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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ジルコニアセラミッククラウンの特徴と費用相場は?メリット・デメリットを解説!

公開日:2022年03月06日(日)
最終更新日:2022年03月14日(月)

美容歯科
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ジルコニアセラミッククラウンの特徴

セラミッククラウンをはめているところ

「ジルコニアセラミッククラウン」とは内側部分にジルコニア(酸化ジルコニウム)を使用し、上からセラミック(陶器)を焼き付けて製造された被せ物(クラウン)です。

すべてがセラミックで作られた「オールセラミック」は唯一壊れやすいという欠点がありますが、ジルコニアは強度が高く、耐久性に優れており、壊れやすさをカバーしています。

数あるセラミック素材の中でもジルコニアは強度・耐久性が最も高く、「人工ダイヤモンド」と呼ばれるほどです。実際に、ジルコニアはスペースシャトルの本体にも使用されています。

ジルコニアはジュエリーの素材(キュービックジルコニア)としてもよく使用されていますが、近年はその頑丈さが重宝されており、歯科医療の分野でも使われるようになりました。

現在は、ジルコニアセラミックは虫歯治療、セラミック矯正、インプラント体、クラウンブリッジなど幅広い歯科治療に使用されています。

「オールセラミック」と同じく、「ジルコニアセラミッククラウン」は金属を一切使用していませんので、金属アレルギーになる心配は一切ありません。安心して使える素材です。

「ジルコニアセラミッククラウン」の内側に使われているジルコニアは強さとしなやかさを兼ね備えており、とにかく丈夫であることが特徴です。

例えば、かみ合わせが多い部分である奥歯に使用しても欠けたり割れたりすることが少なく、ちょっとした衝撃を受けても壊れにくいので、長期間保つことができます。

 

ジルコニアセラミッククラウンの費用相場は?

ジルコニアセラミッククラウンの画像

「ジルコニアセラミッククラウン」は虫歯の治療や外傷、セラミック矯正の治療に使用されています。基本的に健康保険の適用外となり、自由診療となるので価格は高くなります。

実際の価格は歯科医院の価格設定、治療法、個人の口腔内環境などの条件によって均一ではありませんが、費用相場(1本あたり)の目安は13万円〜18万円程度です。

すべてがセラミックで作られた「オールセラミック」と比べると、「ジルコニアセラミッククラウン」は約3分の2程度の費用相場となります。

保険適用の銀歯やレジン(歯科用プラスチック)と比べると自己負担額は大きくなりますが、カラダに優しい素材で長持ちさせるには、ジルコニアセラミックを選ぶ価値は十分にあります。

 

ジルコニアセラミッククラウンのメリット

歯を見せている女性

ここからは、「ジルコニアセラミッククラウン」を選ぶメリットについてみていきましょう。

 

強度があり、丈夫で割れにくい・耐久性が高い

「ジルコニアセラミッククラウン」はオールセラミッククラウンと比べて強度があり、耐久性に優れていますので、長年使用しても割れにくく、壊れにくいのが最大のメリットです。

オールセラミックはすべてにセラミックを使用しているので、割れやすいデメリットがありますが、「ジルコニアセラミック」は内部にジルコニアが使われているので、強度が高いです。

「ジルコニアセラミック」は歯ぎしりや食いしばりがある方やかみ合わせが強い奥歯、前歯の差し歯に使用しても割れてしまう心配が少なく、十分に耐えられる強さがあります。

ただし、極端に強い衝撃を受けた場合は割れてしまう可能性もあるので、万が一破損した場合は歯科医院の診察で被せ物の状態をよく確認してもらいましょう。

 

金属アレルギーの心配がない

「ジルコニアセラミッククラウン」は素材に金属を一切使用していませんので、金属アレルギーの心配がなく、カラダに優しく、安全性の高さでもメリットがあります。

例えば、健康保険の適用の素材である銀歯(パラジウム銀合金)は金属アレルギーのリスクがあり、リンパ球に悪影響を起こす可能性が指摘されています。

それに対して、「ジルコニアセラミッククラウン」は長年使用しても、金属イオン成分が唾液とともに体内に入ることはありませんので、口内で安定した状態を保つことができます。

 

長年使用しても変色が少ない

「ジルコニアセラミッククラウン」は金属ではありませんので、時間が経っても変色がほとんどなく、色がくすんだり、黄色く老朽化することもほとんどありません。

銀歯を入れたときのように銀イオンの影響で歯茎が変色することもありませんので、美しい見た目を長年保つことができるのがメリットです。

噛む力が強い方や歯ぎしりの癖がある方も「ジルコニアセラミッククラウン」ならば奥歯に使用しても変色や変形しにくいので、安心して治療することができます。

 

むし歯の再発リスクを防ぐ

「ジルコニアセラミッククラウン」は歯の表面は滑らかな質感ですので、プラークや汚れが付きにくく、長期間清潔に保つことができるのがメリットです。

土台の歯とセラミックの間に隙間ができにくいので、しっかりとセルフケアをしていれば、むし歯の再発を防ぐことができます。

 

自然な歯の色に近い色を再現できる

「ジルコニアセラミッククラウン」は見た目が自然な白さと透明感があり、審美性にも優れた材質です。天然歯のように、光を透過するので自然な仕上がりになります。

従来のジルコニアは周囲の天然歯との調整が難しく、審美的に課題がありましたが、近年の技術進歩はめざましく、天然歯に近い色を再現できるようになりました。

セラミック治療の仮止めの段階で、どんな感じの仕上がりになるか、経過を確認できますので

歯科医と相談しながら、イメージ通りの仕上がりを実現することができるでしょう。

見た目の美しさはオールセラミックには敵いませんが、「ジルコニアセラミッククラウン」は審美性と金属並みの耐久性を兼ね備えていますので、選ぶ価値はあるといえます。

 

 

ジルコニアセラミッククラウンのデメリット

セラミッククラウンのデメリットを説明する看護師

「ジルコニアセラミッククラウン」はデメリットもありますので、確認しておきましょう。

 

自己負担額が大きくなる

「ジルコニアセラミッククラウン」は前歯や奥歯、複数歯の連結されたブリッジなどに幅広く使用されている人気の材質です。

ただし、治療費は健康保険の適用外となり、自由診療となりますので、自己負担額は高くなるのがデメリットです。

 

オールセラミッククラウンよりも審美性が若干劣る

「ジルコニアセラミッククラウン」は天然の歯に近く、外部はセラミックですので十分に見た目の美しさを再現できますが、オールセラミックと比べると透明感や審美性に若干劣ります。

目立つ前歯に使っても大丈夫か心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に前歯に使用しても十分な白さを出せますが、一度歯科医院で素材を確認して決めると良いでしょう。

 

セラミッククラウン治療の注意点

「ジルコニアセラミッククラウン」を含むセラミック治療は歯科医院の技術・スキルによって完成の満足度が変わってきますので、歯科医選びは非常に大切です。

セラミック治療では、患者様の歯の形にピタリと合うように、非常に硬い素材であるジルコニアを研磨して、微調整をする必要がありますので、歯科医院に高い技術が求められます。

ジルコニアの研磨や微調整が上手く行かない場合は、歯と被せ物の間に隙間が生じて、汚れや歯垢が溜まりやすくなったり、虫歯が再発するリスクが高まるので要注意です。

セラミック治療後に虫歯ができやすくなると、硬い材質のジルコニアを取り除くことも難しい上に、さらに自分の歯をまた削らなければなりませんので、歯の寿命は下がってしまいます。

そして、ジルコニアセラミックは一度作ると修理することはできませんので、完成した被せものに満足できなかった場合は、再度作成しなければならず、余計な費用負担になります。

ジルコニアセラミックはオールセラミックよりも研磨や調整が難しい材質ですので、歯科医院の高いスキルが求められるというわけです。

セラミック素材は天然歯との接着性に優れた材質ですので、ジルコニアを適切に研磨して、上手く調整して治療することができれば、むし歯の再発リスクも抑えることができます。

ジルコニアセラミックは強さと頑丈さ、耐久性において、セラミックの中でも最も優秀な素材ですが、セラミックは他にもハイブリッドやメタルボンドなどの種類もあります。

セラミック治療は保険適用外の自由診療となりますので、治療後に何度も定期検診に通うことを考えると、治療費の比較はもちろんのこと、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。

セラミック治療を受ける際には、症例の実績がある医師にセラミックの種類についてよく説明を受けて、ご自身にはどの材質が適しているか相談した上で決めると良いでしょう。

 

まとめ

共立美容外科の前に立っている看護師

今回ご紹介した「ジルコニアセラミッククラウン」は非常に頑丈で耐久性の高い材質であるジルコニアを内部に使った優秀な被せものとしてご紹介しました。

数あるセラミック材質の中でも耐久性において最も優れており、かみ合わせの強い奥歯や目立つ前歯に使用しても、自然で白くキレイな仕上がりになるのがメリットです。

オールセラミックの壊れやすさをクリアしていますので、オールセラミックの美しさに耐久性の高さを強化したい方は「ジルコニアセラミッククラウン」を選ぶとよいでしょう。

まずはセラミック治療の実績がある歯科医院に適切な治療法とセラミックの種類を相談した上で、後悔しない治療を受けて、最高の笑顔を手に入れましょう。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 会田 隆介(あいた りゅうすけ)

    医師

    会田 隆介(あいた りゅうすけ)

    歯科医院長
    日本アンチエイジング歯科学会認定医

    • 略歴

      • 2008年
        鶴見大学歯学部 卒業
        2009年
        鶴見大学総合歯科研修医 終了
        2010年
        鶴見大学保存学教室 入局
        2011年
        都内歯科医院
        2012年
        共立美容外科・歯科院長
    • 主な加盟団体

      日本顎顔面インプラント学会会員
      日本歯周病学会会員
      日本保存学会会員
      日本口腔インプラント学会会員

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