日本美容外科医師会認定医院 | 相談・施術の流れ|美容整形・美容外科なら共立美容外科・歯科 ドクターひとりひとりが日々、技術の向上に努力しています。
公開日:2022年03月06日(日)
最終更新日:2022年04月29日(金)
このコラムを読むのに必要な時間は約 15 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
BNLS注射は、植物由来の成分を主成分とした脂肪溶解注射です。
注射をするだけで、メスを入れることなく脂肪を溶かして部分痩せができるため、ダウンタイムが少ないダイエット法として知られています。
脂肪溶解注射に興味があっても、「どの部位に注射ができるのか」「本当にダイエット効果があるのか」という疑問を抱き、なかなか一歩を踏み出せない方もいるかもしれません。
そこで今回は、脂肪溶解注射の中でも即効性があってダウンタイムが少ない、BNLS注射の特徴について徹底解説します。
脂肪溶解注射やBNLS注射に興味があるという方は、ぜひ目を通してみてください。
BNLS注射とは、フェイスやボディのダイエットに幅広く使用される脂肪溶解注射です。
植物由来の成分を気になる部位に注射し、脂肪の溶解を促してサイズダウンを叶えます。
まずはBNLS注射の成分や効果について詳しく見ていきましょう。
BNLS注射は植物由来成分を主成分としている、体への負担が少ない脂肪溶解注射です。
効果には個人差がありますが、注射した部分の脂肪が溶解され、2~3日ほどで脂肪の減少を実感できます。
従来の脂肪溶解注射の主成分はフォスファチジルコリンというものでした。この成分は中性脂肪の排出を促してくれるため、しっかりと痩身効果が得られますが、腫れやすくてむくみや熱感が生じやすいというデメリットがありました。
一方、BNLS注射は注射後のむくみや熱感が出にくく、腫れも少ないブレンドになっているため、より安心して脂肪溶解注射が行えるというメリットがあります。
なお、BNLS注射に含まれている主な成分は、以下のとおりです。
成分名 | 主な効果 |
---|---|
チロシン(アミノ酸) | 脂質代謝を促進して脂肪を燃やす |
アデノシン三リン酸(ATP) | 血流や血管新生を促進し、新陳代謝を改善する |
ペルシャグルミ(クルミ) | 血管を保護し、血管循環を促す |
セイヨウトチノキ(マロニエ) | むくみを減少させ、毛細血管の弾力性を向上させる |
ヒバマタ(海藻)抽出物 | コラーゲンやミネラル、アミノ酸を含有し、脂肪を分解する作用がある |
メチルプロパンジオール | 有効成分の浸透性を向上させ、血液の循環を促進させる作用がある |
オキナグサ | 抗炎症作用や創傷治癒効果、肌再生作用 |
カラクサケマン | 抗炎症作用や創傷治癒効果、肌再生作用 |
マンヌロン酸メチルシラノール | 脂肪分解や抗炎症作用、保湿効果 |
デオキシコール酸 | 脂肪細胞の細胞膜を破壊し、分解する |
上記のように、BNLS注射には脂肪を分解する成分はもちろんのこと、代謝を促進したり肌に作用したりする成分も豊富に含まれています。体に優しい成分で、なおかつ高いダイエット効果や美肌効果が得られる点が、BNLS注射の大きな特徴です。
BNLS注射の料金は、1ccあたり3,000~5,000円程度です。料金は施術を受けるクリニックによって大きく異なるため、事前にきちんと確認しておきましょう。
ただし上記の料金はあくまで1ccあたりのものです。実際に1ccの注入のみで効果が出ることは少なく、片頬だけでも1度に2~5cc程度の量を打つことがあります。実際に注入する量は人によって異なるため、医師とよく相談したうえで注入量や料金を決定していきましょう。
効果が出るのは、注射してから2~3日程度経過してからです。BNLS注射を打つと脂肪細胞自体の数を減少させるため、個人差はありますが痩身効果は半永久的に持続します。
一般的なダイエットは脂肪細胞のサイズを小さくして痩身効果を得るため、ダイエットをやめて脂肪細胞のサイズが元に戻ればリバウンドが起きてしまいます。その点、BNLS注射は脂肪細胞の数を減らせるため、リバウンドが起きにくい点が大きなメリットなのです。
BNLS注射を検討するときに気になるのが、どの部位に注射ができるのかというポイントでしょう。BNLS注射が使える部位はクリニックによって異なり、顔の痩身メニューとして取り扱っているところもあれば、全身に使える痩身メニューとして取り扱っているところもあります。
つまり、BNLS注射は基本的に皮下脂肪が気になる部分であればどこにでも注入できるということです。
ここでは、さらに具体的にBNLS注射が使える部位について見ていきましょう。
BNLS注射は、小顔治療に使われることが多い施術法です。脂肪が気になる部分に注入し、脂肪を溶かすことで小顔効果を狙います。
脂肪吸引のように脂肪を多く取り除けるわけではありませんが、メスを入れることなく治療が可能です。さらにダウンタイムもほとんどないため、周囲に気づかれず自然に痩せたいという方に選ばれています。
BNLS注射が使える具体的な顔の部位は、以下のとおりです。
顔のたるみや二重アゴ、エラの張りや団子鼻、重く見える上まぶたの改善などにBNLS注射は活用されています。
BNLS注射は、体にも使用できます。脂肪が気になる部分に注射して、自然な部分痩せを目指します。
BNLS注射が使える具体的な体の部位は、以下のとおりです。
「下着に乗ってしまう脂肪を解消したい」といったように、細かい部分の痩身が得意なのがBNLS注射の強みです。
太ももやお腹周りの部分痩せも可能なBNLS注射ですが、広範囲の脂肪を除去するためには、多くの薬剤が必要になる点に注意しなくてはいけません。薬の量が増えれば、そのぶん体への負担がかかることになるため、BNLS注射を使った治療ではリスクが高くなってしまうこともあります。
場合によっては、脂肪吸引などといったほかの方法で脂肪を除去すべきケースもあるかもしれません。広範囲のダイエットを希望の際は、本当にBNLS注射で治療すべきなのかどうか、医師とよく相談しましょう。
BNLS注射についてさらに理解するためにも、BNLS注射ならではの特徴をもう少し深く知っていきましょう。
BNLS注射には、ダイエットや美容にうれしい効果が5つあります。
BNLS注射の最大の特長は、それぞれの含有成分が相乗効果を生み、効率的に痩せることが可能な点です。BNLS注射には、以下の3つの作用がある成分が含まれています。
不要な脂肪を溶かす「脂肪溶解作用」
溶かした脂肪や老廃物を排出する「リンパ循環作用」
たるみを抑制する「肌の引き締め作用」
BNLS注射は脂肪を分解するだけではなく、血液やリンパの流れを改善して、脂肪以外の老廃物も体外に排出してくれます。そのため、むくみやたるみが気になっている方にもBNLS注射は効果的なのです。
上記のように複数の作用が相互するため、従来の脂肪溶解注射よりも短い期間で、しっかりと部分痩せの効果が得られます。
従来の脂肪溶解注射の主成分は、フォスファチジルコリンと呼ばれる成分でした。この成分は歴史が長く使用実績も多いのですが、注入後は腫れやむくみ、熱感などといった副作用が出やすい点がデメリットでした。
対してBNLS注射は、海藻やくるみなどから抽出した植物由来成分のブレンドで体への負担が少なく、注入後にむくみや熱感が出ることはほとんどありません。注入後に薬剤を入れた際のふくらみは生じますが、1~2時間で消失します。
もちろん、腫れやむくみ、熱感などの感じ方には個人差がありますが、BNLS注射は従来の脂肪溶解注射と比べると体への影響が大幅に軽減されています。はじめての脂肪溶解注射で痛みや副作用が気になる方でも、BNLS注射であればチャレンジしやすいでしょう。
従来の脂肪溶解注射は、注入してから効果を実感するまでに2~3週間ほどの期間を要しました。そのため継続治療を希望の際は2~3週間ごとの来院が必要になり、1クール終了までに数カ月の期間がかかっていました。
対して、BNLS注射は2~3日で脂肪の減少効果を確認でき、1週間ごとの間隔で治療を行えます。したがって、治療期間の大幅な短縮が実現できるのです。仮に1クール3回の治療を行っても1カ月以内に完了するため、より早く効果を実感したいという方にはおすすめです。
BNLS注射は、体の部分痩せにも効果的です。「ひざのうえに乗っている脂肪」や「下着に乗っている脂肪」などにピンポイントで作用させられるため、自然かつ希望通りの部分痩せが叶います。
一般的なダイエットでは、こういった一部の脂肪だけを集中的に減らすことはなかなか難しいでしょう。どれほど運動を頑張って体重を減らしても、「希望する部分の脂肪がどうしてもなくならない」と悩んでしまうケースは少なくありません。
BNLS注射は、厳しい食事制限や運動もせずにピンポイントな部分痩せが叶えられます。注射をするだけで、苦労することなく、より理想のボディラインに近づく手助けをしてくれるのです。
先述したとおり、BNLS注射は体への負担が少ない脂肪溶解注射であるため、痛みやダウンタイムが少ないというメリットがあります。施術後の痛みや腫れ、見た目の異変が生じにくいため、注射をした当日からメイクができますし、いつもどおりの生活を送っても問題ありません。
のため腫れや痛みに不安がある方、仕事を休めなくてダウンタイムが取れない方でも、BNLS注射を受けられます。
もちろん、痛みやダウンタイムの感じ方には個人差がありますし、患部を刺激してしまった場合は腫れや痛みが生じることがあります。術後は医師から説明される注意点を守り、ダウンタイムを長引かせないような配慮が大切です。
メリットが豊富なBNLS注射ですが、実は気をつけておきたいデメリットも存在しています。美容施術を検討する際は、メリットだけではなくデメリットも理解し、施術を受けるかどうかを判断してください。
ここでは、BNLS注射のデメリットを2つ紹介します。
BNLS注射は痛みや腫れ、ダウンタイムが少ない施術ですが、副作用の現れ方には個人差があるため注意が必要です。いくらBNLS注射が自然由来の成分を使用していても、人によっては若干の内出血や赤み、腫れが生じるため、そのリスクを念頭に入れたうえで施術を受けてください。
術後は、まれに強い腫れや痛み、熱感が生じることがあります。この場合、細菌感染などのトラブルが疑われるため、少しでも異変を感じたらすぐに施術を受けたクリニックに相談しましょう。
BNLS注射は脂肪を直接吸引しないので、広範囲のダイエットや全体痩せには適していません。
例えば「小鼻の脂肪を取り除いてシュッとさせたい」「太ももの一部を細くしてラインをきれいにしたい」という希望であれば、BNLS注射でも問題ないでしょう。
しかし「太もも全体を細くしたい」「お腹と背中の脂肪を丸ごと取り除きたい」という場合は、BNLS注射では対応できないケースがあります。
効果には個人差があり、あくまで部分痩せに特化した施術だということを理解し、必要に応じてほかの痩身法も取り入れながら理想のボディラインを目指していきましょう。
美容クリニックで受けられる痩身法には、脂肪吸引やメディカルダイエットなどさまざまな方法があります。多くの選択肢があるなかで、特にBNLS注射が向いているのは以下のような方です。
BNLS注射は、脂肪吸引をするまでではないけど、部分的に痩せたい部位がある方におすすめです。
注射をするだけで痩身効果が得られるため、食事制限や運動といった努力をすることなく素早く痩せたいという場合にも最適でしょう。
またBNLS注射はダウンタイムが少なくリバウンドもしにくいため、リスクを抑えて痩身施術を受けたい方にも向いています。
体への負担が少なくて即効性もあるBNLS注射。効果に魅力を感じ、実際に部分痩せのためにBNLS注射を受けたいと考えている方も多いかもしれません。
BNLS注射に限らず、美容施術は抱いている疑問や不安をしっかりと解消してから受けることが非常に重要です。
BNLS注射に関する疑問は、クリニックでカウンセリングを受ける際に医師へ相談できますが、スムーズにカウンセリングを進められるようにあらかじめよくある疑問への解答を知っておきましょう。
ここではBNLS注射のよくある質問についてお答えします。疑問を解消し、安心して施術を受ける準備をしてください。
BNLS注射に含まれるデオキシコール酸は、日本でいう厚生労働省にあたる米食品医薬品局(FDA)で承認された成分です。FDAはデオキシコール酸について、脂肪減少効果があると評価しています。[注1]
もちろん、BNLS注射の効果には個人差があります。しかし、安全性が高く、一定の効果を見込める方法であるのは間違いありません。
とくに美容施術による部分的な痩身効果を求める場合は、選択肢のひとつとなるでしょう。
[注1]メディカルオンライン:顎下脂肪(二重あご)治療薬Kybellaを承認
BNLS注射は1回の施術でも2~3日後に脂肪減少効果を実感できます。しかし、しっかりと痩身効果を得たいのであれば、継続して施術を受けることが推奨されています。
クリニックによって治療方針は異なりますが、脂肪が多い箇所に関しては1週間ごとに3~4回程度の治療を受けることが推奨されているケースが多いです。もちろん1回のみで治療を終わらせることも可能なので、無理のない範囲で治療を受けて問題ありません。
BNLS注射は体への負担が少ない治療法ですが、健康状態によっては安全面に配慮して施術を見送らる場合もあるため注意しましょう。一人一人の状態や医師の判断によって治療の可否は変わってきますが、以下に当てはまる方はBNLS注射が受けられない可能性があります。
医師に上記のような体の状態を伝えないままBNLS注射を受けてしまうと、健康上のリスクが高まってしまう可能性があります。ほかにも体質に不安がある場合は、必ずカウンセリングの際に正しく情報を伝えて、判断を仰ぐようにしましょう。
BNLS注射はダウンタイムが生じにくく、施術の当日からメイクやシャワーが可能ですが、その際は触ったり強く圧迫したりしないように気をつけてください。また体質によっては針穴付近に内出血や熱感が生じることがあります。
治療後3日間は腫れが助長される可能性があるため、飲酒やサウナを控えるようにしましょう。レーザーや高周波などの施術は術後3~5日程度から可能ですが、必ず医師に相談してから行うようにしてください。
また治療後3日間は溶解した脂肪をより燃焼しやすくするため、軽い有酸素運動をおすすめします。こちらも医師と相談をして行うようにしましょう。
実際にBNLS注射を受ける際は、どのような流れで施術が行われていくのでしょうか。流れをしっかりと理解しておけば、施術に対する不安や恐怖心が軽くなります。
ここでは、BNLS注射の施術を行う際の一般的な流れを紹介します。
BNLS注射を受ける際は、医師の診察とカウンセリングを受ける必要があります。カウンセリングの前には問診票が渡されるため、そこに脂肪が気になる部位やお悩み、相談したいことを記入しておきましょう。
問診票の内容をもとに、医師から最適な治療法や治療方針について説明を受けます。この際、BNLS注射の具体的な方法や注意事項、料金なども説明してもらいます。わからないことや不安なことがあれば、しっかりと質問して解消しておきましょう。
カウンセリングの内容に問題がなければ、洗顔や消毒を行ってデザインをしていきます。BNLSを注入する部位の脂肪の量や固さを確認して、希望の形になるようにマーキングしてもらいましょう。
ベッドで横になったら、痛みを軽減するために麻酔クリームを塗布します。
麻酔クリームを塗ると、皮膚表面の感覚がなくなって注射の痛みを感じにくくなりますが、数時間でもとに戻るため安心してください。
麻酔クリームを塗布したら、30分程度置いて成分を浸透させます。
麻酔クリームを拭き取ったら、BNLS注射の施術を行います。麻酔クリームで皮膚表面の感覚はなくなっていますが、注入時に痛みが生じないように注意しながら丁寧に注入してくれます。
クリニックによっては痛みを感じにくい細い注入針を使っているところもあるので、痛みに不安を抱いている方は、そういった配慮のあるクリニックで施術を受けるといいでしょう。
BNLSの注入が終わったあとは、デザインを拭いて施術完了です。当日からメイクが可能なため、その場でメイク直しもできます。
クリニックによってはパウダールームの用意があるところも多いので、希望の際はあらかじめスタッフに伝えておくといいでしょう。
メイク直しが終わったら、会計をして帰宅となります。次回も治療をする予定の場合は、この際に予約をとっておきましょう。
帰宅後、腫れや痛みがひどくなったり不安な症状が現れたりしたときは、早めに施術を受けたクリニックに連絡をして指示を仰いでください。
植物由来成分をメインに配合したBNLS注射は、体への負担が少なくダウンタイムが生じにくい痩身術です。
顔だけではなく体の部分痩せにも有効で、2~3日程度で効果が現れるため、素早く簡単に脂肪を除去したいというときはぜひ検討してみてください。
ただしBNLS注射の効果やダウンタイムの程度には個人差があります。
また、除去したい脂肪の量によっては、BNLS注射ではなく脂肪吸引などといったほかの痩身法のほうが向いているケースもあります。
一人一人に適した治療法は異なるため、しっかりと医師のカウンセリングを受けたうえで、納得のいく施術を見極めることが肝心です。
BNLS注射はリバウンドしにくい治療法ですが、施術を受けたからといって暴飲暴食をしてしまえば、理想のボディラインは手に入りません。美容施術だけに頼り切りになるのではなく、生活習慣も見直しながらBNLS注射を活用していきましょう。
▼共立美容外科のBNLS(脂肪溶解注射)の料金や施術の流れについての詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
×
新宿・名古屋・大阪・福岡をはじめ
全国26院 共通ダイヤル
0120-500-340
あの久次米総括院長も診察♪
新宿本院 直通ダイヤル
0120-500-340
銀座院 直通ダイヤル
0120-560-340
渋谷院 直通ダイヤル
0120-340-428
池袋院 直通ダイヤル
0120-340-800
立川院 直通ダイヤル
0120-489-340
上野御徒町院 直通ダイヤル
0120-340-444