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公開日:2022年03月30日(水)
最終更新日:2024年03月25日(月)
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夏になると特に気になる汗の臭い…もしかしたら自分はわきがかもしれないとお悩みの方も多いかもしれません。
本記事ではわきがの治療方法の一つである「クアドラカット法」をご紹介します。
他の治療法とどんなところが違うのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかなどを詳しく解説します。
わきがというと体臭が独特な臭いがするというイメージがあるのではないでしょうか。
わきがと一般的な脇汗臭では臭いの原因が異なります。
人間には汗を分泌するための「汗腺」という腺があり、汗腺には2種類あります。「アポクリン腺」と「エクリン腺」です。
「アポクリン腺」と「エクリン腺」はそれぞれの腺で異なった成分の汗を分泌します。
わきが臭と呼ばれる臭いは、アポクリン腺から分泌される汗に含まれる成分が元々皮膚に付着している細菌に分解されることにより発生します。
アポクリン腺は脇や陰部などの局所にあり、その数は人によって様々です。
わきがの方は、このアポクリン腺が多いとされています。
わきがは生活習慣や洗浄の有無などが影響するわけではなく、あくまでアポクリン汗腺が多いという体質から発症するものです。
なお、わきがの臭いは独特であることが特徴で、普通の汗の臭いが強い=わきがということではないので注意しましょう。
わきがは遺伝での発症力も強く、日本人の10人に1人がわきがの症状に悩まされていると言われています。
意外と多くの方が悩んでいるわきが。
わきがを治すためには生活習慣の改善などでは難しく専門の医療機関への相談が必要です。現在では様々な治療法・手術法が開発されています。
クアドラカット法とは、わきがや多汗症の手術方法の一つです。
傷跡が大きくなったり、臭いの元となってしまうアポクリン腺の取り残しといった失敗のリスクを抑えた手術方法です。
クアドラカット法では、ストライカー社から発売されている医療機器を使用して施術を行います。
直径数mmの細長い筒状の機器を脇下に挿入し、周辺の組織をまとめて臭いの元となるアポクリン腺を切り取り吸引します。
一度除去した汗腺は二度と出てくることはないため、再発の心配はありません。
また直径わずか数mmの医療機器のみで手術を行うため手術によってできる傷口も小さく、体にかかる負担も少ない手術方法です。
クアドラカット法であれば大きな傷跡も残らないので、比較的周りにもバレにくい方法だと言えるでしょう。
様々なわきが手術の方法がある中で、クアドラカット法を行うメリットとデメリットを紹介します。
どの手術方法にもメリット・デメリットは必ず存在します。内容を理解した上で自身にあった手術法を選ぶことが重要です。
アポクリン汗腺と毛根は一体化しているため、アポクリン汗腺を取り除くということは毛根も同時に取り除くということになります。
そのため、アポクリン腺を完全に除去するクアドラカット法では脱毛効果も期待できます。
また、毛根もアポクリン腺と同じように一度除去したものは再度出てくることはありません。
効果が高いと言われている医療脱毛は高額な費用がかかるうえ、何度も施術をしなければなりません。
たった1日で脱毛とわきが治療ができるのであれば、メリットに感じる人は多いのではないでしょうか。
クアドラカット法では特別な機器を使用するため最大でも約1cmの切開しか行いません。
傷口は1針分ほどであるため、傷跡もほとんど残りません。
子どもでも手術可能なほど体への負担が少ないクアドラカット法では、傷は最大でも1~2cmほどです。
子どもの時に施術をしても成長するにつれて体の傷跡が気になる…ということもないでしょう。
大きな傷を作らない分、体への負担も軽減でき、ダウンタイムも少ないのはクアドラカット法のメリットと言えます。
クアドラカット法の手術時間は最大でも1時間程度です。他の手術方法と比較すると手術時間が短いことも特徴の一つです。
最長でも60分程度、最短であれば40分ほどで手術が終わるでしょう。
他の手術方法の場合は短くても60分、長い場合には90分ほどの時間がかかってしまいます。
手術時間が短い分、体へのダメージを軽減することができます。
入院する必要もなく当日帰宅可能なので、手術の予定も立てやすいです。
わきがは遺伝性が高く、自分の子どももわきがかもしれない…と心配されている方もいるのではないでしょうか。
小さいころからでもわきが治療はできますので、早めに専門の医師に相談してみましょう。
クアドラカット法によるわきが手術は保険適用外の手術になるため、費用が高額になります。費用は約30~40万円です。
直視下切開剪除法と呼ばれる皮弁法(ひべんほう)であれば保険適用であるため、5万円程度でわきが手術を受けることができます。
しかし、皮弁法はメスで脇下の皮膚を開き、ハサミでアポクリン汗腺を切り取っていくという手術方法です。
そのため、アポクリン汗腺の取り残しによるわきがの再発が起こってしまう可能性があります。
傷口も大きいためダウンタイムも長く、傷跡が残ってしまうケースも多くあります。
傷口が小さい・ダメージが少ないといっても手術であることには変わりありません。
腫れや内出血・感染症・アナフィラキシーショック・血腫・ケロイド形成・合併症などのリスクがないわけではありません。
ただし、体質などにもよりますが、ケアをしっかりと行えば防ぐことができるものもあります。
場合によってはクアドラカット法で手術を行った際に色素沈着してしまうケースもありますが、クリームなどでケアすることができます。
医師からの術後のケアの指示を受け、必ず守るようにしましょう。
クアドラカット法は、小さな傷で効率よく臭いの原因を除去することが可能です。
直径数mmの機器で細かい部分まで治療することができます。
しかし、機器の性能が良くても失敗はゼロにはなりません。
失敗のリスクをできるだけ抑えるためには「手術をする医師の技術力」が必要です。
クアドラカット法を推奨している病院の中でも、実績のある医師が在籍する病院を選ぶようにしましょう。
病院の実績や症例などを事前に調べておくのがおすすめです。
気になる場合には病院に問い合わせしてみるのも良いでしょう。
どれだけ体に負担が少ないと言われていても不安や心配はあるものです。
ここからは、クアドラカット法によるわきが治療で質問が多いものにお答えしていきます。
どのわきが治療にも該当することですが、術後は安静にしておくことが重要です。
また術後すぐの入浴はシャワーであってもNGです。
血流が良くなることで傷口に刺激を与えてしまう可能性があるからです。
術後、痛みが強く出た場合には処方される痛み止めで調整を行います。
ダウンタイムが短いとされているクアドラカット法でも、術後すぐには痛みが出てしまうことがあります。その場合は無理せず痛み止めを服用しましょう。
激しい運動は1~2週間は控えましょう。
術後の痛みは3~4日で治まっていき、1週間程経過すると日常生活を通常通り送れるほどに回復します。
しかし傷の回復スピードには個人差があり、感染症などのリスクもあるため、安定する2週間ほどまではできるだけ安静にしておくことをおすすめします。
どうしても力仕事をしなければならいない場合などは、事前に医師に相談すると良いでしょう。
特別なアフターフォローが必要ないというのもクアドラカット法のメリットです。
唯一のアフターフォローは術後の傷口部分の圧迫固定です。圧迫固定は他のわきが治療時にも必要になるものですが、クアドラカット法では傷口が小さい分、圧迫部分も少なく済むので固定している部分も目立ちにくく、上から洋服を着ることもできます。
本記事ではわきが治療の「クアドラカット法」についてご紹介しました。
どんな治療にもメリット・デメリットは必ず存在するので、しっかりと内容を理解した上で自身のニーズに合った治療方法を選ぶことが重要です。
特にクワドラカット法は、シェービングするため皮膚がペラペラになるまで削ると、技術力のない医師の場合、皮膚が破けてしまうリスクもあります。
共立美容外科のローラークランプ法では、皮膚をローラーで押しながらできるだけ組織を傷つけないように施術しています。
腋臭や多汗症で悩んだら、ローラークランプ法も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
共立美容外科の人気のローラークランプ法の手術方法や料金についてはこちらから。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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