コラーゲンの副作用は?ドリンク・サプリの過剰摂取、アレルギー、選び方を医師が解説

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肌のために、ひざのために。コラーゲンのドリンクや粉末を毎日とっている方は少なくありません。続けているうちに、ふと気になってきます。飲みすぎていないだろうか。体に悪いことはないのだろうか。
とり始めてからお腹の調子が変わった、かゆみが出た、という方もいるかもしれません。
コラーゲンをとるときに気をつけること、1日の量の考え方、市販の商品を選ぶときに見るところを医師が解説していきます。
コラーゲンの副作用って?
コラーゲンサプリには、公的に定められた安全上限量がありません。短期の試験では有害事象の明確な増加は報告されていませんが、まれな副作用や長期摂取の安全性まで確認できたわけではありません。[研究]
原料によるアレルギーと、ほかの配合成分にも注意が必要です。
魚アレルギーのある方は、原料を確かめる
コラーゲンの商品は、魚のうろこや皮、豚や牛の皮などからつくられています。「フィッシュコラーゲン」「マリンコラーゲン」と書かれているものは魚が原料です。
魚アレルギーのある方の中には、魚の身ではなくコラーゲンそのものに反応している方がいます。[研究]魚由来のコラーゲンが入ったお菓子で、強いアレルギー症状が出た例もあります。[研究]
魚、牛、豚、鶏、ゼラチンへのアレルギーがある方は、別の原料の商品へ自己判断で替えず、医師へ相談してください。
息苦しさ、喉の腫れが出たとき
息苦しさ、喉の腫れ、声が出にくい、ぐったりするなどの症状があれば、摂取を中止するだけでなく救急要請を検討してください。重いアレルギー反応の可能性があります。
かゆみ、頭痛、便秘、下痢、むくみ
摂取後に体調が変わった場合は、いったん中止し、商品名・原材料・摂取量を控えて医師や薬剤師へ相談してください。コラーゲン以外の配合成分が関係する場合もあります。
太る、ニキビができる
コラーゲンはタンパク質の一種で、粉末5gなら20kcalほどです。体重に響きやすいのは、一緒に入っているものです。ドリンクは飲みやすくするために糖類が加えてあることがあり、栄養成分表示の炭水化物の欄で確かめられます。
牛すじや手羽先、鶏皮といった食品からとろうとすると、脂質も一緒に増えます。摂取を始めた後にニキビが増えた場合でも、コラーゲンが原因とは限りません。いったん商品を中止し、糖類や脂質を含むほかの配合成分と、食事全体を確認してください。
肝臓や腎臓への負担
腎臓や肝臓の病気で、食事のタンパク質の量を決められている方は、コラーゲンもその量に含まれます。サプリメントやドリンクを足す前に、主治医に確かめてください。

1日にどれくらいまで?過剰摂取の量は分かっているのか
コラーゲンには、国が定めた1日の摂取量の基準がありません。研究で使われた量は主に1日2.5〜10g、期間は数週間から半年程度です。[研究]しかしこれは安全上限を示す数字ではありません。
商品には1日の目安量が書いてあります。まずはその量を守ってください。ドリンクと粉末、サプリメントを重ねてとっている方は、合計量を一度数えてみてください。
口からとったコラーゲンは、消化されてアミノ酸や小さなペプチドになってから吸収されます。とった分がそのまま肌のコラーゲンになるわけではないので、多くとるほど肌に届く、ということはありません。
市販のドリンクや粉末、サプリメントを選ぶときにチェックするところ
商品ごとの副作用を調べている方が多いのですが、チェックするところはどの商品でも同じです。パッケージの表示で確かめられます。
| チェックポイント | 確かめること |
|---|---|
| 原料 | 魚、豚、牛、鶏のどれか。アレルギーのある食品が原料になっていないか |
| 1日の目安量 | 何g、何本、何粒か。ほかのコラーゲン商品と重ねていないか |
| 糖類・カロリー | ドリンクやゼリーは、栄養成分表示の炭水化物とエネルギー |
| 一緒に入っている成分 | ビタミンC、鉄、プラセンタ、エラスチンなど。ほかのサプリメントと重なっていないか |
| 表示の種類 | 機能性表示食品は、事業者が根拠を届け出て表示する制度。届出内容は消費者庁のデータベースで確認できるが、国が商品ごとの効果と安全性を審査・許可したものではない |
※妊娠中・授乳中の方、持病のある方、薬を飲んでいる方は、摂取前に医師か薬剤師に相談してください。

コラーゲンをとると、肌はどう変わるのか
複数の小規模な試験をまとめると、肌の水分量や弾力、しわの改善を示す結果があります。[研究]
ただし、研究の内容が一律ではなかったりするため、どの商品でも同じ効果が得られるとは言えません。そのため飲んでいるのに変化を感じない、という方がいるのも不思議ではありません。
美容医療でコラーゲンを増やす
真皮のコラーゲンやエラスチンなどの変化は、ハリの低下や小じわに関わる要因の一つです。
サプリメントと美容医療は、同じ「コラーゲンを増やす方法」として単純に比べることはできません。美容医療は気になる部位に直接はたらきかける方法ですが、施術によって対象、効果の大きさ、持続、リスクが異なります。
肌育注射
真皮に製剤を届ける注射です。共立美容外科では、アミノ酸と非架橋ヒアルロン酸を配合したスネコスや、PDLLAを配合したジュベルックなどを扱っています。成分、使用目的、臨床根拠、持続期間、リスクは製剤ごとに異なります。
注入したところに赤み、腫れ、痛み、内出血、軽い凹凸や硬さが出ることがあります。まれにアレルギー反応、感染、血管閉塞が起こる可能性があります。
肌育注射の種類や料金についての詳細はこちら 関連記事:肌育とは?どんな美容医療?効果・ダウンタイム・種類・肌管理との違いを解説ハイフ(HIFU)
超音波の熱を肌の奥に届ける施術です。共立美容外科のスーパーハイフプロは、真皮と皮下組織、その下の筋膜の3つの深さに照射します。真皮では、コラーゲンをつくる線維芽細胞にはたらきかけます。
HIFUでは痛み、赤み、腫れ、しびれのほか、熱傷、神経障害、脂肪萎縮などが起こる可能性があります。使用機器、照射層、出力、施術者によってリスクが変わるため、製品名と承認状況、施術者、緊急時の対応を確認してください。
スーパーハイフプロの料金や施術方法についての詳細はこちらまとめ
コラーゲンサプリには、公的に定められた安全上限量がありません。短期の試験では有害事象の明確な増加は報告されていませんが、長期の安全性とまれな副作用は十分に分かっていません。
気をつけたいのは、魚などのアレルギーがある方と、腎臓や肝臓の病気でタンパク質の量を決められている方です。
商品を選ぶときは、原料と1日の目安量、糖類、一緒に入っている成分を表示で確かめてください。とり始めてから体調が変わったら、いったん中止し、商品名と量を控えて医師や薬剤師へ相談します。
肌のハリや小じわについて、施術ごとの効果とリスクを聞きたい方は、共立美容外科の無料カウンセリングで相談できます。
よくある質問
コラーゲンとゼラチン、コラーゲンペプチドは何が違いますか?
もとは同じものです。動物や魚の皮、骨、うろこに含まれるコラーゲンを加熱して取り出したものがゼラチン、それをさらに細かく分解したものがコラーゲンペプチドです。サプリメントやドリンクの多くはコラーゲンペプチドを使っています。
毎日飲み続けても大丈夫ですか?
短期の試験では有害事象の明確な増加は報告されていませんが、長期の安全性とまれな副作用は十分に分かっていません。商品に書かれた1日の目安量を守り、体調が変わったときは中止して相談してください。
妊娠中や授乳中にとってもいいですか?
とる前に、かかりつけの医師に相談してください。コラーゲンのほかに何が入っているかは商品によって違うので、パッケージを見せて確かめるのが確実です。
参考
- 消費者庁 機能性表示食品について
- 共立美容外科 肌育注射 https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/skin/hadaiku/
- 共立美容外科 スーパーハイフプロ https://www.kyoritsu-biyo.com/menu/wrinkle/superhifu-pro/
- Choi FD, Sung CT, Juhasz ML, Mesinkovsk NA. Oral Collagen Supplementation: A Systematic Review of Dermatological Applications. J Drugs Dermatol. 2019;18(1):9-16. PMID: 30681787
- de Miranda RB, Weimer P, Rossi RC. Effects of hydrolyzed collagen supplementation on skin aging: a systematic review and meta-analysis. Int J Dermatol. 2021;60(12):1449-1461. PMID: 33742704
- Bassila C, Bassila JC, Slim M. Efficacy and safety of hydrolyzed collagen supplementation on skin health outcomes: a systematic literature review of randomized controlled trials. Eur J Clin Nutr. 2026;80(9):867-885. PMID: 42342959
- Myung SK, Park Y. Effects of Collagen Supplements on Skin Aging: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials. Am J Med. 2025;138(9):1264-1277. PMID: 40324552
- Kobayashi Y, Akiyama H, Huge J, Kubota H, Chikazawa S, Satoh T, et al. Fish collagen is an important panallergen in the Japanese population. Allergy. 2016;71(5):720-3. PMID: 26785247
- Ueno R, Takaoka Y, Shimojo N, Ohno F, Yamaguchi T, Matsunaga K, et al. A case of pediatric anaphylaxis caused by gummy tablets containing fish collagen. Asia Pac Allergy. 2020;10(4):e35. PMID: 33178560
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※主なリスク・副作用(肌育注射):注入部位の赤み、腫れ、痛み、内出血、注入部位の軽度な凹凸・硬結。まれにアレルギー反応、感染、血管閉塞が生じる可能性があります。製剤によって異なります
※主なリスク・副作用(スーパーハイフプロ):照射箇所にピリピリとした痛みを感じる場合があります。HIFUでは赤み、腫れ、しびれのほか、熱傷、神経障害、脂肪萎縮などが起こる可能性があります
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