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出版物紹介『シワ伸ばしクリニック』 共立美容外科医師 浪川浩明著

『シワ伸ばしクリニック』
共立美容外科医師 浪川浩明 著

第6章 シワ伸ばしクリニックQ&A

※この本は2007年に書かれたものです。現在の治療内容と若干異なる場合がございます。

シワ伸ばしクリニック

シワ伸ばしクリニック Q&A

質問一覧

  • 目の下がブルドックように垂れてきました。どのような方法が効果的ですか?
    目の下のたるみを確実に改善するためには、目の下の「除皺(じょすう)術」、つまりたるみ取りの手術が必要になります。この手術は、下まつげの生え際すれすれのラインで、目頭から目尻にかけて皮膚に切開を加え、皮膚の下の眼輪筋という筋肉や脂肪を適宜処理した上で余分な皮膚を切除します。そして切除した分を引っ張り上げる形で丁寧に皮膚を縫合するのです(5日後抜糸)。
    結果として、目の下のたるみやポッコリと脂肪で過剰にふくらんだ部分が改善し若々しい印象となります。術後の腫れは1週間から10日くらいでひきます。この手術は「切る手術」である以上、もちろん傷を作ることになるわけであり、術後間もないうちは傷に赤みもあります。しかし1~2ヵ月経つうちに赤みは収まりますので、そうなればちょっと見たくらいでは傷跡があるとは思えないくらい自然な状態になるのが通常の経過です。
  • 仕事柄、人と接することが多いのですが、年齢と共にしわが気になりだし、安心して笑えません。以前のようなハリのある肌になりたいのですが、どうしたら良いでしょうか?
    笑顔のときに目立つ可能性があるしわといえば、まず思い浮かぶのが目尻とほうれい線(鼻唇溝)ですね。このうち目尻に対しては、ヒアルロン酸注入とボトックス注射の二通りの方法があります。ヒアルロン酸注入は、ジェル状の物質(ヒアルロン酸)をしわのすぐ下に注入することでこれを下(裏側)から持ち上げる方法です。ボトックス注射はボツリヌストキシンという成分の効果で目尻周辺の筋肉の収縮を抑制し、目尻にしわを寄せる動きをしにくくしてしまう方法です。ただし残念ながらこの両者とも永続的な方法ではなく、ヒアルロン酸もボトックスも6ヶ月ほど経つうちに元の状態に戻ってきます。ほうれい線に対してはヒアルロン酸注入を行うのが一般的です。また、もっと大きな視点でとらえるならばプラセンタ注射もお肌をみずみずしく、張りをよみがえらせる効果が期待できます。プラセンタ注射は(ヒト)胎盤エキスを注射、あるいは点滴することで美肌作用や疲労回復などの効果が得られるものです。
  • 目の下のしわがとても気になってきました。以前にヒアル口ン酸を注入したことがあるのですが、思うような効果はありませんでした。他にどのような方法がありますか?
    目の下のしわにはヒアルロン酸注入を行うことが多いのですが、しわの程度によっては効果を出しにくいケースもたしかにあります。そのような場合には思い切って手術を受けられることをお勧めします。
  • 眉聞や額のしわが気になります。また、まぶたも最近下がってきて、一気に老け込んだ感じがします。この機会に全て解消できればと思っておりますが、どのような方法がありますか? また、かかる期間も教えていただきたいです。
    眉間や額のしわが表情に伴って目立つのであればこれらの部位に「ボトックス注射」を行うことで改善できます。この注射はボツリヌストキシンという成分の効果により、眉を挙げ額にしわを寄せる動作や眉を寄せる表情を作りにくくしてしまうものです。ただしこの効果は永続的なものではなく、6ヶ月くらいでまた筋肉の動きは戻ってきます。もちろん腫れや傷跡の心配はまったくありません。まぶたの症状に対しては、程度に応じて「埋没法」で二重の幅を少し広げることで、たるんだ印象を軽くする場合と、「目の上のたるみ取り手術」で実際にまぶたの余分な皮膚を取ってしまう場合とがあります。埋没法ですと腫れは1週間くらいでひきますが、たるみ取りの手術はこれより長く2週間くらいかけてひいていきますが、自然な雰囲気になるにはもう少し時聞がかかります。また、額のしわとまぶたの皮膚のかぶさりをいっぺんに改善させるならば「額のリフトアップ手術(前額リフト)」が効果的です。これは髪の毛のなかに1cmくらいの穴を5ヶ所あけ、そこから内視鏡(胃カメラを小さくしたもの)を入れて、神経や血管に留意しながら額の皮膚の裏側を丁寧にはがします。そして額の皮膚を引き上げて固定するという高度な美容外科手術です。この手術では額のみならず、まぶたのたるみ改善も期待できます。術後は腫れや内出血がまぶたの方にも出現しますが、1週間から10日くらいのうちにひいていきます。
  • 最近、ほうれい線のしわが目立ち気になります。何か良い方法はありますか?
    ほうれい線に対しましては、ヒアルロン酸というジェル状の物質をしわのすぐ下に注入して持ち上げる方法があります。ヒアルロン酸は極細の注射針で注入しますので傷跡はまったく残りません。刺したところの内出血や赤み、あるいは少し余分にふくらんだ感じが軽く出ることもありますが、数日から1週間くらいで解消します。お化粧は当日から可能です。ただし注入したヒアルロン酸は数ヶ月から6ヶ月くらいの間に吸収されてしまいますので、最終的にはまた元の状態に戻ってしまうということになります。また、ほうれい線も頬のたるみが強い「深いしわ」の場合は、引き上げ手術を考える必要があります。
  • フェイスリフトを考えているのですが、痛みがどの程度でるのかとても不安です。私は、人よりも痛みを強く感じるようで、歯医者に行くにも勇気がいります。
    ご心配なさっている痛みとは、手術中の痛みと手術後の痛みの両方を指しておられるものと解釈しお答えいたします。まず手術中のことですが、これはまったくご心配には及びません。なぜならば、効果的なフェイスリフトの手術を行うためには手術開始から終了まで5時間前後もの時間を要します。この間患者様には同じ姿勢や顔の向きを長時間保っていただく必要があり、その苦痛に対する配慮から、通常この手術は静脈麻酔や吸入麻酔による全身麻酔で行います。寝ている聞に手術が終わりますので、痛みを自覚することもないというわけです。また術後の痛みに対する対策といたしましてはまずは内服の鎮痛薬を飲んでいただき、万一それでもつらい時のために、より即効性のある坐薬もお渡ししております。ですから、痛みに対してはそれほどご心配なさるにはおよばないものと考えてください。
  • 最近、笑いジワが目立ち、化粧をしても隠しきれなくなってしまいました。ヒアルロン酸が一番手軽にできる方法なのでしょうか?
    もちろんヒアルロン酸注入が手軽にお試しいただける方法であることは間違いありません。しかし笑いジワのうち目尻のしわに対してであれば、「ボトックス注射」もヒアルロン酸に負けず劣らず手軽な方法といえるでしょう。この方法は、ボトックスの薬液を目尻から目の下にかけて数ヶ所注射するだけで目尻にしわを寄せる筋肉の動きを抑制してしまうのです。腫れや傷跡のご心配はもちろん皆無です。ただしこの方法もヒアルロン酸と同様に永続的なものではなく、約6ヶ月で効果がなくなってしまいます。
  • フェザーリフトに興味があります。糸を皮膚の中に入れるとありますが、身体に害がでたり、のちに後遺症がでることはないのでしょうか?
    フェザーリフトのうち、「アプトスリフト」の糸は現在当院では吸収性(溶ける)のものを使っております。糸の周りには瘢痕(はんこん)組織というご自身のたるんだ組織を引き締める繊維構造が形成されていきますので、糸が溶けたあとはこの瘢痕組織が糸の代わりの役目を果たしてくれるのです。一方、目尻からこめかみにかけてリフトアップする「ワプトスリフト」で使用する糸は吸収されませんが、材質的には他科の手術で体の中を縫ってそのままにしておく糸と同じようなものですので害や後遺症の心配はありません。仮に、不都合が生じてもワプトスの糸は抜糸可能です。
  • 額のしわが気になります。若い頃は、眉を上にあげた時だけだったのであまり気にしていませんでしたが、現在では額に常にしわがはいっている状態です。家族にばれずに治す方法はありますか?
    額の表情ジワだけでなく常に出てしまっているしわに対しても、ボトックス注射であれば効果を期待できます。筋肉というのは、意識して力を入れていないときでもある程度収縮して(ちぢこまって)います。ボトックス注射はこの最低限の収縮も緩めてしまうので、常にあるしわもそれにつれてのびてしまい、目立たなくなるのです。このボトックス注射は、極細の注射針で額の数ヶ所に注射するだけですので、傷跡や腫れの心配はありません。職場やお友達付き合いの場はもちろん、ご家族にさえ気付かれる可能性はきわめて低いと言えるでしょう。
  • 年齢による目じり、口周り、首のしわ・たるみを取りたいと思っています。方法や手術にかかる時間、人前にでても違和感のない状態になるまでの期間が知りたいです。
    まず目尻に対しましては、ヒアルロン酸注入かボトックス注射はいかがでしょうか。ヒアルロン酸はしわを皮膚の下から少し持ち上げて目立たなくする方法です。ボトックス注射はボトックスの薬理作用により目尻の筋肉の動きを抑え、目尻にしわを寄せるような動きをしにくくします。口周りは通常ヒアルロン酸になります。ただし、ほうれい線の下半分であればフェイスリフトが効果を発揮しますし、フェイスリフトはあご下から首にかけてのリフトアップ効果もあります(効果には個人差があります)。ヒアルロン酸やボトックス注射はいずれも10分以内には終了しますし、その日から人前に出ても問題ありません。フェイスリフトは皮膚だけではなく、その下にある表在性筋膜とよばれる組織を丁寧に処置する必要があること、また傷が耳の前から後ろにかけてと比較的長く縫うのにも時間がかかることから、所要時間は5時間前後とかなり長いものとなります。しかしご本人は麻酔で寝ている間に手術は終わってしまいますので、時間の面で苦痛を感じられることはありません。この手術による腫れは2週間くらいでひきます。
  • フェイスリフトの腫れは、顔の輪郭が変わるくらい出るものなのでしょうか。仕事の休みが2日しか取れないため、腫れに対してとても不安があります。また、周りの友達に知られてしまうのもイヤです。
    フェイスリフト後の腫れは、個人差はあるものの、術後1週間ほどはやや強めにでるものとお考えいただいた方が良いと思われます。また、術後4日間は皮膚の下に血液がたまるのを防ぐために頬全面にテーピングを施し持続圧迫を行いますので、2日間のお休みで人に気付かれずに、というのは残念ながら事実上不可能でしょう。
  • 糸で引き上げる手術の場合、1年くらいで元に戻ってしまうと聞きましたが本当ですか?
    アプトスリフトやワプトスリフトでは、施術後すぐに変化が得られる「即時的効果」も期待はできるのですが、むしろ主な目的は、今後出てくるたるみをなるべく食い止める「予防的効果」であるとお考えいただいた方が良いと思います。ですから即時的な効果が比較的短期間のうちに消失したようであっても、決してその時点で施術の意味がなくなってしまったわけではないのです。ちなみに予防的効果の根拠は、組織を短縮した状態での瘢痕組織の形成と、糸の周りにおけるコラーゲンの生成にあると考えております。
  • 切らないフェイスリフトを受けた場合、糸が浮き出てミミズ腫れのような状態になったりする事はありますか?また、レントゲンに映ったり、ブラックライトで透けて見えたりしませんか?
    切らないリフトアップ、すなわちアプトスリフトやワプトスリフトなどのフェザーリフトは、使用する糸を顔の皮膚の下(脂肪層)や頭皮の下に潜らせて通すのが正しい方法です。ですからそのように行えば、決して外から見える形で糸が浮かび上がったりということは起こりません。しかしお顔の場合は、糸を入れる深さが浅すぎたりすると、ちょっとした表情の動きで皮膚の下に引きつれがあるような印象がでてしまうことがあります。レントゲンやブラックライトの件は、糸の太さや材質からいっても絶対に起こり得ないことですのでご安心ください。
  • フェイスリフト手術を考えていますが、皮膚を引っ張ったりしませんか? しわだけをなくす事は可能ですか?
    フェイスリフトにおける効果の目安を、最も現実的に伝える説明として「仰向けに寝転がった時の顔」という表現があります。たとえばそれなりにご高齢でかなり頬が下垂している状態であれば、仰向けになればそれなりにだいぶ違う印象の顔になりますね。ですが、そうはいっても目までもがつり上がった状態にはなりません。それと同じでフェイスリフトにおいてもつり目になることはありません。頬やあご下のたるみが、必要にして十分な程度で引き上げられるものとお考えいただいて良いでしょう。
  • フェイスリフトをした場合、皮膚が引っ張られて、話しづらくなったり、表情が不自然になりませんか?
    フェイスリフトによる引き上げ効果には、良い意味でも悪い意味でも限界があります。つまり、すべての例においてしわやたるみが完全になくなるわけではありませんし、反対に引き上がりすぎて会話や表情に支障をきたすこともありません。フェイスリフトの効果を説明する時には、「仰向けになったときの顔」という表現がよく使われます。仰向けになれば、体を起こしている時とは多少なりとも違う印象の顔になります。しかしそれで話しづらくなったり、自然な表情が作れなくなることはないのと同じです。
  • 30代前半ですが、最近頬のたるみが気になりだしました。ふっくらとハリのある頬にしたいのですが、年齢的に手術はまだ早いですか?また、仮に今の年齢で手術を受けた場合、40代や50代になった時に再手術は可能ですか?
    30代・40代くらいの方ですと、ご質問にもあるように「最近気になりだした」、つまりたるみの程度としてはごく軽度、という場合がほとんどです。たるみを改善する最も効果的な手段として「フェイスリフト」という手術がありますが、この手術の効果の目安は「仰向けの時の顔」という表現でよく説明されます。ということは、ご高齢で頬が相当にたるんでしまっている方などは、仰向けになればかなり違う印象になりますので、フェイスリフトによって得られる効果(変化)も大きいといえます。
    反対に、まだ客観的にはほとんどたるみがないといった方は、仰向けになってもさほどお顔の状態は変わらないので、フェイスリフトを受けても即座に得られる変化はほとんどないでしょう。ではこういった若い方にこの手術は意味を持たないのかというと、そういうことではありません。即時的な効果が少なくても、フェイスリフトを受けずにこのまま10年、20年と経つ場合と、受けた上で時間が経つ場合とではやはり維持できているレベルは違うであろうことは想像に難くないのです。
    つまり「予防的効果」という立派なメリットがあるのです。もちろん今フェイスリフトを受けられでも、状態により将来ふたたび同じ手術を受けられることは可能ですし、何も問題はありません。以上のことを十分ご理解いただいた上でのことであれば、フェイスリフトを受けられるのも決して時期尚早ではありません。尚、最近の研究ではたるみが進行する以前に施術されたフェイスリフトは、それ以降の場合と比べ、明らかに効果の持続期間が長い事がわかっています。
  • 顔のたるみが気になるのですが、仕事が忙しくなかなか休みが取れません。週末に手術を受けて月曜日から周囲に気づかれずに仕事は可能でしょうか?
    すべからく「手術」と呼べるものには、多かれ少なかれ腫れや内出血が伴います。お時間が週末の2日間と限られているのであれば、まずは手術以外の方法を試されてみるべきかもしれません。顔のたるみということであれば、「サーマクール」という方法があります。これは電子レンジのように電磁波の作用を利用し、皮膚の深いところのコラーゲンに直接熱を加えます。すると熱に弱いコラーゲンはいったん壊れてしまいます。ところが今度は、壊れたことが刺激になってコラーゲンを新しく作ろうとする働きが活発になります。コラーゲンは肌の張りを保つ成分ですので、結果的にお顔の張りを取り戻すことができるというわけです。この方法は、直後には当てたところに軽い赤みは出ますが、傷はないわけですからお化粧はその場からできますし、1~2日後にお仕事に行かれることには何も支障は生じません。
  • キズ跡が残りやすい体質なので、手術以外の方法で頬のたるみをなくしたいのですが、可能でしょうか?その場合、手術のように劇的な効果は得られないのでしょうか。
    たるみの程度にもよりますが、軽い程度のたるみであればサーマクールという方法で対処できます。この方法は、電磁波の作用で皮膚の深いところにあるコラーゲンに熱を加え、これを壊すことによりその後あらたにコラーゲンを生成する働きを活性化させようというものです。うまく作用してくれれば施術後1~3ヵ月後に変化が感じられることでしょう。ただしこの方法には効果の出方に個人差がある上、もっとも効果的な例でも「フェイスリフト手術」の効果には及びません。そういったところでは、切って行なう手術とは一線を画して考えるべきでしょう。また、非切開式手術のうちワプトスは、頭皮内に特殊な牽引糸を皮下に埋入しますので、傷跡の心配はありません。
  • フェザーリフトの糸は、一度入れたら抜くことはできないのでしょうか?以前、入れた糸は抜くことができないと聞き迷っています。
    フェザーリフトの埋入糸の抜糸は可能です。ただしワプトス糸は固定部位が明瞭で、傷の目立たない頭髪内に施術してありますので抜糸は容易ですが、露出部(隠せない部位)のアプトスリフトは容易ではありません。そこで、将来的に憂いのないように最近のアプトスリフトは吸収素材(いずれ溶けてなくなってしまう)を用いております。
  • 私は60代で、フェザーリフトを検討しています。頬や口角のたるみが気になっているのですが、年齢的にこの方法で効果はでるのでしょうか。
    詳しくは状態を直接拝見しての話となりますが、一般論からすると60歳代の方がたるみを気にされている場合には、フェイスリフトがベストだと思います。ただし、フェイスリフトは術後の腫れなど事前に調節すべきハードルもございますので、専門医とじっくりお話しされると良いでしょう。フェザーリフトやミラクルリフトなどの切らない手術も、効果に過剰な期待をなされなければ、それなりに効果的です。
  • 50代男性です。最近顔が全体的にたるんできて、特に目元が気になります。営業職なので、エイジングケア手術を考えているのですが、フェイスリフトを行った場合、どの程度の効果があるのか気になります。また、なかなか休みを取ることができないので、入院もできません。当日に帰宅することは可能ですか?
    当日の帰宅も可能です。ただし、フェイスリフトは長時間手術(約5時間)なので、日帰り希望の場合は、午前中からの手術となります。また、公共交通をご利用の上、ご来院いただいております。効果の出方は個人差がありますが、おおよそ10年前のご自分のイメージに近づくとご期待いただけると思います。また、営業職で休みをお取りになりずらいなら、フェイスリフトをご選択頂くのは難しいかもしれません。共立スケールで、ご自分に適した治療をご検討ください。
  • アプトスやワプトスの効果はどれくらいですか?
    一般的に1~4年と考えております。ただし、複数の糸を組み合わせてこれを延長させることは可能です。
  • 目の上が重くたるんできていて、以前と比べ目が小さくなってしまったような気がします。以前までとはいかなくても、もう少し目を大きく、はっきりとさせたいのですが、どのような方法がありますか?
    方法は、理論的に5種類あります。ただ、実効性からすると非切開二重まぶた術(埋没法)、切開二重まぶた術、前額リフト(ブローリフト)の3方法でしょう。それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自分に適した方法を専門医にご相談の上、ご選択ください。
  • 年を取るにつれ目の周りがくぼんできて、いつも疲れているように見られてしまいます。目の周りのくぼみを解消するような手術はあるのでしょうか。
    加齢と共に、上まぶたは俗に「奥目」と言われるくぼみが目立つ事があります。コラーゲンやヒアルロン酸を注入して補う場合もありますが、ここは皮膚が薄くデリケートな部分ですので、質感という点において、ご自分の脂肪(別の部分:主にお腹などから採取)を注入するのが最適です。下まぶたも同様ですが、皮膚のたるみが影を作ってへこんで見える場合は、余分な皮膚の切除が必要な場合もあります。
  • フェイスリフトの傷あとは目立ちますか?どの位で目立たなくなるものなのでしょうか。また、完全に消えるのでしょうか。
    フェイスリフトの際の傷の位置は、耳たぶの構造線と重ねてしまうのが最も目立ちません。正面からでは、全くわかりませんので、髪が長くてそれで隠せる場合はもちろん、髪の短い方でも傷が他人に気づかれてしまうということはほとんどありません。ただし、傷自体は最低3ヶ月は経過しないと赤みは取れてきませんので、経過として術後半年~1年位にはまず分からなくなると思います。
  • ヒアルロン酸やボトックスでアレルギーがでることはありますか?
    ごく稀に起こり得ることですが、何万人に1人位ですので、それほど心配いりません。万が一、アレルギーを起こしても対処法があります。
  • アプトスとワプトスはどう違うのですか?ちなみに、私は顔全体のたるみとしわが気になっています。手術は怖いので、糸を使うリフトアップをしてみたいのですが、どちらが効果的なのでしょうか。教えてください。
    ワプトスは積極的な牽引を行なう方法ですが、高位置(頭皮内)で施術するためその効果が顔面の中央や下方まで届きにくいのが弱点です。一方のアプトスですが施術部位は比較的自由に選択できる代わりに、単独で用いた場合は皮膚の引き締め(たるみの予防)効果が主体で牽引力は微弱です。そこで一般にはワプトスで発生させた牽引効果をアプトスで末端部分までパワーロスなく伝えるコンビネーション手術を推奨します。ちなみに最新のミラクルリフトはこのコンビネーション効果を一本で担う特性があります。
  • サーマクールでどの位の効果がありますか?人知れず、エイジングケアたいと思っているので、急激な変化は望んでいません。
    サーマクールは別名「切らないリフト」と呼ばれています。ただ実際の効果の印象は皮膚の引き締め効果が主体であり、フェイスリフトのようなたるみの引き上げとは雰囲気が異なります。それでも効果の出方は個人差が大きく、顔面半側処置後の未処置側との比較で、お顔の左右の大きさが明らかに違って見えるほどの変化が現れる場合もあります。ただし平均的には患者様ご本人の自己満足以上の他覚変化が得られる事には期待薄です。また効果の発現が施術直後より数週間遅れる事も、他人からの印象を薄くします。
  • なぜ、年をとると皮膚がたるんでくるのでしょうか?
    皮膚のコラーゲン繊維量の絶対的な不足や、保水能力の低下などいくつものマイナス要因が重なった結果です。特に前者による張力不足は、重力に抗する機能も低下するため皮膚に菲薄化と拡張をもたらします。その結果、面積的に余剰となった皮膚が下垂した状態がたるみとなります。
  • 30代前半ですが、最近、顔の皮膚が全体的にたるんできました。年齢的にはまだ早い気がするのですが、エイジングケアの治療には適応年齢があるのでしょうか? 若いうちから治療や手術を受けていたら歳をとった時にやり直しができなくなるのではないかと不安です。
    例えばフェイスリフトですが、以前であれば30歳代の方に行なう事など考えられませんでした。ところが現在は少し考え方が変化して、たるみの初期の段階に行なうと、進行してから行なう場合と比べて明らかに効果が長持ちする事が判ってきたため、若年者のフェイスリフトも以前より積極的になっております。またフェイスリフトは途中下手な仕事が加わらなければ複数回行なう事も可能です。とは言えこの年代では折角の効果も、元がそれほど崩れていないだけに激変するわけでもなく、勿体ない気もします。要するに適応年齢は特別な決まりがあるわけでなく、ご自分の価値観で考えるべきです。現在は糸リフト(切らない方法)にもミラクルリフトのような優れた方法もありますし、進行の予防という意味においてはアプトスリフトやサーマクールも有効です。詳細は、当院へ直接お越しいただけば無料カウンセリングにて専門医が適切にアドバイスいたします。

目次

共立美容外科

しわ伸ばしクリニックQ&Aのページをご覧の皆様へ

このページは2024年10月に最終確認をしています。
このページでは、しわ伸ばしクリニックQ&Aについてご確認頂けます。共立美容外科の美容整形は、一人一人大切にコミュニケーションをとりながら、医師や看護師が一人一人思いやりを持って、患者さまの立場に立った美容外科手術を行うことを信念としています。脂肪吸引や豊胸、脱毛、歯科など、1989年に開院し、約30年に渡り美容医療を提供させていただいてきた、全国に25院ある、美容整形クリニックです。美容外科とはドクターひとりで行うものではありません。私たちとあなたとが信頼関係を築き二人三脚で行うもの。充分にコミュニケーションをとり、美容整形を通してあなたの夢に近づけていきます。