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公開日:2023年11月29日(水)
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目次
肥満の方によくあるお悩みの一つに「汗をかきやすい」というものがあります。ちょっと動いただけでも汗だくになって、周りの視線が気になっている方も多いはずです。そもそも汗をかくことと肥満には関係があるのでしょうか。
本記事では肥満の方が汗をかきやすいかどうかや肥満以外で汗かきになってしまう原因、汗をかいた場合の対処法、汗かき体質を改善する方法などをご紹介します。汗をかくことは人間が生きていく上で欠かせない症状ですが、汗をかき過ぎることにコンプレックスを感じてしまう方もいるでしょう。肥満の方で汗かきにお悩みの場合は、本記事を読んで汗かき体質の改善を目指しましょう。
結論から述べると、肥満傾向にある方は汗をかきやすい傾向にあります。
人間の体には体温調節を行うためのさまざまな機能があり、汗もその一種です。汗が蒸発するときに生まれる「気化熱」により、皮膚の温度を下げることで体温を一定の状態に保ちます。
一般的に体内の熱はすぐに皮膚に伝わるのですが、肥満傾向の場合は皮膚の下に分厚い皮下脂肪があります。皮下脂肪は熱が伝わりにくい性質があるので、体が熱を発散しようとしても皮下脂肪が壁となり、熱がこもってしまいやすいです。そのため肥満傾向にある方はそうでない方と比べて体温が上昇しやすく、体がなんとか体温を調節しようとして大量の汗をかいてしまいます。
肥満の方が汗かきになりやすいのは、このように通常の発汗では体温を調節しきれないことが原因です。正常に熱を発散できないことによって大量の汗をかいているので、体には負担が掛かりやすくなります。
「汗をよくかく=代謝が良い」というイメージを持っている方もいるでしょう。しかし汗をたくさんかくといっても、必ずしも代謝が良いというわけではありません。
一般的に代謝が良い状態とは、生きていくために必要なエネルギー消費が活発に行われている状態のことです。生きていくために必要なエネルギーとは、心臓の動きや呼吸、体温の維持などで消費されるエネルギーのことで、何もしなくても消費されます。これは基礎代謝と呼ばれ、人間が1日に消費するエネルギーのうち約60%を占めているとされています。
基礎代謝が高い方はエネルギーを消費する際にたくさんの熱を発生させているので、体温が高く汗をかきやすいです。何もしなくてもしっかりエネルギー消費ができるため、太りにくく痩せやすい体質であるともいえます。
一方で肥満傾向にある方が汗を大量にかくのは、前述した通り正常な体温調節では熱の発散が間に合わないからです。健康的な状態とはいえず、代謝も良くありません。
汗をかく原因は、肥満による体温調節の異常だけではありません。汗をかきやすくなってしまう原因にはいくつかあります。どのような原因があるのか知っておきましょう。
暑いときや運動をした後は、体温調節のために温熱性発汗と呼ばれる発汗がおきます。
前述した通り、人間の体は体温が上がると一時的に汗を分泌させ、汗が蒸発するときに生まれる気化熱で体温を下げようとします。この発汗は、正常な体温調節によって起こる発汗なので「良い汗」です。
体温調節のために汗をかくと、血行が促進されたり老廃物がスムーズに排出されたりするので代謝アップにもつながります。
辛いものなど刺激のある食べ物を食べると、一時的に汗が出ることもあります。
これは味覚性発汗と呼ばれる発汗です。辛味成分などが味覚を刺激して反射的に起きる発汗なので、基本的に問題はありません。酸っぱいものを食べたときにこの発汗が起こる方もいます。味覚性発汗が起きると、額や鼻などを中心に汗をかくケースが多いです。
緊張や興奮、恐怖など、体がストレスを感じると汗をかくことがあります。これは精神性発汗と呼ばれる発汗です。
ほとんどの方が人前に出たときや、ヒヤッとするようなことが起きたときなど、一瞬汗が噴き出すような経験をしたことがあるのではないでしょうか。精神性発汗もあくまで一時的な発汗のため、汗をかいても問題ないことが多いです。全身から汗が噴き出すというよりは、手のひらや脇など局所的に汗が出ます。
一部の薬剤の中には、服用すると副作用で発汗が促されるものもあります。以下の薬は、副作用で発汗が起きる可能性がある薬です。
こういった薬を飲んでいる場合、通常よりも多く発汗する可能性があります。また上記で挙げた薬以外にも副作用として発汗が起きるものもあるので、薬を服用していて発汗が多い方は医師に相談してみてください。
病気によって発汗が増えるケースもあります。「続発性多汗症」と呼ばれる発汗です。
以下に挙げるような病気は、発汗を伴う可能性があります。
病気が原因の場合、発汗を抑えるには病気の治療が必要です。違和感を感じたら速やかに病院を受診しましょう。
ここまで挙げたような原因に該当しないにもかかわらず、日常生活に支障をきたすほど大量の発汗がある場合は原発性多汗症の疑いがあります。
原発性多汗症とは、原因不明で多量の汗をかく病気です。病気による続発性多汗症と同じく、全身に発汗が起こる全身性多汗症と局所性多汗症があります。局所性多汗症の場合は、手のひらや顔、頭、脇、足の裏などに大量の発汗があることが多いです。
日本人の10人に1人は多汗症だといわれており、そのうち約6割は脇に大量の汗をかく「原発性腋窩多汗症(げんぱつせいえきかたかんしょう)」とされています。その他にも汗をかく部位ごとに、以下のような病名が付いています。
思い当たる原因がないのに大量の汗をかいてしまう方は、多汗症を疑ってみてもよいかもしれません。
汗を大量にかいてしまうと、見た目だけでなく臭いが気になってしまう方も多いはずです。汗をかいてしまった場合に臭いをできるだけ抑えるための対処法をご紹介します。
汗をかいてしまったら、こまめに拭く習慣を付けましょう。
汗をかくと臭いが気になってしまいますが、実は汗自体に臭いはありません。しかし汗をかいてそのままにしていると、皮脂と混ざったり皮膚の常在菌や細菌が繁殖したりして、嫌な臭いになってしまうのです。
汗を拭くときは、清潔なタオルをぬらしてしっかり絞ったものか、汗拭きシートなどを使用するのがおすすめです。乾いたタオルで拭き取ると体温が下がらないので、体が体温を下げようとしてさらに汗が分泌されるので注意しましょう。またぬれタオルや汗拭きシートを使ったときより汗に含まれる成分が体に残りやすくなるため、嫌な臭いを発しやすいです。
汗をかいたら、可能であればこまめに服を着替えましょう。
汗をかくと服が汗を吸収してしまい、湿気と細菌が服の中に入り込んでしまいます。そのため汗を拭いたとしても、時間が経つと嫌な臭いが発生しやすいです。こまめに着替えて清潔な服に着替えれば、汗の臭いを防ぎやすくなるでしょう。
また多量に汗をかいたときの服をそのまま着ていると、ニキビや皮膚炎、感染症などの原因にもなりやすいです。
シャワーが浴びられる場所にいるのなら、汗をかいたらシャワーで汗を流しましょう。
ぬれタオルや汗拭きシートでこまめに拭いても、全ての汗を拭き取ることは難しいです。物理的に難しいことも多いでしょうが、可能であれば汗をかいたらすぐにシャワーを浴びましょう。
日中にシャワーを浴びるのが難しい場合、朝1分だけシャワーを浴びて寝ている間に分泌された汗や皮脂を洗い流すと、臭い予防につながります。シャワーを浴びる時間がないときは、汗拭きシートで全身を拭くと同じような効果が得られます。
発汗を抑えるには、制汗剤を使用するのも一つの方法です。
制汗剤は汗を分泌する汗腺を塞いだり収縮させたりすることによって、汗を抑える効果があります。製品によっては、制汗成分に加えて殺菌成分や消臭成分が含まれているものもあるため、成分をチェックして選ぶのがおすすめです。
香りも製品によってさまざまな種類があるので、好みに合わせて選びましょう。ただし汗の臭いと制汗剤の香りが混ざると、より不快な臭いになってしまうことがあります。臭いが気になる場合は、無香性のものや微香料のものを選んでみてください。
制汗剤は汗をかく前の清潔な状態で使うようにしましょう。汗をかいた場合は、ぬれタオルや汗拭きシートで汗を拭き取ってから使用します。制汗剤を使って脇や首の後ろ、太ももの付け根などリンパ節のあるところを中心に冷やすと効果的です。
運動後や入浴後などの体温の上昇、暑いときなどの気温の上昇で一時的に汗をかくことは、基本的に問題ありません。
しかし肥満やストレス、多汗症などで汗をかきたくないときに多量の汗をかく方の中には「汗をかくのが恥ずかしい」「汗かき体質を根本的に改善したい」という方もいらっしゃるはずです。汗かき体質を改善するには、どうすればよいのでしょうか。ここからは2つの方法をご紹介します。
ただし薬や病気による発汗の場合は、薬を変えたり病気の治療を優先したりする必要があるため、まずは医師にご相談ください。
肥満傾向にある方が汗を減らすには、正常な体温調節を阻害している皮下脂肪を減らすことで汗かき体質を改善できる可能性があります。皮下脂肪を減らすためのダイエットのポイントは「定期的に運動・筋トレをする」「バランスの良い食生活をする」の2つです。
皮下脂肪を減らすためには、定期的な運動と筋トレを取り入れて、消費エネルギーを増やすことがおすすめです。
有酸素運動には脂肪を燃焼する効果があります。ウォーキング・ジョギング・サイクリング・水泳などさまざまなものがあるので、ご自身が無理なく続けられるものを選びましょう。20分以上続けると脂肪燃焼効果が高まるため、まずは20分を目標に続けてみてください。
また、筋トレはスクワット・クランチ・プランクなどがおすすめです。
スクワットは体の中でも特に大きな筋肉を効率的に鍛えられるトレーニングです。下半身のトレーニングというイメージがあるかもしれませんが、背中を鍛える効果やお腹の脂肪にアプローチできる効果もあります。10回を1セットとして3セットを目安に行ってみてください。
クランチはいわゆる「腹筋」と呼ばれるトレーニングです。シックスパックを作り出す腹直筋を効果的に鍛えられます。以下の方法で10~15回を1セットとして、3セットを目安に取り組みましょう。
プランクはインナーマッスルや腹筋を鍛えられるトレーニングです。体幹が強くなるという効果も期待できます。
3セットを目安に行うのがよいですが回数を増やすことを目標にするのではなく、まずは正しいフォームで行うことを意識しましょう。
皮下脂肪を減らすためには、最初からハードなノルマを課すのではなく、無理なくできる範囲で始めて継続することが重要です。また先に筋トレを行ってから有酸素運動を行うと、脂肪燃焼効果が高まる傾向があります。
食事はダイエットの基本です。皮下脂肪を減らすために、バランスの良い食事を心掛けましょう。暴飲暴食やバランスの偏った食事を避け、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように意識してみてください。
主食・副菜・副菜が揃った食事は、栄養バランスが取りやすいです。ある程度決まった時間に1日3食食べる習慣を付けましょう。
痩せたいからといって無理な食事制限をするのはNGです。栄養不足になると筋肉が分解されて筋肉量が落ち、代謝が悪くなってしまいます。
精神的にストレスを感じたときに発汗しやすいのなら、深呼吸を習慣化することも意識してみましょう。
緊張や興奮、恐怖を感じると交感神経が優位になって、汗が出るなどさまざまな反応が起きてしまいます。深呼吸を習慣化すると、交感神経より副交感神経が優位になるため、リラックスしやすいです。発汗が落ち着く可能性もあるので、日頃から意識して深呼吸する癖を付けましょう。
ここまでご紹介した方法を行っても自力で汗かき体質が改善できない場合は、美容整形を受けるのも一つの方法です。これからご紹介する美容整形なら肥満を解消することや、多汗症を根本から改善することができます。
肥満を解消する痩身術と、多汗症の治療を目的とした施術について解説します。
運動や食生活の改善によって皮下脂肪を減らすことは可能ですが、すぐに効果が表れるものではありません。効果を実感するには、毎日コツコツと続ける必要があります。時間がかかってしまうのでなかなか効果が感じられず、ダイエットに挫折してしまった経験がある方もいるでしょう。
短期間で効果的に脂肪を減らしたい場合には、痩身術が有効です。痩身術の詳しい内容は後述しますが、脂肪細胞を物理的に取り除いたり破壊したりすることで皮下脂肪を減らします。
美容多汗症の治療を受けることも可能です。
多汗症の場合、痩身術で脂肪を減らしたとしても、多量の汗をかく症状は治まりません。詳しくは後述しますが、多汗症治療にもいくつか方法があるので、症状の程度やライフスタイルに合わせて適した治療法を選びましょう。
共立美容外科は1989年の開院以来、痩身術に力を入れており多くの方の理想の体型作りをサポートし続けています。ここからは共立美容外科が行っている痩身術の中から、肥満傾向の方に特におすすめの施術をいくつかご紹介します。
共立式KB脂肪吸引は、共立美容外科が独自開発した傷跡保護器具「KBシース」を使用して行う傷跡がほとんど目立たない脂肪吸引です。KBシースを挿入することで、カニューレ(吸引棒)と皮膚の摩擦を避け、施術直後でも虫刺されのような小さな腫れにとどめられます。
施術を担当する医師は解剖学を熟知しており、手の感覚のみで脂肪の吸引量を見極める「ブラインド技術」も習得しています。この技術により脂肪の取り過ぎ・取り残しを防止できるので、施術を受ける方の理想に近いボディラインを目指せるのが特長です。吸引前に麻酔液と止血剤が入った水溶液を脂肪層に注入する「ウェットメソッド」を取り入れているため、貧血のリスクを軽減できます。
施術後は2週間程度痛み・腫れ・むくみ・赤み・内出血などが出ることがあります。また1週間程度ガードルによる圧迫固定が必要です。
▼共立美容外科の「共立式KB脂肪吸引」の料金や手術についての詳細はこちら
ベイザー脂肪吸引は、第3世代超音波脂肪吸引システム「ベイザーリポ(VASER Lipo)」を使った脂肪吸引です。振動エネルギー・VASER波を照射して脂肪細胞だけを遊離させた後に吸引を行うため、周辺組織へのダメージを抑えて吸引できます。従来の脂肪吸引に比べて体への負担が少ないので、ダウンタイムが比較的短いのが特長です。
また脂肪だけを効率よく取り除けるため、最大90%もの脂肪を吸引できます。硬くなって繊維化した脂肪の吸引も可能です。
痛み・腫れ・内出血などが出ることがありますが、通常10日程度で治まります。ほとんどの場合、翌日からデスクワークや日常生活レベルであれば問題なく動けるでしょう。
BNLS(脂肪溶解注射)は脂肪溶解作用を持つ薬剤を注入し、脂肪を溶かす施術です。薬剤にはリンパ循環作用や肌の引き締め作用もあります。
BNLSの主成分は植物由来のものです。またアメリカの厚生労働省に当たるFDA(米国食品医薬品局)が脂肪減少効果があるとして承認した「デオキシコール酸」も配合しています。
注入時の痛みや熱感、むくみが少ないように配慮されて製造された薬剤なので、ダウンタイムはほとんどありません。人によっては赤み・腫れ・内出血・鈍痛などが出ることがありますが、1週間程度で治まります。
▼共立美容外科の「脂肪溶解注射「BNLS」」についての詳細はこちら
フリーズファットは脂肪細胞を冷凍して破壊する、冷凍脂肪溶解マシンを使った施術です。メスや注射針を使用しないので、体への負担を大きく軽減してサイズダウンを目指せます。
施術中は皮膚をつままれているような感覚はあるものの、痛みはほとんどありません。リラックスした状態で受けられるため、痛みに弱い方にもおすすめです。血液と脂肪を分離させて脂肪のみを凍らせるので、凍傷になる恐れはありません。
ダウンタイムはほとんどありませんが、人によって赤み・内出血・腫れなどが出る可能性があります。
多汗の原因が肥満や病気、薬の服用などではない場合、多汗症の可能性が高いです。原因の分からない多量の汗にお悩みの方は、多汗症治療を検討してみるとよいでしょう。
共立美容外科で行っている主な多汗症治療は以下のとおりです。
多汗症治療 | 治療法の概要 |
超音波+ローラークランプ法 |
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ミラドライ |
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ボトックス注射 |
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共立美容外科の人気のわきが多汗症の料金や治療方法についてはこちら。
本記事では、肥満の方が汗をかきやすいかどうかや、肥満以外で汗かきになってしまう原因、汗をかいた場合の対処法、汗かき体質を改善する方法などをご紹介しました。肥満の方は体温調節が正常に行われていないことが多く、汗をかきやすい傾向にあります。皮下脂肪を減らして肥満を解消すれば、汗かき体質が改善する可能性もあるでしょう。ただし、肥満以外の原因で汗をかいているケースもあるので、肥満を解消しても汗かきが治らない場合は他の可能性も疑ってみましょう。
肥満による汗かき体質でお悩みの方は、痩身術で皮下脂肪を減らすことも検討してみてください。ダイエットで脂肪を落とすのは時間がかかりますが、痩身術なら短期間で脂肪を落とせます。共立美容外科では、お悩みに合わせたさまざまな施術をご用意していますので、まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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