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公開日:2022年02月07日(月)
最終更新日:2022年03月14日(月)
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目次
近年、幹細胞治療や幹細胞コスメ、再生医療などの言葉が話題となっており、強力なアンチエイジング効果が期待できる新しい美容法としても注目されています。
一般的に、幹細胞そのものは再生医療(病気やケガの治療)に使用され、幹細胞培養液は幹細胞コスメ(美容液やクリームなどの化粧品)として活用されています。
幹細胞培養液を配合した化粧品には、従来のコスメにはないような効果が期待できるため、すでに多くの美容愛好家達に愛用されています。
そんな幹細胞関連の成分の中にも、より純度の高い「幹細胞培養上清液(ばいようじょうせいえき)」とよばれる成分があるのをご存知でしょうか?
そこで今回は、幹細胞培養上清液のメリットや幹細胞培養上清液を使用した美容関連の施術方法に関して解説します。
幹細胞培養上清液やその効果を理解するためにも、まずは「幹細胞」や「幹細胞培養液」について学んでおきましょう。
すでに幹細胞や幹細胞培養液のことを知っているという人は読み飛ばして下さい。
そもそも幹細胞とはどのような細胞なのでしょうか?
人間の体(生物の体)は、細胞とよばれる非常に小さな因子から構成されています。
それぞれの細胞には異なる性質があり、自分自身と同じ性質を持つ細胞を増殖させる(修復する)力をもっています。
この力を自己複製能とよびます。
自己複製能によって、血液の細胞は血液となり、骨の細胞は骨になります。
あたり前のことのように感じますが、血液の細胞が骨になるということはありません。
しかし、幹細胞の場合、自分とは異なる細胞に分化(変化して分裂してすること)する能力をもっており、これを多分化能とよびます。
もちろん自己複製能ももっていますので、幹細胞が幹細胞を複製しながら、幹細胞が他の細胞に分化するということも可能になります。
イメージしにくいかもしれませんが、「自己複製能」と「多分化能」という2つの特性を持っている細胞が幹細胞です。
この特性を医療に応用することで、傷ついた組織や病気になった臓器を「再生させる」ことすら不可能ではなく、再生医療として注目を集めています。
医療の現場だけではなく、幹細胞は肌の細胞や髪の細胞にも分化することができるため、美容やアンチエイジングにも効果が期待できます。
次に幹細胞培養液について紹介します。
注意しなければなりませんが、幹細胞と幹細胞培養液は全くの別物です。
幹細胞培養液は、幹細胞を培養した際に生成される「培養液」であり、細胞そのものではありません。
一般的なエイジングケア要因などに使用されている「幹細胞成分」や「幹細胞エキス」というのは、この「幹細胞培養液」のことをいいます。
幹細胞培養液は幹細胞そのものではありませんが、美容液として毎日のケアに使用することで、肌細胞のターンオーバーの促進やアンチエイジング効果が期待でき、肌のハリや潤いなどにアプローチできます。
そのため、幹細胞コスメと呼ばれる製品には、基本的にこの「幹細胞培養液」が使用されています。
ではここからは本題である「幹細胞培養上清液(ばいようじょうせいえき)」について紹介します。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養し、その培養液から幹細胞を取り出して減菌処理などを行った際に抽出される「上澄み液」のことをいいます。
幹細胞を培養した際には、先に紹介した幹細胞培養液が生成されますが、その培養液の中でも、成長因子などの重要な成分のみを抽出した、より純度の高い物質が「幹細胞培養上清液」です。
幹細胞自身が増殖をする際には、サイトカインと呼ばれるタンパク質を放出し、このタンパク質には抗炎症作用や細胞修復促進作用、細胞成長作用などをもつ、様々な因子が含まれています。
このサイトカインをたっぷりと含んだ、高純度の培養液が幹細胞培養上清液であるため、幹細胞培養上清液には幹細胞培養液以上の効果が期待できます。
幹細胞の中には「ヒト幹細胞・植物幹細胞・動物幹細胞」などがありますが、医療や美容ではヒト幹細胞に関連する成分が利用されることが多いです。
また、ヒト幹細胞は、脂肪、臍帯血、胎盤、歯髄などから採取されるため、「どの部位から採取した幹細胞なのか?」ということも重要になります。
もちろん、採取した幹細胞をもとに生成される幹細胞培培養液や幹細胞培養上清液も同様です。
歯髄由来、脂肪由来、臍帯血由来、胎盤由来など、複数のヒト幹細胞培養上清液が存在します。
多くの研究結果によると、歯髄由来のヒト幹細胞(ヒト幹細胞培養上清液)が最も機能的に優れていることが報告されており、有効性の面でも安全性の面でも歯髄由来のヒト幹細胞から抽出された成分のものがおすすめであるといえます。
さらに、ヒト幹細胞関連の製品には、日本国内で生産されているものや海外のものなどがありますが、海外製のものは細胞ドナーなどが不明である場合が多く、国産のものを使用するのが安心です。
幹細胞培養上清液には成長因子などを含んだサイトカインが高純度に配合されており、様々な効果が期待できます。
幹細胞培養上清液に含有されるサイトカインや成長因子によって期待される効果は異なるため、各サイトカインの代表的な働きを紹介します。
ヒト幹細胞培培養上清液、特に歯髄由来のヒト幹細胞培養上清液には、以下のようなサイトカインが含まれており、非常に魅力的な作用をもっています。
・新しい皮膚細胞創生によるシワの予防と解消
・健康な肌色にする
・肌を滑らかにして若々しくする
・新しい皮膚細胞を再生する事で傷口の回復を早める
・VEGFが毛根へ栄養を運ぶ事で発毛を促進
・新しい細胞を生産する事でシワを防止・改善
・肌にエネルギーを与え、肌つやを改善する
・損傷を受けた皮膚細胞の再生を促進
・コラーゲン合成を促進しシワを改善
・育毛を促進
・新しい皮膚細胞創生によるシワの予防と解消
・コラーゲンとエラスチンやヒアルロン酸を増す
・皮膚感触を良くし、顔やボディーの無駄な脂肪を燃焼させる
・毛根を刺激し髪の毛を強くする
・細胞の分化・誘発などの老化を防ぐ
・肌のテクチャーを改善(コラーゲン、エラスチンに関与)し、若々しい肌を保つ
・傷跡を残さず修復する因子
・コラーゲンとエラスチンの構造を強化する事で肌の弾力性を増す
・肌の成長を促進し、傷の治癒を促進
・新しい細胞を生産する事でシワを防止、改善
歯髄由来のヒト幹細胞培養上清液の特徴的で魅力的な効果のひとつに「パラクライン効果」があります。
パラクライン効果とは、近接する細胞や組織に作用して、連鎖的に作用が拡散していく効果のことをいいます。
幹細胞培養上清液に豊富に含まれる成長因子やサイトカインの効果に加え、パラクライン効果を持っていることで、より効果的に肌や傷の再生、免疫の向上、機能の回復などの作用発現が期待できます。
培養液を使用した美容液は数多くありますが、培養上清液を使用した美容液はあまり発売されていません。
培養液より貴重な培養上清液。
ヒト乳歯歯髄幹細胞から抽出された培養上清液を使用しているフシカクリームは共立美容外科がおススメできる培養上清液の美容液です。
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幹細胞培養上清液は主に点滴や注射などを使用して投与を行います。
場合によっては関節内などにも投与されることもありますが、基本的には点滴治療による全身投与と、より局所的な効果を期待するための注射投与が行われます。
点滴療法(点滴投与)は、幹細胞培養上清液を点滴に混注して投与を行う方法です。
点滴投与ではゆっくりと静脈内に幹細胞培養上清液を投与することが可能であるため、全身のさまざまな細胞の回復が期待できます。
静脈を通して全身に有効成分を届けることができるのが点滴療法の特徴であり、全身の細胞や血管なども活性化させることが可能です。
また、特に細胞が損傷している部分への効果が高いことが分かっており、薬剤が自然と損傷部位に取り込まれ、組織の修復を促進するといわれています。
幹細胞培養上清液を点滴投与することで、全身の血管や臓器などにポジティブな影響を与え、体の内側からエイジングケアの効果が期待できます。
幹細胞培養上清液の注射療法(注射投与)は、注射液に幹細胞培養上清液を配合し、気になる部位に直接投与する方法のことをいいます。
注入した部位では、局所的に細胞の活性化が起こるため、狙った部位にピンポイントで成分を投与することができます。
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幹細胞培養上清液を美容やエイジングケアのために使用するには、正しい知識と確かな経験を積んだ医療機関で施術を受けることや、医師が監修しているドクターズコスメなどを使用することがとても重要です。
純度の高い歯髄由来の幹細胞培養上清液が使用されている場合には、安全に安心して投与を行うことができますが、製品によっては質の低いものが存在する場合もあります。
まずは、美容液から使いたいとい方には、ヒト乳歯歯髄幹細胞から抽出された培養上清液を使用しているドクターズコスメのフシカクリームがおススメです。
ぜひ試して見てはいかがでしょうか。
このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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