ほくろ除去は自分でできる?セルフ除去のリスクと医療機関での方法

カウンセリングや施術のご相談など、お気軽にお問い合わせください!
「小さいほくろだから、自分で取れそう!」「わざわざ病院に行って、ほくろを取るのは面倒」と考える方もいるかもしれません。
ほくろができる箇所や数は、人それぞれ異なります。中には顔の目立つ部分に大きなほくろがあったり、ほくろの数が多かったりしてコンプレックスに感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。また普通のほくろだと思っていたけれど、実は悪性腫瘍だったという可能性もゼロではありません。
ほくろを自分で除去する方法を紹介している情報もあります。自分でほくろを除去できるのでしょうか。
この記事では、自分でほくろを取る方法として出回っているものと、そのリスク、医療機関での除去方法、保険が使えるか、除去したあとのケアまで、医師が解説します。
ほくろとは?

皮膚には、紫外線などの外部の刺激から守るためのメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞が存在します。
ほくろは、「母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)」や「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と呼ばれることもあり、メラノサイトが「母斑細胞」と呼ばれる細胞に変化して、皮膚の一部分に集中することでできる良性腫瘍です。
皮膚のどこにでもでき、小さいものから大きいもの、色が濃いものなどさまざまな形状のものが存在します。
母斑細胞自体がメラニン色素を作り出す働きを持っているため、子どもの頃は薄く平らなほくろであっても、時間とともにメラニン色素が増え、徐々に濃く、盛り上がったほくろに変わる場合もあります。
ほくろは細胞が集まってできるもので、皮膚に色素が残る色素沈着とは異なります。見た目だけで種類や深さを判断し、自分で処理することは避けてください。
ほくろができる原因

ほくろができる主な要因を挙げます。
1. 生まれつき
ほくろには、生まれつきあるものと、あとから現れるものがあります。生まれつきかどうかだけでは、大きさや治療の必要性は決まりません。
生まれつきのほくろが気になるときは、皮膚科で評価を受けてください。必要に応じて検査を行い、経過を見るか処置をするかを決めます。ほくろのできやすさには、遺伝的な影響も関わると考えられています。
2. 紫外線の影響
屋外の仕事に就いていたり、アウトドアや運動が趣味だったりすると、紫外線を浴びる機会が増えます。ほくろの元であるメラノサイトは、外部刺激から肌を守るためにメラニン色素を生成し活性化するため、外部刺激である紫外線を浴びることで、ほくろができやすくなるのです。
ほくろは除去した方が良い?

ほくろは良性腫瘍であるため、基本的に除去せずそのままにしていても問題ありません。年齢を重ねると、ほくろが以前と比べて盛り上がってくることがあります。多くは病気ではありませんが、気になる変化があれば診察を受けてください。
除去を考えるきっかけは、大きく2つに分かれます。
見た目のコンプレックスがある場合
顔の目立つ部分にあるほくろや大きなほくろ、毛の生えたほくろなどは、見た目のコンプレックスになる場合があります。良性のほくろであれば基本的には除去する必要はありませんが、どうしてもコンプレックスに感じる場合は除去するのも一つの手です。
皮膚疾患の場合
ほくろに見えても、別の皮膚の病気の場合があります。大きさや色が変わった、出血するなどの変化があれば、まず皮膚科を受診してください。診察し、必要に応じて病理検査を行ったうえで、治療方法を決めます。
悪性腫瘍の可能性があるほくろの特徴は以下の通りです。
- 短期間でサイズが大きく、硬くなっている
- 以前と比べて色が変わっている
- 形が左右対称ではなく、いびつ
- ほくろと肌の境界が分かりにくい、ギザギザしていたりぼんやりしていたりする
- ほくろから血が出てくる
- 直径が6mm以上ある
これは自分で見分けるための基準ではありません。当てはまらなければ問題ない、とも言えません。気になる変化があるときは、医療機関を受診してください。
ほくろは自分で除去できる?

最近では、Webサイトなどで販売されているほくろ除去クリームや精油ジェル、レーザーペン、もぐさなどを使って、自分でほくろを除去する方もいます。それぞれ、うたわれている仕組みは以下の通りです。
- 除去クリーム:ほくろにクリームを塗り、化学反応でやけどのような状態にして、ほくろを取り除く
- 精油ジェル:ほくろにジェルを塗り、ほくろを溶かし除去していく
- レーザーペン:ペン型のレーザーを照射し、ほくろを焼いて取り除く
- もぐさ:よもぎなどを配合したお灸(きゅう)。ほくろにもぐさをのせて火をつけ、熱でほくろを取り除く
皮膚を溶かす、焼く、削るという作用があるものは、ほくろだけを選んで壊すことはできません。器具や薬剤での自己処理は避けてください。
また、これらの方法で、自分でほくろを除去しようとしても、ほくろが完全に取り切れないケースが多く、さらにはさまざまなリスクがあります。重篤な副作用やトラブルにつながることもあるため、自分でほくろを除去しようとせず、必ず医療機関で除去施術を受けるようにしてください。
ほくろを潰す・ちぎる・切るとどうなるか
ほくろを潰す、ちぎる、はさみやカッターで切る。これらの行為はいずれも勧められません。
ほくろは皮膚の内側に母斑細胞があるので、表面を壊しても細胞が残ることがあります。色が戻り、傷痕だけが残ることもあります。
傷口から細菌が入れば感染するおそれがあります。無理に引きちぎれば出血し、周りの皮膚も傷つきます。
家にあるもので消す方法として紹介されているものも同じです。また皮膚を溶かしたり、焼いたり、削ったりする行為も、ほくろだけを選んで壊すことはできません。
中学生や高校生で気にされる方も多いのですが、自分で処理せず、皮膚科か美容皮膚科で相談してください。
自分でほくろを除去する際に考えられるリスク

自分で処理すると、傷跡や感染、病変の取り残しが起こるおそれがあります。ほくろに似た病気を見逃し、診断が遅れることもあります。
器具や薬剤で取り除こうとせず、皮膚科などで相談してください。
医療機関でのほくろ除去方法
除去方法は、診断、大きさ、深さ、場所、病理検査の必要性を踏まえて選びます。切開、レーザー、電気メスのどれでも傷跡や色素沈着などが残る可能性があり、顔だからレーザーがよいとは一律に決められません。

医療機関でほくろを除去する3つの方法をご紹介します。それぞれの施術方法についてメリットやデメリットなど詳しく確認していきましょう。
- 切開によるほくろ除去
- レーザーによるほくろ除去
- 電気メスによるほくろ除去
切開によるほくろ除去

切開によるほくろ除去は、メスを使用してほくろと周辺の皮膚を取り除き、両側の皮膚を引き寄せて縫合する施術方法です。
切開のメリット
病変を周囲の皮膚ごと切り取る方法です。取り出した組織で病理診断を行えます。
大きさや深さも含めて、切開で扱えるかどうかを診察で判断します。
切開のデメリット
切開による施術はメスを使うため、ダウンタイムが長引きやすいのがデメリットです。ダウンタイムの症状として、内出血や腫れが出ることがある他、しばらく傷痕が赤く、硬く残ります。
基本的には時間とともに解消されていきますが、目立たなくなるまでに数カ月かかる場合もあります。
なお施術後は、抜糸のために一度通院する必要があります。ダウンタイムを長引かせないためにも、抜糸まで激しい運動やサウナ、過度な飲酒といった血行が良くなりすぎるような行為は避けましょう。
レーザーによるほくろ除去

レーザーによる施術では、専用のレーザーを直接ほくろに照射し熱エネルギーを与えることで、細胞の水分を蒸散させ、少しずつほくろを削っていきます。削った箇所は縫合せずに、軟膏(なんこう)を定期的に塗ってテープで保護し、自然に治していくことが多いです。
レーザーのメリット
照射する範囲を狭く絞れるため、縫合せずに治していくことが多い方法です。
レーザーのデメリット
切開による施術と違い、レーザーによる施術はほくろの元であるメラノサイトや母斑細胞を完全に除去できないことがあります。
そのため、レーザーで皮膚表面のほくろを除去したとしても、将来的に再発する可能性がゼロではありません。また皮膚の真皮など、深い層にできたほくろに関しては、一度で除去しきれない場合があり、複数回にわたってレーザー照射を行う必要があります。
施術後に赤みが出ることがあります。引くまでの時間には個人差があるため、行事の予定があるときは、時期を医師と相談してください。
電気メスによるほくろ除去
大きすぎないほくろであれば、電気メスによる施術で除去することが可能です。電気メスでは弱い電気エネルギーでほくろを焼き、削り取っていきます。
電気メスのメリット
盛り上がったほくろに使われることがあります。根元からくり抜くように削ることもできます。
術後の抜糸は必要ありません。
電気メスのデメリット
施術後は赤みやかさぶたが生じることがあり、凹みや傷跡が残る場合もあります。傷の経過や保護の方法は処置によって異なるため、施術先の指示に従ってください。
かさぶたを自分で剝がしたり、施術した箇所に刺激を与えたりすると、治りが悪くなることがあります。
ほくろの除去方法は医師と相談して決めましょう
ほくろは大きさや状態、できている箇所によって、適切な施術方法が変わります。また、除去しようとしているほくろが悪性腫瘍だった場合、誤った方法を選択してしまうと症状が悪化してしまう恐れもあるため、医師としっかり相談してどの施術が良いかを決めるようにしましょう。
ほくろ除去は保険適用される?
保険が使えるかは、診断や処置の内容、医療機関の取扱いによって異なります。美容目的の除去は自由診療です。診察の際に、適応と費用を確認してください。
保険適用の場合
ほくろによって生活に支障が出ている場合は、保険が適用されることが多いです。
例えば、「ほくろがあることによって眼鏡をかけにくい」「体を洗う時にほくろが指にひっかかってしまう」といった場合や、悪性腫瘍の可能性が高い場合など、医師がほくろを除去する必要があると判断すれば、保険が適用されます。
自由診療の場合
日常生活に支障が出ておらず、見た目を改善するためにほくろを除去する場合は、自由診療になります。
共立美容外科のほくろ除去方法
ここからは共立美容外科で受けられるほくろを除去する施術を3つご紹介します。
皮弁法
共立美容外科では切開による施術を行っており、大きなほくろに対しては「皮弁法」という施術で取り除くことが可能です。
皮弁法では、ほくろの周囲にひし形の皮弁をつくり、ほくろを取り除いた部分に皮弁を移動させて縫合します。どの方法でも傷跡は残り、目立ちにくさは大きさや場所によって変わります。
切開法による「ほくろ除去」についての詳細はこちらCo2レーザー
共立美容外科では、Co2レーザーによる、ほくろ除去を行っています。ほくろに含まれる水分に反応するCo2(炭酸ガス)レーザーを照射することで熱エネルギーが発生し、その力によってほくろを蒸散させる施術です。
大きさや深さによっては、複数回に分けることがあります。何回で終わるかは診察で確認してください。未成年の場合は、診断と必要性を確認したうえで、保護者と相談して決めます。
Co2レーザー「ほくろ除去」についての詳細はこちらくり抜き法
小さめのほくろや、真皮に根が張っているほくろを除去するのに適しているのが「くり抜き法」です。くり抜き法では、先端に穴の開いた専用のパンチで、その名の通りほくろをくり抜きます。小さいほくろの場合、縫合する必要がないのがポイントです。
盛り上がったほくろにも使われます。腫れが出ることがあり、引くまでの時間には個人差があります。
くり抜き法による「ほくろ除去」についての詳細はこちら共立美容外科のほくろ除去の特長
共立美容外科のほくろ除去の施術の特長をご紹介します。
医師が診察して方法を決めます
ほくろの大きさ、深さ、場所、病理検査が必要かどうかを診察で確認し、方法を決めます。レーザーの出力も、皮膚の状態を見ながら調整します。
丁寧なカウンセリング
共立美容外科では、施術前に医師とのカウンセリングを実施。除去したいほくろの状態を確認し、適切な施術内容を決め、詳細やダウンタイムについて丁寧に説明します。少しでも疑問や不安な点がある場合には遠慮なくご質問ください。
また悪性腫瘍の可能性がある場合には、ダーモスコピーと呼ばれる皮膚の顕微鏡で、ほくろの状態を診察します。
施術後の対応
施術後に副作用が起こった場合の対応を行っています。施術後にダウンタイムの症状が治まらなかったり、ほくろが再発したりした場合、お気軽にご相談ください。
また施術後に麻酔が切れた後、痛みが生じる可能性もあるため、鎮痛剤の処方や傷痕に塗布する軟膏(なんこう)の処方なども行っています。
「ほくろ除去」についての詳細はこちらほくろを除去した後に気を付けるべき3つのポイント
ほくろを除去した後、傷跡が残ってしまったり色素沈着になったりしないように気を付けるべき3つのポイントをご紹介します。施術後のダウンタイムの症状を軽減させるためにも、以下でお伝えすることを意識して生活するようにしましょう。
1. 傷のケアと紫外線対策
施術後の皮膚は、紫外線などの刺激を受けやすい状態です。
除去後の傷は、医師から指示された方法で洗浄し、軟膏や保護材を使って管理してください。傷に化粧水や乳液を直接塗ることは自己判断で始めず、スキンケアやメイクを再開してよい時期を確認しましょう。傷が治ったあとも、紫外線への対策を続けます。
2.施術箇所を触らない
施術をした箇所は不必要に触らないことが大切です。摩擦によっても肌はダメージを受け、炎症や色素沈着につながることがあります。
3. かさぶたを剝がさない
施術によっては、施術した箇所がかさぶたになる場合があります。気になって剥がしたくなってしまうかもしれませんが、自分で剥がすことは止めましょう。せっかく治りかけている傷痕が悪化してしまう恐れがあります。自然と剥がれ落ちるのを待ってください。
ほくろを除去したい場合は共立美容外科にご相談ください
ほくろはその人のチャームポイントになる場合もありますが、その一方で見た目のコンプレックスになりやすいものでもあります。
ほくろを取り除きたいと考えている方も多いでしょう。しかし、ほくろを除去したいからといって自分で取り除くことはやめてください。傷跡が残ったりやけどになったりと、さまざまなリスクにつながる可能性があります。
また、ほくろと思っていたものが別の病気だった場合、適切な診断や治療が遅れるおそれがあります。除去したいときは、まず医療機関で診察を受けてください。
共立美容外科では、ほくろの状態を診察したうえで、選べる方法とそのリスクを説明します。無料のカウンセリングも実施しています。相談したら必ず施術を受けるわけではありません。
ほくろ除去についてよくある質問
ほくろは自分で取れますか?
器具や薬剤での自己処理は避けてください。傷跡や感染のほか、ほくろに似た別の病気を見逃すおそれがあります。
どんなときに受診すればいいですか?
大きさや色が変わった、出血するなどの変化があるときです。見た目のために取りたい場合も、診察で確認してから方法を選びます。
切開とレーザーはどう選びますか?
病変の診断、大きさ、深さ、場所、病理検査が必要かどうかで決まります。見た目だけで方法を選べるものではありません。
ほくろ除去に保険は使えますか?
診断や処置の内容、医療機関の取扱いによって異なります。美容目的の除去は自由診療です。診察の際に確認してください。
除去したあとに気をつけることはありますか?
医師から指示された方法で傷を洗浄し、軟膏や保護材を使って管理してください。スキンケアやメイクの再開時期は確認してから決めます。
カウンセリングや施術のご相談など、お気軽にお問い合わせください!
※本治療は自由診療(保険適用外)です
※効果・仕上がりには個人差があります
※治療前に必ず医師による十分なカウンセリングをお受けください
※本施術では国内で承認された医薬品を使用する場合と、未承認の医薬品・医療機器を用いる場合があります。未承認医薬品等の詳細は医師にご確認ください
※全ての方が同等の効果を得られるものではなく、ダウンタイム、リスク、副作用や合併症の可能性があります。詳細はカウンセリング時に医師へご相談ください
※料金は料金表ページをご確認ください
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