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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ヒアルロン酸注入が上手い先生や名医の探し方を医師が解説

公開日:2022年03月30日(水)
最終更新日:2024年03月18日(月)

しわ・たるみ
ヒアルロン酸注射を打っているところ

このコラムを読むのに必要な時間は約 8 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

歳を重ねるにつれ、増えてくるのが肌トラブルですよね。

加齢による肌トラブルは、スキンケアやマッサージといった自身の努力のみでの改善は難しく、深い悩みを抱えながらも対処法がわからない方が多いです。

特に老け顔の原因と言われているのが、肌のハリが失われたことによるシワやくぼみで、近年では女性だけでなく男性の相談も増えているんだとか。

こういった加齢によるシワやくぼみを改善する施術として有名なのが「ヒアルロン酸注入」です。

ヒアルロン酸をしわ・くぼみ・たるみが気になる部分に注入することで、ハリのあるみずみずしい肌を実現できます。

美容医療の中では、短時間の施術で安価な施術でありながら、高い効果を発揮する人気の施術です。

人気のある施術であり、取り扱うクリニックも多い反面、クリニック選びに伴うリスクや注意点も抑えておく必要があります。

 

ヒアルロン注入とは?

目元にヒアルロン酸注射をする前

加齢とともに体内のヒアルロン酸が減少することで、肌の弾力性も低下し、しわやたるみの原因となります。

ヒアルロン酸注入とは、ヒアルロン酸製剤をしわやくぼみが気になる部位に注入する治療法で、肌にふっくらとしたハリをもたらします。しわ取りやアンチエイジング目的で施術される患者様が多いです。

ヒアルロン酸製剤は高品質な薬剤から低価格な粗悪な薬剤まで幅広く、高品質な薬剤は肌なじみが良く自然な触感を実現できます。

厚生労働省からの認可を受けている「ジュビダームビスタⓇ」シリーズ、アメリカの厚生労働省にあたるFDAから認可を受けている「レスチレンⓇ」シリーズは、安全性の高い薬剤と言われています。

 

【ヒアルロン酸注入のメリット】

  • 傷が残らない
  • ダウンタイムが短い
  • 美容医療の中では値段が安価

 

【ヒアルロン酸注入のデメリット】

  • 医師の腕によっては不自然な仕上がりになる
  • 1年で効果が切れる

 

【ヒアルロン酸注入ができる部位】

  • こめかみ
  • 眉間
  • まぶたの上
  • 目頭
  • 目尻
  • 涙袋
  • ほうれい線
  • あご

 

ヒアルロン酸注入を実績の伴わない医師が施術するリスクとは?

実績の伴わない医師が施術するリスクを案内している看護師

ヒアルロン酸注射は、低リスクで手軽に受けることができる施術ですが、医師の腕によって仕上がりが大きく変わってしまうというデメリットがあります。

特に顔への施術は、数ミリ単位の調整が必要となり、希望に合わせたデザイン力と、そのデザインを実現する繊細な医術が必須となります。

ここでは、ヒアルロン酸注入の実績が不足している医師が施術するリスクについて解説します。

 

(1)肌表面が凸凹になる

ヒアルロン酸を皮下に注入すると、肌表面が盛り上がります。

それがこの施術の効果ですが、注入部位や注入量を誤ると、表面の凹凸が目立ってしまうことがあります。

経験不足な医師は、注入後の状態を把握しきれず、注入量の微妙な加減ができないことが多いとか。

ヒアルロン酸は、固まってしまうと溶解液を使用した修正治療が必要になってしまうため、技術不足の医師の施術は、手間や費用が増えるリスクがあります。

 

(2)左右差ができる

顔の形に合わせたデザインができていない場合や、技術力が乏しい場合は左右差ができてしまいます。

左右差は、思っている以上に不自然な仕上がりとなってしまうため、注意しなければならないポイントです。

こういった失敗も、やはり経験や技術力が不足している医師に多いです。

 

(3)痛みが強い

ヒアルロン酸注入は、細い針を使用して実施します。

施術前には、麻酔クリームを塗るのが一般的ですが、施術方法によっては痛みが強く出てしまうこともあります。

ヒアルロン酸注入が上手い医師であれば、なるべく疼痛の出ない施術方法を心得ており、疼痛がどうしても強い場合はクリームを追加するといったトラブルにも柔軟に対処することができます。

 

(4)理想の仕上がりと違う

患者様が「失敗した」と感じる理由のなかで最たるものが、希望と異なる仕上がりになってしまったことです。

こういった失敗は、仕上がりのイメージが想像しきれておらず、顔の形に合わせたデザインができていないことにより発生します。

他にも、カウンセリング不足やコミュニケーション不足も原因の1つとして考えられます。

注入が上手い先生は、患者様の希望から仕上がり後のイメージを明確にするところを重視してカウンセリングを行っています。

 

ヒアルロン酸注入が上手い先生の特徴とは?

上手い先生の特徴を説明している看護師

治療で注入したヒアルロン酸は、皮下で固まってしまうと、ヒアルロニダーゼなどの溶解液なしでは修正することができません。

医師の腕で仕上がりが左右されるヒアルロン酸注入においては、医師選びが最も重要と言えます。では、上手い医師の特徴とはどういったものがあるのでしょうか。

ここでは、ヒアルロン酸注入が上手いと言われている医師の特徴を解説します。

 

(1)実績が豊富で、研究も行っている

数々の症例を経験した医師は、実績に応じた技術力が身に付いています。

また、実績が豊富な医師は、その経験から多様な症例に柔軟に対応できる能力も持ち合わせています。

ヒアルロン酸注入に対する関心も深く、積極的に研究を行っている場合が多いです。

 

(2)希望を聞きつつ、より良い提案をしてくれる

上手い先生は、患者様の希望をしっかりとくみ取ります。その上で、自身の知識も含めた提案を行うことができます。例えば患者様が「しわを取るために多めに注入してほしい」とおっしゃった場合でも、「顔の形やバランスを考えるとこのくらいの量がオススメです」といったような提案が可能となるのです。仕上がりのイメージが明確だからこそ、その人に合ったデザインを考え、より良い方法で施術が可能です。

 

(3)丁寧なカウンセリングを実施している

カウンセリングは、患者様の希望をヒアリングしながら治療方法や治療の流れを決定する目的があります。

ヒアルロン酸注入の施術が上手い先生ほど、丁寧にカウンセリングを行っています。

ヒアルロン酸注入の副作用やデメリットをわかりやすく伝えることを重視しており、納得した治療を目指している医師が多いです。

 

(4)日本形成外科学会、日本美容外科学会に所属している

施術が上手い先生は、最新の知識を学ぶ意識が高く、日本美容外科学会などの学会に所属している場合がほとんどです。

こういった学会では、研究発表や最新の治療法の説明、既存の美容施術を改善した治療法の発表などが行われており、常に知識をアップデートしています。

 

(5)薬剤についての知識も豊富

ヒアルロン酸製剤は多種多様なものがあります。

体内へ注入する薬剤であることから、薬剤の選択も慎重に行わなければなりません。

選択する薬剤によっては、皮膚の壊死が発生したり、アレルギーが発生したりする場合も。

ヒアルロン酸注入が上手い医師は、最新の薬剤について常にアンテナを張り巡らせており、薬剤に関する知識も豊富です。

 

ヒアルロン酸注入の名医の探し方4選

ヒアルロン酸注入を決意したものの、どのクリニックや医師を選ぶべきなのか皆目見当がつかないという方も多いでしょう。

多くのクリニックがある中で、名医と呼ばれる医師を探すことは、難しいと感じる方も少なくありません。

病院の規模や価格などが判断材料にならない場合もあります。

ここでは、ヒアルロン酸注入の名医の探し方を4つご紹介します。

 

(1)クリニックのホームページを確認する

最近では、医師の実績や経歴が掲載されているホームページも増えてきました。

また、医師の経歴だけでなくクリニック全体の実績も確認することで、自分に合った医師やクリニックの選択がしやすくなりますよ。

クリニックの経営理念や施術環境を見てみると、所属している医師の考え方が把握できる場合もあります。

 

(2)複数のクリニックでカウンセリングを受ける

ヒアルロン酸注入を決意したら、複数のクリニックでカウンセリングを受けてみましょう。

複数のクリニックでカウンセリングを受けることで、自分の希望が明確になり、さらにはそれぞれの医師の考え方を把握することができます。

実績も加味しながら、自分と相性の良い医師を選択しましょう。

 

(3)研究を積極的に行っているクリニックを選ぶ

クリニック全体でしっかり研究を行っている場合、研究熱心な医師が多く所属していると考えていいでしょう。

研究や症例検討のために、モニター価格での治療を行っているクリニックもあります。

研究を行うことで、クリニック全体の技術力や教育環境が底上げされ、上手い医師に巡り合う可能性が高まります。

共立美容外科の医師はアラガンジャパン社からの注入トレーニングを定期的に受けています。

 

(4)ヒアルロン酸注入の施術の種類が多いクリニックを選ぶ

ヒアルロン酸注入が可能な部位は、多岐に渡ります。

部位によって難易度も変わり、部位別で得意・不得意がある医師も少なくありません。

難易度の高い施術は取り扱いがないクリニックも多く、ヒアルロン酸注入治療を一通り実施しているクリニックであれば、上手い先生に出会える可能性が高まります。

 

ヒアルロン酸注入は、実績ある上手い先生の施術を受けよう

ヒアルロン酸注入は高い効果が期待できますが、仕上がりは医師の技量による影響を受けやすいです。

共立美容外科はヒアルロン酸の最大手のアラガンジャパン社より、複数回表彰されています。

ヒアルロン酸を溶解する修正手術もありますが、費用が高額で侵襲も増えてしまうため、全ての方が1回の施術で完了するよう望んでいるでしょう。

未熟な医師による失敗のリスクを避けるためにも、さまざまなクリニックや医師を比較・検討しながら、自身で医師やクリニックを選択していく必要があります。

ヒアルロン酸注入を希望されるかたは、複数のクリニックでカウンセリングを受けつつ、この記事を参考にしながら自身に合った医師を見つけましょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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