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公開日:2022年03月01日(火)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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目次
涙袋がある場合とない場合では、顔の印象が違って見えます。
鼻や口のように独立したパーツではなく、目の下の限られた部分に存在する小さなパーツではありますが、その違いは以外と大きいものです。
代表的な涙袋の効果について、ひとつずつ見ていきましょう。
涙袋が目立つと、まぶたを開いた状態の目の縦幅が大きく見える効果があります。
第三者が正面から見た時に目として認識できる面積が広がるため、実際の大きさよりも目が大きく見えるはずです。
また涙袋があること自体も重要ですが、涙袋の膨らみによって直下の皮膚との境目に影ができることも、目が大きく見える理由のひとつになります。
下まつ毛がフサフサとして目立っていると目の下のラインが下がって目が大きく見えるのと同様に、影のラインができることによって、目のラインが下へ拡大しているような印象に見えるのです。
目の周囲が平坦だとすっきりとした涼やかな印象となりますが、反対に言えば平面的なのっぺりとした印象にもなってしまいます。
涙袋の膨らみがあることで目や頬の形に立体感が出て、視線が集まるため顔の印象が締まって見え、小顔に見える効果が生まれるでしょう。
特に日本人などアジア人の骨格は欧米人と比べて鼻が低く、目と眉の間やおでこの形が平坦な傾向にあります。
平面的に見える顔の作りの中に涙袋があると、そこだけ立体感が目立つため、涙袋があるのとないのとでの違いが大きく感じられるのです。
自然な涙袋は、下まぶたのラインに沿って下方向に弓なりの形になっています。
目頭から瞳の下までの部分は左右に向かって幅が広がり、瞳の下から目尻方向に元の幅に戻っていく形です。
一方で人の顔はベースが球体の頭蓋骨のため、正面から見ると鼻の中心から左右に向かって奥まり、耳の位置につながっていきます。
そのため涙袋がはっきりとした顔を正面から見ると目頭側がよく見え、左右に向かって下がったタレ目のような印象になることが多いのです。
また人は笑うと目の下の筋肉に力が入り、盛り上がるようになっているため、涙袋は表情の変化によって変形します。
笑ったときにその部分がぷっくりとした印象になって目立つことで、皮膚の動きが大きくなって表情がより印象的になるでしょう。
相手が自然に笑っていると、人はその相手に対して優しい人という印象を持つものです。
笑顔がはっきりとして見えることで魅力的になり、感情を受け取ってもらいやすくなります。
合わせて特に笑っていない時でも、涙袋があることによって、笑っている状態に近い優しい表情に見られる効果も期待できるはずです。
涙袋が目立つ状態ならば、顔に若々しく明るい印象を与えてくれるでしょう。
人は加齢によって全身の筋肉が衰えていきます。
涙袋を支える筋肉も同様に加齢によって衰えるため、目立ちづらくなっていくものです。そのため涙袋が目立っている顔は、老化とは真逆の状態を象徴していると言えます。
また涙袋があれば視線がそこへ集中するので、周辺の皮膚にハリがなくなってしまったり、たるみによって涙袋の皮膚が下へ引き伸ばされてしまったりすることで老けて見えるのを緩和してくれるかもしれません。
また目が大きく見えること自体によって、若さを感じさせる効果も期待できます。
赤ちゃんや子どもの目が大きいように、人の顔の骨格は成人になるまでに目の割合が少なくなっていきます。
さらには加齢によってまぶたの皮膚がたるんだり、筋肉が弱まってまぶたを開きづらくなったりするケースも多いです。大きな目がもたらす印象はこれらの変化を目立ちづらくするため、涙袋があると若く見える可能性があります。
笑った時に力が入る目の下の筋肉を眼輪筋(がんりんきん)といいます。文字通り、上下のまぶたに沿って目の周りをぐるっと囲んでいる筋肉です。実はこの眼輪筋を中心とした内部組織が、涙袋の中身の正体になります。
眼輪筋は、生まれつき発達している方とそうでない方がいます。
もともと眼輪筋が発達している方は日常の瞬きなどでも眼輪筋を使うため、その部分が膨らんで見えて涙袋がある状態になるのです。
反対に涙袋がない方は、下まぶたの眼輪筋をあまり使わずに瞬きをしていたり、筋肉自体が細かったりする可能性があります。
またこの眼輪筋は、さまざまな原因によって衰えるケースがあるため、いつのまにか涙袋が薄くなったり見えなくなったりする可能性も。前述のような加齢での変化はもちろんですが、目の筋肉を使わなくなったことによって弱まり、衰えてしまうかもしれません。
スマートフォンやPCを長時間見続けるなど、眼輪筋を凝り固まらせてしまう習慣のある方は注意が必要です。
涙袋を手に入れたい場合、主な方法としては3つのパターンがあります。
の3つです。
トレーニングで涙袋を作る方法ならば、自分がもともと持っている眼輪筋を鍛えるためもっとも自然な涙袋を作れる可能性があります。
ただしこれだけやれば効果があるなどといった保証や目安は無く、実際に効果が現れるまでコツコツと継続しなければなりません。
涙袋メイクならば、現在の自分の顔のまま見え方を変えられます。
使用するアイテムや涙袋を作る位置を調整することで簡単に印象を変える事もできるので、日替わりで印象を変化させて楽しみたい方や、これから理想の涙袋の形を探したいという方にもおすすめの方法です。
整形によって涙袋を作ると、施術が終わった直後からすぐに変化を感じられます。
メイクで涙袋を作る手間もない上、横から見ても膨らみが分かるためより自然な涙袋となるでしょう。
はっきりと涙袋がわかるようにしたければ、自然さは減ってしまうかもしれませんが、もともとある眼輪筋の幅よりも広めに涙袋を作ることも可能です。
それぞれの作り方を見ていきましょう。
前述の通り、涙袋の中身は眼輪筋を中心とした内部組織です。
そのためトレーニングを行って眼輪筋を鍛えることで、涙袋を作れる可能性があります。
目の周辺にある筋肉のトレーニングはマッサージ効果もあるため、疲れ目や肩こりの改善にもつながるでしょう。
今回は涙袋を鍛える方法として、
の2つをご紹介します。
なおトレーニングの際は、可能であればクリームなどで保湿をしながら、肌を傷つけないように行いましょう。
1日に行う回数などは人によりますが、筋肉を成長させるためには眼輪筋が少し疲れたと感じるまで行ってみてください。
涙袋メイクでは、涙袋が立体的に見えるよう工夫をして強調したり、元から涙袋があるように見せられます。
一昔前までは、オーソドックスなアイメイクには下まぶたが含まれておらず、マスカラやアイラインで目のふちを飾る程度のメイクが代表的でした。
目の下の皮膚はコンシーラーなどで色みを調整するのみでしたが、ここ数年で涙袋の効果が注目され、メイクで涙袋を演出することが重要視されるようになってきています。
涙袋をメイクで作れるようさまざまなテクニックが考えられ、最近では涙袋専用のコスメなども販売されています。すでに涙袋がある方がもっと目立つようにメイクするのはもちろん、もともとは涙袋がまったくないという人でもメイクによって涙袋があるように演出できるのです。
ここでは涙袋メイクの方法について、3パターンをご紹介します。複数のパターンを組み合わせて行うのも良いでしょう。
なお涙袋メイクのもちを良くするために、メイクを行う前に目元の油分や水分をしっかり取り除いておくことをおすすめします。スキンケア後に行う場合はケア成分が肌になじむまで時間を置き、表面に残っているものはティッシュなどで押さえてからメイクを始めるようにしてください。
油分を取り除けるパウダーなどの下地をあらかじめ薄く塗っておくのもおすすめです。
涙袋を作りたい位置にアイシャドウを塗るメイク方法です。
選ぶ色と塗る位置によって、印象が変わります。
まずはどんなアイシャドウを使うのかを決めましょう。涙袋に使うのは、明るめで血色が良く見えるような暖色系のカラーと肌全体の色よりも明るめのハイライト、シャドー代わりに使える暗めのカラーです。
明るめの暖色系カラーは薄いオレンジやピンク、ライトベージュなどが日常で使いやすいでしょう。
これらの暖色系カラーは膨張色のため、塗った部分が膨らんだような印象に見える効果があります。
そのため上まぶたに塗りすぎてしまうと、泣いた後のような腫れている印象になってしまうこともあるカラーですが、下まぶたに塗ることでちょうど良く涙袋のようにぷっくりとして見えるはずです。
ハイライトは普段鼻筋やTゾーンに使用しているものと同じもので問題ありません。
もし涙袋のために新たに用意する場合は、パールや細かなラメの入ったものを選ぶことをおすすめします。
シャドーカラーは、ブラウン系やグレー系のものが良いでしょう。暖色系のカラーと色味がケンカしないように、相性の良いものを使用するのがポイントです。少しマットな質感にすれば、ハイライトとのギャップでより涙袋の錯覚を生みやすくなります。
またこれらのアイシャドウを塗るために、可能であれば幅が広めのチップと細めのチップを両方用意しておくと、実際にメイクをする際きれいに色を乗せられるはずです。
メイクの手順は以下の通りです。
涙袋の陰になる位置にアイラインを引いて、涙袋があるように錯覚させるメイク方法です。
やりすぎると不自然になってしまう可能性もありますが、幅や濃さを欲張り過ぎなければ、よりリアルな涙袋に見えるはずです。
もともとの涙袋がない場合でもがらっと印象が変わって見え、写真やオンラインチャットなどに写る際でもしっかりと涙袋が写りやすくなります。
使用するアイラインは、自然に見せるためにはリキッドではなくペンシルがおすすめです。
上記で使用したようなシャドーカラーを、綿棒などの細いもので乗せても良いかもしれません。アイシャドウメイクと組み合わせることで、より立体的でぷっくりとした涙袋を演出できるはずです。
手順は以下の通り。
この方法は、もともとの涙袋がまったくないという人におすすめです。
二重まぶたを作るファイバータイプの専用コスメを利用して、涙袋の膨らみを作ります。
横から見た時でも実際に立体感が出るため、自然に作ることができれば3つの方法の中でももっともリアルな涙袋を演出できるでしょう。
ファイバータイプの専用コスメはさまざまなものが販売されているので、数種類を試してみて自分にとって使いやすいものを見つけてください。
横に伸ばした時によく伸びるものや、肌に貼り付けた際にしっかりとくっつくものがおすすめです。
手順は以下のようになります。
涙袋を作る美容整形は
などの希望がある方におすすめです。
涙袋を作る美容整形では、一般的に膨らみを作る成分を注射で注入します。
切開などを行わないので傷跡も残りづらく、手軽に行えるプチ整形のひとつとして人気です。
目の印象を変えたいけれど、大がかりな手術はしたくないなどといった希望がある方にとっては、メリットが大きい方法なのではないでしょうか。
注入する成分として一般的なのは、脂肪とヒアルロン酸です。それぞれの詳細を見ていきましょう。
ひとつめの成分は脂肪です。自身のお腹や二の腕からカニューレという専用の針で脂肪を吸引し、針で下まぶたに注入します。
入れた脂肪は一定期間が過ぎると減少し、全体の約4割が定着。成分の抽出方法や加工方法を工夫することで、定着率を上げている美容クリニックもあります。
脂肪注入方の良いところは、自身の脂肪を注入するのでアレルギーが起こりません。比較的輪郭がはっきりした涙袋ができ、定着後の脂肪は一生レベルで残る整形方法です。
デメリットとしては、細かなデザインなどの希望を叶えることが難しいため、もともとのイメージと仕上がりの状態にズレが生じる可能性があります。
一般的に料金は20~30万ほど。また一度注入した脂肪を除去したい場合は、脂肪溶解注射が必要です。
2つ目はヒアルロン酸注入です。涙袋を作る美容整形の中では、もっとも広く行われています。
ヒアルロン酸注入では細い針を使って少しずつ注入できるため、傷跡やダウンタイムを比較的抑えられる方法です。
使用するヒアルロン酸の粒子の大きさによっても異なります。
また麻酔クリームを塗って痛みを抑えられるため、鏡を見ながら施術を受けられるクリニックも。
その場合実際に注入してもらいながら、医師に細かい希望を伝えられるので、しっかりと希望に応えてもらえるでしょう。
なおヒアルロン酸は涙袋以外の部位の整形でも登場しますが、用途によって使用するヒアルロン酸の特長は異なります。
皮膚のたるみやしわを伸ばす目的や、鼻の形成、豊胸のためのヒアルロン酸は、ボリュームを出すために比較的硬いものを選ぶケースが多いです。
それに対して涙袋の場合は、表情の変化に合わせて自然な動きを作るため、多くのケースでは比較的やわらかいヒアルロン酸を使用します。
ヒアルロン酸についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください
施術時間は5~10分程度と短く、当日中に帰宅できることがほとんどです。
効果の持続期間は一般的に半年~1年ほどですが、長期持続するように開発されたヒアルロン酸を選ぶことで1~4年ほど効果を持続させられるケースもあります。
ダウンタイムもほとんどなく、一般的には針穴の跡や赤みが引くのに1日かかる程度で済みます。
注入量の目安としては、片方の目に対して0.1ml~0.5mlを入れるのが一般的です。
多くても1.0ml程度で、それ以上のヒアルロン酸を入れてしまうと、不自然に目立った涙袋になってしまう可能性があります。
またヒアルロン酸注入のリスクとして、効果の出方や持続期間に個人差がある場合があることは知っておいてください。
ヒアルロン酸は脂肪注入と比べて移動してしまいやすいため、日常の癖や眼輪筋の付き方の左右差によって、時間が経ってから涙袋に左右差が出る可能性もまれですが存在します。
費用は数万円~10万円ほどの所が多いです。ヒアルロン酸が自然吸収されるのを待たずに元に戻したい場合は、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす薬剤を注入します。
共立美容外科で行う涙袋形成は、ヒアルロン酸注入です。
注入の前にはカウンセリングを行った上でマーキングを行い、どの位置へどれぐらいのヒアルロン酸を入れるかを決めながら、仕上がりをデザインしていきます。
もともとある眼輪筋が膨らんだ状態の時にどのように見えるのかも計算して、自然な仕上がりになるように配慮します。
施術はカウンセリング当日に行う事も可能です。
流れとしては、まず注入箇所を消毒してから、痛みを緩和するための麻酔テープを目の下に貼ります。
5分から10分経過して麻酔が効いてから、マーキングした箇所にヒアルロン酸を注入。
この時使うのは、使い捨ての細い注射針です。その後両目の外側から針を刺し、表皮から真皮間の浅い層に涙袋の形を作るように注入していきます。注入にかかる時間は10分程度です。
涙袋の施術に使うヒアルロン酸は、共立美容外科の場合
の2つから希望のものを選びます。
それぞれの特長は以下の通りです。
Restylane Lid(レスチレン リド)はガルデラマ社から販売されている、比較的柔らかいヒアルロン酸です。
大豆の細菌発酵によって作られた発酵ヒアルロン酸が原料になっています。天然のヒアルロン酸特有の絡み合うように結合された構造を生かす、NASHA(ナーシャ)テクノロジーという方法で製造されている製品です。
注入後は約6カ月間効果が持続し、料金は1回の治療につき77,000円かかります。
VOLBELLA XCは、アラガン社が製造販売しているヒアルロン酸です。濃度が高くなめらかで注入後すぐに組織へなじみやすい特長があり、涙袋の形成に適しています。
12カ月~18カ月と、長持ちする点もこの製品の特長です。
料金は1回の治療につき104,500円かかります。
▼共立美容外科の人気のボルベラXCの料金や手術方法についての詳細はこちら
目の大きさ自体の変化だけではなく、顔全体に立体感が生まれる、優しい印象になる、若々しく見えるなどの複数の理由から、涙袋には魅力的な印象に見せてくれる効果があると言えるでしょう。
目の下の眼輪筋が発達しておらず、涙袋がない場合やもっと目立たせたい場合は3つの方法で作れます。トレーニングやメイク、美容整形の3つです。それぞれにメリットや注意点があるため、自身に合った方法を探してみてください。
このページの監修・執筆医師
新垣 光之(あらかき みつゆき)
略歴
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