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鼻のヒアルロン酸注入のメリットやデメリットを美容外科医が解説

公開日:2022年03月31日(木)
最終更新日:2024年01月19日(金)

鼻の整形
鼻の美しい女性
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数ある美容整形の中でも、鼻の美容整形を希望される方は多く、現在では様々なタイプの整形手術(施術)が行われています。

メスを使用した本格的な手術が必要になる美容整形はもちろん、ボトックス注射や今回紹介するヒアルロン酸注射など、数分間の施術で行える美容整形もあります。

ヒアルロン酸というのは、もともと人間の体内に存在しているゼリー状の物質であり、組織と組織の緩衝材としての役割を担っている物質です。

膝の関節をイメージするとヒアルロン酸の働きが分かりやすいかもしれません。膝の関節は屈伸運動やジャンプなどによって何度も伸び縮みする必要があるため、毎回大きな衝撃を受けてしまいます。

固い骨と骨が直接ぶつかると大きなダメージを受けてしまうため、クッションとなる緩衝材が必要になります。

それがヒアルロン酸です。

その他にもヒアルロン酸には、皮膚の水分を保持する作用や目の乾きを防止する作用などがあります。

そんなヒアルロン酸を「直接鼻に注入する」というのが、ヒアルロン酸注入です。

本記事では、鼻の美容整形の中の「ヒアルロン酸注入」について詳しく解説します。

 

鼻の美容整形の種類にはどんなものがある?

鼻の美容整形を説明する看護師

鼻の美容整形には様々なものがありますが、大きく分けて「切る美容整形」と「切らない美容整形」に分類することができます。

 

切る鼻の美容整形とは?

切る美容整形は、その名の通りメスを使用して「手術」を行う美容整形とお考え下さい。

メスを使用して整形手術を行うことで、各部位を大きく変化させることが可能であり、効果も長く続くものが多いです。(術式によります)

その反面、「極端に見た目が変化する可能性がある」「手術による傷が残ってしまう可能性がある」などのデメリットがあります。

十分な経験を積んだ医師であれば傷跡を目立ちにくくすることはできるかもしれませんが、全く傷を残さないというのは難しく、術後のダウンタイムも長い傾向にあります。

 

切らない鼻の美容整形とは?

一方、切らない鼻の美容整形というのは、今回紹介するヒアルロン酸注入や「糸リフト」と呼ばれる施術などのように、メスを使用せずに見た目を変化させる施術のことを指します。

メスを使用しないため、傷跡が残る心配が少なく、術後のダウンタイムも少ない傾向にあります。

しかし、効果の持続期間が一時的であったり、効果(変化)そのものが小さいといった点がデメリットです。

最近では「自然な変化」や「バレない美容整形」も人気があり、切らない美容整形を利用して「あえて大きく変化させない」という施術を希望する方も増えています。

 

ヒアルロン酸注入とは?

ヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸と呼ばれる物質を鼻に注入することで、鼻を高くすることができる「切らない美容整形」です。

鼻にヒアルロン酸を注入することで、スッと鼻筋の通った鼻や高い鼻、先端が細くて整った鼻などを手に入れることができます。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であるため、アレルギーなどの反応を起こす心配も少ないでしょう。

ダウンタイムや術後の腫れ、痛みもほとんどないことが多く、手術当日からメイクをすることも可能です。

ヒアルロン酸注入は、美容整形したことを周囲に知られたくないという方でも比較的受けやすい施術の一つと言えるでしょう。

ヒアルロン酸とは、もともと人間の体内にも存在している成分であり、主に皮膚や軟骨、眼の角膜に存在しているゼリー状の物質です。

ヒアルロン酸は体内でクッション(緩衝材)のような役割をしており、各臓器を衝撃から守り、ダメージを軽減する働きをしています。

また、ヒアルロン酸は水分を保持する作用が強いことが特徴です。ヒアルロン酸1gで6リットルもの水を保持できる高い保水力があるとも言われています。

そのため、皮膚のコラーゲンやヒアルロン酸を補うことにより、肌の乾燥を防ぎ、シワやたるみなどを防止する効果が期待できます。

ヒアルロン酸は肌や組織の「ハリ」を維持する働きもしていることから、ヒアルロン酸を補うことで、空気がしっかりと入った風船のような「ハリ」のある肌に近づくことができるでしょう。

 

ヒアルロン酸の種類

このような特徴を持つヒアルロン酸を鼻に注入することで、スッと鼻筋の通った高い鼻を手に入れるというのが「鼻のヒアルロン酸注入」です。

しかし、ヒアルロン酸そのものは、体内に注入すると吸収されてしまう物質であるため、効果が続かないというデメリットがあります。

また、ヒアルロン酸には柔らかいものから硬いものまで様々な種類のものがあり、シワの治療や豊胸術などに使用するヒアルロン酸は鼻の美容整形には向きません。

ゼリー状の物質である「柔らかいヒアルロン酸」では柔らかすぎて思ったような形を作ることが難しく、高い鼻を形成するという作用はあまり期待できません。

そのため、共立美容外科では、ヒアルロン酸を鼻の美容整形で使用する場合、ヒアルロン酸が皮膚の力に負けて押しつぶれないように、あえて「硬いヒアルロン酸」を使用することで、しっかりと鼻に高さを出すことができるようにしています。

硬いヒアルロン酸には、ボリューマ、ボラックス、クレビエル・コントアなどがあります。

 

 

ヒアルロン酸注入のメリットは?

鼻の美容整形で手を加える場所は、基本的には鼻筋、鼻先(鼻尖)、小鼻(鼻翼)の3つの個所です。

鼻筋を高くするのか、鼻先を細く尖らせるのか、小鼻を小さくするのか、組み合わせて行うのか、などによって仕上がりのイメージは大きく変わります。

ヒアルロン酸を注入する場所は主に「鼻筋」です。

鼻筋にヒアルロン酸を注入することで、鼻が高くなりスッと鼻筋が通るため、相対的に鼻先が細く見え、小鼻も小さく見えやすくなります。

全体的に鼻が高くなったような印象になるでしょう。

 

ヒアルロン酸注入のダウンタイムはどれくらい?

ヒアルロン酸注入のメリットは「施術の簡便さ」です。

10分程度の施術時間で鼻の印象を変えることができます。

ヒアルロン酸は安全性の高い成分であるため体への負担も少なく、術後の回復期間であるダウンタイムも短いのが特徴です。

施術を受けた後すぐにメイクをすることも可能で、施術当日であっても赤みや腫れなどがほとんど出ないことも多いです。

 

ヒアルロン酸注入のデメリットは?

ヒアルロン酸注入のデメリットとしては、 効果の持続性が挙げられます。

一般的に半年から1年ほどでヒアルロン酸が徐々に吸収されてしまい、2年から3年で吸収されてなくなってしまうということが知られています。

共立美容外科では硬めのヒアルロン酸を使用することで、比較的効果持続時間が長い施術方法を採用していますが、それでも作用は一時的であるため、効果を長く持続させたい場合は他の選択肢を検討した方がよいかもしれません。

またヒアルロン酸を使用できるのは鼻筋であるため、団子鼻などを改善したい場合には鼻先を尖らせる、もしくは小鼻を小さくするなどの施術を併用する必要があります。

ヒアルロン酸注入は簡便で効果発現も早い美容整形手術ではありますが、本格的に鼻を高くしたい、鼻全体に対してアプローチしたい、という方には不十分に感じる可能性があるでしょう。

他にも、鼻先に注入してしまうと、血管が詰まって壊死してしまうことがあります。

解剖学を熟知した医師でないと失敗する恐れがあるため注意が必要です。

なお、万が一血管が詰まってしまった場合は、ヒアルロニダーゼを注入すればヒアルロン酸を溶かすことができます。

 

 

ヒアルロン酸注入は「切らない」鼻の美容整形です。

ヒアルロン酸を注入した直後の女性

鼻のヒアルロン酸注入は「切らない美容整形」です。

メスを使う「切る美容整形」に比べて体への負担が少なく、自然な仕上がりが期待できます。

その一方で効果は一時的であったり、鼻全体への効果を期待する場合には不十分であるというデメリットがあります。

しかし他の美容整形手術と組み合わせることで、希望の鼻に近づけることができるでしょう。

共立美容外科ではお一人おひとりに適した施術をご提案するために、医師によるカウンセリングに力を入れています。

何か気になることがあるという方は、質問やお悩みをお話しいただくだけでも結構ですので、ぜひお気軽に共立美容外科カウンセラーまでお問い合わせください。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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