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高濃度ビタミンC注射の効果とは?料金相場や注意点を医師が徹底解説

公開日:2022年07月19日(火)
最終更新日:2022年10月08日(土)

エイジングケア
ビタミンCのイメージ
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しみやそばかす、ニキビなどの肌悩みを改善したい人におすすめなのが、ビタミンCを使った美肌注射「高濃度ビタミンC注射」です。

「ビタミンC」はサプリでも摂取できますが排出されやすいという難点もあるため、注射の方が効果を実感しやすくなっています。

このコラムでは、「高濃度ビタミンC注射とは何か」から「効果」や「おすすめの人」、「施術を受けられないケース」まで、「高濃度ビタミンC注射」について詳しくご紹介。

これから「高濃度ビタミンC注射」を検討している人は、ぜひ最後までお読みください。

 

「高濃度ビタミンC注射」とは

高濃度ビタミンC注射について解説している女性

「高濃度ビタミンC注射」とは、血管の静脈に高濃度の「ビタミンC」を注入する静脈注射のことです。

ビタミンCを直接血管に注入することで、血中のビタミン濃度を上げるだけでなく、体のすみずみまで行き渡らせることができます。

ビタミンCはサプリでも摂取できますが、水溶性の成分のため尿や汗と一緒に排出されやすく、一定の数値までしか血中濃度を上げられないのが難点です。

しかし「高濃度ビタミンC注射」であれば、血中濃度を20〜40倍にも引き上げることが可能。体のさまざまな器官にビタミンを届けられ、高い効果を期待できます。

 

「高濃度ビタミンC注射」はこんな人におすすめ

「高濃度ビタミンC注射」は、以下のような人におすすめです。

 

  • 肌のハリが気になる方
  • 肌のくすみやシミが気になる方
  • ニキビができやすく、治りにくい方
  • 日焼けしやすい方
  • 飲酒や喫煙の習慣がある方
  • 免疫力を高めたい方

 

施術時間も短く、過剰摂取の心配もない「高濃度ビタミンC注射」は、エイジングケアの第一歩としても始めやすいメニューとなっています。

 

ビタミンCが不足するとどうなる?

水溶性ビタミンの一種「ビタミンC」は、コラーゲンの生成を促して肌や粘膜の健康維持を助けるだけでなく、紫外線からできるしみなどを防ぐ抗酸化作用もあります。

さらに体内の酸化還元反応に広くかかわっているほか、植物性の食品から鉄の吸収を助ける役割も果たしているため、美肌効果だけでなく健康維持にも欠かせないものです。

人間は体内でビタミンCをつくりだすことができないため、サプリや注射、食事で摂取しなくてはなりません。

ビタミンCが不足すると次のような症状があらわれる場合があります。

 

  • 疲れやすくなる
  • 食欲がなくなる
  • やる気が起きなくなる

 

また、ビタミンCが不足するとコラーゲンを生成できなくなることから、肌の乾燥やハリ不足の原因にもなります。

 

「高濃度ビタミンC注射」で期待できる効果

「高濃度ビタミンC注射」は、施術から効果が現れるまでの期間には個人差があります。

期待できる効果は、大きく以下の5つです。

 

  1. ニキビやシミ・毛穴などの肌トラブルの改善
  2. 抗酸化作用
  3. コラーゲン生成の促進
  4. 動脈硬化の予防
  5. 免疫力を高める効果

 

それぞれの効果について、詳しくご紹介します。

 

①ニキビやシミ・毛穴などの肌トラブルの改善

高濃度ビタミンC注射は、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えるはたらきがあります。

ほかにも、「酸化型メラニン」を「還元型メラニン」に変換にするはたらきも。「還元型メラニン」は無色のため、シミの改善が期待できます。

また、皮脂腺のはたらきを抑えるため過剰な皮脂分泌を防げ、ニキビや毛穴のトラブルも改善できます。

 

②抗酸化作用

高濃度ビタミンC注射は、抗酸化作用が期待できるのも特徴です。

ストレス・タバコ・紫外線などが原因で発生するシワやシミの原因で「体のサビ」ともいわれる「活性酸素(フリーラジカル)」を抑制します。

そのため、肌の老化だけでなく、生活習慣病などの予防にもつながります。

 

③コラーゲン生成の促進

ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける成分です。

ビタミンCが不足することでコラーゲンが生成されにくくなり、肌の乾燥などの肌トラブルにつながるため、「高濃度ビタミンC注射」で補うのがおすすめです。

 

④動脈硬化の予防

「高濃度ビタミンC注射」は、動脈硬化の予防効果も期待できます。

動脈硬化は、血中コレステロールの増加が原因。

動脈硬化症がすすむと、心筋梗塞などの重篤な病気につながる可能性があります。

「高濃度ビタミンC注射」は、増えすぎたコレステロールを有機酸へ変えて体外に排出するはたらきがあるため、動脈硬化予防の効果が期待できるのです。

 

⑤免疫力を高める効果

「高濃度ビタミンC注射」には、免疫力を高める効果も期待できます。

ビタミンCがリンパ球のはたらきを活性化するため、抗ウイルス作用があるタンパク質の一種「インターフェロン」を増やすのが特徴です。

「インターフェロン」が増えることで免疫力が高まり、風邪をひきにくくなるといった効果が期待できます。

 

高濃度ビタミンCの「注射」と「点滴」の違い

違いについて解説している女性

高濃度ビタミンCを体外から入れる施術方法は、美容外科やクリニックによって「注射」か「点滴」かに違いがありますが、基本的に成分には違いがありません。

大きく異なるのは施術時間。

点滴の場合は少しずつ注入するため、30分〜1時間かかりますが、注射であれば5分程度で終わります。

しかし一度に多量のビタミンCを注入する場合は、痛みを抑えるためにゆっくり時間をかけて投与できる点滴が適している場合もあるため、量にあった方法で行うのがベストです。

 

「高濃度ビタミンC注射」の治療頻度

「高濃度ビタミンC注射」の治療頻度は、月に1〜4回が目安となっています。

エイジングケア目的と病気の治療目的では、治療の頻度が異なるため注意が必要です。

排出しやすいビタミンCの効果を実感するには継続することが大切ですので、あらかじめ医師にスケジュールを相談しましょう。

 

「高濃度ビタミンC注射」を受けられないケース

「高濃度ビタミンC注射」は、過剰摂取の心配もなく安全性が高い美容医療の一つです。

しかし、個人の持病によっては、高濃度ビタミンCを摂取することで危険性が伴う場合が考えられます。

「高濃度ビタミンC注射」を受けられないケースは、以下のとおりです。

 

  • G6PD欠損(低下)症の方
  • 胸水、腹水、リンパ浮腫のある方
  • 頭蓋内腫瘍のある方
  • 腎臓機能が低い方
  • 人工透析を受けている方
  • 活動型心不全のある方
  • 糖尿病でインスリン注射を行っている方
  • メソトレキセート、ベルケイドを使用している方

 

これらに当てはまる場合は、「高濃度ビタミンC注射」で体調不良を引き起こす可能性があります。

とくに、G6PD欠損(低下)症の人は、高濃度ビタミンCを注入することで赤血球の膜が破壊され、貧血を引き起こす危険性も。

そのため、多くの美容外科やクリニックなどでは、事前に「G6PD欠損症」の検査を行っています。

そのほかにも体調に不安のある場合は、あらかじめ主治医に相談のうえ施術を受けるようにしましょう。

 

「高濃度ビタミンC注射」の副作用

「高濃度ビタミンC注射」は安全性が高く、水溶性ビタミンということから、重篤な副作用は報告されていません。

しかし、まれに以下のような副作用が現れる場合があるので注意が必要です。

 

  • 点滴痛(血管痛)
  • のどの渇き
  • 低血糖(めまい、冷や汗、疲労感など)
  • 高血糖のような数値
  • アレルギー
  • 筋肉のけいれん

 

それぞれの副作用について、詳しくご紹介します。

 

点滴痛

点滴や注射など、針を刺して薬を注入する際に起こる痛みを「点滴痛」といいます。

薬を注入する際の速度が速すぎるために起こる痛みです。

注入するスピードを調整したり、温湿布で局所を温めたりすることで改善されます。また、注入後少し時間を置くのも効果的です。

 

のどの渇き

ビタミンCには利尿作用があるため、体内の水分が排出されやすく、のどの渇きを感じる場合があります。

施術後は、こまめに水分を取るとよいでしょう。

 

低血糖(めまい、冷や汗、疲労感)

高濃度ビタミンCの注入後、まれにめまいや冷や汗、疲労感といった低血糖の症状が現れる場合があります。

これは、ビタミンCとブドウ糖の構造がよく似ているために起こる副作用です。

体内にビタミンCが注入された際に体が「ブドウ糖が入ってきた」と勘違いし、血糖値を下げる働きをします。そのため、低血糖の症状が起こるのです。

ビタミンC注入後に低血糖を起こさないためにも、きちんと食事をとってから注射を受けるようにしましょう。

 

高血糖のような数値

ブドウ糖とビタミンCが似ていることから起こる「低血糖」と同じ原理で、糖尿病の持病がある人に、高血糖のような数値が出る場合があります。

この場合の高血糖は見せかけの数値であるため、インスリンを注入してしまうと必要以上に血糖値が下がって低血糖となってしまうため、注意が必要です。

「高濃度ビタミンC注射」の後に簡易血糖測定器を使用するのは、なるべく控えましょう。ビタミンC注入後、12時間ほど時間を空けるのが理想的です。

 

アレルギー

ビタミンCを摂取することで発症するアレルギーはほとんどありません。

しかし、「高濃度ビタミンC注射」に含まれる、少量の化学防腐剤などが原因でアレルギーが生じる可能性も考えられます。

注入後に体調の異変やアレルギー症状が見られる場合は、医師に相談しましょう。

 

筋肉のけいれん

「高濃度ビタミンC注射」の注入後、まれに筋肉のけいれんが起きる場合があります。

これは「低カルシウム症」といい、カルシウムが足りない場合に起こる症状です。

ビタミンCはカルシウムを体外へ排出する働きがあります。

それによって体内にカルシウムが足りない状態となり、筋肉のけいれんやしびれが起こるのです。

症状を改善するには、カルシウム製剤の投与がおすすめ。

投与後はほとんどの場合、すぐに回復します。

 

「高濃度ビタミンC注射」で健やかな肌へ

肌が綺麗な看護師

肌トラブルの解決だけでなく、生活習慣病などの予防にも役立つ「高濃度ビタミンC注射」。

共立美容外科では、1度に25〜50グラムと大量のビタミンCを体内に投与できる「メガビタミンC点滴」を取り扱っており、効率的にビタミンを摂りたい人におすすめです。

活性が高く生もののように濃厚な、防腐剤フリーのビタミンCは、「美白作用」や「表皮の抗シワ作用」などが期待できます。

気になる人は、ぜひお近くのクリニックにご相談ください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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