目頭切開は傷跡が残る?傷の種類とその修正方法(治し方)と隠し方を解説
最終更新日: 2024年01月19日 (金)
「目を大きく見せたい」という思いから目頭切開を決断する方は多いでしょう。
しかし目頭切開の施術によって、傷跡が残ってしまうケースがあります。
では目頭切開の施術でどのような傷が残る可能性があるのでしょうか?
またその傷を早く治すにはどうしたらよいのでしょうか?
本記事では目頭切開の傷跡に関して解説します。
目頭切開をしたら傷跡は残る?
目頭切開は目頭にある蒙古ひだを切り取る手術です。皮膚を切開して縫合することによって、目を大きく見せることができます。
目頭切開はきれいに切り取り、きれいに縫合することができれば、あまり傷跡は残らないと言われています。
しかし稀に、他人が見てわかるような目立つ傷跡が残ることがあります。
目頭切開の傷跡の特徴
目頭切開の傷跡は、切り取った部分が白い線のようになってしまうことが多いです。
あまり傷が目立たないケースもあれば、パッと見て分かる傷になってしまうケースもあります。
また、体質によってはケロイドのようになってしまったり、赤い線が残ったり、傷跡がへこんでしまうこともあります。
体質によって残る傷跡が異なるため、事前に主治医とよく相談しておきましょう。
手術方法による傷跡の違い
目頭切開で残る傷跡は、手術の手法によっても異なります。目頭切開には、「Z型形成」「W型形成」「韓流目頭切開」「三日月法」などの方法があります。
以前目頭切開の定番とされていたのが、目頭の皮膚を三日月型に切り取る三日月法です。
しかし、この方法を使うと汚い傷跡が残ってしまったり、切開した目元がすぐに元に戻ってしまうということがあり、近年はあまり使われていません。
現在の主流は、傷跡が目立ちにくい「Z型形成」「W型形成」です。
傷跡が気になるという方は、主治医と相談してできるだけ傷跡が目立ちにくい方法を選択するとよいでしょう。
目頭切開の傷跡はいつまで残る?
目頭切開の傷がどれくらいの期間残るのかを解説します。
術後~1週間程度
目頭切開の手術では、目頭を切開した後縫合をします。そのため手術直後は縫合した糸によって傷跡が目立つ状態となっているでしょう。
基本的には術後1週間程度で抜糸を行います。
抜糸が終われば、傷跡も徐々に目立ちにくくなります。
抜糸後は、メイクをすれば他人からバレることはほとんどないでしょう。
2週間~半年程度
術後1週間で抜糸が終わっても、いきなり傷跡が消えるわけではありません。
徐々に切開した皮膚がくっついていき、少しずつ傷が目立たなくなっていきます。
傷跡の治りの早さには個人差がありますが、早い方であれば術後2週間~1か月程度で分からなくなるでしょう。
しかし傷の治りが遅い方の場合は、半年程度かかることもあります。
目頭切開で残った傷跡を修正する方法
より魅力的になりたいと思った目頭切開で思わぬ傷跡が残ると、ショックも大きいのではないでしょうか。
目は第一印象を決める重要なパーツであるため、目頭切開による傷跡を修正したいという方も多いでしょう。
そこでここからは、目頭切開によって残ってしまった傷跡を修正する方法を紹介します。
レーザーで修正する
目頭切開で残った傷跡にレーザーを当てることによって、傷跡を目立たなくするという方法があります。
特に、盛り上がったような傷跡が残っている場合に有効とされています。
レーザーを受けることができるのは、目頭切開の術後3カ月以降です。
適切なレーザーの種類や強さなどは人によって異なるため、主治医に相談してみるとよいでしょう。
なお、主治医が修正手術を得意としていない可能性もあります。他の病院にもセカンドオピニオンとして相談してみるのがおすすめです。
注射で修正する
傷跡がへこんでしまっている場合には、ステロイド注射が用いられることがあります。
ステロイドを入れることによって傷跡を平らにし、目立ちにくくすることができます。
しかしステロイド治療はすぐに効果が実感できない人もいるため、数か月通って何度か注射をすることもあるでしょう。
またステロイドには副作用があり、余計に傷跡がへこんでしまったり、血管が浮き出てしまう可能性もあります。そのため、ステロイド注射を行う際には主治医とよく相談してから判断するようにしましょう。
再度切開を行って修正する
目頭切開の傷跡をより目立たなくするために、目頭切開の修正手術をするという方法もあります。
しかしこの方法では、自分が元々希望していた形にならない可能性があります。また、同じ病院で受けたらあまり結果が変わらなかったということもあるでしょう。
そのため信頼できる美容外科を探して相談するのがおすすめです。
目頭切開の傷跡を早く治す方法
目頭切開の傷跡の対策が必要なのは術後だけだと思っている方も多いかもしれませんが、実は術前から対策を行う必要があります。
ここからはできるだけ傷跡を残さず早く治す方法について紹介します。
手術が上手い先生を選ぶ
目頭切開の傷跡が残ってしまう要因の一つは、手術を行うドクターの経験不足です。
そのため、できるだけ傷跡を残したくないという方は、手術の経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。
手術を受ける前にはその医師の技術力まで分からないかもしれません。信頼できる医師を探すためには、医師の実績やこれまで実際に施術を受けた方の口コミを確認するのがおすすめです。
アレルギー対策をしておく
アレルギーがある方の場合、術後の傷跡が残ってしまうことがあります。そのため、術前にどんなアレルギーがあるか検査をしておいた方がよいでしょう。
アレルギーがある方の場合は、術前から薬を飲んで対策を行っておくことをおすすめします。
手術の回数はできるだけ減らす
何度も目元の手術を行っていると、傷跡が残りやすくなってしまいます。そのため、できるだけ目元の整形手術の回数は減らしましょう。
極力傷口を触らないようにする
術後は傷口が痛むことも多いため、気になってつい触ってしまうという方もいるでしょう。
しかし傷に触ってしまうと、傷がくっつく際に負担がかかってしまいます。また、感染症を起こして膿が出てしまうこともあります。そのため不潔な手で傷に触らないようにしましょう。
特に術後1週間は傷口がふさがっていないため、注意が必要です。
軟膏を塗る
クリニックによっては、術後に傷口に塗る軟膏を処方されます。そのような場合には、忘れずに指定の回数分軟膏を塗りましょう。
手洗いを行い、清潔な手で行うことが重要です。処方薬をしっかりと活用することによって、傷跡が残りづらくなります。
ただし、市販の薬を自己判断で使うことは避けましょう。
バランスのよい食事をとる
傷をできるだけ早く治すためには、傷の修復に必要な栄養を十分に摂取する必要があります。
栄養不足の場合、傷の治りに時間がかかってしまいます。通常の食生活を送っていれば問題ありませんが、ダイエットなどで過度な食事制限などを行っている場合は気をつけましょう。
バランスのよい食事を心がけ、タンパク質をしっかり取ることが大切です。
目頭切開の傷跡の隠し方
できるだけ傷跡が残らないようにしても、多少なりとも傷が残ってしまうことはあります。
傷跡の隠し方を紹介します。
眼鏡をかける
目頭切開の傷跡を隠すために最もよい方法は眼鏡をかけることです。眼鏡をかければ、ふちの部分で傷跡を隠すことができます。
ふだんから眼鏡をかけずに生活している人の場合、周囲の目は眼鏡に行きがちなので、傷跡をあまり見られなくて済むでしょう。特に印象の強い眼鏡をかければ、違和感なく傷跡を隠すことが可能です。
髪型で隠す
眼鏡をかける以外には、髪の毛で隠すという方法があります。前髪を少し長めにして下ろしておけば、傷跡を目立たなくすることができます。
併せてイメージチェンジをすることで、ダウンタイム中で顔の雰囲気が変わっていたとしても、違和感を軽減することができるでしょう。
メイクで隠す
術後すぐの時期は、アイメイクを行うことができません。そのためメイクで傷跡を隠すことは難しいです。
しかし、抜糸が終われば普段通りメイクをすることができます。
傷跡が少し残ったとしても、クリームやファンデーションで隠して目立たなくすることができます。
まとめ
目頭切開の傷跡は上手な医師が行っても2週間から1か月程度は残ってしまいます。
しかし、1週間後の抜糸の後は他人からはほとんどわからない状態になります。
傷跡の対策方法はさまざまありますので、自分に合った方法を探してみましょう。
事前に対策をしておくことによって、術後に傷跡が気になっても落ち着いて対処することができます。ぜひ、参考にしてみてください。
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