このコラムを読むのに必要な時間は約 14 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

もともと目元は人の視線を集めやすいパーツですが、新型コロナウイルス流行によるマスク生活によって、さらに目元が注目されやすくなりました。

そのため、「目の下のたるみ（黒くま）が気になる」「目元のシワを見られているようで不安」というお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

目の下のくまやシワの改善を目指すトレーニングやマッサージなどのセルフケアも存在しますが、一度できてしまったくまやシワを自力で改善するのはなかなか難しいことです。

そんな目の下のお悩みに効果を発揮する美容整形の一つが、ご自身の血小板を利用して、肌の自己治癒能力をアップさせる「PRP皮膚再生療法」です。

本記事では、PRP皮膚再生療法の概要に触れながら、PRP皮膚再生療法に期待できる効果や持続期間などについて詳しく解説していきます。目の下のお悩みを解消したいとお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

 

PRPとは？

「PRP」とは「Platelet Rich Plasma」の略で、多血小板血漿（たけっしょうばんけっしょう）のことを指します。これは血液の中にある血小板を多く含んでいる血漿層（けっしょうそう）のことです。

血小板はヒトの体が傷を修復する際に大きな力を発揮します。例えば、指を切ってしまったり、肘を擦りむいてしまったりした時、しばらくすると血が止まるかと思います。血液を止める働きがある血小板が、ここで活躍しているのです。

また、傷はやがて塞がり元通りのきれいな肌になりますが、ここでは血小板が作り出す成長因子が働いています。成長因子には組織の損傷を修復する力があり、これによってケガを治癒しているのです。

こうした血小板、ひいては成長因子の治癒能力を利用した施術を「PRP皮膚再生療法」と言います。

 

PRP皮膚再生療法とは？

「PRP皮膚再生療法」とは、ご自身から採取した血液から血小板が多く含まれている多血小板血漿（PRP）を抽出し、それをたるみ（黒くま）やシワなどが気になる箇所に注入する施術です。

血小板に含まれる成長因子の働きを利用し、肌組織を修復したり、肌の自己治癒能力を高めたりすることができ、徐々にお悩みを改善していくことができます。ご自身の血液を使用するため、副作用やアレルギーなどの心配はほとんどなく、初めての美容整形でも受けやすい施術と言えるでしょう。

 

PRP皮膚再生療法で期待できる効果

「PRP皮膚再生療法」では、以下のような効果が期待できます。

・たるみの改善
・ニキビ跡の凹みの改善
・ほうれい線の改善
・肉割れや妊娠線の改善

上記の他、肌のハリ不足などのお悩みにも効果を発揮します。

 

PRP皮膚再生療法で目の下のくまやシワも改善可能

「PRP皮膚再生療法」は、目の下のくまやシワにも効果的です。目の下のくまとは、具体的には「黒くま」のこと。黒くまとは目の周りにある眼輪筋の衰えによって目の下の脂肪がたるんでしまい、そこに影ができて老け見えしてしまう状態です。

PRP皮膚再生療法によって目の下のたるみを徐々にふっくらとさせ、影を薄くすることができます。またPRP皮膚再生療法は目の下や目尻のシワなどにも有効です。

ご自身の再生能力を引き出し、皮膚本来の弾力を徐々に取り戻すため、内側から自然にシワが押し上げられて薄くなっていきます。目元のあらゆるエイジングサインにも対応できるのが、PRP皮膚再生療法なのです。

 

PRP皮膚再生療法の効果が表れる時期や持続期間

「PRP皮膚再生療法」は美容面で様々な効果が期待できます。しかし、この施術は徐々にご自身の肌の自己治癒能力を高めていく方法のため、注入したその時からすぐに効果を実感できるものではありません。具体的には注入から約3週間で徐々に症状の改善が見られることが多いです。

PRPの濃度や添加する成長因子にもよりますが、その後は半年～1年程度効果が持続します。注入を2回、3回と繰り返すことで、より長期的な効果も期待できるので、カウンセリングを受ける際は医師に相談してみてください。

 

他の目の下のくま・シワ解消施術との違い

目の下のくま・シワを改善する施術には他にも「ヒアルロン酸注入」「コンデンスリッチフェイス（CRF）」「ボトックス」などがありますが、これらと「PRP皮膚再生療法」はどのような点が異なるのでしょうか。

ここでは「ヒアルロン酸注入」「コンデンスリッチフェイス（CRF）」「ボトックス」の特徴を解説するので、施術を選択する際の参考になさってください。

 

ヒアルロン酸注入

「ヒアルロン酸注入」とは、医療用のヒアルロン酸製剤を気になる部位に直接注入し、シワなどを改善させる施術です。皮膚の下に注入されたヒアルロン酸製剤が、下からシワの溝を押し上げるような形で、症状を解消します。

肌の組織自体が本来のハリを取り戻すわけではないため、根本的な症状の改善にはなりませんが、注入直後から効果が実感できる点がメリットです。

効果は永続的ではありませんが、医師に相談しながら適したタイミングで打ち直すことによって長期間持続させることもできます。注射一本で施術が済むという点は、「PRP皮膚再生療法」と同様です。

 

コンデンスリッチフェイス（CRF）

「コンデンスリッチフェイス（CRF）」とは、ご自身から採取した脂肪を気になる部位に注入してお悩みを改善する施術です。採取した脂肪を遠心分離機にかけ、石灰化などの原因になる不純物を取り除き、健常な脂肪細胞のみをシワなどに注入していきます。

ご自身の脂肪を注入するので比較的生着率が高く、効果を長期間実感できるのが利点です。脂肪吸引が必須にはなりますが、ご自身から採取したものを注入するため、アレルギー反応などが起こるリスクが低減する点はこの施術のメリットでしょう。

 

ボトックス

「ボトックス」とは、表情ジワが気になる箇所にボトックス製剤を注入し、筋肉の動きを抑制することによってシワが出てしまうのを抑える施術です。

真顔の時にも出ているようなシワには効果がなく持続期間も数カ月ですが、筋肉の動きが抑制されるので、笑った時にできてしまう目尻や目の下のシワ、ほうれい線などを出づらくすることができます。

その他、張り出たエラや太いふくらはぎなど、筋肉の発達が原因で生じるさまざまなお悩みを改善することができます。

 

PRP皮膚再生療法で目の下のくまやシワを改善するメリット

「PRP皮膚再生療法」以外の施術でも目の下のくまやシワを改善できることは分かりましたが、その中でPRP皮膚再生療法を選ぶメリットは何なのでしょうか。

具体的には「効果が長続きする」「厚生労働省認可のクリニックで施術を受けられる」「自分の肌が内側からイキイキする」「アレルギーなどが起こりづらい」の4つが挙げられます。
それぞれについて確認していきましょう。

 

効果が長続きする

「コンデンスリッチフェイス（CRF）」にも通じることですが、効果が長続きする点は「PRP皮膚再生療法」の大きなメリットと言えるでしょう。

例えば「ヒアルロン酸注入」の場合、目元などのよく動かすパーツには柔らかい製剤を注入することが一般的です。柔らかい製剤は仕上がりが自然な代わりに比較的体内に吸収されやすく、数カ月で効果が薄れてしまうことが多いです。

PRP皮膚再生療法はご自身の皮膚の治癒能力を高めて細胞を活性化させるので、約1年効果が持続すると言われており、PRPの濃度が高いものだと約3年効果が続くこともあります。

 

厚生労働省認可のクリニックで施術を受けられる

「PRP皮膚再生療法」は、厚生労働省が「再生医療等提携機関」と認める医療機関でしか受けられないことになっています。

これらの医療機関は、厚生労働省の公式ホームページにて「再生医療等提供機関の名称」「都道府県」「住所」「管理者の氏名」「再生医療等の名称」「認定医療等委員会の名称」などが公表されており、「再生医療等提供計画を国に届出した医療機関（再生医療等提供機関）」として認められているのです。

「厚生労働省の認可を受けている」というのは、安心できる材料にもなるのではないでしょうか。

 

自分の肌が内側からイキイキする

「PRP皮膚再生療法」は、注入した薬剤によってシワの入った皮膚を物理的に膨らませる方法や、筋肉の動きを抑制して表情ジワを出にくくさせる方法とは異なります。

これらの施術は即効性がありすぐに効果を実感できる点が大きなメリットですが、先述の通り、「お悩みの根本的な解消になっているか」というと、そうとは言い切れません。

効果の持続も個人差はありますが半年程度と比較的短いため、肌を良好な状態でキープするのであれば、どうしても定期的に施術を繰り返す必要があります。

その点、PRP皮膚再生療法はお肌本来の自己治癒能力を利用し、内側から肌をイキイキとさせることができる施術です。

一度PRP皮膚再生療法によって活力を取り戻したお肌は、施術内容にもよりますが長ければ3年はその状態をキープできると言われています。効果を実感できるまでに少し時間はかかりますが、地道に施術を続けていけば、お悩みを根本的に解消することができる可能性があります。

 

アレルギーなどが起こりづらい

美容整形の中には、人工の薬剤を使用することも多いです。
それらによって大きな効果を得られることも多々ありますが、中には体に異物を注入（挿入）されたことによってアレルギー反応や拒否反応を起こしてしまう方もいます。

一方「PRP皮膚再生療法」では、ご自身から採取した血液を製剤として使用するので、他の施術と比較してアレルギーや副作用が起こりづらい点がメリットです。

「人工の薬剤を使うと必ずアレルギー反応が出てしまう」というわけでないため、過剰に不安視する必要はありませんが、異物の注入（挿入）に抵抗がある方やアレルギー体質でPRP以外の施術に不安が残る方は、PRP皮膚再生療法で目の下のお悩み解消を検討してみてはいかがでしょうか。

 

PRP皮膚再生療法にデメリットはある？

メリットばかりに思える「PRP皮膚再生療法」ですが、デメリットがゼロかと言うと、残念ながらそうではありません。デメリットもしっかりと理解した上で施術を受けるかどうかを判断してください。

まず、先ほどもご説明した通りPRP皮膚再生療法には即効性がないので、「施術した直後から効果を実感したい」という方には向かないでしょう。

年齢や体調によっても効果の出方が異なるので、詳しくは事前カウンセリングで医師とよく相談してください。

また施術後は肌が赤くなったり熱感が生じたりすることがあります。
こちらはダウンタイム中の一般的な症状ですが、稀（まれ）に長続きする場合もあるので、症状が改善されない場合は速やかに受診してください。ダウンタイムについて、詳しくは後述します。

ちなみに、PRP皮膚再生療法を受けられないケースもあるので、次項でご自身に当てはまるものがないかを確認してみてください。

 

PRP皮膚再生療法を受けられないケースもあるので注意

「PRP皮膚再生療法」では施術を受けられない方もいるためご注意ください。具体的には、以下のような方は施術が受けられない可能性が高いです。

・妊娠中、または妊娠の可能性がある方
・心臓病や脳梗塞などの既往歴がある方
・肝臓疾患がある方
・血液が固まりにくくなる薬を服用している方

他にも肌の状態などによっては受けられない場合もあるので、上記に当てはまる方は必ず医師に申告し、その他にも気になることがあれば事前のカウンセリングで必ず医師に相談してください。

 

PRP皮膚再生療法でしっかりと目の下の悩みをケアするためのポイント

「PRP皮膚再生療法」では目の下のくまやシワなどへの効果が期待できますが、どのクリニックで施術を受けても満足のいく結果が得られるかと言えば、必ずしもそうではありません。

目の下のお悩みをしっかりとケアするためには、クリニックを選ぶ際「複数のクリニックのカウンセリングに足を運ぶ」「PRP皮膚再生療法の症例が多いクリニックを選ぶ」という2つのポイントが重要です。

 

複数のクリニックのカウンセリングに足を運ぶ

「PRP皮膚再生療法」に限ったことではありませんが、美容整形や施術を受ける際は複数のクリニックのカウンセリングに足を運ぶようにしましょう。

クリニックによって施術への考え方が異なることもありますし、PRPに成長因子を添加するか、注入量はどのくらいにするかなど、提案される内容も異なる場合があります。

どのような施術を選ぶにしても、カウンセリングでご自身がしっかりと納得できる説明をしてくれるクリニックを選びましょう。

腑に落ちないまま施術を受けてしまったら、思っていたような仕上がりにならず後悔してしまうことになるかもしれません。事前のカウンセリングにも施術の仕上がりにも納得できるよう、できる限り多くのクリニックへ訪問するようにしてください。

 

PRP皮膚再生療法の症例が多いクリニックを選ぶ

「PRP皮膚再生療法」の症例が多いクリニックを選ぶことも、お悩みをしっかりケアすることにつながります。

PRP皮膚再生療法の症例が多いということは、それだけ多くの肌質やお悩みの状態に合わせた施術を行ってきたということです。きっとあなたのお悩みに最も適したPRP皮膚再生療法の施術を提案してくれるでしょう。

クリニックのホームページに掲載されている症例を見るだけでは不十分な可能性があります。
最近はクリニックや医師がSNSを症例発信の場として使っていることも多く、ホームページよりも多くの症例を確認できるかもしれません。SNSがある場合は、そちらもチェックするようにしましょう。

事前のリサーチで症例数や仕上がりに納得できたら、実際にカウンセリングを受けに行ってみてください。

 

共立美容外科のPRP皮膚再生療法で目の下の悩みにアプローチしよう

全国26院展開する、共立美容外科でも「PRP皮膚再生療法」を行っています。ご自身から採取した血液からPRPを抽出し、注入します。目の下のくまやシワをはじめ、ニキビ跡の凹みやほうれい線、妊娠線などを解消します。

 

施術の流れ

目の下への施術の流れは以下の通りです。
クレンジング・洗顔を済ませたら、施術室へ移動し、麻酔シールを目の下に貼ります。
麻酔の効きを待つ間に採血を実施。注射の痛みに配慮してゆっくりと丁寧に行うのでご安心ください。

血液を採取できたら、遠心分離ができる特殊な医療機器で血液を赤血球層と血漿層に分離させます。
血漿層に集まった血小板を抽出し、目の下の気になる箇所に注入したら施術は完了です。
注入箇所を避ければメイクをして帰ることもできます。

 

注入方法

「PRP皮膚再生療法」によるPRPの注入方法は「注射器」と「ダーマペン」の2つのパターンがあります。注射器で気になる箇所の真皮にPRPを注入する方法と、多くの針がついているダーマペンという医療機器で顔全体に無数の穴を開け、そこにPRPを塗り込む方法です。

後者は「ヴァンパイアフェイシャル」とも呼ばれており、ダーマペン単体の施術よりも効果的にニキビ跡やクレーター毛穴を治療することができるでしょう。

もちろん目の下のくまやシワにも適しているので、気になる箇所だけを集中的に改善したいか、顔全体を若々しくしたいかで注射器かダーマペンかを選択すると良いでしょう。

 

▼共立美容外科で人気のヴァンパイアフェイシャルの料金や施術についての詳細はこちら

 

ダウンタイムや副作用

目の下への施術に限った話ではありませんが、「PRP皮膚再生療法」のダウンタイムや副作用は、注射器で行う場合もダーマペンで行う場合もそれほど変わりありません。

施術後は2～3日程度腫れや赤みを伴うことがあるものの、ほとんどのケースでは自然消失するはずなので様子を見ましょう。稀にしこりができることがありますが、その時はすぐにクリニックで診察を受けてください。

ご自身の血小板を利用する施術のため大きな副作用は考えにくいですが、気になる症状が続く際も、すぐにクリニックの診察を受けましょう。

特に問題がなければ施術当日からでも仕事や外出は可能です。

 

より効果的な『超高級スーパー濃縮PRPプラチナ』

共立美容外科では、従来のPRPよりも濃縮された「超高級スーパー濃縮PRPプラチナ」というメニューもご用意しています。PRP濃度が濃いため、1回の施術で高い効果が期待できます。

通常の施術でも1回で効果を期待できますが、よりはっきり効果を求める方には、「超高級スーパー濃縮PRPプラチナ」がおすすめです。

気になる方は事前のカウンセリング時に医師にご相談ください。

 

▼共立美容外科の人気のPRP療法の料金や種類についての詳細はこちら

 

PRP皮膚再生療法で目の下のお悩みを解消しよう

目の下にたるみ（黒くま）やシワがあると、実年齢よりも老けて見られてしまったり、疲れた顔に見えてしまったりすることも多いでしょう。
症状を改善させようと日々セルフケアに励んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし目の下がたるんでしまっている黒クマや真顔の時でも存在するようなシワは、自力での解消がなかなか難しいのが実情です。
そんな時は、美容整形も選択肢の一つとして検討してみましょう。

目の下のお悩みにアプローチできる美容施術には「ヒアルロン酸注入」や「ボトックス」などさまざまなものがありますが、ご自身の肌自体を内側から若々しくしてお悩みを根本的に改善したいとお考えの方は、「PRP皮膚再生療法」を検討してみてください。

共立美容外科では通常の「PRP皮膚再生療法」とよりPRP濃度が濃い「超高級スーパー濃縮PRPプラチナ」施術を受ける方の目元の状態や肌質をしっかりと観察した上でおすすめのメニューをご提案するので、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。

仕事や家事が忙しくてなかなか外出ができないという方は、オンライン診療をご利用いただくと便利です。

 

▼初めての方でも入りやすい♪カウンセリングの予約をする。