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脇汗のボトックス注射のデメリットとは?打ち続けるとどうなる?

脇汗のボトックス注射のデメリットとは?打ち続けるとどうなる?

公開日: 2022年02月18日 (金)
最終更新日: 2024年03月11日 (月)
脇汗のボトックス注射のデメリットとは?打ち続けるとどうなる?

近年ではボトックス注射とよばれる治療法が普及したことで、多汗症に対する治療をより手軽に行えるようになりました。

脇汗の量が多くて困っているという方であっても、仕事を休んで手術を受ける必要はありません。診察を受けてボトックス注射を打つだけで、簡単に汗の量を抑える効果が期待できます。

そのため、ボトックス注射を利用している方も増えています。

多汗症の症状がある方だけではなく、美容目的から自己負担で脇汗を止めるボトックス注射を利用する方もいます。

ボトックス注射は手軽で効果が表れるのも早く、副作用の少ない治療法です。

では、そんなボトックス注射のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

本記事では、ボトックス注射のデメリットを紹介します。

 

ボトックス注射の作用機序

冷蔵で保管されているボトックス

ボトックスとは、A型ボツリヌストキシンとよばれる毒素を利用した製剤です。

ボツリヌス菌が産生するボツリヌストキシンには、神経の伝達をブロックする特性があります。眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚、下肢痙縮、上肢痙縮、小児脳性麻痺など、様々な病気に対して使用されており、汗を抑制する効果もあります。

 

話題のイケメン薬剤師&薬学博士がボトックスを解説

薬学博士の薬剤師がボトックスの作用機序をわかりやすく動画で解説しています。

 

 

多汗症の原因とは?

女性の脇

多汗症の原因は、エクリン腺という汗腺の機能亢進による、汗分泌の増加です。

エクリン腺は、交感神経という神経から放出される、アセチルコリンとよばれるホルモンの刺激で汗を分泌します。

つまり、多汗症を治療するためには、アセチルコリンの分泌を止めれば良いということです。

ボトックスは、神経のアセチルコリン放出を阻害し、神経から汗腺へ情報が伝達されるのを防ぐ働きをします。

ボトックスを使用することで、交感神経がアセチルコリンを放出できなくなるため、エクリン腺にアセチルコリンが届けられなくなり、最終的にエクリン腺からの汗の分泌が止まります。

これがボトックスによる多汗症治療のメカニズムです。

 

 

脇汗のボトックス注射のデメリット

ボトックスは投与後数日で効果が表れるという即効性があり、手軽に治療ができる治療法です。

副作用もほとんどないため、基本的にはデメリットの少ない治療法と言えます。

ただし、デメリットが全くないわけではありません。ここからは、ボトックスのデメリットを紹介します。

なお、ここで紹介するデメリットはアラガン・ジャパン社やグラクソスミスクライン社が発売している正規品のボトックスビスタについてです。

韓国製の安価なボトックスの場合、深刻な副作用が生じるといったデメリットがあるかもしれませんので注意が必要です。

 

治療効果が数カ月

カレンダー

ボトックスの治療効果は永久ではありません。

ボツリヌストキシンによって遮断された神経伝達は、おおよそ数ヵ月で回復することが知られています。

そのため、継続的に発汗抑制効果を維持するためには、ボトックスの効果が切れた頃に再度投与する必要があります。

効果の持続期間には個人差がありますが、効果持続期間は通常4〜9ヵ月と言われています。

ボトックスの効果を継続的に維持していくためには、約半年毎に1回の注射が必要です。

 

 

 

最終的にはコストが高くなる

ボトックスの金額を説明するスタッフ

ボトックス注射1回あたりのコストは、多汗症の手術療法などに比べて安く設定されています。

施術といっても、ボトックスの場合は注射を打つだけですので、治療にかかるコストを小さくできるというメリットがあります。

しかし、多汗症の症状を継続して抑えるためには、約半年に1回の継続投与が推奨されるため、効果が切れるごとに再投与をする必要があります。

1回あたりの治療費は少なくても、最終的には手術療法よりも大きな治療費が必要になる可能性もあるでしょう。

特に自費診療でボトックス注射を行っている方の場合、継続して投与を繰り返すためには、定期的に一定以上の治療費が必要になるため、初回投与の前に、継続した場合の治療費を見積もり、他の治療方法のコストと比較しておくことが重要です。

繰り返しになりますが、1回あたりのコストだけではなく、将来的なコストを考えて治療方法を選択することで、最終的な治療費を抑えることができます。

 

注入時にチクっとした痛みが伴う場合がある

細い注射針

注射器でボトックスを注入するため、注入時にチクっとした痛みが生じる場合があります。

ただ、事前に麻酔クリームを塗ったり、細い注射針を使用することで緩和することが可能です。

 

 

ボトックス注射を打ち続けるとどうなる?耐性はできる?

ボトックスの耐性について説明する医師

ボトックスはボツリヌストキシンという毒素であるため、体がボトックスに対する抗体を産生し、ボトックスに対する耐性が生じる場合があります。

特に、頻繁に投与することで耐性が生まれやすくなるとされており、耐性化を避けるためには4ヶ月以上空けて投与していくのがおすすめです。

適切な期間を空けて使用方法を間違えなければ、回数を打ち過ぎたとしても特に身体的な問題が生じることはありません。

一度に多い量を注射して、筋肉が動きづらくなったとしても時間が経てば戻ります。

ただし、ボトックス注射といえど、医療行為であるため技術力のある医師を選ぶことが重要です。

 

 

 

ボトックス注射のデメリットも知っておきましょう

脇汗のボトックスのカウンセリングをする医師

ボトックス注射は人気の治療方法です。

効果も優れており多くの方におすすめできる施術の一つですが、継続した治療が必要になることや、それに伴うコスト増加などのデメリットもあります。

アラガン・ジャパン社のボトックスの場合、副作用といった深刻なデメリットはありませんが、効果が永久でないといったデメリットを把握した上で治療に臨むことが大切です。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 日本形成外科専門医
  • ボトックスビスタVST認定医

島田 茂孝

(しまだ しげたか)

医師の詳細

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