医療脇脱毛の回数やデメリット、メンズもできるかどうかを医師が解説
最終更新日: 2024年02月05日 (月)
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ノースリーブや水着を着る機会が増える夏になると、脇脱毛を検討される人も多いのではないでしょうか。
しかし、脇脱毛が初めてだと「痛くないのか」「本当に効果があるのか」などの不安も。
そこでこのコラムでは、脇脱毛の範囲・料金・回数など、初めて脇脱毛する人の疑問を解説します。
夏までに脱毛を完了して、自信をもってファッションを楽しみませんか?
脇脱毛とは
脇脱毛とは、両脇の毛を除去する脱毛のこと。「最初の脱毛は脇だった」という人も多く、人気の脱毛部位です。
脱毛方法は大きく以下の3種類があります。
- 美容脱毛:エステサロンで「光脱毛」
- 医療脱毛:病院やクリニックで「レーザー脱毛」
- 自己処理:自宅にて自分で処理する
自宅で自己処理をするか、サロンやクリニックで脱毛するかのどちらかになりますが、昨今は若いうちからサロンやクリニックで脱毛する人も増えています。
そして脇脱毛の範囲は、両脇の毛が生えている部分が対象です。
クリニックやエステサロンによる範囲の違いは、ほとんどありません。
範囲が狭いため、1回あたりの施術時間も短く済みます。
何回で効果を実感できるか
脇脱毛は、下記のように脱毛サロンと医療脱毛で適切な回数が変わってきます。
- 美容脱毛:10回以上
- 医療脱毛:5~8回程度
医療脱毛は1回で20%程度の毛を脱毛できるため、個人差はありますが5回ほどで効果を実感できます。
「脇脱毛は、通ってもかよっても終わらない」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
そういわれている理由は、毛が生え変わるサイクル「毛周期」にあります。
毛周期には、大きく分けて3つの期間があります。
- 成長期:毛が生えて伸びやすい時期
- 退行期:毛が抜けやすい時期
- 休止期:毛が抜け落ちて、次の毛を生やす準備をしている
脱毛効果を最大限に高めたいなら、成長期に照射することが大事。
約1カ月半〜3か月経って再び毛が生えそろってから照射するのがベストです。
毛周期は個人差があります。
毛周期には個人差があるため、完全なツルツルを目指すなら2年以上かかるケースもありますが、「脱毛が終わらない」ということはありませんのでご安心ください。
メリット
効果を実感するまでに時間がかかる脇脱毛ですが、さまざまなメリットもあります。
自己処理による肌トラブルが軽減する
カミソリで自己処理をすると、古い角質が溜まってブツブツなどの肌トラブルが発生したり色素沈着が起こったりする可能性があります。
また毛抜きで自己処理をすると、毛穴が引っ張られて毛が皮膚に埋まる「埋没毛」になる可能性も。
脱毛をすれば自己処理の必要がなくなるため、自己処理による肌トラブルが軽減できます。
医療機関で受けられる「レーザー脱毛」は一度脱毛を完了すれば毛が生えてこなくなるため、肌トラブルが気になっている人におすすめです。
夏のファッションに自信を持てる
特に夏はノースリーブや半袖を着る機会も多く、電車で吊革を持つときなどに気になりますよね。
脇脱毛は毛を除去できるだけでなく、前述したとおり自己処理による肌トラブルを軽減できるため、肌がキレイになります。きっと夏のファッションに自信を持てるようになるはずです。
脇の嫌な臭いを軽減できる
汗を分泌する腺「汗腺」には、以下の2種類があります。
汗腺の場所 | 役割 | |
---|---|---|
エクリン腺 | 全身にある皮膚の浅い部分 | 体温を一定に保つ |
アポクリン腺 | 脇の下、陰部など局所 | 仲間や異性を惹きつけるフェロモンのようなもの |
脇の嫌な臭いにおける原因は「アポクリン線」だといわれていますが、脇脱毛をすることで「アポクリン腺」が刺激されて、臭いを軽減できる場合があります。
また、脇の毛が少なくなることで雑菌が広がらなくなるため、衛生的です。
あくまでも脱毛を目的とした機械なので、必ずしも脇の臭いを軽減できるとは限りませんが、蒸れや嫌な臭いが気になる人は脇脱毛を試してみてください。
デメリット
脇脱毛には、メリットが多い一方でデメリットもあります。
脇脱毛を受ける前に、デメリットも理解しておきましょう。
脱毛完了までに時間が必要
前述のとおり、毛周期にあわせて2~3か月の期間を空けて通う必要があるため、人によっては脱毛が完了するまでに2年以上かかることがあります。
できるだけ早く脱毛を終わらせたいなら、より照射力の強い医療脱毛がおすすめです。
施術の痛みがある
脇脱毛の施術には痛みが伴います。
個人差はありますが、脇脱毛における痛みは「輪ゴムではじかれるような痛み」だといわれています。
医療脱毛では黒い色素に反応する照射力の強い機械を使用するため、しっかりとした毛が生えている脇やデリケートゾーンなどは痛みを感じやすいです。
できるだけ痛みを少なくしたい方は、美容脱毛で施術を受けるのもひとつの手。
美容脱毛では、黒い色素に反応せずに脱毛できる脱毛器を使用しているお店もあります。
「少し痛くてもいいから永久脱毛をしたい」とお考えの人は医療脱毛がおすすめです。
脇汗が気になりやすくなる場合がある
脇毛がなくなることで、脇汗が気になりやすくなる場合があります。
脱毛で汗が促進されることはありませんが、肌に直接汗が伝ってくるため「脇汗が多くなった」と感じやすくなるのです。
脇脱毛後に脇汗が気になるなら、専用のパッドやシートなどを使用して吸収させるのがおすすめです。
デメリットを解消するには?
以下の方法で、脇脱毛のデメリットを解消しましょう。
- 脱毛完了までに時間がかかる:予約の取りやすさ・通いやすさを重視する
- 痛みがある:麻酔をして痛みを軽減
- 脇汗が出やすい:スキンケアをしてブツブツや黒ずみを予防
それぞれ詳しくご紹介します。
脱毛完了までに時間がかかる:予約の取りやすさ・通いやすさを重視する
脇脱毛を完了するまでには時間がかかりますが、毛周期にあわせて照射ができればスムーズに脱毛を完了できるので、予約のとりやすいクリニックやサロンを選びましょう。
また、脱毛完了までに時間がかかるため途中で脱毛に行かなくなる人もいますが、自宅や職場近くのクリニックを選ぶと、通う負担が少なくなります。
休日に通うなら自宅から近い脱毛サロンやクリニックを、仕事帰りに通うなら通勤途中や職場付近にある場所が最適です。
「脱毛サロンに通うのが面倒、通う負担を減らしたい」と思っている方は、自分の生活スタイルに合った場所を選ぶようにしてくださいね。
痛みがある:麻酔をして痛みを軽減
医療脱毛における麻酔には、以下のような種類があります。
- 笑気麻酔:ガスを吸引する麻酔
- 麻酔クリーム:施術30分前にクリームを塗る
- 麻酔テープ:照射部分に張る
- 静脈麻酔:点滴で鎮静剤を投与する方法
静脈麻酔は施術の数時間前から何も食べられない、当日は車の運転ができないなどデメリットがあります。
一般的に脇脱毛では、笑気麻酔や麻酔クリームを使用することがほとんどです。
使用する麻酔はクリニックによって異なるため、痛みに弱い人はカウンセリング時に確認しておきましょう。
脇汗が出やすい:スキンケアをしてブツブツや黒ずみを予防
脱毛の前後にはクリームやジェルでスキンケアをすると、皮膚や毛穴への負担が少なくなるため、ブツブツや黒ずみなどの肌トラブルを予防できます。
また、脱毛後の肌は軽いやけど状態になっているため、保湿して肌を落ち着かせましょう。
美容脱毛と医療脱毛の料金比較
コスパよく脇脱毛できる方法はあるのでしょうか。
美容脱毛と医療脱毛の相場の料金について、以下の表で比較しました。
※料金は共立美容外科のスタッフが独自で調べたものです。正確な料金は各社のホームページをご覧ください。
1回あたりの平均料金 | 卒業までの料金 | |
---|---|---|
美容脱毛 | 約2,000円×12回 | 約2万4,000円 |
医療脱毛 | 3,520円×6回程度 | 21,120円 |
1回あたりの料金で考えると美容脱毛のほうが安いですが、卒業までの合計料金を見ると、どちらも大差はありません。
美容脱毛では、よく「ワンコイン以下の通い放題キャンペーン」を行っていますが、追加でコース契約を促される場合もあります。
痛みに弱い人は美容脱毛がおすすめですが、料金については必ずしもキャンペーンの限りではないことを知っておきましょう。
美容脱毛に比べて医療脱毛は照射力が高く、痛みは伴いますが少ない回数で済みます。
より効果の高い脱毛を受けたい人は、クリニックで医療脱毛を受けるのがおすすめです。
施術の流れ
施術の前日か当日までに、肌を傷つけにくい「電気シェーバー」で自己処理を行いましょう。
自己処理をしなかった場合、シェービングに追加料金が発生するクリニックやサロンがほとんどです。
手が届きにくいところもありますが、できる範囲でシェービングを行いましょう。
ガウンに着替えたら、脱毛器の光から目を守るためのゴーグルをつけて、レーザー照射をスタート。
脇脱毛だけであれば、10分ほどで終わります。施術後はジェルや保湿をして肌を鎮静し、着替えたら終了です。
クリニックの場合、万が一かゆみや肌トラブルが出たときは炎症止めのクリームを無料で処方できるので、施術後に違和感があれば相談しましょう。
メンズも可能
メンズでも医療脱毛を受ける事が可能です。
共立美容外科ではレーザー脱毛と蓄熱式の脱毛の2種類の脱毛器を使用しています。
使用している機種は院によって異なります。
効果はほとんどかわりません。
医療脱毛なら共立美容外科も選択肢の1つ
共立美容外科では30年以上、医療脱毛を行っています。
両脇脱毛の料金は以下です。
- 年間フリーパス:21,120円
- 1回:3,520円
また共立美容外科では、ワキガや多汗症の治療のご相談も可能です。
メスを使わずに汗を抑える「ボトックス注射」など、気軽に脇のお悩みを解消する治療方法があります。
共立美容外科は全国に26院あります。どの院も駅近くで通いやすいです。
(札幌院、仙台院、新宿本院、銀座院、渋谷院、 池袋院、立川院、上野御徒町院、千葉院、横浜院、高崎院、宇都宮院、大宮院、柏院、浜松院、名古屋院、大阪本院(心斎橋)、梅田院、京都院、神戸三宮院、広島院、岡山院、高松院、福岡院大分院、熊本院)
脇のことでお悩みなら、まずはお近くのクリニックにご相談ください。
▼共立美容外科の人気のわきが多汗症の料金や治療方法の詳細はこちら
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