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公開日:2022年03月30日(水)
最終更新日:2024年02月16日(金)
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目次
汗を分泌する組織である汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺という二つのタイプが存在します。
体温を調節するために分泌される、比較的サラサラしていて透明な汗がエクリン腺から分泌される汗です。
一方、わきがの原因となるのは、アポクリン腺と呼ばれる汗腺から分泌される、白くにごって粘り気のある汗です。
そのため、わきがの治療を行うためには、このアポクリン腺やアポクリン腺から分泌される汗に対してアプローチする必要があります。
わきがの治療としては汗を止めるだけでは不十分であり、物理的にアポクリン腺を取り除くということが重要です。
本記事では、わきが治療やわきがの手術に焦点を当て、保険適用が可能なわきが手術と自由診療のわきが手術の違いを解説していきます。
ご自身や家族がわきがに悩んでいる、わきがの治療を検討している、自分はわきがではないかと心配しているなど、脇の臭いにお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
わきがの治療を理解するためにも、まずはわきがについて簡単に説明します。
そもそもわきがとは、脇の下からわきが特有の臭いが発生してしまう症状や状態のことです。
わきがは一種の体質であり、日本人では約10人に1人がわきがの体質を持っていると言われています。
そんなわきがの原因は、汗を分泌する組織である汗腺の一つ、アポクリン腺から分泌される汗です。
汗そのものが臭いを発生させるわけではなく、汗が皮膚の常在菌と反応することで、わきが特有の臭いが発生します。
よくある間違いの一つとして、多汗症とわきがを同一のものとして考えてしまうということがあります。
確かにわきがの原因は汗ですが、全ての汗が原因となるわけではありません。わきがの原因となるのは、あくまでもアポクリン腺から分泌される汗です。
一方、多汗症の原因となるのはエクリン腺と呼ばれる汗腺から分泌される汗です。
エクリン腺から分泌される汗は、わきがの原因となるアポクリン腺の汗とは異なり、水分量が多く、無臭でサラサラしています。
体温調節のために分泌される汗であり、汗かきの方や多汗症の方は、このエクリン腺からの汗が原因となっている可能性が高いです。
もちろん二つの体質が併発しているということもありますが、アポクリン腺からの汗が多いのか、エクリン腺からの汗が多いのかによって治療法が変わります。
ではここからは、わきが手術とわきが治療について詳しく解説していきます。
わきが治療の目的は「わきがの臭いを止めること」です。そのアプローチにはいくつかの種類があり、「汗を止めることで臭いを止める」方法や、「アポクリン腺そのものを取り除くことで臭いを止める」方法などがあります。
わきが治療には様々なものがあり、それぞれの施術にメリットとデメリットがあります。
ご自身が何を優先するかで治療法を選択すると良いでしょう。わきが治療で重視したいポイントとしては、例えば以下のようなものが挙げられます。
ただ単純に「わきがの臭いを止められれば良い」というだけではなく「傷跡を残したくない」「再発がない治療を受けたい」「仕事や学校を休まずに治療したい」など、自分自身が希望する条件を考えた上で治療法を選択することが重要です。
ここからは数ある条件の中でも、多くの人が気になるであろう「費用」について詳しく解説していきます。
わきがの治療やわきがの手術には、保険適用が可能なものと自由診療のものがあります。
保険適用というのは、一般的な病気や治療、投薬などと同じように、一部負担金(基本は3割負担)のみで治療や手術ができる、というものです。
保険適用の治療の場合、病院にかかった際の支払いでは実際の費用の一部のみを支払い、残りの費用は「保険」から支払われることになります。
一方、自由診療や自費診療などと呼ばれる治療法では、最終的な支払いは全額自己負担です。
国が保険適用と認めた治療であれば、「保険適用」として治療することが可能ですが、それ以外の治療法に関しては「自由診療」となるため、いくら高額でも保険から支払われることはありません。
これが保険適用と自由診療の違いです。
ここまで聞くと、あえて自由診療を選ぶ理由が見当たらないかと思いますが、美容関連の治療や手術は保険適用が認められていないものが多いです。
わきがの治療も同様であり、傷を残さない治療やメスを使わない治療、 美容外科などで行われる最新の技術を用いて行う治療などは、基本的には自由診療となります。
ただし、メスを使った手術である「剪除法・皮弁法」などは、保険適用が可能なわきが治療であり、自己負担を抑えて治療を行いたいという方にはこれらの方法がおすすめです。
剪除法(せんじょほう)は保険適用で行うことができるわきがの手術です。皮弁法(ひべんほう)とも呼ばれます。
メスを使って脇の下を切開し、直接アポクリン腺を取り除くことで、わきがの臭いの原因を取り除くことができます。
手術が必要になる治療方法ですが、「保険適用」が可能であるため最終的な支払額(自己負担額)は小さくなります。
わきが治療において「料金が安い」という部分を重要視している方にはおすすめの方法です。
しかし、傷跡を残さない治療やダウンタイムがない治療、学校や会社を休まなくてもできる治療などを望んでいる方は別の方法を検討した方が良いでしょう。
脇の下に手術の跡が残ってしまうのに加え、治療による体への負担が大きいため、治療後にはダウンタイムが発生します。
術後はテーピングなどを行い、一週間程度は安静にしている必要があります。
手術の翌日から仕事に行くことは可能ですが、電車でつり革を持ったり、重い荷物を持ち上げたり、腕を上げるなどの動きは難しいでしょう。体を使う仕事の方や、手や指の繊細な動きが必要となる仕事の方は、一定期間仕事を休まなければいけない可能性があります。
剪除法は、保険適用が可能で自己負担額が少ないという点が大きなメリットです。ただし、費用だけで治療を決めてしまうと後悔する可能性があるため、費用以外のメリット・デメリットにも目を向けることが大切です。
共立美容外科で行なっている自由診療のわきが治療には様々なものがありますが、特徴的なものとして「超音波+ローラクランプ法」という方法があります。
臭いを除去する効果が高く、再発が少なく、体への負担が少ない治療法ですが、自由診療のため自己負担額は大きくなります。
メリットの多い治療法ではありますが、優先順位として「料金が安い」ということを重要視されている方には適さないかもしれません。
自由診療だから優れているとか、保険診療だから良い治療ということではなく、それぞれの治療に一長一短があります。各治療法の「得意とする部分」を考慮した上で、ご自身が求めている条件に合った治療法を選択するようにしましょう。
本記事では、わきが治療やわきが手術、保険適用や自由診療について解説しました。
わきが治療において何を重視するかを理解しておくことで、どの治療が自分自身に合っているかが分かってきます。
一方、自分にとって何が重要かということがはっきりしないまま治療を受けると後悔してしまうかもしれません。
中には、保険適用で剪除法の手術をした後、脇の下の傷跡に悩んでいるという方もいるでしょう。
それぞれの治療のメリットやデメリットを理解し、将来的な影響も踏まえて治療法を選択していく必要があります。
ご自身だけで治療を選択するというのはとても難しいことです。
共立美容外科では、専門のカウンセラーが時間をかけて、しっかりとお話やお悩みを伺います。
生活リズムなどをお聞きした上で、わきが治療に求める条件を一緒に考えていきます。
わきがや脇の臭いに悩んでいるという方は、お一人で悩まず、ぜひお気軽に共立美容外科までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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