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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

コンデンスリッチ豊胸のデメリットを美容外科医が解説

公開日:2022年01月20日(木)
最終更新日:2022年11月21日(月)

豊胸
遠心分離器に脂肪を入れる医師
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最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

たくさんある豊胸手術の中でも人気が高い「コンデンスリッチ豊胸」。

人気があるから…と手術方法を決めてしまおうと思っている人はいませんか?

それ、絶対にやめてくださいね。

胸を大きくしたい!という気持ちは抑えて、そこに隠れるデメリットやリスクをしっかりと理解した上で手術方法を選ぶ必要があります。

そこで、今回は「コンデンスリッチ豊胸のデメリット」をいろんな角度から徹底解説していきます。

そもそもコンデンスリッチ豊胸とは?

脂肪を吸引する医師

豊胸手術の中でもかなり主流となっている「コンデンスリッチ豊胸」は、自分自身の脂肪を吸引しバストに注入することでバストアップを目指す豊胸手術の一種です。

吸引した脂肪から不純物などの不必要な物質を取り除いた質の良い脂肪のみを抽出しバストへと注入します。

注入した脂肪がバストの脂肪細胞へと生着することで半永久的に豊胸効果を得ることができます。ただ、全ての脂肪が生着するとはかぎりません。

自身の脂肪をバストに注入するコンデンスリッチ豊胸は、他の術式であるバッグ豊胸やヒアルロン酸豊胸と比べて形・温かさ・柔らかさなどを保つことができ、自然なバストアップが可能と言われています。

また、自身の脂肪細胞を利用するため異物反応と呼ばれる拒否反応のリスクが少ないというのも人気の理由のひとつです。

太もも・腹部など自分自身の脂肪が気になる部分から脂肪吸引を行うため、部分痩せ効果もあるという点で選択する方も多くいます。

仕上がりの良さ、部分痩せ、長期持続などメリットがたくさんある「コンデンスリッチ豊胸」。

じゃあ「コンデンスリッチ豊胸」で豊胸手術を行えば安心!安全!というわけではありません!

次にコンデンスリッチ豊胸ならではのデメリットをご紹介していきます。

主なデメリットとは?

コンデンスリッチ豊胸のデメリットを相談する患者

効果が予測できず曖昧

コンデンスリッチ豊胸では、自身の吸引した脂肪をバストに注入し、その後時間をかけて元のバストへ生着した脂肪細胞はそのまま胸となり半永久的に豊胸効果があります。生着する割合は一般的に約半分程と言われています。(※個人差あり)

残りの生着しなかった脂肪細胞はバストに吸収されバストアップの効果はなく明確な結果はそうできません。
また、どのくらいで完全に生着するのかというのも個人差があり曖昧です。

脂肪を注入したからといって同じだけのバストアップを見込むことは難しく、どのくらいの時間で、どれだけ効果が出るのかが曖昧というデメリットがあります。

しかし、現在では豊胸手術も進歩し、約70~80%の脂肪を生着できる技術もありますので一度医師に確認してみるといいかもしれませんね。

バストアップに限界がある

全ての脂肪が生着するとしたら半永久的に効果を見込むことができるコンデンスリッチ豊胸ですが、注入できる脂肪量に限界があるというのもデメリットのひとつです。

自身の皮下脂肪を吸引するため、吸引する脂肪の量に限界があることはもちろんのこと、市手術前の自身のバストの皮膚の伸縮性によってもどれだけバストアップできるかが異なります。

コンデンスリッチ豊胸では、実際大胆にサイズアップをすることは難しく、1~2カップアップが一般的な限度と言われています。

脂肪を注入する際、一気に多くの脂肪を注入してしまうと「しこり」などの原因となるため1回に注入できる脂肪の量も制限されています。そのため、劇的にバストを大きくするという事は難しいでしょう。

「感染」や「しこり」の発生の可能性がある

一般的に脂肪注入の豊胸手術は、吸引した脂肪を処理する過程で、空気に触れると細菌が体内で増殖する場合があります。そのため、脂肪注入の豊胸手術は感染のリスクがゼロというわけではありません。だたコンデンスリッチ豊胸は、脂肪を処理している過程で外気に触れる可能性はほとんどありません。

また、注入する脂肪に、懐死した脂肪細胞や不純物があると、バスト内で固まってしまい「しこり」の原因になる場合がありますが、コンデンスリッチの場合、不純物を取り除くので、その心配はほとんどありません。

万が一、しこりができてしまっても、生活上に問題が生じることはありませんが、悪化してしまうと、石灰化や炎症を引き起こす危険性があります。

石灰化を起こした場合、乳がん検査などで誤診の原因になるケースもあります。

現在ではコンデンスリッチ豊胸以外にも、ピュアグラフトなどの脂肪注入の豊胸手術でも不純物を取り除く技術が高くなっているので安全性も高い豊胸手術が増えています。実際、ピュアグラフトは厚生労働省からも承認されている豊胸手術になります。

ただ、安全性が高いといっても、感染症やしこり発生などのリスクがあることはしっかりと覚えておきましょう。

細身の人にはあまり向いていない

細身の女性

先ほどからご説明している通り「コンデンスリッチ豊胸」は、自身の脂肪を吸引してバストに注入する手術方法です。

そのため、体系が細身の方の場合、胸に注入する脂肪を採取できないため、そのような方には向かない方法になります。

吸引した脂肪をそのまま使うのではなく、不純物を取り除いてから注入するため、実際は多くの脂肪を採取しなければなりません。

十分に脂肪がとれなければ、満足できる仕上がりにすることは難しいでしょう。

また、脂肪を吸引しすぎると、吸引した部分の皮膚に凹凸ができてしまうリスクがあります。バスト以外の部分にも影響が出てしまうケースもあります。

脂肪が少なく細身の方には難しい手術方法なので、美容外科では他の手術をおすすめされる可能性もあります。

心配な方は複数の美容外科でカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

手術後の生活にはどんな問題があるの?

日常生活を送る女性

コンデンスリッチ豊胸の問題点としては、豊胸手術を行うバストの他にも脂肪吸引を行う部分の術後の痛みなども考えておく必要があります。

数日間、吸引部分を圧迫固定をする必要があります。

手術後は、赤みや痛み・むくみといった症状が現れます。これらの期間は、体が回復するダウンタイムの期間です。

痛みは約1~2週間続くケースが多いですが、処方される鎮痛剤や市販の痛み止めで抑えることが可能です。

日常生活の影響としては傷口があるため、お風呂などでは傷口を刺激しないよう気をつけなければいけません。

お風呂以外でも同じく激しい運動などは控えた方が良いでしょう。

ブラは術後1か月程度ノンワイヤーブラやパット付きキャミソールなどの締め付けのないものを着用、その後は普通のブラも着用可能です。

手術後2週間程度で胸に張りが出てきてしまうこともありますが、マッサージをすれば自然と改善されていきます。

手術後一か月を過ぎると大きな生活の変化はなく、普段通りの暮らしができます。3カ月程経つとかなり安定し、完成の形に近くなります。

コンデンスリッチ豊胸は効果が持続しない。ウソ?ホント?

真実orウソ

これは「ウソ」です!

コンデンスリッチ豊胸ははじめにも記載したとおり、注入した脂肪が生着した後は半永久的に効果が持続するというメリットがあります。

ヒアルロン酸を使用した豊胸手術の場合は、時間とともに体内に吸収されていきますが、コンデンスリッチ豊胸の場合、脂肪が生着すれば、その後吸収されることはほとんどありませんしメンテナンスも必要ありません。

長期的な効果面でみるとヒアルロン酸よりコンデンスリッチ豊胸の方が上だと思います。

口コミやレビューなどでサイズダウンが見られたという方の中には生着期間を待たずに決めてしまっているという場合もあります。

生着期間や生着率には個人差があり持続期間が曖昧なコンデンスリッチ豊胸のクチコミはあてにならない場合が多いと思います。

事前に自分自身の生着率が気になるなら、実際にクリニックに行き医師とご相談することが一番ではないでしょうか。

バッグ豊胸・ヒアルロン酸豊胸・コンデンスリッチ豊胸を徹底比較

豊胸の比較を説明するスタッフ

価格・痛み・仕上がりという3つのカテゴリーから人気の豊胸手術である「バッグ豊胸」「ヒアルロン酸豊胸」「コンデンスリッチ豊胸」を徹底比較していきます!

価格:ヒアルロン酸<バッグ豊胸<コンデンスリッチ豊胸

ヒアルロン酸は比較的一回にかける費用は安価で試しやすい方法とされています。ですが効果の持続力が弱く何度も分けて手術を行うとかなりの費用がかかってしまうこともあります。一方でバッグ豊胸・コンデンスリッチ豊胸の二つはかなり高額です。手間暇がかかる分、コンデンスリッチ豊胸の値段は一番高額になります。

痛み:ヒアルロン酸<コンデンスリッチ豊胸<バッグ豊胸

いずれも手術中は麻酔をしているため、痛みは感じません。ただ、手術後の痛みには差があります。

ヒアルロン酸とコンデンスリッチ豊胸は胸に注射針で注入にするので、注入部位の痛みはそれほどありませんし、傷跡もほぼ残りません。

しかしコンデンスリッチ豊胸の場合、脂肪を吸引するため、その吸引部位の痛みや内出血が術後に生じます。

一方で、バッグ豊胸では脇の下に4cm程度の切開が必要となります。そのため傷口が治るまでにも時間がかかり、最も痛みが伴うと言われています。また、バッグが皮膚を圧迫する点でも痛みを伴います。

ただ、いずれも痛み止めで緩和することは可能です。

仕上がり:それぞれの特徴があります。

まず、ヒアルロン酸の場合には、柔らかく自然なバストアップが見込めます。しかし、時間の経過とともにどんどんサイズダウンしていき、最終は元に戻ってしまいます。

バッグ豊胸では指定サイズのシリコンバッグを入れるためサイズアップの効果は一番です。その分形や柔らかさに違和感が残る場合があります。ただ、モティバなどの2010年以降に発売されている豊胸バッグは品質が高く、触られてもほぼ相手にはわからないと思います。

コンデンスリッチ豊胸は仕上がりにはかなりのメリットがあります。自分自身の脂肪を使用している分、形・柔らかさ・あたたかさまで最も自然に豊胸を行うことができます。

リアリティ重視の方は「コンデンスリッチ豊胸」がおすすめ。

吸引した脂肪を処理する医師

仕上がりのリアリティを求める方はまず「コンデンスリッチ豊胸」を検討してください!

もちろん求める大きさや価格など理想がある場合にはヒアルロン酸豊胸やバッグ豊胸の手術を相談するものOKです。

しかし、豊胸を行う多くの人が気になるのは「手術後の違和感の有無」ではないでしょうか?

この違和感の無さこそが「コンデンスリッチ豊胸」の強みなのです。

コンデンスリッチ豊胸は「術後絶対に周りに気付かれたくない!」という方におすすめしたい術式となっています。

今回は、コンデンスリッチ豊胸についてデメリットを中心にご説明しました。

それぞれの手術方法にはそれぞれのメリット・デメリットが存在します。

その中でも「コンデンスリッチ豊胸」のデメリットは大きくこの4つになります。

1.個人差があるため、ヒアルロン酸やバッグに比べてどれだけ効果がでるか曖昧
2.バストアップに限界がある
3.感染やしこり発生の可能性がある
4.細身の人にはあまり向いていない

メリットばかりで手術方法を決めるのではなく、デメリットもふまえた上で最も自分の理想に近いものはどれなのか吟味することが重要です。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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