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鼻プロテーゼは入れ替えが必要?時期や修正方法を美容外科医が詳しく解説

公開日:2022年02月27日(日)
最終更新日:2024年04月15日(月)

鼻の整形
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プロテーゼの入れ替えを検討する時期はいつ?

鼻のプロテーゼの手術をしているところ

基本的には、鼻に挿入したプロテーゼは入れ替えの必要はありません。

ただし、トラブルが発生した場合やもっと鼻を高くしたい場合などにプロテーゼを入れ替えることは可能です。

入れ替えをする場合、手術後2週間程度はダウンタイムの腫れもあり状態の評価が正確にできないため、プロテーゼを挿入してから最短でも1~2カ月ほど空けてから入れ替え手術をすることになります。

 

 

 

 

プロテーゼ定着後のトラブル

プロテーゼの手術道具

鼻プロテーゼは、手術当日から約1カ月間で組織が形成されて定着します。

しかし、手術から定着するまでの期間や、その後6カ月を目安としてトラブルが起きることがあります。

万が一、後述するトラブルが見られた場合には、手術を受けた美容外科に速やかに相談し、鼻プロテーゼの入れ替えを検討する必要があるでしょう。

 

炎症

鼻プロテーゼの手術は、衛生管理が行き届いた手術室で行われますが、それでも感染症のリスクはゼロではありません。

手術後間もなくして鼻先に赤い炎症が起こった場合は、感染症の疑いがあります。炎症が起こった際にはひとまず抗生剤などで治療を行い、改善が見られない場合には鼻プロテーゼの入れ替えを検討する必要性があります。

そのまま放置していると鼻プロテーゼが外部に飛び出してくる可能性があるためです。

なお、感染症による鼻プロテーゼの入れ替えは、前回の手術後1カ月程度が経過してからが望ましいとされていますので、まずは美容外科に相談してみましょう。

 

鼻プロテーゼがグラグラと動く

鼻プロテーゼは、骨膜下という部分に挿入するものであり、正しく挿入されていれば、グラグラと動くようなことはありません。

一方、鼻プロテーゼが皮下に挿入された場合では、プロテーゼが安定せず、1カ月経過後にも定着せずにグラグラと動くことがあります。

その場合、プロテーゼ挿入の場所が間違っていたということですので、できるだけ早い段階で入れ替えを検討しましょう。

 

鼻プロテーゼが斜めに曲がっている

鼻プロテーゼはまっすぐに挿入されなければなりませんが、元々鼻が曲がっている場合などでは、鼻プロテーゼ挿入後にプロテーゼが曲がり、正面から見たときに中心がずれてしまうケースがあります。

また、手術の担当医の技術力が低い場合でも、まっすぐに挿入できず、挿入の段階で曲がってしまうこともあります。

いずれの場合でも、曲がった鼻プロテーゼは目立ってしまうため、早めにプロテーゼの入れ替えを検討した方がよいでしょう。

 

数十年後に石灰化による凸凹

鼻プロテーゼは、1回挿入すれば長期間形状を維持できると言われています。

ただし、まれに、プロテーゼの周りが石灰化を起こして鼻の表面が凸凹してしまう場合があります。

外部から見て鼻プロテーゼに変形が見られないなら、その状態で過ごしていても問題はありません。

特にひどい場合には、入れ替え手術が必要になる場合がありますが、極まれなケースであるため心配しすぎる必要はないでしょう。

また、現代使われている医療用シリコンは経年劣化することはほとんどありません。

 

鼻の形に違和感がある

鼻プロテーゼの挿入で何らかのトラブルが起こったのではなく、「仕上がりが思っていたのとは違う」「顔全体のバランスが何となく悪くなった」など、見た目を気にして入れ替えを検討するパターンもあります。

せっかく鼻プロテーゼを挿入したのに、希望と全く違う仕上がりになってしまったら、その鼻のままで過ごすのは苦痛でしょう。

他人から見て自然な仕上がりになっていたとしても、施術を受けた方本人が仕上がりに満足できていないなら、鼻プロテーゼの入れ替えを検討してもよいかもしれません。

 

L字型鼻プロテーゼ挿入によるトラブル

L字プロテーゼを指で持っているところ

鼻のプロテーゼにはI字型とL字型があり、施術を受ける方の希望によってはL字型鼻プロテーゼを挿入する場合があります。

 

L字型鼻プロテーゼは、I型鼻プロテーゼよりも鼻先に高さを出せるというメリットがありますが、その反面鼻先にかかる負担が大きくなり、経年とともに鼻の皮膚が薄くなる可能性があります。

そして、皮膚がどんどん薄くなっていくと、やがてL字型鼻プロテーゼが皮膚を突き破って外部に飛び出すことがあるのです。

ただし、適切な箇所に適切な大きさのプロテーゼを入れれば問題はありません。

 

万が一飛び出しそうになったとしても、鼻先を突き破る前に、鼻先が赤くなってきます。その時点で処理をすれば、鼻先からプロテーゼが突き抜けるようなことはありません。

もし鼻先からプロテーゼが飛び出した場合、古いL字型鼻プロテーゼを除去して、新しいプロテーゼに入れ替える必要があるでしょう。

 

これまで紹介したいずれかの症状が見られたら、まずは手術を受けた美容外科に相談してみましょう。

 

 

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鼻プロテーゼ入れ替えにはメリットもデメリットもある?

鼻のプロテーゼの入れ替えのメリットデメリットを説明する看護師

ご紹介してきた通り、鼻プロテーゼの入れ替えを検討するきっかけとして「鼻プロテーゼ挿入によるトラブル」「仕上がりが思っていたのと違う」「プロテーゼの経年劣化による変形」の3つがあることがわかりました。

それでは、鼻プロテーゼの入れ替えにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

 

鼻プロテーゼ入れ替えのメリット

鼻プロテーゼ入れ替えのメリットは、新しい鼻プロテーゼに入れ替えることで、そこから数十年間鼻の形を維持できるという点です。

入れ替えには費用が掛かりますが、何らかのトラブルが起こったり気に入らなかったりする場合、新しい鼻プロテーゼに入れ替えることで、自信が持てるようになるなど精神面にも良い結果をもたらすことになるかもしれません。

 

鼻プロテーゼ入れ替えのデメリット

鼻プロテーゼ入れ替えのデメリットは、手術による感染症のリスクがあるということです。

ただし、感染症を発症する例はそれほど多いわけではありません。心配な場合は事前に美容外科医に相談しておくようにしましょう。

 

 

 

鼻プロテーゼは修正できる!方法をご紹介

鼻を指さす女性

「鼻プロテーゼの挿入によるトラブル」や「プロテーゼの経年劣化による変形」の場合は、再手術を行う必要があるでしょう。

一方、「仕上がりが思っていたのと違う」という場合では、鼻プロテーゼとそれ以外の方法で修正できますので、美容外科に相談してみてください。

なお、鼻プロテーゼで失敗したと感じた場合、手術を受けた美容外科で再手術を受けるという方法でも良いのですが、不安を感じるなら別の美容外科で対応してもらうという選択肢もあります。

 

鼻プロテーゼの修正方法は、以下の3種類です。

 

1.手術で鼻プロテーゼを除去する

鼻プロテーゼの状態を医師が確認したのちに、手術で鼻プロテーゼを取り出す方法です。

鼻プロテーゼ除去では、挿入時よりもダウンタイム(術後の回復期間)が短く、一般的には1週間程度で腫れが引きます。

シャワーは手術当日からOKですが、その際には顔を濡らさないように注意しましょう。

洗顔と入浴、メイクは手術3日後にはできるようになりますが、腫れが引いて元の状態に戻るまでには、1カ月程度の期間がかかることがあります。

 

2.手術で鼻プロテーゼ除去後、新しい鼻プロテーゼを挿入する(入れ替え)

手術で古い鼻プロテーゼ除去後に、新しいプロテーゼを挿入して形を整えるという方法で、経年劣化などによって鼻プロテーゼが変形した場合などに適用されます。

また、鼻プロテーゼの形が気に入らないといった場合にも、入れ替えが行われるケースがあるでしょう。

なお、鼻プロテーゼの入れ替えは、除去・挿入とも同日に行えますが、感染症などのリスクをできる限り避けるため、美容外科によっては再手術まで2~3カ月ほど空けることが推奨されています。

 

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3.プロテーゼ除去後、別の隆鼻術で対応する

異物反応やプロテーゼを再び挿入したくないという方は、プロテーゼ除去後に以下の方法で対応することがあります。

 

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸には柔らかいタイプと硬いタイプがあり、鼻を高くする場合に注入するのは硬いタイプのヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸を鼻筋に注入すると、プロテーゼで整えたような鼻筋を手に入れることができるため、鼻プロテーゼを挿入したくないという方にはおすすめです。

ただし、ヒアルロン酸は体内に吸収される性質を持っているため、鼻プロテーゼのように長期間効果が持続するものではありません。

吸収される期間には個人差がありますが、約1年~1年半後には元の状態に戻ることが多く、プロテーゼのような長期的な効果を望む方にはあまりおすすめできません。

 

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プチスレッド・ノーズアップ

プチスレッド・ノーズアップは、溶けるタイプの医療用の糸・プチスレッドを鼻柱と鼻筋に挿入する方法です。

この方法もまた、ヒアルロン酸と同様に手術が必要ありませんが、溶ける糸を使用するため、約半年~1年程度で元の形に近い状態に戻ります。

このように、鼻プロテーゼの仕上がりが気に入らない場合では、他の方法で修正することができますが、いずれも鼻プロテーゼほど効果の持続期間が長いわけではありません。この点についてはあらかじめ頭に入れておく必要があるでしょう。

 

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プロテーゼは入れ替え可能な美容整形です。

プロテーゼの手術道具

鼻プロテーゼは、入れ替えが可能な美容整形です。入れ替えることで、入れ替え後数十年は鼻の形を維持できるというメリットがあります。

なお、鼻プロテーゼの手術はもう受けたくないという場合は、ヒアルロン酸注入やプチスレッド・ノーズアップという方法もあります。

ただし、ヒアルロン酸注入やプチスレッド・ノーズアップは効果の持続期間が短いというデメリットがあるため、それぞれの方法のメリット・デメリットをよく理解した上で施術方法を選択する必要があるでしょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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