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コラーゲンペプチドについてわかりやすく医師が解説

コラーゲンペプチドについてわかりやすく医師が解説

公開日: 2022年08月12日 (金)
最終更新日: 2024年09月30日 (月)
コラーゲンペプチドについてわかりやすく医師が解説

「年齢を重ねても、美しい肌と健康な体でいたい」という願いは、多くの方が持っているのではないでしょうか。

加齢に負けない肌と体を維持する上で強い味方になってくれるのが「コラーゲン」です。

ドラッグストアや通販サイトではこの「コラーゲン」を摂取できると謳う商品が多く販売されていますので、一度は手に取ってみたことのある方が多いと思います。

さらに、近年では「コラーゲンペプチド配合」と書かれた商品を目にする機会も増えてきました。

そこで本記事では、「コラーゲンとコラーゲンペプチドには、どんな違いがあるの?」「コラーゲンペプチドとはどんなもの?」という疑問を解決しながら、美肌のメカニズムについてご紹介していきたいと思います。

 

コラーゲンとコラーゲンぺプチドとは

肌に浸透するイメージ

「コラーゲンは美容と健康のために必要」ということは分かっていても、そもそもコラーゲンがどんなものなのか説明できる方は少ないのではないでしょうか。

体重60kgの人の場合、体内には約3.6kgものコラーゲンが存在しており、美と健康の維持に大きく貢献しています。

コラーゲンの減少を防ぎ、コラーゲンペプチドの力によってシワや肌のたるみを防ぐためにも、まずはコラーゲンとコラーゲンペプチドの性質について理解しておきましょう。

 

基本情報

コラーゲンはタンパク質の一種です。

肌の本体である真皮層の大部分を構成する成分であり、さらに骨や血管、粘膜や筋肉などにおいても、重要な役割を担っています。

構成する成分は非必須アミノ酸のグリシンとプロリン、そしてプロリンを元に作られるヒドロキシプロリンから構成されており、三本のタンパク質の紐が三つ編み状に絡み合っています。

肌の真皮層にある繊維芽細胞という細胞の中で生成され、コラーゲンを生成する際に必要な栄養素は、アミノ酸とビタミンC、鉄分です。

つまり体内でコラーゲンを生成するためには、アミノ酸とビタミンC、そして鉄分が必要です。

 

コラーゲンぺプチドの基本情報

コラーゲンでハリのある女性

「ペプチド」とは、アミノ酸とアミノ酸がペプチド結合し、2つ以上つながった状態のことを意味します。

コラーゲンペプチドは、コラーゲンを形成する3本の紐が溶けた状態の「ゼラチン」を、さらに細かくした状態です。

コラーゲンと比較すると、コラーゲンペプチドの方が分子が細かく、体内に吸収されやすいです。

また、コラーゲンを経口摂取した場合、消化吸収の過程でコラーゲンペプチドへと形を変えるということも近年の研究により判明しています。

加えて、コラーゲンペプチドは繊維芽細胞を活性化させる力をもっているため、肌細胞の深層部から皮膚をサポートする効果も期待できます。

少しでも多くのコラーゲン生成を促したい場合は、アミノ酸、ビタミンC、鉄分に加えて、コラーゲンペプチドを摂取するのがおすすめです。

 

摂取すると、美肌になるの?

コラーゲンを経口摂取しても、体内のコラーゲン量が直接増えるわけではありません。

コラーゲンが分解される過程で出来たアミノ酸がコラーゲン生成の材料になり、同じく分解の過程で生み出されたコラーゲンペプチドが繊維芽細胞の動きを活発化させることで、美肌のメカニズムにつながると考えられています。

コラーゲンペプチドを摂取した場合も同様であり、体内のコラーゲン量を増やすわけではありません。

コラーゲンペプチドは、あくまでコラーゲンを生成する土台である繊維芽細胞の活性化を促す働きしか持っていませんので、コラーゲンペプチドを摂取する際には、アミノ酸やビタミンC、鉄分を一緒に摂取することがポイントです。

 

肌に塗っても効果なし?

コラーゲンは分子量が大きいため、肌に塗布しても内部まで浸透することはありません。

コラーゲンが含まれる化粧品を塗布しても肌のコラーゲン量は増えませんが、高い保湿力を持っていますので、乾燥から肌を守ってくれる効果は期待できます。

また、コラーゲンをさらに細かくしたコラーゲンペプチドの状態か、さらに細かいアミノ酸の状態であれば、化粧品が肌に浸透し、繊維芽細胞を活性化させる効果があるのではないかと考えられています。

化粧品に配合されたコラーゲンペプチドからコラーゲンを生成するためには、ドリンクやサプリメントからコラーゲンペプチドを摂取する場合と同様に、コラーゲン生成に欠かせない他の栄養素を摂取する必要があります。

いずれにせよ、化粧品の効果は肌の表皮層までしか届きません。

美肌を手に入れるためには、コラーゲンペプチド配合の化粧品で肌の表皮をケアすると同時に、コラーゲンやコラーゲンペプチドを経口的に摂取して、インナーケアも心がけると良いでしょう。

 

コラーゲンの敵は紫外線?

肌の真皮層を超音波エコーで確認してみると、紫外線をよく浴びる肌の真皮層は、紫外線を浴びていない部分の真皮層と比較して、コラーゲン量が減少していることが分かっています。

これは紫外線に含まれるUV-Aという光が、肌の真皮層にある線維芽細胞の中にあるテネイシンCというタンパク質を減少させることで、線維芽細胞の働きが鈍化し、コラーゲン生成を阻害しているのではないかと考えられています。

コラーゲンを生成する線維芽細胞を守るためにも、紫外線ケアを心がけましょう。

特にUV-Aは、一年を通して地球上に降り注いでいます。

窓ガラスやカーテンも通過する性質を持っていますので、屋内でも油断は禁物です。

 

コラーゲンペプチドの摂取方法は?おすすめは?

ハリのある素肌の女性

摂取方法は大きく分けて2通りあります。

「コラーゲンが豊富な食品を摂取し、体内でコラーゲンペプチドへと分解する方法」と、「コラーゲンペプチド配合のサプリメントやドリンクを摂取する方法」です。

健康や美容に効果的とされるコラーゲンペプチドの摂取量の目安は、1日あたり5gから10gです。

過剰に摂取した場合は副作用を誘因してしまう可能性がありますので、注意が必要です。

 

コラーゲンが豊富な食材

コラーゲンペプチドの元になるコラーゲンを豊富に摂取出来る食品は、動物性食品と海洋性食品、そしてコラーゲンを元に作られたゼラチンです。

動物性食品の中では、牛・豚・鶏の骨を煮込んだものや、皮の部位、軟骨などを中心に、コラーゲンが豊富に含まれています。

海洋性食品では、コラーゲンの代名詞とも言えるフカヒレやすっぽん、魚の皮やうなぎなどに豊富に含まれていると言われています。

またゼラチンを使用したグミやゼリーも、コラーゲンと同様の働きが期待されています。

コラーゲンを食品から摂取する場合に注意したいのは、脂質や糖類の量です。

コラーゲンが豊富な動物性食品や海洋性食品には、脂質が多く含まれているものが多く、コラーゲンを摂取することに気を取られていると、脂質の過剰摂取になってしまう場合もあるので、注意が必要です。

またゼラチンは砂糖とともに使用されることが多い食品です。

手軽に食べやすいからという理由でグミやゼリーなどを摂取し続けていると、「太る」「ニキビができやすくなる」などの副作用も起こりやすくなります。

 

コラーゲンペプチドを含むサプリメントや、コラーゲンドリンク

毎日の食事から継続してコラーゲンを摂取するのはハードルが高いと感じる方も多いでしょう。必要に応じて、コラーゲンペプチド配合のサプリやドリンクを健康的な食事と併用するのもおすすめです。

サプリメントやドリンクを選ぶ際は、その他に配合されている美容成分や原材料にも注目しましょう。

例えば肌の弾力の元となるエラスチンは、コラーゲンと共に美肌に欠かすことのできない成分ですが、食品から摂取することはできません。

肌のハリが気になる場合は、コラーゲンペプチドと共にエラスチンが配合された商品を選ぶことで、より効果的なアプローチが期待できます。

また、コラーゲンドリンクでは、飲みやすい味にするために糖分が多く添加されている場合もありますので、継続して服用する場合は、カロリーや糖分についてきちんと確認をしておきましょう。

 

効果を引き出すためには、どうしたらいいの?

コラーゲンの生成には、コラーゲンやコラーゲンペプチドの摂取だけでは不十分です。

食品摂取によってコラーゲンを摂取する場合も、サプリメントやドリンクでコラーゲンドリンクからコラーゲンぺプチドを摂取する場合も、アミノ酸や鉄分を併せて摂取することで初めて、コラーゲンの摂取に十分な栄養素が充足します。

特に女性の場合、月経によって定期的な出血があると鉄分は不足しがちです。

30歳から49歳の女性で月経がある場合は、1日あたり10.5gの鉄分摂取が推奨されていますので、美肌のためにも、日常的に意識して鉄分を摂取するよう心がけましょう。

 

美容医療でコラーゲンを取り入れる

「直接コラーゲンを増やす方法はないの?」とお考えの方におすすめなのが、コラーゲン注入です。

シワやたるみなどコラーゲン量の減少が気になる部分に直接コラーゲンを補うことができるのは、美容医療ならではの方法です。

施術には医療用の細い針を使用しますので、施術痕も目立たず、ダウンタイムも1時間以内というお手軽さが人気です。

またコラーゲンを生成する線維芽細胞を増やす、肌再生医療も人気です。

ご自身の耳の後ろから採取した線維芽細胞を増殖させて、肌トラブルが気になる場所に移植することで、コラーゲンの生成能力を増強することができます。

コラーゲン注入のように年月が経つと体内に吸収されるわけではないので、より長期的なアプローチが期待できます。

 

メカニズムを理解しましょう!

今回はコラーゲンが作られるメカニズムと、コラーゲンペプチドの効果的な活用方法についてご紹介しました。

体内に吸収されやすい、「細かいコラーゲン」であるコラーゲンペプチドの性質を正しく理解して、効果的に摂取しましょう。

コラーゲン不足と思われる肌のお悩みがある方は、美容医療の専門医によるカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

ぜひお気軽に共立美容外科までお問い合わせください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 第107回日本美容外科学会 学会長
  • 厚生労働省【美容医療の適切な実施に関する検討会】構成員

久次米 秋人

(くじめ あきひと)

医師の詳細

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