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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

麻酔にはどんな副作用がある?種類ごとの特徴を徹底解説!

公開日:2022年12月08日(木)
最終更新日:2023年06月08日(木)

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美容整形ではメスや針を使用するため、施術中に痛みが生じることが多いです。

そんな施術中の痛みや不安を和らげてくれるのが麻酔です。麻酔にもさまざまな種類があり、美容整形の内容や、施術を受ける方の状態に適した麻酔を使用していきます。麻酔は医師の診断の元で使用するものですが、副作用が起きることもゼロではありません。

そこで本記事では、麻酔の種類やそれぞれの特徴、起こり得る副作用について解説していきます。美容整形を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

麻酔とは?

麻酔の酸素を供給しているところ

メスや針を使用する施術は、施術を受ける方に強い痛みや大きなストレスを与えます。

これらの痛みやストレスは施術中だけでなく、施術後の回復にも影響を与えることもあるのです。麻酔は、薬を使用して施術中の痛みやストレスを取り除き、施術を受ける方の体への負担を軽減することを目的とした医療行為です。

 

麻酔の種類

麻酔は、大きく以下の4つの種類に分けられます。
 

  • 局所麻酔
  • 全身麻酔
  • 全身麻酔と局所麻酔の組み合わせ
  • その他の麻酔

 
局所麻酔は、施術を行う部位にのみ麻酔をするもので、麻酔後は意識を保ったまま、痛みを感じることなく施術を受けられます。

全身麻酔は、脳を含めて体全体に麻酔が効くもので、施術を受ける方の意識はなくなり、眠っているような状態で施術を受けます。また場合によっては、全身麻酔と局所麻酔を組み合わせる場合も。

その他には、全身麻酔ではないものの、ウトウトと眠ったような状態になる静脈内鎮静法(点滴麻酔)やリラックス効果のある笑気麻酔などもあります。

現代では、麻酔薬や麻酔に使用する機器、モニター機器などの進化によって、非常に安全に麻酔を受けることが可能です。しかし、麻酔は医療行為である以上、副作用や合併症などが起きるリスクがゼロではないことを理解しておきましょう。

なお、施術や治療によって、使用する麻酔の種類は異なります。美容整形において、診療内容ごとにどのような麻酔を使用することが多いのか以下にまとめました。
 

メスを使用する施術
  • 全身麻酔
  • 軽度な施術や部位によっては、注射による局所麻酔のみの場合も
注射針による施術
  • 局所麻酔(麻酔クリーム)
  • 場合によっては笑気麻酔を使用することも
歯科治療
  • 注射による局所麻酔
  • 麻酔テープを使用する場合もある
医療脱毛
  • 局所麻酔(麻酔クリーム)
  • 場合によっては笑気麻酔を使用することも

 

これらの麻酔は施術内容だけでなく、施術を受ける方の状態や体調によって、全身麻酔から局所麻酔に切り替えるといった場合もあります。あくまでも参考程度にご確認ください。

 

注射による局所麻酔の特徴

局所麻酔には、注射による麻酔やクリーム麻酔、テープ麻酔などさまざまな方法があるのですが、まずは注射による局所麻酔についてご紹介していきます。

注射による局所麻酔は、施術をする部位に麻酔薬を注射し、痛みなどの感覚を除去するものです。施術を受ける方の意識は残っているため、施術中に医師と会話もできます。もし施術中に痛みが残っている場合でも、そのタイミングで医師に伝え、対応してもらうといったことも可能です。

また全身麻酔と比べると、施術部位だけに影響を与える麻酔であるため、体への負担が少ないところがメリットの一つ。呼吸や血圧などが安定した状態で施術を受けられるだけでなく、副作用やアレルギー症状も少ないです。基本的には施術当日に帰宅でき、翌日からは問題なく仕事や家事を行えます。

しかし、局所麻酔は意識がある中で体を動かさずにいる必要があるため、子どもにはあまり向いていません。さらに、施術中の手術器具の音や、医師と看護師の会話などが聞こえることで、人によっては不安やストレスを感じる場合も。

リラックス効果のある笑気麻酔と併用できることもあるため、事前に医師に確認しましょう。

 

注射による局所麻酔を使用する美容整形

注射による局所麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

二重整形
  • 目を二重にする施術
  • 事前に点眼麻酔を目に浸透させ、注射による局所麻酔を使用
  • 非常に小さくて細い麻酔針を使用することもできる
眼瞼下垂(がんけんかすい)の改善
  • 目がしっかりと開かない状態を改善する施術
  • 局所麻酔を使用し、施術を行う
鼻へのプロテーゼ挿入
  • 鼻へプロテーゼを挿入し、鼻筋や鼻先をスッキリとさせる施術
  • 鼻に極細の麻酔針で麻酔薬をゆっくり注入する
歯並び治療
  • インプラントやセラミック矯正などで歯並びを治療する施術
  • 事前に麻酔テープを歯茎に貼り、注射針による痛みを軽減させてから、注射による局所麻酔を使用
糸リフト
  • 顔に専用の糸を挿入し、たるみやしわを改善したり、肌のハリを取り戻す施術
  • 事前に麻酔テープや麻酔クリームを塗ってから、注射による麻酔を行う
ほくろ除去
  • レーザーによってほくろを除去する施術
  • 事前に局所麻酔を使用する
メスを使用しない、わきが・多汗症手術
  • 脇の下に小さな穴を開けて、わきがや多汗症を治す施術
  • 切開して治療する場合は、全身麻酔になる
小陰唇縮小手術
  • 女性のデリケートゾーンである小陰唇を縮小する施術
  • 局所麻酔と全身麻酔のどちらの麻酔にするかは施術を受ける方の状態などを踏まえて医師と決定することが多い

 

注射による局所麻酔で起こり得る副作用やリスク

注射による局所麻酔は、副作用が起こる可能性があります。使用する麻酔薬によっても起こり得る副作用の症状は変わってきますが、主な症状をいくつかご紹介します。
 

  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐(おうと)
  • かゆみ
  • 悪心
  • 手足のしびれ・震え・違和感
  • 動悸(どうき)
  • 不整脈
  • 血圧の低下
  • アレルギー反応/li>
  • 局所麻酔薬中毒
  • アナフィラキシー症状

 
局所麻酔薬中毒というのは、麻酔薬の注入量が多い場合に血液中の濃度が上昇することで起きる症状です。めまいや痙攣(けいれん)、意識障害などになる場合もあります。

もちろん、これらの副作用は起きないことがほとんどです。しかし、非常にまれではありますが、上記に挙げたような重篤な副作用が起こる場合もあるため、気になる症状が出たら早急に医療機関を受診してください。

 

局所麻酔:麻酔クリームの特徴

麻酔クリームを塗っているところ

麻酔クリームは、施術を受ける部位の肌表面に塗って使用する局所麻酔です。麻酔クリームを使用すると、少しずつ施術箇所の感覚が鈍くなり、痛みを感じにくくなります。約30分ほどで効果が表れることが多いです。

注射による局部麻酔は、場合によっては針による痛みを強く感じる場合があり、まずは麻酔クリームを塗って針への感覚を麻痺(まひ)させてから、注射による局部麻酔を行うケースもあります。

麻酔クリームの効果は、皮膚への痛みを感じさせない程度のものです。そのため基本的には針の痛みやレーザー照射による痛みを無くすために使用することがほとんど。メスを使うような施術の場合は、注射による局部麻酔や全身麻酔を使う必要があります。

 

麻酔クリームを使用する美容整形

麻酔クリームを使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

ダーマペン
  • ニキビやニキビ跡など肌質や肌荒れを解消する施術
  • 専用の機器で極細の針を刺すため、麻酔クリームによって痛みを抑える
ヒアルロン酸注射
  • たるみやしわを改善し、顔のボリュームをアップさせる施術
  • 注射によってヒアルロン酸を注射するため、事前に麻酔クリームを塗ってから施術を行う
ボトックス
  • しわを改善する施術
  • 注射針でボトックスビスタ®という薬剤を注入するため、麻酔クリームや麻酔テープを使用して痛みを抑える
医療レーザー脱毛
  • 医療レーザーによって脱毛する施術
  • 痛みが不安な場合は、麻酔クリームを使用する場合もある

 

麻酔クリームで起こり得る副作用やリスク

麻酔クリームでは、まれに以下に挙げる症状が出る場合があります。
 

  • 赤み
  • かゆみ
  • 痛み
  • 不快感
  • 蕁麻疹(じんましん)
  • アナフィラキシー症状

 
麻酔クリームを塗ると毛細血管が拡張し、赤みやかゆみなどが出る可能性があります。基本的には皮膚に関する症状が多く、重篤な副作用は起こりにくいですが、もしアナフィラキシー症状が起きた場合には、ただちに医師の診断を受けてください。

 

局所麻酔:テープ麻酔の特徴

テープ麻酔は、施術箇所に貼り付ける薄いテープ状の麻酔薬です。貼り付けた後は、10〜30分程度で効果が表れます。

麻酔クリームと同様に、局部麻酔の注射による痛みを軽減させるために使用することが多いです。例えば、麻酔クリームを塗れない目の周りや口内の施術の際に、テープ麻酔が活躍。麻酔針を注射する前に、目元や歯茎にテープ麻酔を貼り付けて使用します。

 

テープ麻酔を使用する美容整形

テープ麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

涙袋や唇へのヒアルロン酸注射
  • 涙袋や唇のボリュームアップをするためにヒアルロン酸を注入する施術
  • 涙袋や唇は、麻酔クリームが塗れなかったり落ちてしまったりするため、麻酔テープを使用
歯並び治療
  • 歯並びを治療する際に、局所麻酔の痛みを抑えるために麻酔テープを使う

 

テープ麻酔で起こり得る副作用やリスク

テープ麻酔によって、起こり得る副作用は主に以下の通りです。
 

  • 赤み
  • かゆみ
  • 刺激感
  • 熱感
  • 痛み
  • 接触皮膚炎
  • 発汗
  • 不快感・めまい
  • アナフィラキシー症状

 
上記の中でも、発汗や不快感、めまいが出た場合はアナフィラキシー症状の初期症状である可能性も。その場合は、早急に医師の診断を受けてください。

 

局所麻酔:点眼麻酔の特徴

点眼麻酔は、液体状の麻酔薬を点眼し、眼の表面に麻酔を行うものです。

一般的には、1〜4滴程度を点眼し、約10〜20秒後すぐに効果が表れます。持続効果は20分ほどと短いため、長時間の麻酔効果を必要とする場合は、適宜点眼をしながら施術を進めていくことが多いです。目薬と同じように使用するため、非常に簡単に麻酔を行えることが特長です。

 

点眼麻酔を使用する美容整形

点眼麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

二重整形
  • 二重まぶたに整形する施術
  • 局所麻酔をする前に、点眼麻酔を行うことで注射針の痛みを抑える
経結膜脱脂
  • 目の下にあるふくらみやクマを除去する施術
  • 事前に点眼麻酔を行ってから、注射による局所麻酔を注入する

 

点眼麻酔で起こり得る副作用やリスク

点眼麻酔では、以下に挙げる副作用が起きることがあります。主に目に関する症状が出やすいです。
 

  • 過敏症状
  • 角膜障害
  • アナフィラキシー症状

 
まれではありますが角膜障害が起こる場合もあるため、頻繁には使用しないようにしましょう。またコンタクトレンズを使用している方は、点眼前に外し、施術後は医師の指示に従って再度付けるようにしてください。

 

全身麻酔の特徴

麻酔をかけているところ

全身麻酔では、麻酔をするとすぐに意識がなくなり、その間に施術が進みます。施術を受けた方が次に目を覚ますのは、施術が全て完了したタイミングです。全身麻酔の効果は、施術を受ける方の痛みを取り除くだけではありません。以下を満たす麻酔であることが、全身麻酔の条件とされています。
 

  • 痛みがない
  • 意識がない
  • 体が動くことがなくなる
  • 有害な反射がなくなる

 
全身麻酔は、痛みや意識をなくすだけでなく、筋肉を弛緩(しかん)させるという作用もあります。体が動かなくなるため、施術や手術を安全に進められます。ただし、麻酔中は各臓器の機能も低下し、自力で呼吸もできなくなるため、気道確保と人工呼吸管理が必要です。

心抑制や迷走神経反射、末梢(まっしょう)血管拡張作用、低酸素、低体温などによって、血圧が低下することも。施術中は麻酔科医による脈拍、血圧、呼吸などの徹底した管理、監視が非常に重要なのです。

全身麻酔ではさまざまな臓器の機能が低下するため、施術前にさまざまな気を付けるべきことがあります。まず、前日には絶飲絶食をしなければなりません。

麻酔中は胃の機能も低下するため、事前に飲食物を取ると胃の内容物が逆流し、肺に流れてしまうといったことが起こるためです。たばこを吸うのも控えましょう。肺炎などの合併症を引き起こす可能性が高まります。

施術当日には、最終的なカウンセリングや確認の後、心電図や血圧計など施術中の体の状況を確認する装置を取り付け、酸素マスクを装着し、麻酔をしていきます。

施術後、麻酔が覚めてくると徐々に自力で呼吸できるようになるため、酸素マスクを外し、呼吸や血圧、心拍数などが問題ないことを確認して、終了です。美容整形の場合、施術内容や施術を受ける方の体調によって1日程度入院することもあれば、当日中に帰宅もできます。

 

全身麻酔を使用する美容整形

全身麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

脂肪吸引
  • 施術部位の脂肪細胞を吸引する施術
  • 広範囲の脂肪吸引の場合、全身麻酔を使用
豊胸手術
  • 胸を大きくする施術
  • 全身麻酔を使用
輪郭形成
  • エラ・あご・頬骨などの輪郭の形を変える施術
  • 全身麻酔を使用
鼻翼縮小手術
  • 小鼻を縮小する手術
  • 全身麻酔と鼻への局所麻酔を使用

 

全身麻酔で起こり得る副作用

全身麻酔は、体全体に影響を及ぼすものであるため、さまざまな副作用が起きる可能性があります。また非常にまれではありますが、重篤な症状が出ることも。麻酔をする前には、副作用やリスクなどについて、担当の医師や麻酔科医に細かく確認するようにしてください。

 

声のかすれ・のどの痛み

全身麻酔の際には、人工呼吸用に気管にチューブを体内に入れるのですが、その影響で声がかすれたり、のどの痛みが生じたりすることも。基本的には2〜3日程度で改善します。

 

歯の損傷

麻酔の際には口からチューブを入れるため、歯が損傷してしまうことがあります。特に抜けそうな歯がある方や歯茎が弱っている方は、必ず事前のカウンセリングで医師に伝えるようにしましょう。

 

悪心(おしん)・嘔吐(おうと)

施術を受ける方の体質や施術箇所、使用する麻酔薬によっては、気持ち悪さや吐き気を感じる場合があります。

 

術後肺炎

全身麻酔では、麻酔中に呼吸機能が低下することで、施術後も肺の機能がうまく戻らなかったり、痰(たん)が多くなったりする場合があります。そのため、肺炎を起こしやすくなってしまうのです。

術後肺炎を引き起こさないためにも、施術前には禁煙を徹底し、何かあった時のために深呼吸や痰(たん)を出す練習をしておきましょう。

 

悪性高熱症

悪性高熱症は、麻酔中に40度以上の高熱になり、全身の筋肉が硬直し不整脈などの症状を引き起こします。発症頻度は非常にまれですが、死亡事例もある重篤な副作用です。

遺伝によって発症確率が上がることもあるため、家族や親族に悪性高熱症になった方がいる場合は、事前に必ず医師に伝えてください。

 

その他の副作用

その他にも、アナフィラキシー症状や肺塞栓症、肝臓や腎臓の障害、脳梗塞、脳出血などの副作用が起きる可能性もあります。これらの副作用が出た場合、麻酔中は麻酔科医や担当医が処置を行いますが、施術後にも違和感や気になる症状が出た場合は、早めに医師の診断を受けてください。

 

静脈内鎮静法(点滴麻酔)の特徴

麻酔の点滴

静脈内鎮静法(点滴麻酔)は、静脈に麻酔薬を点滴し、半分眠っているような状態にして感覚を鈍らせる麻酔です。全身麻酔との違いとしては、自発的に呼吸ができるということがメリットの一つ。麻酔から回復する時間も、全身麻酔よりも早いことが多いです。

 

静脈内鎮静法(点滴麻酔)を使用する美容整形

静脈内鎮静法(点滴麻酔)を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

フェイスリフト
  • メスをつかってたるみやしわの改善を行う施術
  • 静脈内鎮静法や全身麻酔を使用する

 

静脈内鎮静法(点滴麻酔)で起こり得る副作用

全身麻酔に比べるとリスクは少なくなりますが、まれに以下に挙げる副作用が起きる可能性があります。

 

  • 呼吸抑制
  • 血圧低下
  • アナフィラキシー症状

 

麻酔の効果が無くなった直後はふらつきが出る場合もあるため、意識が鮮明になるまではクリニックや病院で待機しましょう。

 

笑気麻酔の特徴

施術の前に不安な気持ちが強い方におすすめなのが笑気麻酔です。鼻から笑気を吸引することで、数分で鎮静作用が得られるのが特長。緊張や心配を和らげる効果があり、リラックスした状態で施術に臨むことができます。眠りに落ちるほどではありませんが、ぽかぽかとなり心地良い感覚になります。

 

笑気麻酔を使用する美容整形

笑気麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。
 

一部分の脂肪吸引
  • 二の腕の脂肪吸引などの範囲が狭い箇所の場合、笑気麻酔で施術を行う場合がある
医療レーザー脱毛
  • 麻酔クリームだけでなく、笑気麻酔を使用する場合もある

 

笑気麻酔で起こり得る副作用

笑気麻酔には毒性がなく、副作用が少ない麻酔です。呼吸器系、肝臓、腎臓、代謝系などの臓器に負担がかかることもほとんどありません。そのため老若男女どなたでも使用できます。

ただし妊娠中の方や鼻閉塞(へいそく)のある方、気胸の方などには使用が適さないことも。念のため医師に確認をしてから、笑気麻酔の利用をきめましょう。

 

エクスパレル麻酔の特徴

エクスパレル麻酔は、他の麻酔とは異なり施術後に効果があるものです。アメリカのPACIRA社という企業製であり、アメリカ食品医薬品局・FDAにも認可されています。

麻酔が効いている段階で、同じ箇所にエクスパレル麻酔を注入すると、施術後約72時間、痛みを緩和可能です。また、施術中の局所麻酔が切れてしまった時も、痛みを軽減するために使用することがあります。

 

エクスパレル麻酔を使用する美容整形

エクスパレル麻酔を使用する、代表的な美容整形は以下の通りです。この他にも使用できる施術はあるため、医師と使用可能か事前にすり合わせておきましょう。
 

わきが手術
  • 痛みに敏感な方は、エクスパレル麻酔を使用して、施術後の痛みを軽減可能
豊胸手術
鼻の整形

 

エクスパレル麻酔で起こり得る副作用

エクスパレル麻酔では、以下の副作用が起こり得ます。
 

  • 嘔吐(おうと)
  • 腫れ・赤み
  • 内出血
  • しびれ
  • めまい・震え
  • 便秘
  • 発熱

 
数日間はしびれを感じ、該当箇所を動かしにくくなることも。また、18歳以下の方や妊娠中の方、肝臓疾患のある方は、使用できない可能性もあります。

 

共立美容外科の麻酔への配慮

共立美容外科では、さまざまな美容整形を行うにあたり、ほとんどの施術で麻酔を使用。「極力痛みを感じさせない安全な治療」をモットーに、麻酔についてさまざまな配慮や取り組みを行っています。

 

専門の麻酔科認定医が在籍

共立美容外科では、以下に挙げるような専門の麻酔科医が在籍しています。
 

  • 厚生労働省が認可する麻酔科標榜(ひょうぼう)医
  • 日本麻酔科学会が認定する麻酔科認定医
  • 日本麻酔科学会が認定する麻酔科専門医

 

使用する麻酔に不安な点や疑問がある場合は、どんなことでも遠慮せずに質問しましょう。高い技術力と専門的な医療知識を持ったベテラン医師が丁寧に回答します。

 

痛みに配慮した局所麻酔

共立美容外科の注射による局所麻酔では、非常に細い注射針を使用しているため、痛みを感じにくいです。

また、施術を受ける方が緊張したまま注射をすると、血管が縮小して痛みを感じやすくなります。そのため、会話をしながらゆっくりと丁寧に麻酔薬を注入。施術を受ける方がなるべくリラックスできるように配慮しています。

口内への局所麻酔では、麻酔薬が冷たいままだと注射時に痛みを感じやすいため、専用の麻酔カートリッジウォーマーを用意。

あらかじめ人の体温と同じくらいの温度に麻酔薬を温めてから麻酔を注入することで、痛みを感じにくくなるのです。その他にもテープ麻酔と併用することで、痛みを抑える方法もあります。

 

安全で施術直後に不快感のない全身麻酔

全身麻酔や静脈内鎮静法は、施術を受ける方の意識がないうちに施術が完了している麻酔です。

自身の意識がない中で、重篤な副作用やアレルギー症状が起こり得たり、施術中に覚醒したりすることを不安に感じる方もいるのではないでしょうか。共立美容外科では、安全面に配慮して、以下の指針を徹底しています。
 

  • 術中に痛まない
  • 術後は短時間で目覚める
  • 目覚めた後、吐き気がない
  • 目覚めた後、寒くない

 
麻酔に関して、不安な点や疑問がある方は医師に確認をして、自身の中で納得してから施術を受けるようにしてください。

▼共立美容外科の「麻酔」についてはこちらから

 

より安全で満足できる美容整形を受けたい方は共立美容外科へご相談ください

美容整形はどうしても痛みや不安が伴うもの。麻酔はそれを軽減するのに欠かせない医療行為です。しかし、どのような麻酔であってもリスクが伴うということを忘れないようにしましょう。

より満足できる施術にするためには、施術内容だけでなく麻酔についても安全面に配慮しているクリニックや病院を選ぶようにしてください。

施術を受ける方の体調や施術内容に応じて適切な麻酔ができ、万が一の場合も速やかに処置を行える、実績のある医師が在籍しているかがクリニック選びのポイントです。

また、クリニックの方針によっても麻酔への配慮や考え方が変わってくるので、事前に検討中のクリニックや病院のWebサイトなどを確認しておきましょう。

共立美容外科では、経験豊富な麻酔科医が多数在籍しており、安全かつ痛みに配慮した麻酔を行っています。無料のメール相談やオンライン診療なども受け付けておりますので、美容整形を検討している方や麻酔に対し不安がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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