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メタルボンドとは?メリットとデメリット・他のセラミックとの違いを解説

公開日:2022年07月08日(金)

美容歯科
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白くて美しい歯を手にれるならば「セラミック治療」によって、笑顔に自信を持つことができるでしょう。

ただし、セラミック治療に使われるセラミック素材には様々な種類があります。

今回のコラムでは、セラミック素材の一つ「メタルボンド」はどういった特徴があるのか、3つのメリットとデメリット、他のセラミック素材との違いについて解説していきましょう。

 

セラミック治療とは?

セラミッククラウンをはめているところ

歯が欠けたり割れたり、虫歯ができた時にセラミックの詰め物・被せ物を選ぶことで、銀歯やレジン(プラスチック)よりも自然で透明感のある白い歯を再現することができます。

セラミック歯は歯科用の陶器で作られていますので、硬くて丈夫な上に熱に強く、摩耗や着色がしにくく、時間による劣化が少ない、といったメリットが多いのが特徴です。

最近は、虫歯治療の他にも、歯科矯正やホワイトニングの目的でセラミック治療を受ける方も増えており、セラミック歯の需要は年々高まっています。

セラミック歯は基本的に健康保険適用外の自由診療となりますので、治療費は高額になりますが、その見た目の美しさと高い機能性に惹かれて、多くの方に選ばれているのです。

 

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メタルボンドとは?

メタルボンド

今回のテーマ「メタルボンド」はセラミック治療に使用されるセラミック素材の一つです。

「メタルボンド」には「セラミック」という名前が付いていませんが、セラミックの一種になります。セラミック素材には大きく分けて以下の4種類あります。

 

  1. オールセラミック
  2. ハイブリッドセラミック
  3. ジルコニアセラミック
  4. メタルボンド

 

セラミック治療では、患者様がセラミックの種類の中から好きな素材を選ぶことができます。

「メタルボンド」とは、100%セラミック製ではなく、内側の見えない部分(フレーム)に金属を使用しており、外側の見える部分にセラミックを使用している被せものです。

内側に金属を使用している理由は、セラミックが欠けたり割れたりしないように、強度を増して耐久性を高めるためです。

メタルボンドは噛む力が強い奥歯の被せものに適しています。

 

メタルボンドは銀歯と何が違うの?

金属を使用した被せものというと「銀歯」をイメージされる方が多いかと思いますが、「メタルボンド」はセラミックの一種ですので審美性に優れており、見た目の美しさが違います。

 

▽銀歯の特徴

  • 健康保険適用される
  • 金属製
  • 金属が見える
  • 金属アレルギーリスクがある
  • 歯茎の黒ずみなどの心配がある

 

▽メタルボンドの特徴

  • 健康保険適用外(自由診療)
  • 見える表面にセラミック、見えない内側は金属を使用
  • セラミックの審美性が高い
  • 天然歯に近づけた色調を再現できる
  • 金属アレルギーリスクがある
  • 歯茎の黒ずみ、変色などの心配がある

 

「メタルボンド」は天然の歯の色に近づけることができますので「銀歯」よりも見た目が良く、審美性に優れています。

耐久性に優れており、奥歯、ブリッジにも使用できます。

ただし、「メタルボンド」は年数経過による劣化で金属の成分が溶け出したり、歯と歯茎の間に黒ずみが出ることがあるので、金属アレルギーの方には適しません。

 

メタルボンドを選ぶ3つのメリット

ここからは、セラミック治療に「メタルボンド」を選ぶ3つのメリットをみていきましょう。

 

1)強度が高い、耐久性に優れている

「メタルボンド」は中身のフレーム部分が金属製なので、セラミック歯でありながら強度があり、耐久性に優れているのが大きなメリットです。

100%セラミックで作られた「オールセラミック」を使用した場合、歯ぎしりや食いしばりなどのクセやスポーツ、事故による強い衝撃で歯が欠けたり、割れたりすることがあります。

しかし、「メタルボンド」は内側が金属製ですので、セラミック唯一の割れやすいというデメリットをカバーしてくれるのが特徴です。

力が強い奥歯にセラミック歯を入れると割れそうで心配な方、歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は「メタルボンド」を選べば、割れにくいので安心して使用できます。

万が一、「メタルボンド」のセラミックが割れてしまっても、内側のフレーム部分に破損がない場合は、外側のセラミックだけを補修すれば良いので、修理がしやすい点もメリットです。

 

2)見た目がキレイ、審美性に優れている

「メタルボンド」は外側はセラミックですから、自分の歯の色に近づけることができて、お口元の見た目が良くなり、審美性に優れている点がメリット。

セラミック歯の表面は舌が触れると気持ちが良いほどツルツルしていて、食べ物や飲み物によるプラークが付着しにくいので、年数経過による変色するリスクもありません。

100%セラミック製の「オールセラミック」」と比べると透明感や美しさにおいてやや劣ってしまいますが、自分の歯に近い自然な色調を再現できるのがメリットです。

 

3)症例やエビデンスが豊富にある

「メタルボンド」は金属を使用したセラミック、という特殊な位置づけでありますが、日本国内では数十年以上の歴史があり、実績がある治療法としてすでに確立されています。

「メタルボンド」は数多くの歯科医院で長年採用されてきた歴史があり、「オールセラミック」よりも症例やエビデンスが豊富にある治療法です。

最近は、オールセラミックやジルコニアなど金属を全く使用しない新しいタイプのセラミックが推奨されることが多く、「メタルボンド」の存在感は薄れている傾向にあります。

しかし、「メタルボンド」は他のどのセラミックよりも長い歴史の中で信頼されている治療法ですので、万が一のトラブルやアフターケアにも対応してもらえるのがメリットです。

 

 

メタルボンドを選ぶ3つのデメリット

メタルボンドのデメリットを説明する看護師

では、セラミック治療に「メタルボンド」を選ぶ3つのデメリットもみていきましょう。

 

1)金属アレルギー・変色のリスクがある

「メタルボンド」は見えない部分にニッケルクロム・銀などの金属を使用しているため、経年劣化により金属イオンが少しずつ溶け出して、金属アレルギー発症のリスクがあります。

金属イオンは口腔内だけでなく、体内に入って血液にも溶け出してしまうことがあり、数年後に全身の皮膚に赤みやブツブツ、湿疹の症状が出る可能性があるので注意が必要です。

金属アレルギーの方は「メタルボンド」はセラミックであっても金属を使用している素材になりますので、避けるようにしてください。

また、経年経過により金属イオンが溶け出して歯茎が黒ずんだり、変色することがあるので、せっかくセラミック治療をしても、金属部分が露出してしまうのはデメリットといえます。

「メタルボンド」のセラミックのフレーム部分に金、銀、銅、プラチナなどの貴金属を使用することで、金属アレルギーや歯茎の黒ずみ・変色リスクを抑えることは可能です。

 

2)他のセラミックよりも審美性に劣る

「メタルボンド」は天然の歯の色調に近づけることができ、銀歯やレジンと比べると審美性に優れていますが、他のセラミック素材と比較すると美しさの面で劣ってしまいます。

「メタルボンド」の内側は金属製ですので、100%陶器で作られた「オールセラミック」と並べて比較すると透過性がなく色調表現で劣ってしまうのはデメリットといえるでしょう。

さらに、「メタルボンド」は経年劣化によって表面のセラミックが剥がれてしまった場合に金属部分が露出して見えてしまうことがあるので注意が必要です。

 

3)角度によっては金属が見えることがある

加齢により歯周病の症状が進行して歯茎が段々と下がってくると、歯と歯茎の境目が見えるようになるので、角度によっては「メタルボンド」の金属部分が見えてしまうことがあります。

表面からは白く美しい「メタルボンド」を維持できても、将来的に歯と歯ぐきの境目の金属が黒くなったり変色して見えてくることがあるのはデメリットといえます。

 

メタルボンドはこんな方に適しています

ここまでご紹介した「メタルボンド」のメリットとデメリットをまとめると、複数あるセラミック素材の中でも、強度を最優先したい時や奥歯に使用する際に最適な素材だといえます。

「メタルボンド」は他のセラミックにはない金属を使用しているので強度があり、耐久性に優れているので、噛む力が強い奥歯やブリッジに使用されるケースが多いです。

奥歯に使用すれば経年劣化や加齢によって口腔環境が変わっても、金属が見えてしまうことはなく、割れにくいメリットを活かすことができます。

 

メタルボンドと他のセラミックはどう違う?比較してみよう

では、メタルボンドは他のセラミック素材と何が違うのか比較してみましょう。

 

メタルボンドとオールセラミックの違い

「オールセラミック」は100%セラミック製ですので、数あるセラミック素材の中でも審美性や機能性においてトップの位置づけになります。

天然の歯と見分けが付かないほど自然なグラデーションや透明感、色調を再現することができますので、最も審美性が高く、金属アレルギーや変色リスクがない点も人気の理由です。

「オールセラミック」の唯一の欠点は治療費が最も高額になることが挙げられますが、長期間キレイな状態を維持できますので、長い目で見たらコスパは良いといえるでしょう。

 

メタルボンドとジルコニアセラミックの違い

「ジルコニアセラミック」とはジルコニア表面はセラミックで作られていて、内側のフレーム部分がジルコニアという人工ダイヤモンドを使用しています。

「ジルコニアセラミック」は硬くて丈夫な上に、金属を使用していないので「メタルボンド」よりも透過性や審美性に優れており、金属アレルギーの心配がありません。

「ジルコニアセラミック」は金属アレルギーが心配な方、耐久性と審美性を優先させたい方におすすめです。

 

メタルボンドとハイブリッドセラミックの違い

「ハイブリッドセラミック」はセラミックの微粒子とレジンを混ぜ合わせて作られた素材です。

一定の基準を満たしている場合健康保険が適用されますので、費用が抑えられます。

「メタルボンド」は経年劣化によってセラミックが剥がれやすくなりますが、「ハイブリッドセラミック」はプラスチックを使用しているため変色しやすい点がデメリットです。

耐久性においては「メタルボンド」の方が優れており、審美性・機能性においては「オールセラミック」や「ジルコニアセラミック」の方が優秀です。

 

セラミック治療は医師とよく相談の上決断しましょう

セラミックに耐久性を最優先するならば、「メタルボンド」は選択肢に入りますが、審美性や機能性を考えると、「オールセラミック」や「ジルコニアセラミック」もおすすめです。

一口にセラミックといっても、素材によってそれぞれ特徴が異なりますので、歯科医とよく相談した上で、長期的な目線で素材選びをしましょう。

 

高品質で審美性に優れたセラミック治療は共立美容外科・歯科へ

共立美容外科でセラミックの治療を勧める女性

共立美容外科は業界で35年以上の実績があります。

当院では美容外科と麻酔科を併設しており、天然歯を極力削らずに、神経を温存する治療方針を掲げており、美しく自然な色調を実現するセラミック治療を行っております。

当院独自の「共立式セラミック矯正法」は数週間の短時間で歯並びを綺麗に治して、お口元の印象を明るく変えることができるおすすめの治療法です。

セラミックは耐久性があり、審美性に優れた高品質な素材を取り揃えておりますので、ご質問はお電話またはメールでお気軽にお問い合わせください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    日本アンチエイジング歯科学会認定医
    メディカルアロマセラピスト認定医

    • 略歴

      • 2005年
        福岡歯科大学 卒業
        2009年
        共立美容外科・歯科 入職
        2009年
        共立美容外科・歯科 大阪本院(歯科部門)院長就任
    • 主な加盟団体

      日本口腔インプラント学会
      日本審美歯科学会
      日本補綴歯科学会
      顎機能咬合学会
      アンチエイジング歯科学会
      アンチエイジング歯科学会認定医
      メディカルアロマセラピスト認定医
      ヨガインストラクター

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