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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ベイザー脂肪吸引のデメリットやリスクについてを美容外科医が解説

公開日:2022年03月30日(水)

脂肪吸引・痩身
ベイザー脂肪吸引の機器と美容外科医
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

「ベイザー脂肪吸引」には、ボディデザインのしやすさなどのメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。

大切な体のことですし、決して安い料金ではないので、マイナスな要素も含めて納得したうえで手術を受けたいですよね。

そこでこのコラム記事では、ベイザー脂肪吸引の手術で考えられるメリットのほかに、デメリットやリスク、副作用などをあわせてご紹介します。

ベイザー脂肪吸引を受けるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

ベイザー脂肪吸引とは

ベイザー脂肪吸引について説明している看護師

ベイザー脂肪吸引は、「ベイザーリポ2.0(VASER Lipo2.0)」という機械で脂肪細胞を吸い出す、脂肪吸引の手術方法です。

ほかにも「第三世代超音波脂肪吸引」と呼ばれることもあります。

アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)で認可を受け、2010年頃から日本でも使用されるようになりました。

人や部位によって個人差はありますが、ベイザー脂肪吸引の特徴をまとめた表は以下です。

 

ベイザー脂肪吸引の特徴
適応部位 顔・二の腕・お腹・背中・腰・お尻・太もも・ひざ・ふくらはぎ・足首
手術時間 30分〜90分
カウンセリング日の手術 部位によっては可能
通院回数の目安 6回
回復までの期間 2〜3カ月
入院 ほとんど不要
制限事項 術後2週間は禁酒・禁スポーツ
仕事・外出 翌日から可能

 

ベイザー脂肪吸引のしくみ

ベイザー脂肪吸引は、どのような原理で脂肪を吸引していくのでしょうか? そのしくみをご紹介します。

まず、皮下脂肪層に「チュメセント溶液」という特殊な麻酔を注入します。

局所麻酔と同様の働きをするほか、脂肪をやわらかくしたり出血量を少なくしたりする効果も期待できます。

次に、高周波の超音波エネルギー「ベイザー波」を脂肪に照射。

36,000ヘルツという細かな振動数によって脂肪細胞のみを振動させ、結合していた脂肪細胞をバラバラにして周辺組織から遊離させます。

最後に、脂肪吸引に使用される医療用の管「カニューレ」で、分解された脂肪細胞を吸引。

吸引後は線維組織がゴムのように収縮して、皮膚を引き締めます。

もっと詳しく知りたい方はこちらをチェック

 

 

「従来の脂肪吸引」と「ベイザー脂肪吸引」の違い

いくつか種類がある脂肪吸引のなかでも、ベイザー脂肪吸引は比較的新しい手術方法となっています。

しかし従来の脂肪吸引に比べて料金も高くなっているので、その違いを知りたい方も多いのではないでしょうか?

そこで、2つの主な違いを以下の表にまとめました。

 

従来の脂肪吸引
ベイザー脂肪吸引
原理 脂肪塊を引きちぎる 超音波で脂肪を遊離させる
傷跡 3〜4mm 3〜4mm
顔の手術 不可
内出血・痛み あり ほとんどなし
日常生活 戻るまでに時間がかかる 翌日から戻れる

 

従来の脂肪吸引とベイザー脂肪吸引とでは、原理や適応部位、ダウンタイムなどにかなり差があります。

「なるべく体に負担をかけず手術を行いたい方」「長期のダウンタイムを取れない方」「小顔を目指したい方」には、ベイザー脂肪吸引がおすすめです。

ご自身のライフスタイルや希望の部位などを加味して、手術方法を選ぶようにしましょう。

 

 

ベイザー脂肪吸引のメリット

ベイザー脂肪吸引のメリットを開設する看護師

前章でもふれたとおり、ベイザー脂肪吸引には従来の脂肪吸引にはなかったさまざまなメリットがあります。

ここでは、ベイザー脂肪吸引を選ぶべき3つのメリットをご紹介します。

 

メリット① 最大90%の脂肪除去が可能

従来の脂肪吸引では吸い出すことが難しかった皮膚直下の脂肪層や、背中などによく見られる線維質化して硬くなった脂肪もやわらかくして遊離させ、根こそぎ吸引できます。

また血管・線維・神経など、脂肪組織の周りにある組織を傷つけないので、従来の脂肪吸引に比べて出血量が少なく済み、最大90%もの大量の脂肪を吸引できるのも特長です。

 

メリット② 痛み・腫れ・ダウンタイムなど、患者さまの負担が少ない

ベイザー脂肪吸引の手術時間は30分〜90分程度と短時間のため、手術時の患者さまへの負担も少ないです。

また「ベイザー波」は、周辺組織にダメージを与えることなく脂肪組織だけを遊離させることができるため、従来の脂肪吸引と比較して術後の内出血・腫れ・痛みを大幅に抑えられます。

大事をとって3日ほどダウンタイムをとる人もいますが、ほとんどの場合、翌日からデスクワークなど日常生活に戻ることが可能です。

 

メリット③ 痩せ型でも美しいボディデザインが可能

従来の脂肪吸引では、術後にたるみや凹凸などが現れる場合がありました。

しかしベイザー脂肪吸引は線維組織を傷つけずに脂肪吸引できるため、術後に線維組織が収縮しやすくなり、皮膚がキレイに引き締まります。

また皮膚直下の脂肪吸引は高度な技術が必要になるため、これまでは「痩せ型の脂肪吸引は難しい」とされてきました。

しかしベイザー脂肪吸引では皮膚直下の脂肪層にもアプローチできるため、痩せ型でも美しいボディデザインが可能です。

さらに他のクリニックで脂肪吸引を行って仕上がりに満足がいかなかった場合でも、ベイザー脂肪吸引ではボディデザインをしながら修正できます。

 

ベイザー脂肪吸引のデメリット

従来の脂肪吸引に比べてメリットの多いベイザー脂肪吸引ですが、じつはデメリットもあります。

ここでは、知っておきたいベイザー脂肪吸引の3つのデメリットをご紹介します。

 

デメリット① 料金が高い

料金はクリニックにより異なりますが、従来の脂肪吸引と比較して料金が高いケースがほとんどです。

最新の機械であるという理由のほかに、ベイザー脂肪吸引を導入するクリニックは価格を自由に下げられない価格協定を結んでいるため、どのクリニックにおいても同じような価格帯となっています。

とはいっても、痩せるまでジムやパーソナルトレーニングに通って高額料金がかかることを考えたら、一度で気になる部位を引き締められてリバウンドの可能性も低いベイザー脂肪吸引を受けた方がお得なケースもあります。

 

デメリット② 医師の技術で仕上がりが大きく左右する

「ベイザーリポ2.0(VASER Lipo2.0)」は高性能な機材なので、いくらボディデザインをしやすいとはいっても、医師に技術がない場合はキレイに仕上がりません。

失敗が不安な方は、認定医資格を持っている医師を選ぶのがおすすめです。

指定のセミナーを受け、手術の知識や操作方法などが一定レベルに達した医師には、アメリカにあるベイザー脂肪吸引の販売元・SOLTA MEDICAL社から「認定証」が付与されます。

「認定証」はクリニックごとではなくドクター個人で取得するものなので、あらかじめ確認しておきましょう。

 

デメリット③ 人によっては痛みを感じることがある

麻酔を使用するので手術中の痛みは感じない場合がほとんどですが、人によっては麻酔を行う際に痛みを感じる方もいます。

また手術後は、基本的に激しい運動のない仕事であれば翌日から行えますが、筋肉痛に似た痛みが1週間程度つづく場合があります。

しばらく経てば痛みはひきますが、痛みの感じ方は人それぞれなので、不安な方は麻酔の仕方や手術後のフォローについてカウンセリングで相談しましょう。

 

ベイザー脂肪吸引の失敗のリスク・副作用

デメリットのほかに考えられる、失敗のリスクや副作用をご紹介します。

さまざまな可能性を考慮したうえで、納得して手術を受けましょう。

 

  • 腫れや内出血がでたり、やけどをおったりする可能性があります。
  • 不必要な部位の吸引によって、皮膚表面に凹凸ができる可能性があります。
  • 左右差が出る可能性があります。
  • カニューレの挿入跡が残る可能性があります。
  • つっぱりや硬さを感じる場合があります。(2カ月ほどで気にならなくなります)
  • 痛みの度合いやダウンタイムの長さには個人差があります。

 

失敗するパターンとして可能性があるのは「皮膚表面に凹凸ができる」「バランスが悪い」「細くなっていない」などです。

このような仕上がりのバランスの悪さは、ほとんどの場合、医師の技術不足が問題です。

たとえば頬の脂肪を取りすぎると、たるみが生じて法令線が目立ち、顔全体が老けて見えてしまいます。

デザイン力に欠けていたり、取るべき脂肪/取らない脂肪の見極めができていなかったりすることが原因です。

 

ベイザー脂肪吸引で失敗しないクリニックの選び方

失敗しないクリニックの選び方を案内している看護師

ベイザー脂肪吸引による失敗のリスクを軽減させるためにも、クリニック選び・担当医選びがとても大切になってきます。

ここでは、失敗しないクリニックの選び方をご紹介します。

 

カウンセリングが丁寧なクリニック

カウンセリング時にメリットのみを伝えるクリニックは避けたほうがよいでしょう。美容医療には、どの手術にもリスクが伴います。

カウンセリングでデメリットやリスク、副作用についても十分に説明を受け、不安要素を解消したうえで手術を受けられるクリニックを選びましょう。

 

アフターフォローが充実したクリニック

ベイザー脂肪吸引の手術後は、アフターケアが必要になります。自宅でできるセルフケアもありますが、万が一症状がでたときにすぐに相談できるクリニックだと安心です。

共立美容外科では、手術から数日後に医師自ら圧迫措置ができているかを確認するほか、拘縮予防に効果的なマッサージのやり方などを丁寧に教えます。

また定期検診で術後の経過観測を行い、万が一の場合は超音波マッサージや注射療法などで治療を行います。

 

 

まとめ

ベイザーのデメリットや、リスクを説明している美容外科医

ここまでご紹介してきたように、ベイザー脂肪吸引には、メリットだけでなくデメリットやリスク、副作用が生じる可能性もあります。

しかし正しくクリニック・医師選びができれば、ダウンタイムが短く、ボディデザインにもすぐれた脂肪吸引であることは間違いありません。

ダイエットをしても痩せにくい部位をスッキリ見せたい方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

ベイザーのバナー

▼共立美容外科のベイザー脂肪吸引についての詳細はこちら

 

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このページの監修・執筆医師

  • 玉田 洋(たまだ ひろし)

    玉田 洋(たまだ ひろし)

    共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1990年
        愛媛大学医学部 卒業
        1990年
        愛媛大学付属病院 入局
        2004年
        共立美容外科 高松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 中国四国エリア統括就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会会員

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