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医療用ハイフとは?エステ用ハイフとの違いを美容外科医が解説

公開日:2022年03月09日(水)
最終更新日:2022年05月05日(木)

しわ・たるみ
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

年齢とともに増えるたるみやしわ。さらに 肌のツヤやハリ・弾力も徐々になくなっているなと実感することはありませんか?

スキンケアやマッサージを行ってもなかなか改善せず、悩んでいる方は多いでしょう。

近年は女性だけでなく、男性も「見た目年齢」を気にされる方が増えています。

そんな加齢による悩みがある方、アンチエイジングに興味がある方におすすめなのが「ハイフ(HIFU)」と呼ばれる機器を使用した治療法です。

ハイフは、多くの美容クリニックで取り扱いがあり、安全性が高いと言われています。

しかし、エステでのハイフは、医師免許を持たないエステティシャンが取り扱っていることから、リスクが高く効果も低いです。

今回の記事では、エステ用ハイフとの違いやハイフの種類について解説します。

 

ハイフとは

ハイフのモニター画面

ハイフとは、前立腺がんの治療用に開発された機器を美容医療に転用した機器の名称です。

超音波を点状に集中させて皮下組織や筋層に照射します。照射した部分が凝固・固縮する力を利用してたるみやしわの改善、リフトアップを行う治療法です。

熱エネルギーの照射が刺激となり、肌のターンオーバーが活性化します。

さらに皮下組織もダメージを修復しようとコラーゲンやエラスチンなどを産生するため、美肌効果やハリ感・弾力アップ効果も同時に得られます。

 

 

クリニックでのハイフとエステ用ハイフの違いとは?

エステ用のハイフの説明をする看護師

ハイフはクリニックでの取り扱いがほとんどですが、エステ店で取り扱っている場合もありますよね。

しかし、エステでのハイフはトラブルが多く、消費者庁によると10年間で77件(2022年現在)もの事故報告があったようです。

クリニックで行うハイフとエステ用のハイフはどのような違いがあるのでしょうか。

1つずつ解説します。

 

1.出力

クリニックでは医師が常駐しており、患者様に合わせた適切な出力で施術を行っています。

そのため患者様によって効果に差が出ることは少ないと言えます。

しかし、エステでのハイフの場合は、医療従事者が管理しているわけではありません。

解剖学的な知識も乏しいでしょう。患者様に合った出力調整が行えず、トラブルも多いのではないかと推測しています。

また、あまり高出力となる施術はできないため、効果も低く持続期間が短い場合も少なくありません。

まれに高出力での施術を行っているエステもありますが、熱傷や神経損傷の危険があるため、リスクが高いでしょう。

 

2.安全性

クリニックでのハイフは、医療従事者が施術やカウンセリングを行っています。

医師が常にそばにいる状態であり、出力は医師が責任を持って管理しており、解剖学的な知識と現在までの経験や知見のある医療従事者の照射ほど安全性の高い施術はありません。

エステサロン等では、医療知識のないエステティシャンがカウンセリングを行う時点で安全性に疑問が生じます。

患者様の希望を確認しても、正確に希望に沿った施術が行える根拠がなく、経験だけで扱える機器ではありません。

それは事故件数の多さからも伺えます。

安全性の観点からもクリニックでのハイフがおすすめです。

 

3.持続期間

クリニックでのハイフは個人差があるものの、通常半年〜1年間持続します。

しかし、エステでのハイフは一般的に1〜2ヶ月の持続期間であると言われており、リフトアップした状態を維持するためには頻回な施術が必要となります。

 

4.価格

価格については、この業界でも統一されているわけではありません。

使用しているハイフの機器によっても値段が違いますが、1回2万~4万前後、複数回であれば15万~20万円前後といったところでしょうか。

もちろん回数によって違うクリニックもあります。

エステサロンは6千円~8千円ほどで行うことができるため、価格だけを見るとクリニックよりは安いと言えますね。

しかし、先にお話しした安全面や効果の差などコストパフォーマンスを考えると、エステでのハイフは安かろう悪かろうになる可能性が高いです。

 

 

医療ハイフの種類と効果を解説。お勧めはスーパーハイフpro!

ダブロとハイフ

医療ハイフの種類はさまざまですが、どの機器も現在多くのクリニックで使用されている代表的なものです。

機器によって特徴が違うため、お悩みに合わせて選びましょう。

 

おススメ!スーパー「ハイフ」proとは

一番のお勧めするハイフは、スーパーハイフプロです。

共立美容外科で使用しているハイフです。

疼痛の少なさはもちろん、高いリフトアップ効果を実現しています。

広範囲を照射でき、デリケートな目の上や下・目尻にも使用できます。

一度に広範囲に照射することができるので、少ないショットで済むことができます。

また、焦点も安定しているため、狙った深さにエネルギーを与えることができるので、エネルギーのばらつきがなく、火傷のリスクが少ないです。

 

【カートリッジ】1.5mm、3.0mm、4.5mm

【照射部位】顔

【照射速度】早い(一回の施術は30分~45分)

【価格】20万円(全顔)

【特徴】

  • 皮膚表面への刺激が少ない
  • 高密度の照射が可能
  • 3つの超音波を使い分ける
  • 効果的に当てることが可能
  • ジュール数が0.05単位と、細かく調整することが可能。

 

 

ハイフのバナー

▼共立美容外科の人気のスーパーハイフproの料金や施術方法についての詳細はこちら

 

 

ダブロとは

2013年に韓国で開発されたHIFU機器です。

エステ用のダブロを取り扱っているエステサロンもありますが、エステ用であることから低出力であり、効果は薄いです。

次世代機としてダブロS+、ダブロゴールドもあり、とくにダブロゴールドは痛みが少ない施術が可能です。

 

【カートリッジ】1.5mm、3.0mm、4.5mm

【照射部位】ダブロは顔のみ、ダブロS+とダブロゴールドは体も照射可能

【照射速度】ダブロゴールドは他2機器の2倍の速度で照射可能

【持続期間】3ヶ月~6ヶ月

【価格】8万~13万(全顔)

【特徴】

  • 痛みが少ない
  • 持続期間が6ヶ月と他の機器よりも短い

共立美容外科ではダブロの治療を2012年から行っています。

ダブロの認定医の日本第1号は共立美容外科の理事長の久次米になります。

 

ダブロのバナー

▼共立美容外科の人気のダブロの料金や施術方法についての詳細はこちら

ウルセラとは

2009年にアメリカで開発された機器で、米国FDA(日本の厚生労働省と同様の機関)に承認されているHIFU機器です。

その分、価格も30万円と高額です。

 

【カートリッジ】1.5mm(目元用あり)、3.0mm(目元用あり)、4.5mm

【照射部位】顔

【照射速度】早い(一回の施術は30~40分)

【価格】20~30万円(全顔)

【特徴】

  • ダブロやスーパーハイフに比べて昔からある治療方法
  • 痛みが強い

ウルトラセルQ+とは

ウルセラと名前が似ていますが、全く別の機会です。

韓国で開発されたHIFU機器で、超音波と高周波を使用してリフトアップ治療を行います。

少ない痛みで施術が行え、取り扱っているクリニックも多いです。

 

【カートリッジ】1.5mm、3.0mm、4.5mm、6.0mm(ボディ専用カートリッジ)

【照射部位】顔、体

【照射速度】早い(一回の施術は15分)

【価格】10万~15万円(全顔)

【特徴】

  • 照射時間が圧倒的に短い
  • 美白効果

 

ウルトラフォーマー3とは

韓国で開発されたHIFU機器で、カートリッジの多さが特徴です。

真皮層への連続照射が可能でいわゆるハイフシャワーが行えます。

痛みの少なさにも配慮されています。

 

【カートリッジ】1.5mm、2.0mm、3.0mm、4.5mm、6.0mm、9.0mm、13.0mm

【照射部位】顔

【照射速度】早い(一回の施術は20分~30分)

【価格】7万~10万円(全顔)

【特徴】

  • ハイフシャワーが可能
  • カートリッジが多彩で目元の際まで照射可能

 

 

医療用ハイフは痛みが強い?

顔に麻酔クリームを塗る看護師

脂肪が少ない方は疼痛を感じやすいこともあります。

その場合は部位別に出力を落とす等、その場の医師の判断やカウンセリングによります。

骨に近いと知覚神経が反応して痛い場合もあり、特に「ウルセラ」は効果が高い分疼痛が強いと言われています。

共立美容外科では、疼痛緩和のために麻酔クリームを使用しており、疼痛を訴える患者様は少ないです。

また、痛みを感じる方が火傷のリスクが少なくなります。

痛いといっても違和感程度なので激痛ではありません。

痛みを全く感じないと、もし、出力が強い場合火傷に気づかない場合があります。

そのため、無痛がいいというわけではありません。

 

 

医療用ハイフは医師や看護師以外は当ててはいけない!?

ほうれい線にハイフを当てているところ

現在の日本の法律では、ハイフの施術を医療従事者が行うことについて義務化されてはいません。

しかし、エステ用ハイフの施術でトラブルや事故が多発していることから、消費者庁も調査に乗り出しています。

クリニックで使用されるハイフ機器は、高出力での施術が可能で、エステ用ハイフと比較しても高い効果が得られることがわかっています。

しかし、高出力での施術は、正しい知識や技術がなければ、トラブルや後遺症につながる可能性もあります。

医療従事者は解剖学を学び、専門知識を有しています。

医療知識があるからこそ、患者様に合わせた施術や、出力の細かな調整といった臨機応変な対応が可能なのです。

万が一看護師では対応できない場合も、迅速な医師への相談や担当変更が可能な点でも、クリニックでの施術がおすすめと言えます。

 

医療ハイフの値段の相場を部位別に解説!

値段のイメージ

医療ハイフはさまざまな部位への施術が可能です。

照射部位が細かく分けられており、値段も部位によって変動があります。

ここでは、部位別にハイフの価格相場を解説します。

 

フェイスライン 約2万~6万円(1回)

フェイスラインは価格差が大きいため、カウンセリング等でしっかり比較検討を行いましょう。

また、全顔と合わせた価格設定のクリニックもあるため、確認しましょう。

 

頬 4万~6万円(1回)

頬は面積が広くたるみを認識しやすいため、ほうれい線を気にされる方には人気の部位となっています。

頬に関してはどのクリニックも同じような価格となっています。

 

全顔 3万~30万(1回)

全顔は価格差が大きい部位です。カートリッジを変えながら慎重に行う必要があり、専門性や技術力を要します。

 

 

ハイフ治療は実績豊富なクリニックで

共立美容外科を勧める患者

ハイフは医療機器であり、医療従事者以外の取り扱いは危険です。

国民生活相談センターにも、エステでのハイフ施術による副作用の相談が多く寄せられています。

エステでの施術は避け、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

ハイフの治療は、解剖学的な知識や技術が必要です。

症例を多く経験した医師であれば、副作用の出方や骨格に合わせたアドバイスなども可能になります。

ハイフを希望される際は、カウンセリングに足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

ハイフのバナー

▼共立美容外科の人気のハイフの料金や施術方法についての詳細はこちら

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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