医療の腕脱毛の回数やデメリット、自宅でのケア、メンズもできるかなど医師が解説
最終更新日: 2025年02月13日 (木)

「腕に自信がなくて、ノースリーブの服が着られない」
「下着や水着姿に自信が持てない」
「自己処理がめんどくさい」
…このようなお悩みは、腕脱毛で解決できるかもしれません。
腕脱毛をすると、自己処理による肌トラブルの心配もなく美肌を目指せます。
そこでこのコラムでは、費用やメリット・デメリットなど、腕脱毛についての疑問点を解説します。
腕脱毛の範囲とは?
一般的に腕脱毛は、以下の3部位に分けられています。
- ひじ上(二の腕)
- ひじ
- ひじ下
腕は半袖を着る夏だけでなく、温泉や旅行など、年中出すことが多い部位。
腕の毛が濃かったり目立ちやすかったりする人はこまめな自己処理が必要になりますが、毎日カミソリでムダ毛処理をしていると、肌荒れにつながります。
腕脱毛をすれば、自己処理による肌トラブルの心配もなく綺麗な腕が維持できて、今まで以上に好きなファッションを楽しめるはずです。
腕脱毛の仕組み
ほとんどの医療脱毛で、腕脱毛には「レーザー脱毛」や「蓄熱式の脱毛」を用います。
脱毛の仕組みは、脱毛器が黒い色素に反応して、ムダ毛を除去するというもの。
そのため毛が細かったり薄かったりする場合は、効果が期待できない場合があります。
毛の濃さにムラがある人は、部位によって照射レベルの強弱を変えるとうぶ毛レベルの細い毛でもしっかり脱毛が可能です。
また、毛がしっかりしている人は痛みを強く感じる可能性があります。
ですが、一般的には腕脱毛では耐えられないほどの痛みが生じることは少ないので、安心してください。
少しでも痛みを弱くしたい場合は、照射レベルを調整してもらうのが良いでしょう。
腕脱毛の「サロン脱毛」と「医療脱毛」の違いは?
腕脱毛をしたいけど、「サロン脱毛」と「医療脱毛」どちらにすべきかお悩みの方もいるのではないでしょうか。
それぞれの違いを、以下の表にまとめました。
サロン脱毛 | 医療脱毛 | |
仕組み | 毛の成長を抑える | 毛を生えてこなくさせる「永久脱毛」 |
施術者 | エステティシャン | 看護師、医師など |
施術場所 | 脱毛サロン | クリニック、医療機関など |
医療脱毛で行う「レーザー脱毛」は、医療行為なので看護師か医師にしか施術ができません。
一方サロン脱毛は、「光脱毛」を用いられていることが多いです。
光脱毛は資格がなくても施術ができるため、より安心・安全さを求める人は医療脱毛がおすすめです。
腕脱毛のメリット
腕脱毛には、3つのメリットがあります。
- 剃り残しを気にしなくて良い
- 毛穴が目立たなくなる
- 肌トラブルが起きにくい
それぞれ詳しくご紹介します。
剃り残しを気にしなくて良い
「自己処理しにくい腕の後ろ側が処理できていなかった!」…そんな経験ありませんか?
クリニックで腕脱毛をすると、場所によってムラになる心配もなく、綺麗に脱毛ができます。
毛穴が目立たなくなる
腕脱毛をすると、毛穴が目立たなくなります。
なぜなら、毛が抜けて毛穴が引き締まるうえに、毛の埋没を防げるからです。
カミソリや毛抜きで腕のムダ毛処理をすると毛が埋まることがあり、毛穴が目立ちやすくなります。
自己処理を重ねる前に腕脱毛をすると、そのような毛穴トラブルも一緒に解決できます。
肌トラブルが起きにくい
医療機関で腕脱毛をすると、以下のような肌トラブルが起きにくいといわれています。
- やけど
- 肌の乾燥
- 硬毛化:毛が濃く硬くなる
- 増毛化:脱毛の刺激で毛の本数が増える
自宅用脱毛器を使用すると、上記のような危険性が伴うことも。
共立美容外科では、肌トラブルを防ぐために施術後の保湿や冷却を徹底しています。
肌トラブルを抑えて安全に脱毛したい人はぜひご相談ください。
腕脱毛のデメリット
腕脱毛のデメリットは、以下のように痛みややけどの危険性があることです。
- 痛みが強い可能性
- シミ・そばかす・タトゥーには施術ができない
それぞれ、詳しくご紹介します。
痛みが強い可能性
一般的には腕には細い毛が多いので、脱毛の痛みを感じにくいといわれています。
しかし、濃い毛があると腕脱毛でも痛みが強くなる可能性があります。
なぜ毛量や毛質で痛みの強さが変わってくるのかというと、前述のとおり脱毛器が黒い部分に反応するため。
どうしても痛みに耐えられない場合は、照射レベルを下げることも可能です。
シミ・そばかす・タトゥーには施術ができない
シミ・そばかす・タトゥーなどには、施術できない場合があります。
色の濃い部分に照射の熱が集中してしまい、やけどの恐れがあるためです。
シミ・そばかす・タトゥーの大きさや脱毛器によって施術ができるかが変わってくるため、カウンセリングで確認しましょう。
腕脱毛を行う回数は?
医療脱毛の場合、腕脱毛を行う回数は、どれぐらいのゴールを目指しているのかによって異なります。
自己処理が楽になるまで
4回程度
ほとんど生えなくなるまで
約6回
脱毛の期間は、毛周期に合わせて1カ月半〜3カ月程度期間をあけて行います。
個人差はありますが、最低でも1年ぐらいはかかると思っておきましょう。
少ない回数で腕脱毛が終了した場合でも、数か月後に生えてくる場合もあるので、腕脱毛の直後は綺麗であっても経過次第ではまた通う必要があります。
最適な脱毛回数には、かなり個人差があります。
カウンセリング時に確認したり、脱毛をしながら様子をみたりしましょう。
腕脱毛の流れ
ここからは腕脱毛の流れをご紹介します。前日・当日にやることなどもあわせてご紹介。
脱毛が初めてで「前もって何をすればいいのかわからない」「どんな流れなのか把握しておきたい」という人は、ぜひチェックしてみてください。
前日か当日に「自己処理」をする
腕脱毛の前日か当日に、脱毛をしたい部分の毛を処理しておきましょう。
カミソリではなく「電気シェーバー」を使用すると、肌への負担が少ないのでおすすめです。
電気シェーバーで処理をした後は、ボディクリームなどで保湿をして、乾燥や肌荒れを防ぎましょう。
万が一処理を忘れた場合、店舗によっては追加料金が発生したり施術ができなかったりしますので、必ず自己処理をしましょう。
施術着に着替える
腕・肩・デコルテが出ている脱毛専用のガウンに着替えていた額場合もあります。
胸・背中・お腹を同時に施術しない場合は、ブラジャーを付けたままで大丈夫です。
施術開始
自己処理ができておらず毛が残っている部分があれば、剃毛をしてから脱毛を行います。
自己処理が十分にできていれば、そのまま腕にレーザーを照射していきます。
照射時はまぶしくなるため、専用のゴーグルをつけて目元を守ります。
人によってはゴムを弾くような痛みが生じますが、基本的に腕脱毛はそこまで痛みが伴わない施術です。
脱毛後の自宅でのケア
肌トラブルを防ぐために、自宅に帰ってからも以下のような行動はしないようにしましょう。
- 激しい運動
- 飲酒
- 湯船に浸かる
- 日焼け
腕脱毛が終わった数日はこまめに保湿をしておくと、肌トラブルを引き起こしにくくなり、より綺麗な肌を保てます。
何か異変を感じた場合は、すぐにクリニックに相談してくださいね。
腕脱毛のQ&A
あまり脱毛を受けたことがない人は、疑問点が多いかと思います。
そこで、腕脱毛のよくある質問をまとめました。
自宅でも腕脱毛はできるの?
自宅用の脱毛器を使用すれば、自宅でも腕脱毛ができます。
ただし、使い方や機種によっては思うような脱毛効果が期待できない可能性も。
確実に脱毛をしたいなら、医療脱毛を受けるのがおすすめです。
腕脱毛を受けるときの服装は?
専用のガウンが用意されているので、脱毛を受けるときの服装は自由です。
施術中にガウンを着用する理由は、使用するジェルやシェービングで出たムダ毛でお客さまの服を汚さないためです。
腕脱毛だけ受ける場合は、上下に分かれたボトムスとトップスがおすすめです。
密着度の高いトップスは避けましょう。着脱が大変なうえに、刺激で肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
また脱毛後は紫外線から肌を守る必要があるので、UV効果のある長袖がおすすめ。
脚など他の部位もあわせて脱毛する場合は、脱ぎ着がしやすいワンピースだと便利です。
メンズも受ける事が可能です。
医療脱毛はメンズの方でもお受けいただけます。動画で施術の流れをご紹介しています。
腕脱毛をすれば、自信を持ってファッションを楽しめる
腕は人の目に触れる機会が多い部位なので、常に自己処理をしている人も多いかもしれません。
腕脱毛をすれば、ムダ毛が減るだけでなく、肌トラブルの改善効果が期待できます。
注意点は、医療脱毛では黒い部分に反応する脱毛器を用いるため、タトゥーやホクロがあると施術ができない可能性があります。
共立美容外科は全国に26院あります。どの院も駅近くで通いやすいです。
(札幌院、仙台院、新宿本院、銀座院、渋谷院、 池袋院、立川院、上野御徒町院、千葉院、横浜院、高崎院、宇都宮院、大宮院、柏院、浜松院、名古屋院、大阪本院(心斎橋)、梅田院、京都院、神戸三宮院、広島院、岡山院、高松院、福岡院大分院、熊本院)
腕脱毛をして、自信をもってファッションを楽しみましょう。
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