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公開日:2022年05月11日(水)
最終更新日:2022年05月26日(木)
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目次
涙袋は別名「ホルモンタンク」と呼ばれているほど、異性にも好まれる傾向にあるようです。
涙袋を目立たせたりきれいに見せたりするアイメイクは人気があり、涙袋は魅力的な目元になるためのポイントと言えるでしょう。
そんな涙袋ですが、気付かないうちに薄くなり消えてなくなってしまうことがあるのです。
その原因は目の下のたるみと深い関係があると言われています。
そこで今回は涙袋が消えてなくなる理由や、その原因となる目の下のたるみについて詳しくお話ししていきます。
目の下のたるみの予防、改善方法についても触れていきますので、興味がある方はぜひ参考にしてください。
涙袋とは目のフチの下側にある、ぷくっとした膨らみのことです。
涙袋という名称ですが、実際に涙がたまっているわけではありません。
涙袋は目の周りにある眼輪筋と呼ばれる筋肉が発達して一部が盛り上がったものとされており、生まれつきある人とない人がいます。
無表情の時もぷくっとした形が目立つ人もいれば、笑った時に少しだけ出る人など大きさや形はそれぞれです。
涙袋の色が明るく、適度なボリュームがあるとかわいらしい印象になり、それと同時に若々しい印象も与えます。
涙袋のふくらみによって目元が強調されて目が大きく見える効果や小顔効果も。
涙袋は異性に好まれると言われており、人気がある芸能人にも多く見られるため、以前から涙袋を強調するメイクは若い世代を中心に支持され、近年では涙袋を作る美容整形手術を受ける人も増えています。
涙袋も気になるけれど、その少し下あたりにできる膨らみが気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは「目袋」と呼ばれているもので、涙袋の延長ではありません。
目袋の中にあるのは、眼窩脂肪(がんかしぼう)という目の下の脂肪です。
眼窩脂肪の量には個人差があり、生まれつき脂肪が多い場合は若いころから目袋が膨らんでいますし、逆に少ない場合は全く目立たないことも。
しかし加齢などで目元がたるむと、もともと目袋がなかった方でも目袋が現れてきます。
たるみによってできた目袋は、頬との境が陰になり老けた印象を作る原因になります。
この影は「黒クマ」と言われクマの一種とされており、40歳代以降の方に多く見られる老化の悩みの一つです。
ではなぜ加齢などによって目の下がたるんでしまうのでしょうか。目の下がたるむ主な原因は以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
皮膚のたるみの原因は、主に紫外線による「光老化」と加齢による「自然老化」があります。
「光老化」は、紫外線のダメージによって肌老化が進むことです。紫外線には波長の長い「UV-A」と波長の短い「UV-B」の2種類があります。
皮膚は表皮層、真皮層、皮下組織の三層構造になっており、特に真皮層は皮膚がハリや弾力を保つために重要な役割をしていますが、「UV-A」は波長が長いため肌の奥まで到達し真皮層にダメージを与えます。
真皮層がダメージを受けると、真皮層を構成しているコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが減少し、潤いやハリを保つ機能が低下。
それらを産生している線維芽細胞も衰えるため、たるみを引き起こす原因になるのです。
皮膚がたるむもう一つの原因である「自然老化」は、老化による身体機能の低下と同様、肌の機能も衰えていくことです。
表皮層の細胞は増える力が次第に弱くなり皮膚は薄くなっていきます。
真皮層でも老化が進むと線維芽細胞の数は減少し、機能の低下とともにコラーゲンなどのハリや弾力のもとになる組織が弱まり、しわやたるみのある肌へ変化していきます。
自然老化によって身体機能も皮膚も衰えますが筋肉も同様です。
加齢によって筋繊維の数が減り、筋繊維が委縮するため筋肉量が低下してしまうからです。
目の周りには眼輪筋という小さな筋肉があり、眼球などを支えています。
前述のように眼輪筋は涙袋の一部です。眼輪筋が衰えると涙袋が小さくなるばかりでなく、重力に負けて目の周りがたるむ原因に。
加齢以外に眼輪筋が衰えてしまう原因としては、パソコンやスマートフォンを使う習慣が挙げられます。
パソコンやスマートフォンを長時間使用すると、まばたきの回数が少なくなり眼輪筋が衰える原因になると言われているからです。
また画面を見ている時に無表情の状態が続くので、表情筋が動かなくなるため眼輪筋にも影響し、たるみにつながるとも考えられています。
眼球の下には眼窩脂肪という脂肪があり、クッションのような役割をして眼球を支えています。
眼球と眼窩脂肪は眼輪筋や腱膜によって支えられています。
しかし前述のように眼輪筋が老化によって衰えてしまうと、支える力が弱くなり、眼球の下垂とともに眼窩脂肪が前に押し出されてしまうのです。
この前に押し出された眼窩脂肪が加齢によってできる目袋の正体で、目の下のたるみを作ります。
目の下のたるみの原因は、皮膚や筋肉の衰え、眼窩脂肪であることがわかりました。
では目の下がたるむと涙袋がなくなってしまうというのは本当なのでしょうか?
結論としては、なくなってしまう可能性が高いと言えるでしょう。その理由は2つあります。
一つは老化によってそもそも涙袋が小さくなり、さらに皮膚がたるみ下に引っ張られて、涙袋のふくらみが薄くなってしまうと考えられるためです。
もう一つは、「目袋」が目立つことで涙袋がはっきりしなくなること。
涙袋のふくらみを目立たせるには、涙袋の下にはっきりと境目がなければいけません。
目の下がたるんで目袋ができてしまうと、この境目が埋もれてしまい、涙袋の境界線があいまいになってしまうのです。
では実際に涙袋がなくなってしまったら、元に戻すことはできるのでしょうか?
もしも目の下のたるみが重度のものであれば、残念ながらセルフケアで元に戻すには限界があります。
たるみを取り除きはっきりした涙袋を作るには、美容整形が必要になるでしょう。
たるみの進行が軽度であれば、セルフケアで目の周りの皮膚や眼輪筋を鍛えることで涙袋が復活する可能性はあります。
「最近涙袋が小さくなった気がする」「目の下に影のようなクマができるようになった」など、目の下のたるみの前兆に気が付いたら、それが進行する前に日々の生活で簡単なセルフケアを取り入れてみましょう。
次の章では、目の下のたるみの予防方法をご紹介していきます。
少しでも目の下のたるみの進行を遅らせるためには、日常生活でたるみを予防するためのセルフケアが大切です。
ここからはその予防方法についてご紹介していきます。
皮膚をこすりすぎると皮膚は伸びてたるみやしわの原因になります。
特に目元は皮膚が薄いため、刺激を与えすぎてはいけません。
アイメイクをしっかりする方は、クレンジングの際にアイメイク専用のリムーバーを使用し、こすらないようになじませてから落とすと良いでしょう。
目元の血行をよくするために行うマッサージもやりすぎは禁物。
美容のためにしていることが逆効果になってしまうので、マッサージの頻度や回数は守るようにしましょう。
花粉症などアレルギーで目のかゆみが出る方も、目に触る頻度が高いため注意が必要です。
頻繁に強くこすってしまうことを避けるためにも、医療機関を受診して薬を処方してもらい適切に対処したいものです。
日常生活でスマートフォンを眺める時間が長い方や、仕事で長時間パソコンの画面と向き合っている方は、目を適度に休める必要があります。
「分かっていてもなかなかできない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、目を酷使すると目の周りの筋肉が固くなることで血流が悪くなり、筋肉が衰えるスピードが早くなってしまうのです。
血流の改善には、一息つくタイミングで少しだけでも、蒸しタオルや温かいアイマスクで目元を温めるのがおすすめです。
今やスマートフォンも日常生活に欠かせないものですが、本当に必要な時だけに絞って使用することも大切。
特にSNSの閲覧や投稿、ゲームなどは利用時間が増える傾向に。
寝る前の2時間は見ないようにしたり、スマートフォンを常に見える場所に置かないなどの工夫で、使用する頻度や時間をコントロールできます。
使用時間が長くてよく目が疲れていると感じる方は、この機会にぜひ実践してみてください。
目元は他の部位よりも皮膚が薄く乾燥しやすいという特徴があります。
しっかりと保湿して乾燥を防ぐことは、小じわはもちろんたるみ予防にもつながり、目元の老化対策には必須と言えます。
目元用美容液やアイクリームは、保湿力が高い成分や目元の肌にハリを与える効果が期待できる成分が含まれており、目元のケアに特化した作りになっているので、目の下のたるみが気になる方は、通常の美容液やクリームと分けて使用するのがおすすめです。
目の下のたるみを進行させないためには、クレンジングによる肌への負担にも気を付けたいものです。
毎日しっかりメイクをする方は、オイルタイプなど洗浄力が高いものがおすすめ。
肌へのやさしさを重視してクレンジング力が弱いものを選んでしまうと、逆に落ちにくく皮膚にさわる時間が長くなるため負担になります。
こすらずスルッと落ちて肌に合ったものを選ぶようにしましょう。
ウォータープルーフのマスカラなど、アイメイクもしっかりしている場合は、目元専用のリムーバーも使うことで皮膚への負担を減らすことができます。
UVケアもたるみの大敵です。
たるみを進行させる紫外線「UV-A」は、外だけではなく室内にいても浴びてしまうもの。
メイクをしない日でも、UVカット効果があるクリームや化粧下地をつけるなどして対策するようにしましょう。
前述のように眼精疲労は目元のたるみを進行させてしまいます。
目が疲れたと感じたらマッサージをして目の周りの筋肉をほぐしてあげましょう。
簡単に眼輪筋をほぐす方法は、眉の横あたりにある側頭筋の頭皮マッサージ。
人差し指、中指、薬指の腹を側頭筋に当ててくるくると円を描くように動かします。
これをゆっくり3分ほど行います。パソコン作業などの合間にぜひ試してみてください。
目のたるみを予防するには眼輪筋を鍛える方法もあります。
簡単に眼輪筋にアプローチして涙袋が出やすくなるトレーニングをご紹介します。
まず両手の人差し指と中指でチョキの形をつくり、目を挟むようにして目尻と目頭を指で軽く押さえます。
次に下まぶたを意識して上へ持ち上げるように動かしてください。
まぶしい時に目を細めるようなイメージです。これを繰り返し3分ほど行います。
頻繁に行うと目尻のしわや目元の色素沈着を促進してしまう可能性があるため、1日に1回程度が良いでしょう。
目の下のたるみは頬との境目に影を作り「黒クマ」になります。
クマには他にも疲れや睡眠不足が原因の「青クマ」、色素沈着が原因の「茶クマ」の3種類がありますが、ここでは「黒クマ」を隠す方法をご紹介します。
まず化粧水とクリームで基本の保湿をします。
黒クマ対策に限りませんが、目元に明るさを出すならコットンパックをすると効果的。
1枚のコットンを半分に割いて化粧水をひたひたにしみ込ませたら、気になる目元に貼って5分ほど置きましょう。
保湿の後に化粧下地をつけたら、コンシーラーを使ってクマを消していきます。コンシーラーは、クマのラインにちょんちょんと何点か置いて、指で軽くトントンと叩くようにして肌になじませます。
黒クマの場合はたるみが原因なので、薄くつけられるリキッドタイプやクリームタイプがおすすめ。
目元は皮膚が薄く乾燥しやすいので保湿力があるものがベストです。コンシーラーの色はベージュやオークル系を使用すると黒クマの色を緩和できるとされています。
またパールが入ったタイプは光の効果で影を飛ばすことができます。
コンシーラーがなじんだら、厚塗りにならないようにファンデーションで仕上げましょう。
これだけでも黒クマの色を緩和できますが、さらにハイライトを入れると目元が明るく立体的に。
目尻の下あたりからこめかみに向かって使うと、リフトアップしたような印象にも見せられます。
ここまでご紹介してきたように、目のたるみはセルフケアである程度予防することができます。
またたるみの初期段階であればメイクで隠すことも可能です。
しかしたるみが進行するとセルフケアやメイクだけでは対処できなくなってきます。
予防したり隠したりすることはできても、たるんでしまった状態を改善するには限界があるのです。
なくなってしまった涙袋を復活させるのも難しいでしょう。
目の下のたるみを改善する方法として美容医療という選択肢があります。
医療ならば状態を治し改善することができます。
美容医療を行うクリニックでは、目の下のたるみの改善や涙袋を形成する施術メニューがあるため、施術方法や効果の継続期間、費用などとご自身の悩みと照らし合わせながら選択することが可能です。
ここからは目の下のたるみや涙袋を改善する美容医療で、共立美容外科が行っている施術についてご紹介させていただきます。
経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)は、目袋の原因となっている眼窩脂肪を、切開をせずに減らす方法です。
目の下のたるみの改善やクマの解消に効果があります。
メスを使うことに抵抗がある方は比較的受けやすい施術と言えるでしょう。
まず手術中に痛みが出ないようにするため局所麻酔を行いますが、その前に点眼麻酔をして麻酔針を注入する時の痛みも出ないようにしています。
麻酔が効いたら下まぶたの裏側に5mm程度の穴を空け、そこから脂肪を取り出します。
針穴を空ければ脂肪を取り出すのは容易です。
年齢や状態に合わせて適度な量を見極めながら、少しずつ脂肪を取り除いていきます。
施術後は抜糸の必要はなく、表から傷跡が目立つようなこともありません。
目の下に内出血や腫れが現れる場合がありますが、ファンデーションでカバーできる程度のものです。施術後すぐに化粧ができるので隠すことも可能。内出血や腫れは1週間程度で落ち着きます。
なお一度取り除いた眼窩脂肪は増えることはないため、リバウンドすることはほぼありません。
▼共立美容外科の目の下のふくらみ取り、経結膜脱脂法の料金や手術方法についての詳細はこちら
涙袋を作りたい方や涙袋を大きくしたい方は、涙袋にヒアルロン酸を注入する方法があります。
メスを使わず注射する方法なので手軽に行えるのがメリットです。
目の周りの眼輪筋の動きを考慮して、無表情の時も笑った時も自然になるように仕上げます。
共立美容外科の涙袋のヒアルロン酸注入はボルベラXCを推奨しております。
▼共立美容外科で人気の涙袋のヒアルロン酸注入の料金や施術方法についての詳細ははこちら
まず希望の涙袋を形成するために、相談しながらデザインをしていきます。
デザインは注入する位置や量を決めるため、仕上がりを左右する重要な作業です。
マーカーでしるしをつけたらテープ麻酔をつけて痛みを軽減させるようにします。
注入箇所を消毒をしてから、皮膚の浅い層にヒアルロン酸を注入。
痛みを少なくするためとても細い針で丁寧に行います。
なおヒアルロン酸はさまざまな種類がありますが、涙袋形成で使用するものは柔らかいタイプです。
共立美容外科ではアラガン社の「ジュビダームビスタ ボルベラ」を主に使用しています。これは12カ月ほど効果が長持ちします。
効果を継続させたい場合は、6カ月から12カ月のペースで注入すると良いでしょう。
施術後はまれに腫れや内出血が出てしまう場合があります。
当日からメイクができますので、ファンデーションなどで隠すことが可能です。
今回は涙袋や目の下のたるみについて詳しくお話ししてきました。
目元は印象を大きく左右する部分です。たるんでいたり黒クマがあったりすると、年齢よりも老けて見られ、疲れた表情に見えてしまうことも。
そんな目元にお悩みの方は、まず本記事でご紹介したセルフケアを行ってみるのがおすすめです。
それでも目元のたるみやしわ、クマが気になり、セルフケアに限界を感じた場合は、美容医療を検討しても良いかもしれません。
共立美容外科ではいつでも無料でカウンセリングを受けていただけます。
カウンセリングでは医師が状態を確認して、どのような治療が最適か提案ができますので、まずはお気軽にご相談ください。
▼共立美容外科で人気の涙袋のヒアルロン酸注入の料金や施術方法についての詳細ははこちら
このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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