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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

セラミック歯は老後まで一生使える?寿命を長持ちさせる5つの対策

公開日:2022年07月15日(金)

美容歯科
歯科のユニットでセラミッククラウンを見せる女性
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歯科治療での詰め物・被せ物は「セラミック」を選ぶことで、白く輝く歯が魅力的になり、笑顔が一層と輝くようになります。長年使ってもすり減りや変色がないのも嬉しいですね。

そんなセラミック歯は、健康保険適用外の自由診療となりますので、保険診療の素材と比べると高額となり、「老後までちゃんと長持ちするかな…」と心配な方も多かと思います。

そこで今回は、セラミック歯の寿命と長持ちさせるためのメンテナンス、5つの対策法を解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

セラミック治療とは?

セラミッククラウンの実物

セラミック治療とは、歯が欠けたり割れてしまったり、虫歯の治療などの際に、欠損部分に陶器で作られた素材の詰め物(インレー)・被せ物(クラウン)を使用する歯科治療のことです。

セラミック歯の特徴は、硬さがあって非常に丈夫なので長期間使用することができ、天然の歯のように透明感と白さがあるため、お口元の見た目が良くなるメリットがあります。

一般の歯科治療で使われている銀歯の場合は金属アレルギーの心配がありますが、セラミック歯には金属が使われていないのでアレルギーリスクもありません。

陶器は湯呑やマグカップにも使われるように、セラミック歯は変色したり、飲食による着色がほとんどなく、経年変化の劣化も少なく、美しい白い歯を長くキープできるのがメリット。

セラミック歯は審美性、耐久性、機能性など、全てにおいて優れており、最近では歯科矯正やホワイトニングの目的でセラミック治療をされる方も増えています。

「セラミック歯」には複数の種類があり、陶材100%で作られた「オールセラミック」やセラミックとレジン(プラスチック)を混合した「ハイブリッドセラミック」などがあります。

歯科医院によって取り扱っている種類が違い、目的によっても適した素材が異なりますので、担当の歯科医とよく相談した上で治療を受けるようにしましょう。

 

 

セラミック歯は老後まで一生使えるの?

セラミック歯は銀歯やレジンなどと比べるとはるかに丈夫で長持ちする素材であることは間違いありませんが、老後まで一生使えるかといえば「一生モノ」ではありません。

歯科治療でセラミックの詰め物・被せ物をすれば、老後まで一生使えると思われるかもしれませんが、毎日の飲食で使用するセラミック歯は少しずつ劣化していきます。

セラミック歯は口腔内の状態や使用状況によって個人差がありますが、10年後、20年後のタイミングで交換する時期がやってきます。

また、セラミック製のマグカップを床に落とすとパリーンと割れてしまうように、セラミック歯も大きな力による衝撃で割れやすいという特徴があるので注意が必要です。

例えば、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方、スポーツで顔面に衝撃を受けた場合はセラミック歯が割れたり、欠けたりすることがあるので気をつけましょう。

ただし、セラミック治療後にセルフケアとメンテナンスを心がければ、セラミック歯の寿命を長持ちさせることは可能です。

この記事の後半でその5つの対策法をご紹介します。

セラミック治療は自由診療となり、治療費が高額になりますので、なるべく長くキレイな口元をキープするために適切なケアを習慣化していきましょう。

 

セラミック歯の寿命はズバリ何年くらい持つの?

セラミック歯は一生モノではないと分かりましたが、何年くらい持つものなのでしょうか。

セラミック歯の平均寿命はセラミックの種類や個人差がありますので一概にはいえませんが、一般的には10年〜20年くらい使用できるケースが多いです。

口腔内の状態を良好にして適切な使用状況であれば、セラミック歯の劣化スピードは遅くなりますので、老後まで交換が不要となり、実際に老後まで一生持たせている方もいます。

セラミック歯は治療後に丁寧なセルフケアを習慣化して、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けることで長く形状や機能を維持できますので、寿命を長持ちさせることが可能です。

 

 

老後にセラミック歯が割れた!欠けた?壊れる4つの原因

ボロボロの歯の絵を口元にもってきている女性

セラミック歯にしたら、老後までなるべく長く長持ちさせたいですよね。

ここからは、セラミック歯が割れたり、欠けたりする原因となる4つのケースをチェックしていきましょう。

 

1)歯ぎしり・食いしばりなどのクセ

普段から歯をギューッと食いしばるクセがる方、無意識に睡眠中に歯ぎしりをするクセがある方はセラミック歯が欠けたり割れたりしやすく、寿命が縮んでしますので要注意です。

歯ぎしりをするとセラミック歯が左右にギシギシと揺れてしまい、食いしばりをすると縦方向に負荷がかかりますので、セラミック歯が早く消耗してしまう原因になります。

歯ぎしりや食いしばりは寝ている時や集中している時に無意識に生じることが多く、なんと1本あたり70kg〜100kgもの強い咬合力がかかりますので、その負荷は相当なものです。

歯ぎしりや食いしばりはセラミック歯だけでなく、天然歯にも過剰な力がかかって顎関節症や頭痛・肩こりの原因にもなりますので、早めに歯科医院で治療を受けましょう。

歯科医院ではオーダーメイドで透明のマウスピースを製作して、就寝前に装着することで歯の歯の接触を防ぐ「スプリント療法」を行っています。

歯ぎしりや食いしばりのクセを改善せずにセラミック治療をした場合、セラミック歯が過剰にすり減って壊れやすく、天然歯の根っこが折れてしまうこともあるのでご注意ください。

 

2)強い衝撃を受けた

普段からスポーツをされている方は運動中にボールがセラミック歯にぶつかかってしまうと、割れたり欠けてしまう原因になりますので注意が必要です。

よくあるケースとしては、野球のボールやテニスボールが歯にぶつかった、サッカーボールやバレーボールが顔面にぶつかった、ボクシングで顔に衝撃を受けた例などが挙げられます。

スポーツをされる方は運動中にセラミック歯を守るためにスポーツ専用のマウスピース(マウスガード)がありますので装着されることをおすすめします。

その他にも、交通事故や転倒により、顔面や歯に強い衝撃を受けてしまい、セラミック歯が割れてしまうことがありますので注意が必要です。

 

3)加齢により噛み合わせが変わった

年齢を重ねるとセラミック歯を支えている土台の歯ぐきが段々と下がっていきますので、噛み合わせが変わって歯に強い力がかかってしまい、セラミック歯が割れることがあります。

噛み合わせが変わる原因は加齢の他にも、歯周病の症状が進んだり、他の歯科治療をしたことで変わってしまうことも多いです。

セラミック治療後に噛み合わせの違和感がある場合は歯に余計な力がかかっていますので、セラミック歯が壊れるリスクの他、顎関節や頭痛、肩こり、腰痛の原因にもなるので要注意。

噛み合わせが変わってきたかな?と思ったら、早めに担当の歯科医に診てもらい、正しい噛み合わせになるように調整してもらうことをおすすめします。

自分ではなかなか気が付かないこともありますので、歯科医の定期的なメンテナンスを受けて噛み合わせに問題がないかチェックしてもらいましょう。

 

4)歯周病により歯が抜けた

セラミック治療をしてキレイな白い歯を手に入れても、喫煙習慣やストレス、生活習慣の乱れなどによって歯周病が進行して悪化すると、歯が抜けてしまうので注意が必要です。

例えば、喫煙者は歯茎にダメージを与えて歯周病になりやすい傾向にあり、歯を支えている歯槽骨が吸収されて歯が長く下がって、最終的に歯がグラグラに揺れて抜け落ちてしまいます。

せっかくキレイなセラミック歯にしても歯周病の進行によって土台となっている天然の歯が脆くなり、セラミック歯と一緒に抜けてしまうので、歯周病にも十分に注意しましょう。

歯科医院では定期検診ではお口全体の健康のチェックや噛み合わせの状態を確認してもらえるので、セラミック歯と天然歯を長持ちさせるためにメンテナンスも大切です。

 

セラミック歯を老後まで長持ちさせる5つのコツ

奥歯のセラミッククラウン

ここからは、セラミック歯を老後まで長持ちさせるための5つの対策法をご紹介します。

 

1)自分の歯との適合状態を保つ

セラミック歯は天然の歯との適合性が高い優れた素材ですが、セラミック歯と土台となる歯の間に隙間ができてしまうと外れやすく、隙間に虫歯ができやすくなるので要注意です。

セラミック歯は自分の歯とピッタリと適合させるには、歯科技工士が精密に型取り(スキャン)をして詰め物・被せ物を作り上げるための高い技量が求められます。

これからセラミック治療をされる方は、歯との適合状態を保つために、経験豊富な歯科医、被せ物の製作が精密で技量がある歯科技工士との連携がある歯科医院を選びましょう。

 

2)丁寧な口腔ケア

セラミック歯を老後までキレイに長持ちさせるには、日々の丁寧なブラッシング(歯ブラシ)、デンタルフロス、歯間ブラシなどのデンタルケア用品を使ったセルフケアが大切です。

セルフケアをおろそかにしたり適当に済ませると、口腔内に汚れが溜まりやすく、歯質とすき間に細菌が侵入して虫歯ができたり、歯周病リスクが高まるので要注意。

セルフケアの基本、歯ブラシは柔らかくヘッドが小さめのタイプを選び、歯と歯茎の間にブラシを斜め45度に置き、丁寧に小刻みに動かすと汚れやプラークを取り除くことできます。

毎日丁寧な口腔ケアを習慣化することで口内環境を正常に保ち、セラミック歯の寿命を長くさせることにも繋がります。

 

3)マウスピースを着用する

歯ぎしりや食いしばりのクセがある方はセラミック歯の寿命が縮まりますので、担当の歯科医に診てもらいましょう。

ボトックス注射によってクセを改善することも可能です。

噛み合せの状態を確認してから自分にピッタリのマウスピースを製造して、就寝前に装着すると歯と歯の間がこすれて圧力がかかるのを予防することができます。

 

4)定期的なメンテナンスを受ける

セラミック治療をした後はより長持ちさせるために丁寧なセルフケアを続けること、そして半年に1度のペースで歯科医にメンテナンスを受けることも大切です。

歯科医院でのクリーニングではセルフケアで取り切れなかった汚れや歯石を取り除いたり、セラミックが欠けていないかチェックしたり、噛み合わせの状態もチェックします。

セラミック歯と土台の歯との間に隙間ができると虫歯ができやすくなり、セラミックが外れることがあるので、適合状態を良好に保つためにも定期的にメンテナンスを受けましょう。

 

5)噛み合わせの調整

セラミック歯を老後まで長持ちさせるには、噛み合せも重要なポイントですので歯科医院にて定期的に噛み合わせを調整してもらうことが大切です。

加齢や歯周病の進行により、噛み合わせがズレてくるとセラミックがすり減ったり、割れたり欠けたりしやすくなりますので、半年に一度は担当歯科医にチェックしてもらいましょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    日本アンチエイジング歯科学会認定医
    メディカルアロマセラピスト認定医

    • 略歴

      • 2005年
        福岡歯科大学 卒業
        2009年
        共立美容外科・歯科 入職
        2009年
        共立美容外科・歯科 大阪本院(歯科部門)院長就任
    • 主な加盟団体

      日本口腔インプラント学会
      日本審美歯科学会
      日本補綴歯科学会
      顎機能咬合学会
      アンチエイジング歯科学会
      アンチエイジング歯科学会認定医
      メディカルアロマセラピスト認定医
      ヨガインストラクター

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