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公開日:2022年04月02日(土)
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目次
多くの有名人やセレブが利用しているということで、ますます注目や人気が集まっているインプラント治療。
今回はそんなインプラント治療の、「医療費控除」という方法をご紹介します。
インプラントを検討しているという方は、ぜひ最後までご覧ください。
まずはそもそもインプラントとは何かということから解説していきます。
インプラントとは、体に埋め込む器具の名前のことを言い、歯科医療に限らず、様々な領域において、体の中に埋め込む人工物のことを総称してインプラントと言います。
整形外科領域で関節と関節をつなぐための人工物も、広い意味ではインプラントということになり、美容外科領域では、鼻に入れるプロテーゼや豊胸用のバッグなどもインプラントと呼ぶことができます。
今回紹介するような歯科領域で用いるインプラントのことは、正式にはデンタルインプラントと呼ばれることがありますが、近年では歯科領域におけるインプラント治療が一般的となり、単にインプラントと呼ぶことで、それが歯科領域のインプラント治療のことを指すという場合が多いです。
そのため、歯科診療におけるインプラント治療のことを「インプラント」と呼ぶと覚えておけばよいでしょう。
歯科領域におけるインプラント治療とは、顎の骨にインプラントとよばれる人工歯根を埋入し、その上に人工の歯を装着するという治療になります。
人工の歯のことをインプラントと呼ぶと考えている人も多いですが、 より正確には、歯ではなく歯ぐきの部分に埋め込む人工物のことをインプラントといい、人工の歯に関しては一般的な「差し歯」と大きく変わりません。
しかし差し歯とインプラントとでは根本的な土台が全く異なるため、見た目やその後の経過、治療内容などが大きく異なります。
インプラントについてイメージしやすくするためにも、インプラントと差し歯の違いについて考えていきましょう。
インプラントも差し歯も、どちらであっても、「人工の歯を自分の歯の代わりに使用する」というのは変わりません。
しかし、歯の土台となる歯根と呼ばれる部分が大きく異なります。
差し歯治療は、自分の歯根に対して(自分の歯根を利用して)人工の歯をかぶせることで治療を行うため、抜歯をした場合など、自分の歯根が残っていない場合には、差し歯を入れることはできません。
差し歯は歯茎にそのまま埋め込まれているわけではなく、自分自身の歯の根元である歯根部分に人工の歯を取り付けているため、自分の歯根が残っているということが差し歯治療を行うための条件となります。
そのため、抜歯を行った後に差し歯に変えたいという要望があったとしても、抜歯によって歯根が取り除かれてしまっている場合には差し歯治療を行うことができません。
一方、インプラント治療は、抜歯を行った箇所に対して、「人工の歯根を作って歯を再建する」という治療方法になります。
この人工の歯根部分がインプラントと呼ばれるものであり、自分の歯根が必要となる差し歯治療との大きな違いがここにあります。
歯根が残っている場合にはインプラント治療を行うことができないため、インプラントを実施するためには、あえて歯を抜歯していく必要があります。
また、歯茎に人工物を埋め込むという施術が必要になるため、手術自体も差し歯治療よりも大きなものになります。
手術の負担が大きくなるインプラント治療なのですが、なぜ近年インプラントが注目を集め、多くの人がインプラント治療を希望されるのでしょうか。
ここからはインプラントのメリットを紹介していきます。
インプラントは差し歯とは異なり、人工の歯根を挿入することで人工歯を入れていくという治療になります。
インプラントを導入するためには、歯根を取り除くための抜歯をしていく必要があります。
手術自体も大きなものになるのですが、その分インプラントには大きなメリットがあります。
インプラントの大きなメリットとしては、咀嚼する力が強くなるということが挙げられます。
例えば、総入れ歯にしてしまった場合には、咀嚼力(ものを噛む力)が大きく低下してしまいます。
噛みにくくなることはもちろんのこと、いくらオーダーメイドで入れ歯を作ったとしても、入れ歯がズレたり入れ歯の隙間に物が挟まったりして、食事に苦労するということは少なくありません。
固いものが食べにくくなる(食べられなくなる)のはもちろんのこと、熱い食べ物などが食べられなくなるといった問題点もあります。
しかし、インプラントであれば歯の土台となる歯根部分が人工物でしっかりと固定されているため、自分自身の健康な歯と変わらないレベルでの咀嚼力が得られる可能性があります。
また食事によって入れ歯をはめたり外したり、差し歯がなくならないように気を使ったりということもなく、自分の歯と同じような感覚で物を食べることができます。
またインプラントは土台部分を人工物に変えているため、歯根部分が虫歯になるリスクを避けることができます。
差し歯や入れ歯などでは、自分の歯との共存部分が存在するため、しっかりとメンテナンスを行わない限り虫歯のリスクが高くなってしまいます。
しかしインプラントで人工物に変えてしまうことで、歯根部分が虫歯になるということはありません。
とはいえ、たとえインプラントであっても歯茎の健康を維持できるとは限らず、インプラント周囲炎という、歯周病のような病気になる可能性もあります。
インプラントだから絶対に大丈夫ということはありませんので、長期間きれいなインプラントを維持するためにも、定期的に適切なメンテナンスを受けるようにしましょう。
自然の歯よりも虫歯になりにくいことは確かですので、何度も何度も虫歯になっているという人は、インプラントを検討してみても良いでしょう。
インプラントの大きなメリットの一つが白く美しい歯を手に入れられるということでしょう。
多くの方が歯を白く美しくするためにインプラントを検討しています。
差し歯の治療では歯茎の色が変色してしまったり、差し歯が黄色くなってしまうなどの見た目の問題がありますが、インプラントでは白く美しい歯を長期間維持することができます。
日本人はもともと、黄色がかった白色の歯をしているというのが特徴です。
ホワイトニング等で白い歯を手に入れることもできますが、歯の脱色効果には限界があるため、外国人のような真っ白な歯を手に入れるというのはなかなか難しいです。
しかしインプラントの技術を使えば、真っ白で形の整った歯を手に入れることができ、歯並びや歯の色、歯茎の悩みなど、見た目のコンプレックスを一気に改善することができる可能性があります。
整った見た目を手に入れることができるというのは、インプラントの大きなメリットであると言えます。
インプラントのデメリットとして挙げられるのが費用です。
インプラント治療は保険が適用とならず、施術(手術)費用が高額になる可能性があります。
共立美容外科ではしっかりとお見積りをお出ししますので、見積もり以上の金額になるということは絶対にありません。
しかし一般的な歯科治療に比べて費用が高くなってしまうため、費用の問題でインプラントができないという方がいるのも事実です。
また、 手術そのものも大きなものになるため、体への負担が差し歯などと比べて大きくなるというのもインプラントのデメリットです。
しっかりとした麻酔やアフターフォローを行いますので、安全に施術を受けていただくことはできますが、事実としてインプラントは大きな手術が必要であるということを知っておきましょう。
とはいえ、 多くの人にとって最大のデメリットとなるのは、費用の高さだと考えられます。
最後に、医療費控除についてご紹介します。
インプラントは保険の適用ができず、手術自体も大きなものになるため、必要な費用は他の施術よりも大きくなる可能性があります。
もともと歯科矯正などは高額な費用が必要になるため、保険適用の効かない長期的な歯科矯正を行っている方などは、インプラントの方が逆に費用が低くなるということはありますが、 一般的にはインプラントの費用は他の歯科治療よりも高額になる場合が多いです。
医療費控除とは、その年に支払った医療費が一定の金額を超えた場合に、税金(所得税・住民税)が軽減(控除)されるという制度です。
自分自身で確定申告を行っている方であればご存知の方も多いと思いますが、年間に支払った医療費が10万円を超えている場合、所得税などの税金を減らすことができるというのが医療費控除です。
サラリーマンの場合など、自分で確定申告をしていない人は聞きなれない言葉かもしれませんが、実は医療費の支払いが年間で10万円を超えている場合には、払いすぎた税金が戻ってくる(申告することで税金が戻ってくる)という制度を利用することができます。
一般的な医療費の他にも、インプラント治療も医療費控除の対象となりますので、インプラントを行なった年には医療費控除を申告することで、その年に払った税金が戻ってくる(税金の支払いを少なくする)ことができます。
つまり、インプラント治療そのものの値段を安くすることはできませんが、結果的に自分の手取りが増えるということになるため、その差分を活用することでインプラントの費用を抑えることが可能です。
施術のお悩みだけではなく医療費のお悩み等も含めてご相談いただければと思います。
▼共立美容外科の人気のインプラント治療にの料金や手術方法の詳細はこちら
このページの監修・執筆医師
医師
会田 隆介(あいた りゅうすけ)
歯科医院長
日本アンチエイジング歯科学会認定医
略歴
主な加盟団体
日本顎顔面インプラント学会会員
日本歯周病学会会員
日本保存学会会員
日本口腔インプラント学会会員
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