ほくろの「くり抜き法」
最終更新日: 2024年10月22日
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記事:監修医師
日本美容外科学会専門医
磯野 智崇
ほくろ除去のくりぬき法とは
くり抜き法とは、その名の通り、ほくろの形に沿って「円形状にほくろをくり抜く」施術方法です。
くり抜き法では、ほくろの表面だけではなく、「ほくろの根っこ」部分までアプローチすることができるため、皮膚の奥深くまで根を張っているタイプのほくろ除去に適しています。
くり抜き法は、パンチなどを使ってほくろを除去する手術なのですが、1cm未満のほくろをくり抜く場合には縫合の必要もなく、メスを使用する切開法に比較すると、身体への負担が軽くなりやすいという特長があります。
1cm以上のほくろの場合や、ほくろの根が深い場合には、傷跡を小さく縫合することによって、クレーターのように施術痕が残るリスクを軽減することができます。
手術方法
ほくろのくり抜き法をわかりやすく消しゴムを使用して、日本美容外科学会認定医の浪川院長が解説します。
ほくろにパンチを当てる
パンチにほくろを押し当てます。
パンチを押す
パンチにほくろにねじ込みます。
医療機器でつまむ
医療機器でほくろをつまみだします。
ほくろを取り出す
ほくろが取れました。
くり抜き法のポイント
ほくろをそのまま除去することが可能
くりぬき法は、メスやパンチ(手術用の医療機器)を用いて、ほくろを文字通り「くり抜く」タイプのほくろ除去施術(手術)です。
目に見えているほくろを確実に除去しながら、根が深いほくろに対してもアプローチできるという特徴があります。
また、切開法よりも切開範囲や傷跡が小さくなるため、体へのダメージを抑えながら、より美しい仕上がりを作ることができます。
負担の少ない手術
くり抜き法では、多くの場合、術後の縫合の必要がありません。
ほくろの根っこにまでアプローチできる施術方法でありながら、お身体への負担を最小限に抑えた施術となります。
また、くり抜き法では、ほくろのみを除去しますので、周辺組織への負担も抑えることができ、ダウンタイムの短いほくろ除去が実現可能です。
ほくろのサイズが大きい場合や、ほくろが深くまで根を張っている場合など、切開範囲が大きくなった場合には、巾着の紐を縛るように傷口を縫い縮めることもあります。
凹凸のあるほくろも除去
くりぬき法では、レーザー治療では除去しきれない隆起したほくろや、切開法では傷跡が大きくなりすぎてしまうほくろであっても、しっかりと根本から除去することが可能です。
しかし、くり抜き法は高度な技術が必要な術式であるため、経験の未熟な医師がくり抜き法を行うことで、傷跡がクレーターのように凹んでしまったり、傷跡が隆起したり、ケロイドのような施術痕が残ってしまうこともあります。
くり抜き法を選択する場合、クリニック選びは慎重に行うことが重要です。
ダウンタイム
くりぬき法は、傷跡が小さいとはいえ、パンチを使って切開する必要がある施術方法です。
そのため、ダウンタイムとして5日~1週間(腫れ1週間)程度の期間が必要になります。(傷の大きさによってダウンタイム期間は異なります)
ダウンタイム中は激しい運動や湯船への入浴を避けてお過ごしください。
くり抜き法によるほくろ除去の概要
手術料金 | 1mmあたり ¥11,000 |
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手術時間 | 10分程度 |
通院回数 | 1~2回 |
回復までの期間 | 5日~1週間(腫れ1週間) |
カウンセリング当日の治療 | 可 |
入院の必要性 | なし |
制限事項 | 除去部位を安静にする。 |
仕事・外出 | 可能 |
その他特記事項 | とくになし |
- 表示料金は目安の金額となります。
- 術後のアフターフォローもしっかりしております。追加料金は一切かかりません。
いつでもご遠慮なく、担当医にご相談ください。
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このページの監修・執筆医師
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医師
磯野 智崇(いその ともたか)
日本美容外科学会認定専門医
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略歴
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- 1995年
- 聖マリアンナ医科大学 卒業
- 1995年
- 聖マリアンナ医科大学 形成外科 入局
- 1999年
- 東大宮総合病院 整形・形成外科入職
- 2002年
- 共立美容外科 入職
- 2009年
- 共立美容外科 浜松院院長就任
- 2020年
- 共立美容グループ 総括副院長就任
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主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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