Co2(炭酸ガス)レーザーによる
ほくろ除去の治療法や値段
最終更新日: 2024年04月18日
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記事:監修医師
日本美容外科学会認定専門医
浪川 浩明
Co2レーザーによる、ほくろ除去とは
ほくろ除去レーザー治療 (Co2レーザー) とは、ほくろに含まれる水分に反応するCO2(炭酸ガス)レーザーを照射することで、発生する熱エネルギーの力によってほくろを蒸散させる治療法です。
局所麻酔を使用するため痛みもほとんどなく、ほくろ以外の皮膚にダメージがほとんどありません。
汗管腫や稗粒腫、脂漏性角化症などといった、ほくろ以外の肌トラブルに対しても同時に施術を行うことが可能です。
Co2レーザー治療のメカニズム
ほくろの蒸散
ほくろ除去をレーザー治療で行う場合は、局所麻酔の後に炭酸ガスレーザーを用いてほくろを蒸散させます。
この蒸散は、水分に対して反応する、10600nmの波長を持つ赤外線のレーザーを、水分をもったほくろの表面に照射することで、ほくろを削りとる仕組みになっています。
皮膚に含まれる水分とCO2(炭酸ガス)が反応することで、熱エネルギーが発生し、ほくろの表面が蒸散によって削られます。
レーザー治療でほくろを除去する際には、傷跡が残りにくい深さを狙いながら、ほくろの根までしっかりと除去できるようなパワーに調節する必要があるため、医師の手腕が問われます。
メラニン色素の焼灼
ほくろを一度蒸散によって削り取った後は、皮膚に残ったメラニン色素を焼灼(しょうしゃく)します。
この際に使用するレーザーは、メラニン色素の色に対して反応しますので、周辺の正常な皮膚に対するダメージはほとんどありません。
想定よりもメラニン色素の量が多かったり、根が深い場合は、一度の治療でほくろが除去しきれないケースも考えられます。
無理に一度の治療で全てを焼きつぶそうとすると痕や傷が残ってしまう可能性もございますので、必要に応じて2回目以降の治療計画を作成します。
アフターケア
ほくろ除去のレーザー治療にかかる時間は、10分ほどです。
レーザー治療によるほくろの除去の場合は出血もほとんどなく、多少の赤みが確認できる程度です。
肌がもつ自己再生能力によって再生していく過程で、どんどんと傷跡は目立たなくなっていきます。
施術後はすぐにご帰宅いただけますし、お仕事などへの復帰も当日中に可能です。
ご自宅では傷跡を保護するテープを貼っていただき、ご自身で軟膏を塗布していただく必要がございます。
痛みが続く、腫れが引かないなどといったご相談にも真摯に対応させていただきますので、ご安心ください。
あらゆるほくろに対応可能
ほくろと言っても、その形状や状態は多種多様で、様々なタイプのほくろがあります。
- 黒くて隆起した「ほくろ
- こげ茶色で平坦な「ほくろ」
- 顔面にたくさんできてくる「ほくろ」
- 中心から毛が生えてくる「ほくろ」
- 頭皮や目元にできた「ほくろ」
- 肌色の隆起した「ほくろ」
患者様ご自身ではほくろと思い込んでおられる場合でも、イボやあざ、悪性腫瘍だったというケースもございます。
ほくろを除去する際は、体の部位やほくろの根の深さや色の濃さ、水分量などを調べて適切に処置します。
Co2レーザーが向かない場合は、切開法やくり抜き法を行う場合もあります。
美容外科のCo2レーザーのほくろ除去の3つの特徴
特長1 専門医が担当
当院でほくろ除去のレーザー治療を担当するのは、医師免許を取得して間もない医師ではなく、経験と実績が豊富な美容医療の専門医です。
ほくろをレーザー(Co2レーザー)で蒸散させる際には、肌が自己再生能力で治癒できる範囲のほくろを削り取る必要があり、加減を誤ると、ほくろの大部分を取り切れない場合や、大きな傷跡が残ってしまうケースも考えられます。
そのため、事前のカウンセリングでほくろの状態をしっかりと見極める段階から専門医が携わることで、患者様の想像以上のほくろ除去を提供しております。
特長2 顔以外の部分も施術可能
Co2レーザーによるほくろ治療は、細胞の水分に反応するレーザーを用いて行われます。
Co2レーザーは肌に含まれている水分に反応して発生する熱エネルギーを使うことでほくろを取り除きますので、照射しても肌の深部組織や周辺の正常な皮膚にはダメージをほとんど与えません。
そのためメスを用いた施術でほくろを除去した場合よりも傷跡が残りにくく、治りが早いという特長があります。
治療中の痛みや出血はほとんどなく、その日の内に日常生活に復帰することができますので、お顔の気になるほくろだけではなく、首筋から胸元あたりのデコルテ部分や、背中のほくろに対しても治療可能です。
特長3 複数個のほくろやほくろ以外のお悩みとの同時施術も可能
Co2レーザーは1度に複数個のほくろ除去をすることが可能な治療です。
小さめのほくろが頬に複数個ある場合や、医師が「Co2レーザーによる治療が有効」と判断したシミやシワがある場合には、同時に治療を受けることが可能です。
また、汗管腫や稗粒腫、脂漏性角化症などといった肌トラブルに対しても、同時に施術を行うこともできます。
取り放題プランもあります。
小学生、中学生、高校生のお子様もお受けいただけます。
ほくろは先天的なものをもって生まれるケースも珍しくなく、幼少期や思春期にはほくろのある見た目に対して悩まれる方も多くいらっしゃいます。
心身の健康のためにも、お子さんがほくろでお悩みの場合は一度当院までご相談いただければと思います。
共立美容外科では、未成年者の患者様であっても、親権者様と患者様ご本人の同意がございましたら一部の施術を受けていただくことが可能です。
お子様のほくろ除去をお考えの保護者様へ
まずは無料のカウンセリングにて患者様お一人おひとりのほくろの状態や大きさ、部位を丁寧に確認させていただきます。
ほくろによって最適な施術方法は異なってまいりますので、専門医の観点よりお子さんにも分かりやすくご説明させていただきます。
また施術はもちろんのことカウンセリングの時間を通しても、お子さんの恐怖心や不安を取り除けるように配慮させていただいております。
ほくろ除去レーザー治療のデメリット
ほくろ除去レーザーの場合、あまりにも根深いほくろは、一度の施術で取り切れない場合もあります。
無理に一度の治療で細胞を焼灼しようとしてしまうと、肌がクレーターのように凹んでしまったり、大きな傷跡がのこってしまいます。
必要に応じて2回目の治療を検討する必要があります。
ダウンタイムはほとんどありませんが、当日の湯船への入浴はお控えいただく必要があります。
通常ですと施術後の赤みは2週間程度で引いていきますので、大切なご予定がある場合は2週間以上前にレーザー治療を受けられることを推奨しております。
このような美容外科には注意
安価なほくろ治療を謳っているクリニックで様々なトラブルが生じています。
「この場所のほくろは、特別料金でないと取れない」
「ほくろ除去後のアフターケアに高額な専用クリームの購入を迫られた」
クリニックに不信感を抱かれて、セカンドオピニオンとして当院に訪れる患者さまが増えています。
広告に出ている安い料金は非常に小さなほくろを対象にしたものであり、いざ治療となると高額な請求をされるといったケースも稀ではありません。
ほくろ除去の施術を受ける際は、「ほくろを除去するにあたり、この金額で問題はないか」「追加で必要となる費用やオプションなどはないか」などの確認をするようにご注意ください。
また、「レーザー治療だけでキレイになる」、「必ずほくろを除去できる」などの誘い文句にも要注意です。
ほくろの大きさや根の深さによっては、レーザー治療以外の施術が有効である場合もあり、無理にレーザーだけの力でほくろを除去しようとすると、「かえって傷跡が残った」「凹凸のある傷跡で見苦しい」などのトラブルを招きかねません。
患者様お一人おひとりのほくろの状態を精査した上で、正しい治療法をご案内する美容外科にご相談ください。
Co2レーザーのほくろ除去の概要
料金 |
モニター価格 下記料金から10%OFFになります。 【1個当たり】 1舒焚 ¥4,840 2舒焚 ¥9,680 4舒焚 ¥14,630 6舒焚 ¥19,690 6舒幣1个△燭 ¥1,980 【取り放題コース】 1個~10個 ¥29,700 11個~20個 ¥37,840 21個~30個 ¥50,490 30個以上10個あたり ¥8,690 ※顔のみ |
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治療時間 |
範囲によりますがレーザーの照射時間は5分から10分程度が目安です。 麻酔クリームをつける場合は別途30分程度かかります。 |
麻酔代 |
別途、麻酔クリーム、麻酔テープなどの麻酔代がかかる場合があります。 麻酔代は、範囲によって異なります。 |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | 照射部位の紫外線対策 |
仕事・外出 | 可能 |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修医師
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医師
浪川 浩明(なみかわ ひろあき)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1991年
- 帝京大学医学部医学科 卒業
- 1991年
- 東京厚生年金病院 形成外科入局
- 2006年
- 共立美容外科・歯科 入局
- 2009年
- 共立美容外科・歯科 新宿本院院長就任
- 2009年
- 共立美容グループ 副院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本形成外科学会会員
日本顎顔面外科学会会員
日本手の外科学会会員
日本マイクロサージャリー学会会員
日本職業・災害医学会会員
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