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公開日:2022年11月26日(土)
最終更新日:2023年06月14日(水)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
16世紀のヨーロッパでは「ほくろは美人の証」とも言われており、「つけぼくろ」が流行っていたそうです。
一方の日本では、江戸時代からすでに「ほくろ除去の手術」が行われていた記録があり、古くから「ほくろを取りたい」というニーズがあったことが伺えます。
遥か昔から私たちの「美」に関わるキーポイントであるほくろだからこそ、ほくろに関する迷信や噂話は、常に巷に溢れかえっています。
そこで今回は、医学的な根拠に基づいて、ほくろに関する風説を徹底解説していきます。
ほくろに悩んでいる方や、ほくろの真実を知りたい方はぜひ最後までお読み下さい。
「ほくろを数えていると、数が増えたような気がする」
「ほくろを数えていたら、ほくろが増えるからやめなさい」
診察をした患者さんから、「ほくろを数えたら増えるんですか?」と尋ねられたことが何度もあります。
結論から申しますと、「数えたからといってほくろが増えるということはない」というのが、医師としての見解です。
一度ほくろを数え始めると、今まで気づいていなかったほくろに気づくということはあり得ますが、カウントによってほくろが増殖することはありません。
しかし、神経質に数えることで、体の隅々までチェックするようになり、どんどん新しいほくろが見つかることも事実です。
あまり神経質になりすぎないようにすることが重要です。
ほくろには大きくわけて「生まれつきのほくろ」と「あとから形成されるほくろ」の2種類が存在します。
どちらのほくろも色素細胞のエラーに伴う良性の腫瘍ですが、生まれつきのほくろの場合は胎内で細胞分裂を繰り返す過程で起こった小さな異常により形成されます。
一方、成長に伴って形成されるほくろは、紫外線のダメージが蓄積しすることで色素細胞に起こった小さな異常が原因とされています。
ほくろが増えることを阻止したい場合には、紫外線ケアを徹底しておくことをおすすめいたします。
ほくろの数が多少増えることは、健康上大きな問題はありません。
しかし、上記のような場合には、ほくろが悪性化(がん化)している可能性があります。
ほくろの数ではなく、ほくろの状態に着目するよう心がけておきましょう。
ほくろ占いや人相学では、顔のほくろが多ければ多いほど、運がいいとされているようです。
残念ながら、医学では「運の良さ」といったものは説明できませんが、顔のほくろはチャームポイントとして人に覚えてもらいやすいという特徴があります。
マリリン・モンローの口元にあったセクシーなほくろや、アンジェリーナ・ジョリーの眉上にあるゴージャスなほくろなど、ほくろがあることでその人の魅力が増す、という効果は考えられます。
とはいえ、ほくろをもつご本人が悩んでしまうほど主張の激しいほくろや、思春期にからかいと対象となってしまうようなほくろは、除去してしまった方が明るい気持ちで毎日を過ごしていただける場合もあります。
だからこそ、本人が気に入っているほくろこそが、「運勢アップのほくろ」と言えるのかもしれません。
ほくろ占いや人相学では、黒く盛り上がったほくろを「生きぼくろ」、茶色く平たいほくろを「死にぼくろ」と表現するそうですが、医学的にはどちらも「良性の腫瘍」です。
黒く隆起したほくろには若干水分が多いという違いはありますが、どちらのほくろも健康上の問題はありません。
ただし、ほくろが何らかの要因によって悪性化してしまった場合は、全身にがんが転移する危険性もあります。
「このほくろ、ひょっとしてがんかも?」とお悩みの場合は、ダーモスコープを用いた検査によって簡単に調べることができますので、お気軽にご相談下さい。
ほくろは良性の腫瘍ですので、医師による正しい施術によってほくろを除去する過程で「がん細胞」が生成されることはありません。
ただし、「自分でほくろを切ってみた」、「自分でほくろ焼いてみた」など、誤ったほくろの取り方を行った場合には、傷跡が悪性化し、メラノーマと呼ばれるほくろのがんを発症する確率が上昇するといえます。
「病院でほくろを取る(除去する)」ことには全くがん化のリスクはありませんが、「自己流でほくろを取る(傷つける)」ことによってがんが誘発される可能性はゼロではありません。
人気のレーザー脱毛は黒いものに反応してレーザーを照射する仕組みになっています。
そのため、ほくろがある場所へのレーザー脱毛は、控えていただいたほうがベターです。
しかし、セルフ脱毛やエステ脱毛として認められた機器では、火傷をするほどの出力で光を照射することはできませんので、小さなほくろまで過度に心配する必要はありません。
また、医療機関でのみ使用が認められた機器を使用するレーザー医療脱毛であれば、ほくろの多い肌に対しても安心して脱毛を施術を受けることができます。
共立美容外科でも、日本人の肌に合う最新の医療脱毛機器を使った医療脱毛をご案内しています。
「ほくろが多いけれど、しっかりと、そして安全に脱毛したい」という方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
ほくろに使用するレーザーと、脱毛に使用するレーザーは異なります。
どちらも医療用の機器(国家資格を有する医師が在籍していないと使用することができない)ではありますが、レーザーの仕組みそのものが異なるため、レーザー脱毛を受けることでほくろが完全になくなることはありません。
シミのような小さくて薄いほくろがレーザー脱毛によって少し薄くなることはありますが、ほくろの除去を検討する際は、専用のレーザー除去を行う必要があります。
▼共立美容外科で人気のCo2レーザー「ほくろ除去」についての詳細はこちら
ほくろの色といえば黒色や茶色などが一般的ですが、「赤いほくろ」と呼ばれるほくろをご存じでしょうか。
この赤いほくろは「老人性血管腫」といわれるできもので、30歳ごろから形成されます。
老人性血管腫は、色素細胞の異常によって形成される通常のほくろとは異なり、毛細血管の増殖によって形成されます。
見た目の形状や大きさが似ている以外は、通常のほくろとは別物です。
加齢によって濃くなったり膨らむこともありますが、ほくろと違って形状の変化にがん化の恐れはありません。
ただし赤いほくろ部分から出血してしまうと血が止まりにくくなっていますので、通常のほくろ同様に、不用意に傷をつけたりひっかいたりしないようにご注意ください。
ふとした時に手のひらや足の裏にほくろができていると驚きますよね。
特に、手のひらや足の裏にできるほくろはがん化しやすいという噂も多く、ご心配される方が多くいらっしゃいます。
手のひらや足の裏に急にほくろができたとしても、基本的には過度に心配する必要はありません。
しかし、メラノーマ(皮膚がんの一種)を発症した日本人の傾向を調べていると、約3割の人が末端黒子型という、手のひらや足の裏、または爪の中にできる悪性腫瘍に由来することが分かっているため、ある程度経過を診ていくことは重要になります。
手のひらや足の裏にほくろが出来た場合は定期的に観察し、形状や大きさに変化がないかどうかチェックしておくと安心です。
「ほくろを取るとがんになる」
「ほくろは数えると増える」
ほくろに関する数々の噂話はありますが、医学的に根拠のあるものではありません。
共立美容外科には、数多くのほくろ除去の経験を持つ美容医療の専門医を中心に、ほくろに関するプロフェッショナルが集結しています。
ほくろに関する不安やお悩みは無料のカウンセリングにて相談可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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