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公開日:2022年03月30日(水)
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。
目次
汗を分泌する組織である汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺という二つのタイプが存在します。
体温を調節するために分泌される、比較的サラサラしていて透明な汗がエクリン腺から分泌される汗です。
一方、わきがの原因となるのは、アポクリン腺と呼ばれる汗腺から分泌される、白くにごって粘り気のある汗です。
そのため、わきがの治療を行うためには、このアポクリン腺やアポクリン腺から分泌される汗に対してアプローチする必要があります。
わきがの治療としては汗を止めるだけでは不十分であり、物理的にアポクリン腺を取り除くということが重要になります。
そこで今回は、わきが治療やわきがの手術に焦点を当て、保険適用が可能なわきが手術と自由診療のわきが手術の違いを解説していきます。
ご自身や家族がわきがに悩んでいる、わきがの治療を検討している、自分はわきがではないかと心配しているなど、脇のニオイにお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
お一人で悩まず、お気軽にご相談下さい。
わきがの治療を理解するためにも、まずはわきがについて簡単に説明します。
そもそもわきがとは、脇の下からわきが特有の臭いが発生してしまう症状や状態のことをいいます。
わきがは一種の体質であり、日本人では約10人に1人がわきがの体質を持っているといわれています。
そんなわきがの原因は、汗を分泌する組織である汗腺のひとつ、アポクリン腺から分泌される汗です。
汗そのものが臭いを発生させるわけではなく、汗が皮膚の常在菌と反応することで、わきが特有の独特な臭いを発生させることになります。
よくある間違いの一つとして、多汗症とわきがを同一のものとして考えてしまうということがあります。
たしかにわきがは汗が原因で臭いを発生させる体質のことを言います。
しかし、わきがの原因となるのはアポクリン腺から分泌される汗であって、全ての汗が原因となるわけではありません。
一方、多汗症の原因となるのはエクリン腺と呼ばれる汗腺から分泌される汗です。
エクリン腺から分泌される汗は、わきがの原因となるアポクリン腺の汗とは異なり、水分量が多く、無臭でサラサラしているのが特徴です。
体温調節のために分泌される汗であり、汗かきや多汗症の人は、このエクリン腺からの汗が原因となっている可能性が高いです。
もちろん、二つの体質が併発しているということもありますが、アポクリン腺からの汗が多いのか、エクリン腺からの汗が多いのかによって、治療の方法が変わってきます。
ではここからは、わきが手術とわきが治療について詳しく解説していきます。
わきが治療の目的としては、「わきがのニオイを止める」ということになりますが、そのアプローチにはいくつかの種類があり、「汗を止めることでニオイを止める」方法や、「アポクリン腺そのものを取り除くことでニオイを止める」方法などがあります。
さらに、理想的な治療としては以下のような条件が重要となります。
などなど
そのため、ただ単純に「わきがの臭いを止められれば良い」ということではなく、傷跡が残らない手術であったり、再発がない治療であったり、仕事や学校を休まず治療をすることができるなど、理想的なわきが治療を実現するためには、様々な条件を満たしていく必要があります。
わきが治療には様々なものがあり、それぞれの施術にメリットとデメリットがあります。
自分自身が理想とするわきが治療は何なのか(傷跡が残らないこと?料金が安いこと?)を考えることが重要となります。
今回は数ある条件の中でも、多くの人が気になるであろう「費用」についてより詳しく解説していきます。
わきがの治療やわきがの手術には、保険適用が可能なものと自由診療のものがあります。
保険適用というのは、一般的な病気や治療、投薬などと同じように、一部負担金(基本は3割負担)のみで治療や手術ができる、ということを意味します。
病院にかかった場合、最終的に支払いが必要になるかと思いますが、その際の支払いは、必要となった費用の一部になっています。
残りの費用は「保険」から支払われることになりますので、自分自身が支払わなければいけないお金というのはごく一部です。
一方、自由診療や自費診療などと呼ばれる治療方法では、最終的な支払が全額自己負担となります。
国が保険適用と認めた治療であれば、「保険適用」として治療することが可能ですが、それ以外の治療方法に関しては「自由診療」となるため、いくらコストがかかっても保険が支払いを負担してくれるということはありません。
これが保険適用と自由診療の違いです。
ここまで聞くと、あえて自由診療を選ぶ理由が全く見当たらないかと思いますが、美容関連の多くの治療や手術は保険適用が認められていない場合が多く、基本的には自由診療で治療をする必要があります。
わきがの治療も同様であり、傷を残さない治療やメスを使わない治療、 美容外科などで行われる最新の技術を用いて行う治療などは、基本的に自由診療となります。
しかし、古くから行われているメスを使った手術である「剪除法・皮弁法」などは、保険適用が可能なわきが治療であり、自己負担を抑えて治療を行いたいという方にはこれらの方法がオススメとなります。
剪除法(せんじょほう)は保険適用で行うことができるわきがの手術です。
メスを使って脇の下を切開し、直接アポクリン腺を取り除くことで、しっかりとわきがのニオイの原因を取り除く事が出来ます。
手術が必要になる治療方法ですが、先に紹介した「保険適用」が可能であり、最終的な支払額(自己負担額)は小さくなります。
理想的なわきが治療として、「料金が安い」という部分を重要視している方にはお勧めできる方法です。
しかし、傷跡を残さない治療やダウンタイムがない治療、学校や会社を休まなくても治療ができる方法、などを望んでいる方にとっては、この方法はお勧めできません。
脇の下に手術の跡が残ってしまうのはもちろん、治療による体への負担が大きいため、治療後にはダウンタイムが発生します。
テーピングなどを行っていただく必要があり、一週間程度はある程度安静にしていただくことが重要です。
手術の翌日から仕事に行くことは可能ですが、電車でつり革を持ったり、重い荷物を持ち上げたり、腕を上げるなどの動きが難しいですので、看護師さんのように体を使った仕事を行う方や、美容師さんなど、指や腕などで繊細な動きが必要となる仕事の方は、一定期間仕事を休まなければいけない可能性があります。
保険適用が可能で自己負担額が少ないというのは大きなメリットですが、それだけで治療を決めてしまうと後々後悔する可能性があるため、費用以外のメリット・デメリットに目を向けていくことも大切です。
共立美容外科で行なっている自由診療のわきが治療には様々なものがありますが、「共立美容外科でしか行うことができない」特徴的なものとして、「超音波+ローラクランプ法」という方法があります。
ニオイを除去する効果が高く、再発が少なく、ダウンタイムがない(体への負担が少ない)というメリットの多い治療なのですが、残念ながら自由診療になります。
先ほどの理想の条件を考えてみると、「料金が安い」という条件以外はクリアしているというかなり優れた治療方法なのですが、優先順位として「料金が安い」ということを重要視されている方にはオススメできない方法です。
自由診療だから優れているとか、保険診療だから良い治療ということではありません。
それぞれの治療に一長一短があり、「得意とする部分がある」ということです。
今回は、わきが治療やわきが手術、保険適用や自由診療について解説しました。
自分が理想としているわきが治療や、自分にとって重要なわきが手術のポイントを理解していることで、どの治療が最適なのかということが分かってきます。
一方、自分にとって何が重要かということがはっきりしていないまま手術(施術)を受けると 、後々後悔することにつながります。
保険適用で手術をした脇の下の傷跡がトラウマになってしまい、人間関係などに影響を与えているという方も少なからずいらっしゃいます。
それぞれの治療のメリットやデメリットをしっかり理解し、その時だけの感情ではなく将来的な影響も踏まえて手術や施術を選択していく必要があります。
ご自身で治療を選択するというのはとても難しいことです。
共立美容外科では、専門のカウンセラーが時間をかけて、しっかりとお話やお悩みをうかがいます。
よろしければ生活リズムなどを伺いながら、ご自身が理想としているわきが治療の条件を一緒に見つけていきます。
わきが治療は満足度が低くなりやすい治療のひとつです。
しかし、共立美容外科のわきが治療の満足度は非常に高く、自信を持ってオススメすることができる治療になります。
わきがや脇のニオイに悩んでいるという方は、お一人で悩まず、ぜひお気軽に当院までご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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