでしょうか?
ダウンタイム中の注意点について解説します。
メイク自体は術後の翌日から可能です。ただし、抜糸までは皮膚が癒着していないため、アイメイクをするのは避けるようにしましょう。抜糸後もダウンタイムの症状がひどい時にはできるだけ触れずに、症状が治まるのを待つのがおすすめです。
仕事も手術の翌日から可能ですが、体を動かす仕事の場合はある程度休みをとっておいた方がよいでしょう。
デスクワークなどの体に負荷がかからない仕事であれば問題ありません。ただし、しばらくは目元の腫れや内出血が目立つため、バレたくない方は眼鏡をしたり休みをとる必要があるでしょう。
目頭切開のダウンタイム中には、腫れや内出血が発生することが多くあります。この原因は、血液が手術箇所に溜まってしまうことです。手術後に横になっている時間が長くなると、瞼の辺りに血が集まりやすくなり、症状がひどくなってしまいます。そのため、手術後2~3日程度は起きている時間にはできるだけ横にならずに、体を起こして過ごすようにしましょう。
ダウンタイム中の腫れや内出血は、血流をよくすると悪化すると言われています。体を温めて血流がよくなる入浴はできるだけ控えた方がよいでしょう。湯船につかるのは、主治医の指示に従って完全に痛みや腫れ、内出血が引いてから様子を見て行うことをおすすめします。
入浴は避けた方がよいですが、シャワーは浴びても問題ありません。しかし、術後1週間で行われる抜糸が終わるまでは、なるべく目元は濡らさないようにしましょう。抜糸するまでは目元がまだ癒着しておらず、刺激を与えることによってダウンタイムの症状が悪化することもあります。また、血流がよくなることによって腫れや内出血がひどくなることも考えられるため、熱いシャワーを長時間浴びるのも避けるようにしましょう。
目頭切開の手術は、目頭の皮膚を切開して縫合します。この切開部分は癒着するのに時間がかかるため、基本的には抜糸をするまでの1週間程度は洗顔をしてはいけないと言われています。
もし洗顔をするなら、目元を避けて洗うようにしましょう。切開部分に触れてしまうと、内出血や腫れが悪化してしまうこともあるため、注意が必要です。
ただし、一般的には48時間程度経てばある程度組織が癒着すると言われています。術後2日目には消毒のために病院に行く必要がありますが、その際に主治医に洗顔をしても大丈夫か確認してみましましょう。
普段からコンタクトレンズを使用している方も多いかもしれませんが、手術当日はコンタクトを外す必要があります。また、手術後も2~3日程度は使用しないようにしましょう。コンタクトをつけないと日常生活に支障が出る視力の方は、手術前に眼鏡を用意しておくのがおすすめです。
前述のとおり、ダウンタイム中は血流をよくする行動は避ける必要があります。術後しばらくは激しい運動もしないようにしましょう。
運動をすると体温が上昇し、血流がよくなるため、ダウンタイムの症状が悪化したり長引いてしまう可能性があります。
1週間~2週間程度で腫れや内出血は引いていくため、それまでは激しい運動は避けましょう。
お酒を飲むと、アルコールによって血管が膨張して血流がよくなります。
このような作用によって、腫れや内出血がかなり悪化することが考えられます。
術後はしばらくの間お酒を控えるようにしましょう。
抜糸が終われば少量のお酒は飲んでもいいと言われていますが、腫れや内出血が完全に引くまでは避けておくのがおすすめです。
ダウンタイムの期間をできるだけ短くする方法について解説します。
術後には痛みを抑えるための痛み止めや感染を防ぐための抗生剤などが処方されます。この薬は、ダウンタイム中の症状を悪化させないために処方されているため、医師の指示通り忘れずに内服しましょう。症状が治まっていると思っても、もらった日数分はきちんと飲むようにしましょう。
手術後の痛みや腫れ、内出血は冷やすことによって軽減されます。手術から2日程度は氷などで冷やすことが重要です。しかし、長く保冷剤や氷を当てたままだと凍傷になってしまう可能性もあるため、20分程度で時間を区切り、タオルでくるんだ保冷剤などで冷やすようにするとよいでしょう。
手術後はできるだけ安静にして、血流がよくならないようにするとダウンタイムの症状を軽減できます。仕事や家事があり、ゆっくりとできないという方も普段の生活で血流がよくなるような行動は避けるようにしましょう。
目頭切開のダウンタイムでは、腫れや内出血が起こることが多いとされています。
基本的には1週間から2週間程度で症状は治まりますが、日常生活での行動によっては長引いてしまう可能性もあります。
できるだけ血流がよくならないように安静にして、手術箇所には負担をかけないよう注意が必要です。
また、Z型形成の方がW型形成よりもダウンタイムが短い傾向にあります。ダウンタイムを軽くしたい場合にはZ型形成を検討してみましょう。
目頭切開で切開する皮膚は少量であるため、腫れや内出血はそれほど目立ちません。
皮膚の切開量はなりたい目のイメージや元の目の状態によって個人個人で異なります。目頭切開のダウンタイムが気になる方は一度クリニックでカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
▼共立美容外科の人気の目頭切開の料金や種類についての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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