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公開日:2022年07月19日(火)
最終更新日:2022年11月22日(火)
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目次
肉割れは脂肪の増加や特定の部位に負荷がかかることによって発生します。
主に腹部や脚、二の腕などに形成されますが、女性の場合バストにも肉割れが生じる場合があるのです。
そしてバストの肉割れは豊胸手術も原因になることがあります。
今回は豊胸手術で肉割れが起こるメカニズムや、肉割れのできにくい豊胸について解説していきます。
肉割れは脂肪や筋肉などによって皮膚が引っ張られることで生じます。
そしてバストの皮膚が引っ張られる現象は妊娠中や授乳期のバストの張りや成長期におけるバストの発育、また豊胸手術などさまざまな要因で発生します。
それではバストに肉割れが形成される原因をいくつかピックアップしていきます。
妊娠中は女性ホルモンの働きの影響で乳腺や乳管の組織が発達しバストが張ることが多いです。
そしてバストの張りにともなって皮膚が引っ張られるため、断裂を起こし肉割れが形成されやすくなるのです。
出産を終えてもバスト肉割れのリスクは続きます。
授乳が始まると今度は母乳が次々に分泌される影響でバストが張りやすくなります。
そのため授乳中もバストの張りにともなう肉割れが発生しやすいのです。
急激に太ったりハードな筋力トレーニングをしたりすると、脂肪や筋肉が一気に付いて体型が短期間で変化することがあります。
その際バストサイズも脂肪や筋肉で変化することがあるため、その影響で肉割れが形成される可能性があります。
肉割れは未成年の方にも発生する可能性があります。
その一例がバストの発育による肉割れです。
成長期においてバストが発育しサイズ変化が生じるタイミングでバストの皮膚が引っ張られ、肉割れにつながる場合があります。
肌が乾燥状態にあると皮膚は断裂しやすくなります。
例えば唇がカサカサに乾いている時、喋ったり表情を作ったりしただけでひび割れが生じることがあります。
唇のひび割れと同じ仕組みで、体の皮膚も乾燥すると伸縮性を失い何らかの力で引っ張られると表皮と真皮が裂けて肉割れができやすくなります。
特にバストは肌が乾燥しやすい傾向にある上に皮下脂肪が多い部分なので、肉割れができるリスクが高いといえます。
また肌が乾燥する要因の1つとして冬季の空気の乾燥が挙げられますが、他にも抗がん剤などの薬物の副作用などの要因があります。
豊胸手術でバストサイズが変化することで肉割れが生じることもあります。
バストにシリコンバッグなどを挿入した際に皮膚が本来の伸縮性を超えるぐらい引っ張られると、肉割れが形成される可能性があります。
まず豊胸手術にはバッグ(人工乳腺)を入れるタイプの施術、患者さん本人の脂肪を別の部位から取り出してバストに注入する施術、またヒアルロン酸を注入する施術があります。
その中でも特にバッグを挿入する豊胸手術を受けた場合、術後バストに肉割れが形成される可能性が高いです。
バッグを入れるタイプの豊胸手術では、シリコンジェルや生理食塩水の入ったバッグをバストに挿入します。
大幅なバストアップが期待できる一方で、バッグを挿入した影響で術後しばらくバストの皮膚のつっぱりを感じる方もいます。
つっぱり感には豊胸手術をしたことにともなうリンパの腫れなど複数の要因がありますが、バストの皮膚がバッグに引っ張られることも1つの要因です。
そして手術で挿入したバッグが幅、厚みの大きいものであった場合は大幅なバストサイズのアップによって皮膚が引っ張られ、肉割れが生じるリスクが高くなる恐れがあります。
豊胸を目的とした施術の中でつっぱり感や肉割れが生じにくい施術は、ヒアルロン酸を注入するタイプの施術です。
この施術はバストにヒアルロン酸を注入することでバストアップを図る豊胸術です。
ヒアルロン酸はもともと人体に存在する成分であるため注入後体に害をおよぼすリスクは少ないです。
また施術時間が短く両胸合わせて10分程度で施術が終わるケースもあることから、仕事がなかなか休めないという方におすすめできます。
さてこのヒアルロン酸豊胸術では患者さんの希望に合わせてヒアルロン酸を注入する量を微調整することが可能です。
そのためヒアルロン酸の量を皮膚がつっぱらない程度にとどめれば、施術後のバストの肉割れのリスクが下がります。
またヒアルロン酸豊胸術は共立美容外科でも実施されています。
メスを使わずに豊胸ができるため、切開や縫合をともなう手術に抵抗がある方や短時間で施術を終わらせたいという方、またダウンタイムのない施術を受けたいという方に推奨できる豊胸術です。
しかし施術時に注入したヒアルロン酸は月日が経つについて徐々に体に吸収されていくため、バストのサイズもやがて元に戻ります。
そのため施術直後のバストを半永久的に維持したいという方にはヒアルロン酸豊胸術はあまりおすすめできません。
バストの大きさや形状をより理想に近付けるために豊胸手術を受けたとしても、施術後に目立つ肉割れができてしまうと日常生活で気になってしまう場合があります。
またバストは腕や脚と異なり温泉などに行かない限り人目に触れることはほぼありませんが、ご本人にとってバストの肉割れが心理的な負担となってしまう可能性もゼロではありません。
しかし肉割れが既に形成されてしまった場合、断裂線を目立ちにくくするためのケアをすることが可能です。
それでは豊胸の後に肉割れができてしまった場合の対処法として、ご自宅で行えるケア方法と医療機関で受けられる治療をご紹介します。
皮膚が乾燥していると肉割れがより目立ちやすくなる恐れがあります。
そのため化粧水やクリーム、オイルといったスキンケア用品でバストを保湿し乾燥を防ぎましょう。
特に入浴後は全身の皮膚から急激に水分が蒸発していくため、バストも非常に乾燥しやすくなるのでお風呂から上がったらできるだけ早めに保湿をしましょう。
入浴後を含め日常でこまめに保湿を行うことで、肌に蓄えられた水分の影響やスキンケア用品に含まれた整肌成分の影響で肉割れがある程度目立ちにくくなる可能性があります。
セルフマッサージによって血行がよくなると皮膚の新陳代謝が上がり断裂してしまった皮膚の再生が促される可能性があります。
そして皮膚が生まれ変わることによりバストの肉割れが目立たなくなるという効果が見込めるのです。
またマッサージによって皮膚が軟らかくなると伸縮性が上がるので、皮膚が引っ張られるような状況においても断裂しにくくなる傾向にあります。
そのためマッサージには新たな肉割れが発生しにくくなるという効果も期待できます。
なおマッサージをする時はあまり手に力を入れずに優しくマッサージしましょう。
そして手による摩擦で肌に負担をかけないよう、クリームやオイルを使いながらバストをさするのが理想的です。
加えてリンパの流れに沿ってマッサージをしたいのであれば、バストから脇の下に向かって手を動かすのがおすすめです。
バストのリンパの流れが改善されるとバストが軟らかくなったり、バストラインによりメリハリが出きたりといった効果が見込めます。
体重をコントロールし短期間で太るのを避けることで、バストサイズの急激な変化を防ぎ肉割れを予防できる可能性があります。
普段の食事で糖分や脂質を多く摂る傾向にある方は、間食の頻度を減らしたり野菜など低カロリーの食品を食事に取り入れたりして急激な脂肪の増加を防ぎましょう。
加えて過度な筋力トレーニングを避けることも、急激な体型変化によるバストの肉割れを防ぐ手段です。
例えば普段筋力トレーニングをしない人がいきなりハードなトレーニングをやると短期間で筋肉が増え、その部分の皮膚が肉割れを起こすことがあります。
バストの筋肉が鍛えられる筋力トレーニングとしては腕立て伏せやダンベルを上げ下ろしするダンベルプレスなどが挙げられますが、そうしたトレーニングを短期間で詰め込むとバストのサイズや形状が急激に変化し肉割れを誘発する恐れがあります。
そのためバストの肉割れを防ぐためには過度な筋力トレーニングを避けましょう。
肉割れを確実に消したいという場合は医療機関を受診するという選択肢もあります。
医療機関では肉割れ除去の治療が受けられる場合があり、ご家庭でのセルフケアを続けるよりも医療機関での専門的なケアを受けた方が肉割れを確実に消せる可能性が高いです。
また形成されてから長い年月が過ぎてしまった肉割れも医療機関でのケアで消せる場合があるため、除去するのを諦めていた方でも治療によってバストの肉割れから解放されることが期待できます。
そして肉割れ治療によって除去された肉割れが再発するリスクはほとんどありません。
新たに肉割れが形成されないよう保湿などのスキンケアを行えば、何もできていない肌を維持する効果が見込めます。
さて肉割れは皮膚の表面の表皮とその奥の真皮が裂けている状態なので、皮膚科や美容皮膚科では断裂してしまった皮膚の再生を促すための治療が行われます。
具体的な治療法はケミカルピーリングやレーザー治療、そしてダーマペンなどです。
いずれの治療法も皮膚の再生力を引き出すための治療であることから、肉割れを除去したり目立ちにくくしたりする効果が期待できます。
また肉割れの状態によっては何回か通院する必要がありますが、どのタイプの肉割れ治療を受ける場合も入院をする必要はありません。
そのため施術後は帰宅しおおむね普段通りの生活が送れます。
しかしスクラブ入りのボディソープを付けたりシェービングや脱毛をしたりと施術箇所を刺激する行動は避けましょう。
ちなみに治療方法によって施術後バストに赤みなどの跡が残ることがありますが、皮膚を刺激しなければ数日で跡が消失していくケースが多いです。
なお、治療を受ける時点でバストに炎症がある方や妊娠の可能性がある方は肉割れ治療が受けられない場合があるので心配な点がある方は医療機関で相談しましょう。
このページの監修・執筆医師
久次米 秋人(くじめ あきひと)
日本美容外科医師会理事
日本美容外科学会認定専門医
略歴
主な加盟団体
日本美容外科医師会理事
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会認定専門医
日本脱毛学会会員
北米脂肪吸引形成外科学会会員
日本坑加齢美容医療学会会員
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