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公開日:2022年06月16日(木)
最終更新日:2022年10月08日(土)
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目次
妊娠線は胎児の成長や母体の脂肪の増加、そして妊娠中に起こりやすい肌のコンディションの変化などが原因で発生します。
妊娠線は主に腹部にできることが多いですが、太ももや臀部にも発生するケースがあります。
さて妊娠線ができるのはやむを得ないことだと捉えている女性も多いですが、クリームを塗って保湿やマッサージ行うことである程度妊娠線が予防できる可能性があるのです。
また使用するクリームについては顔や体に使える保湿クリームを選ぶ方もいますが、妊娠線の予防に特化した妊娠線予防クリームを使う方もいます。
そこで今回は、妊娠線予防クリームの中でおすすめできる商品や商品の選び方について詳しくお伝えします。
妊娠線の原因の1つとして、妊婦さんの多くが経験する肌が乾燥しやすくなるという現象が挙げられます。
乾燥状態にある皮膚は伸縮性が低下するため、胎児の成長やご自身の脂肪によって皮膚が引き伸ばされると断裂しやすくなるのです。
そのため妊娠線を予防するには皮膚の保湿が欠かせません。
さて妊娠線予防のために一般的な保湿クリームを使用する方もいる中、妊娠線予防クリームとして製造・販売されているクリームを用いる方もいます。
妊娠線予防クリームは肌が刺激に弱くなりやすい妊娠中に使うことを想定して作られているため、肌にやさしい成分が使われている傾向にあります。
また妊婦さんの肌だけでなく生まれた赤ちゃんの肌にも安心して使える商品も多いです。
それでは、市販されているおすすめの妊娠線予防クリームをいくつかピックアップします。
肌の柔軟性や弾力を維持する働きが期待できる妊娠線予防クリームです。
ボトルの中身は空気に触れにくい構造になっていることから、開封後時間が経ってもクリームが劣化する心配はほとんどありません。
また無香料なのでにおいに敏感になりやすいつわりの時期にも安心して使用できます。
コラーゲンとヒアルロン酸がそれぞれ2種類配合されているのに加えセラミドも使われていることから、保湿力に優れています。
肌が存分にうるおうクリームでありながらベタつきにくい傾向にあるので、快適に使うことができます。
またクリームの伸びが良いため少量でも広範囲に渡って塗ることが可能です。
なおこちらのクリームには香りが付いていますが、ほんのりした石鹸の香りなのでリラックス効果が期待できます。
99%の成分が天然由来であるため化学成分に抵抗のある方でも安心して使うことができます。
そして保湿成分もふんだんに使われていることから、妊娠線が形成されやすい部位の乾燥やつっぱりを改善する効果が見込めます。
またネロリの香りがあるのでリラックス効果も期待できます。
ほんのりネロリの香りが感じられる妊娠線予防クリームで、保湿成分だけでなく肌の新陳代謝を促すビタミンC誘導体が含まれています。
このビタミンC誘導体の作用で皮膚の新陳代謝が促進され、肌のトーンアップ効果に加えシワ、たるみ改善効果が期待できます。
そして美肌成分が皮膚の奥の角質層にまで浸透し妊娠線や肉割れに加え、脂肪増加や猫背によるへそ周辺の横ジワと首のシワを薄くする効果も見込めるのです。
また伸びが良い一方で軽いテクスチャーであることからベタつきが生じる心配が少ないです。
ちなみにこの商品は単品で購入する手段もありますが、同じメーカーがセットで販売している「ヒートブースターボディマッサージ VCオイル」を先に使うことでクリームがより肌に浸透しやすくなる効果が期待できます。
オーガニック成分が95%を占めており香料や着色料も使われていないことから、肌が敏感になりやすい妊娠中に安心して使えるクリームです。
またこのクリームには水が使用されておらず、アロエベラの葉からとれるエキスをベースに作られています。
そのためアロエベラの持つ美肌効果、保湿効果により肌のうるおいやツヤ、伸縮性が保たれることが期待できます。
ちなみに香りはシトラスの香りです。
妊娠線予防クリームは妊娠初期の段階から出産後にかけて使う人もおり、さらには生まれた赤ちゃんのスキンケアにも同じクリームを用いる人もいます。
このように長期間使うことを考慮し、価格の安さを重視して妊娠線予防クリームを選ぶ方も少なくありません。
一方でコストパフォーマンス以外には、妊娠線予防クリームのテクスチャーや成分、香りも商品を選ぶポイントになります。
妊娠線予防クリームの中には肌馴染みの良いサラッとしたテクスチャーのものから、とろみのあるテクスチャーのクリームまであります。
継続的に妊娠線予防クリームを使用するのであれば伸びやすさやベタつきの少なさなどを確かめ、ご自分の好みに合ったテクスチャーの商品を選ぶことを推奨します。
妊娠中は体の免疫力が低下したり肌が乾燥しやすくなったりすることから肌が敏感になる傾向にあります。
そのため着色料や石油系界面活性剤のような肌に刺激を与え得る成分が含まれていない妊娠線予防クリームを選ぶことがおすすめできます。
加えて出産後に赤ちゃんのスキンケアにも同じクリームを使うのであれば、いっそう無添加の商品を選ぶことが望ましいです。
また妊娠線予防クリームの中には「パッチテスト済み」「アレルギーテスト済み」とアピールされている商品もいくつかあります。
パッチテストやアレルギーテストが実施されたことをアピールしている商品は、皮膚への刺激やアレルギー反応の原因となる成分が使用されていない傾向にあります。
すべての人に刺激感やアレルギー反応が生じない商品というわけではありませんが、安全性の高さを重視する方はパッチテストやアレルギーテストの実施の有無も商品選択の基準にしてみましょう。
妊娠線予防クリームの中には香りが付いているものもあり、そうしたタイプのクリームを使うことでリラックス効果が望めます。
長期的に妊娠線予防クリームを使うのであれば、ご自分の好きな香りが付いているかどうかも商品を選ぶポイントとなります。
また妊娠線予防クリームの中には、つわりのある妊婦さんが使うことを考慮して吐き気の起こりにくい柑橘系の香りが付けられている商品もいくつか存在します。
しかしどのような香りが原因でつわりの症状が起こるかは人それぞれですので、ご自分に合った香りのクリームを見つけるのが理想的です。
なお、香り付きのクリームに不安を感じるのであれば無香料の商品を選ぶとより安心して使うことができます。
無香料であれば人によって好き嫌いが分かれにくいため、生まれた赤ちゃんを含めご家族みんなで同じクリームを使うことも可能です。
ちなみに妊娠線予防クリームとしてではなく一般的な保湿クリームとして販売されている商品を買う場合は、香り付けの成分に注意が必要です。
保湿クリームの中には香り付けのために植物の精油が用いられているものがあり、精油の成分が胎児や新生児の肌や健康に悪影響をもたらす可能性があるのです。
特に妊婦さんの場合は精油入りクリームの使用に慎重になる必要があり、理由としては精油の種類によって子宮の収縮を促す作用があることが挙げられます。
例えばカモミールやペパーミントのような広く知られた植物の精油にも子宮収縮作用があります。
そして妊婦さんがそうした作用のある精油を使うと流産や早産をまねくリスクがあるのです。
そのため赤ちゃんを危険から守るためには精油の入っていない保湿クリームや妊娠線予防クリームとして販売されているクリームを選びましょう。
妊娠線予防クリームは肌の乾燥しやすい入浴後などのタイミングに使用すると保湿力を実感しやすくなります。
そしてただクリームを塗り込むよりも、肌をマッサージしながら塗るという使用方法がおすすめできます。
妊娠線が形成されやすい腹部や太ももなどを優しく円を描くようになでながらクリームを馴染ませましょう。
セルフマッサージをすることで肌が軟らかくなるので伸縮性が生じ、皮膚が断裂する可能性が下げられます。
加えてマッサージで血行が良くなると肌の新陳代謝が促されるので、皮膚が生まれ変わった結果妊娠線がある程度目立ちにくくなるという効果も望めます。
特に腹部のマッサージを強い力で行ってしまうと胎児への負担につながる恐れがあるので、優しくマッサージしましょう。
また妊娠線は腹部に加えて太ももやバスト、臀部に形成されやすい傾向にあるので、妊娠線予防クリームを全身に塗り込むつもりで使うのがおすすめできます。
妊娠線予防のための保湿やマッサージは腹部が大きくなる前の段階から始めることがおすすめです。
胎児の体は妊娠6ヶ月から8ヶ月の間に成長が進むことが多いので、その期間に妊娠線が気になってくる傾向があります。
そのため妊娠5ヶ月を迎えたころには腹部や太ももといった妊娠線が形成されやすい部分の保湿やマッサージを始めるのが望ましいです。
また妊娠5ヶ月という時期は多くの妊婦さんにとってつわりの症状が治まってくるタイミングでもあります。
つわりが治まっていない時期に腹部のマッサージをしたのがきっかけで体調が悪くなってしまうこともあり得るので、体調が落ち着く時期という面でも妊娠5ヶ月を迎えたころに妊娠線の対策を始めるのが推奨できます。
ちなみに妊娠線を防ぐ目的でマッサージをする時、妊娠線予防クリームを使わないとかえって逆効果になる可能性があります。
手に何も付けない状態で肌をさすったり揉んだりすると、手のひらの摩擦で肌が傷んだり皮膚が引っ張られたりして、結果として皮膚が断裂し妊娠線が形成されるリスクが上がります。
そのためマッサージを行う時はクリームやオイルを使って肌への負担を軽減しましょう。
美容外科でも妊娠線の治療を行っています。
詳細はコチラから。
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このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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