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公開日:2023年04月05日(水)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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目次
シワやたるみにお悩みの方の中には、美容整形でなんとかしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。一方で美容整形となると、メスを入れるのには抵抗がある、周囲にバレたくない、など気になることも多いでしょう。
そんな方におすすめなのが「PRP皮膚再生療法」です。PRP皮膚再生療法は、近年美容整形界にも広がってきている再生医療の一つで、メスを使用することなく、自身の血液の成分を使うことで自然な若返りを目指します。
本記事では、PRP皮膚再生療法とは何かを解説した上で、どのような美容のお悩みが改善できるのかを詳しく解説します。お悩み解決のヒントがたくさんありますので、ぜひ参考にしてください。
PRP皮膚再生療法の「PRP」とは、「多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)」のことです。人の血液の中には、「赤血球」や「白血球」のほかに「血小板」という成分が含まれています。
血小板は血管が損傷して出血した際に止血する役割があり、さらに血小板に含まれる成長因子などのたんぱく質には組織を修復したり炎症を抑えたりする作用があります。
PRPは自身の血液を採取し専用の機器にかけ、血小板を濃縮したものです。再生医療の分野において、傷ついた組織などを治す目的で使われており、美容の分野でもの活用されてきています。
PRP皮膚再生療法とは、PRPを注入することで組織の再生能力を引き出し、肌のトラブルを改善しようとする方法です。肌の若返りの効果も期待できます。
自身の血液を利用するため、ほとんどの場合アレルギー反応などの副作用が起こりません。自然治癒力を利用するので効果が出るまでに時間はかかりますが、自然な若返り効果を得ることができます。
ではPRP皮膚再生療法は、どのような肌のお悩みに効果があるのでしょうか。改善が期待できるお悩みは多くあり、主に以下のようなものが挙げられます。
順番に解説していきます。
額にできるシワは目立つため、見た目年齢に大きく影響を与えます。
シワができる原因は、加齢によってコラーゲンやエラスチンが減少して、肌のハリや潤いが失われることです。加えて紫外線や外部の刺激、表情の癖も影響します。額のシワは30代から徐々に刻まれ、40代ではクッキリと横線のシワが確認できるようになることも多いです。
額のシワを改善する美容整形としては、ボトックス注射やヒアルロン酸注射がよく知られていますが、PRP皮膚再生療法も選択肢の一つです。ボトックスは筋肉の動きを抑制してシワを作らなくする方法、ヒアルロン酸はボリュームを補う方法、PRP皮膚再生療法は肌の修復力を補う方法です。
PRP皮膚再生療法は、シワだけではなく周囲の肌にもアプローチできるため、より自然に若返った印象になることが可能です。
眉間にシワがあると不機嫌な印象を与えてしまいます。眉間にシワが寄るのは、人が痛みを感じた時、怒りの感情を持った時、悩みやストレスを抱えている時など負の感情であることが多いからです。
またデスクワークに集中していたり、スマートフォンの操作をしていたりするときも眉間にシワが寄りがちです。
若い肌であれば弾力があるため元に戻りますが、加齢やダメージによって弾力がなくなってくると、眉間のシワが刻み込まれて目立つようになってしまい、実年齢よりも老けた印象になります。
額のシワと同様に改善にはボトックス注射やヒアルロン酸注射が一般的ですが、PRP皮膚再生療法によって自然にシワを薄くすることができます。
まぶたにくぼみができる主な原因は、加齢によって目の周りの組織が衰え、脂肪の位置が下がってくることです。目の周囲にある眼輪筋や支えている靭帯(じんたい)が緩む、肌のハリ・弾力が低下するなどの要因が合わさり重力に負けて全体的に下垂することでくぼみになってしまいます。
また長時間のパソコンやスマートフォン操作により目が疲れ、まぶたがくぼみやすくなり、放置するとくぼみ目が定着してしまうことも。まぶたのくぼみは目の周りに影を作ってしまうので、疲れた印象や老けた印象になりがちです。
ヒアルロン酸注射や脂肪注入でボリュームを出すという選択肢の他にも、PRP皮膚再生療法によって弾力やハリを回復させることができます。
こめかみは目尻の横と耳の付け根の間あたりにある場所です。指でこめかみを触りながら、口を開けたり閉じたりすると、その部分が動くのを感じるでしょう。
顔の他の部分と同様に、こめかみも加齢などによってくぼみができます。こめかみがくぼむことで、顔の印象が大きく変わることは美容に詳しい人を除いてはあまり知られていないかもしれません。
こめかみは頬を引っ張り上げる役割をしていることから、顔全体の若々しさを作るポイントでもあります。くぼんでしまったこめかみにもPRP皮膚再生療法は有効です。他にはヒアルロン酸注射や脂肪注入といった注入で補う方法か、プロテーゼを挿入してこめかみを形成する方法があります。
目の周辺は他人と話をする際によく見られる部分でもあり、目尻のシワを気にしている方は特に多いでしょう。20歳代の後半になってくると徐々に目立ち始めるため、他の部分よりも老化を早く感じる部分かもしれません。
予防には日々の保湿ケアや紫外線対策が大切ですが、シワがくっきりと目立つようになってしまうとそれだけでは対処できなくなってしまいます。
目尻のシワの改善には、ボトックス注射やヒアルロン酸注射、そしてPRP皮膚再生療法といったの選択肢があります。効果には個人差がありますが、PRPを注射することで細胞が活性化され、コラーゲンの生成が促されるのでシワが目立たなくなるのです。
目元は老化によってくまやシワなどの悩みが出てきます。くまは「青くま」「茶くま」「黒くま」のように色味によって3種類に分けられます。
青くまの主な原因は睡眠不足や冷えなどによる血行不良です。茶くまは目を擦るなどしてできる色素沈着やメイクが落としきれていないことなどが原因です。黒くまは実は目元のたるみが陰になってできるもので、年齢を重ねるとコンシーラーではごまかせなくなるくらい目立ってしまうこともあります。
さらに目尻と同様に目元もシワが目立つ部分です。目の下に深いシワ、目の周囲に細かい「ちりめんじわ」と呼ばれるシワができ、目の周囲の化粧がよれやすくなってしまったり、ファンデーションが溝に入ってしまうこともあるでしょう。
目元のたるみによる黒くまの改善には、たるんでいる皮膚を切開して除去する下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)という美容整形があります。また目元のシワにはボトックス注射でシワの原因となる部分の表情筋の働きを抑制することが多いです。
くまもシワも原因は肌の老化です。PRP皮膚再生療法では肌細胞そのものを活性化させて自然に改善することができます。
ゴルゴラインとは、目頭の下から頬の中央に向かって斜めに伸びる線状の影や溝のことです。有名な漫画の主人公の顔が名前の由来ですが、他に「ミッドチークライン」や「インディアンライン」という呼び名もあります。
中には生まれつきゴルゴラインがある人がいますが、多くの場合は皮膚や表情筋の衰えが進む40〜50代から目立つようになります。
改善する美容整形には多くの方法があり、手術をする方法ではフェイスリフトや糸リフト、製剤を注射する方法ではヒアルロン酸注射やボトックス注射、機器を使って肌の奥へ照射する方法ではハイフなどがあります。
PRP皮膚再生療法も有効な方法の一つで、PRPをゴルゴラインに注入すると自然に溝を目立ちにくくすることが可能です。
ほうれい線とは、鼻の両端から口角あたりまで斜めに伸びる線状の溝のことです。老化のサインとしてもよく知られており、気にしている方は多いでしょう。
ほうれい線が目立つと年齢よりも老けた印象を与え、見た目年齢を大きく左右してしまいます。ほうれい線ができるのは、頬や口の周りの表情筋や肌が衰えることで頬全体が下垂することが原因です。
30代頃から気になりはじめる人が多いですが、人によっては20代後半から気になることもあるでしょう。肌の土台部分である表情筋の衰えが関係しているので、保湿ケアではなかなか薄くなりにくいものです。
改善するための美容整形は、先述のゴルゴラインでご紹介した施術とほぼ同じで、自然に若返りたい場合はPRP皮膚再生療法も有効な方法の一つです。たるみが進行している場合にはフェイスリフトや糸リフトも有効でしょう。
マリオネットラインとは、口角の両端から顎まで縦に伸びる線状の影や溝のことです。名前の通り人形のマリオネットからその名が付いています。
マリオネットラインがあると、実年齢よりも老けて見える上に、口角が下がって不機嫌な印象も与えてしまいます。
マリオネットラインができる原因は、ゴルゴラインやほうれい線と同じように口周りの表情筋の衰えによるたるみなので、改善するための美容整形もほぼ同じです。
ニキビ跡とは、ニキビが治った後も肌へのダメージによって凹み(クレーター)、赤み、色素沈着などが残ってしまう症状を指します。ニキビが軽症の場合はニキビ跡にならないことも多いですが、炎症がひどい場合は皮膚が奥までダメージを受けて跡として残ってしまいます。
ニキビ跡を改善する美容整形としては、ダーマペンやピーリングがありますが、PRP皮膚再生療法も有効です。PRPは赤みや色素沈着を治すだけではなく、凹凸になってしまったニキビ跡にも高い効果を発揮し、血小板に含まれる成長因子がコラーゲンを増殖させ、傷を修復し肌を持ち上げてくれます。
首のシワは30代頃から気になりはじめ、40代、50代で目立ってくるのでお悩みの方も多いのではないでしょうか。実際に首は顕著に年齢が出る場所で、年齢を重ねるとシワは深くなっていきます。
首にシワができる原因は、加齢の他にも、肌の乾燥、紫外線によるダメージ、摩擦による刺激です。さらに首にある「広頸筋(こうけいきん)」という筋肉の衰えも関係しています。
若い頃はほとんど気にならない場所なので、セルフケアをしないことも多い一方で、一度シワができてしまうと薄くするのがなかなか難しい場所でもあります。
首のシワを改善する美容整形は、手術を行う方法としては糸リフト、注射する方法としては脂肪注入、ヒアルロン酸注射、ボトックス注射が挙げられます。PRP皮膚再生療法も首のシワに効果を発揮し、年齢とともにくっきりと深くなるシワを緩和し若返った印象にすることが可能です。
手の甲のシワも首のシワと同様に、年齢がはっきりと現れる場所です。40代、50代以降に悩む方が増える傾向にあります。手は常に外部の刺激があるにもかかわらず、手の甲には皮脂腺が少なく乾燥しやすい上に、こまめなケアが難しいため老化しやすいのです。
手の甲のシワを改善する美容整形には、ダーマペンやマッサージピールがあり、PRP皮膚再生療法も効果的です。PRPに含まれる成長因子の働きによって手の甲にハリと弾力を出し、手が若返った印象になります。
妊娠線とは、妊娠によって急激にお腹が大きくなることでできる肉割れの一種です。肉割れとは、体重の増加によって皮膚の面積が増える際に、皮膚が引っ張られて真皮層が耐えられずコラーゲン繊維が断裂してできる線のことです。皮膚に弾力があるお腹やお尻、太ももなどにできやすい傾向があります。
改善する美容整形には、レーザー照射、ダーマペン、ピーリングがあります。PRP皮膚再生療法もニキビ跡の改善と同じ原理で凹凸を目立たなくできるため、有効な方法です。
このようにさまざまなお悩みに効果的なPRP皮膚再生療法ですが、治療を受けるメリットとして以下の3つが挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
PRP皮膚再生療法の一つ目のメリットはメスを使わないことです。採血や注入時には注射針を使い、選択するメニュー次第ではダーマペンを使用します。
目元や頬、首などのたるみによるお悩みを改善したい場合には、切開を伴う治療の方が効果が高いケースもありますが、切開に抵抗がある方や切開によるダウンタイムが心配な方はPRP皮膚再生療法がおすすめです。
二つ目のメリットは、自身の血液の成分を使用するためアレルギー反応のリスクが少ないことです。ヒアルロン酸注射などの製剤を用いる治療ではアレルギー反応が心配という方も、施術を検討しやすいのではないでしょうか。アレルギー反応が気になる方は事前に医師のカウンセリングで確認しましょう。
三つ目のメリットは、もともと自身の血液の中にある血小板の働きを利用する治療のため、自然な状態に仕上がることです。施術後すぐに効果が出るわけではなく、徐々に変化していくため周囲にも違和感を与えずに状態を改善できます。
PRP皮膚再生療法にはメリットが多いですが、一方で以下のようなデメリットもあります。
それぞれ確認していきましょう。
PRP皮膚再生療法の一つ目のデメリットは、血小板がもともと持っている傷を治そうとする力を利用した治療のため、即効性は期待できないことです。
個人差はありますが、数週間〜半年程度かけて徐々に効果が表れます。例えば、「2週間後のイベントに間に合わせたい」という場合には別の美容整形を検討した方が良いかもしれません。
二つ目のデメリットは、効果に個人差があることです。一回で効果を感じる場合もあれば、数回の施術でゆっくりと効果を感じる場合もあります。
また効果を感じられないという意見もありますが、繰り返し述べているように、ゆっくりと自然に効果が表れる治療法なので、期待が大きいほど効果を感じにくいということも考えられます。
三つ目のデメリットは、PRP皮膚再生療法は施術を受けられないケースがあることです。
血液検査の結果、血小板数の異常があると判明した場合や、ステロイド剤を服用している場合、過去にがんと診断を受けたことがある場合などは受けられない可能性が高いです。心配な方はカウンセリングで医師に必ず相談するようにしましょう。
美容整形を受ける際には、ほとんどの場合リスクや副作用があることを知っておかなければなりません。PRP皮膚再生療法にもリスクや副作用がありますので、施術を検討する場合にはしっかりと確認しておきましょう。主に以下のようなリスク・副作用が考えられます。
まれにしこりができる場合があります。本来であれば肌が再生する力によって美容効果が得られますが、成分が多すぎると想定以上に組織が再生され、しこりとなるリスクがあります。PRPの注入量や成長因子の量を適切にすることが大切です。
施術後2〜3日の間は赤みや腫れが出る可能性があります。この症状は時間の経過とともに落ち着いていきますが、万が一症状が改善しない場合、まずは施術を受けたクリニックに連絡しましょう。
PRP皮膚再生療法を受けるなら美容クリニック選びが大切です。安いから、近いから、などの理由で決めてしまうと後悔することになりかねません。安心して施術を受けるために美容クリニック選びは以下の3つのポイントを押さえましょう。
順番に詳しく解説します。
クリニック選びのポイントの一つ目は、医師が丁寧にカウンセリングを行っているかどうかです。医師の態度が高圧的と感じたり、医師ではないスタッフがカウンセリングを担当していたりするケースでは治療を任せるのが不安に感じることもあるでしょう。
美容整形は信頼できると思えるクリニックを選び、少しでも不安なことがあればしっかりと医師に確認し、不安を解消してから受けるのがおすすめです。施術を受ける人の目線に立って対応してくれるクリニックを選びましょう。
二つ目のポイントは、PRP皮膚再生療法や他に用意している美容整形の施術実績が多いクリニックかどうかです。クリニックとしての実績が多ければその分ノウハウが蓄積されているはずなのでリスクの低減につながります。
三つ目のポイントは、再生医療の届け出をしている医療機関かどうかです。実は再生医療はどのクリニックでも提供して良いというわけではありません。
「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」で届け出が必要であることが定められており、再生医療のリスクに応じて第一種から第三種まで3つのカテゴリーに分かれています。美容医療は第三種に該当しており、所定の書類を作成し厚生労働省へ届け出、受理されてはじめて再生医療を提供できます。
クリニック選びの際はこの点を確認するようにしましょう。
ここからは共立美容外科の「PRP皮膚再生療法」についてご紹介します。
PRP皮膚再生療法の施術方法は、施術を受ける方の血液を採取してから医療機器によってPRPを取り出し、気になる部分に注入するというシンプルなものです。
注入方法は注射器を使う方法が基本ですが、ダーマペンを使った「ヴァンパイアフェイシャル」というメニューでは、ダーマペンの施術後にPRPを塗ることで注入する方法もあります。
自分の血液を使うため、はじめに採血をします。採血したらそれを遠心分離ができる特殊な医療機器にかけて血液の成分を分離させ、血小板が含まれる上澄みの部分だけを注射器に移し替えて少しずつ注射します。目の下に治療する場合は事前に麻酔テープを使用するので痛みに弱い方でも安心です。
PRP皮膚再生療法の施術後は赤みや腫れが出ることがありますが、1日~1週間程度様子をみれば自然と引いていくでしょう。メイクや入浴・洗顔は状態にもよりますが当日から可能です。その他の制限事項は特にありません。
▼共立美容外科の人気のPRP療法の料金や種類についての詳細はこちら
今回はPRP皮膚再生療法とは何か、どのような美容のお悩みが改善できるのかについて詳しくご紹介してきました。
再生医療は研究が進んでおり、美容整形の施術でも取り入れられるようになってきました。PRP皮膚再生療法はメスを使うことなく、自身の細胞が持つ治癒力によって肌の若返り効果を得られる方法です。
共立美容外科のPRP皮膚再生療法は、しっかりと知識を持った医師が適切な治療を行います。施術を受ける方が安心できるように、医師は施術を受ける方の立場に立った対応を常に心がけ、スタッフ一丸となってリラックスできる雰囲気作りを大切にしています。
美容のお悩みについて共立美容外科に相談してみたいと思われた方は、まずは無料のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。医師がしっかりとお話しを伺い適切な施術をご提案いたします。ご興味がある方はぜひお問い合わせください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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