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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

コラーゲンとヒアルロン酸の違いは? どうやって補うの?

公開日:2022年01月13日(木)
最終更新日:2023年06月12日(月)

しわ・たるみ
コラーゲンとヒアルロン酸の違い
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コラーゲンとヒアルロン酸は、どちらもきれいな肌を保つために必要な成分です。それぞれ肌の保湿力や弾力に関わる異なる役割を持つことから、どちらかだけではなく、両方をバランス良く保つ必要があります。

この記事ではコラーゲンとヒアルロン酸の違いについて、役割や摂取方法、不足してしまった場合の補い方などを詳しくご紹介します。ぜひ最後まで読んで2つの違いを正しく理解し、美しい肌を目指してみてください!

コラーゲンとヒアルロン酸の違いとは?

コラーゲンとヒアルロン酸は、みずみずしい肌を保つために欠かせません。どちらも肌の構造物の一つですが、その役割はそれぞれ異なります。

人の肌は表面から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」と層を重ねたような構造になっており、肌の美しさは主に表皮と真皮の状態に左右されるものです。

表皮ではターンオーバーにより、真皮との間にある基底膜という部分で新しい細胞が生み出され、肌表面へ押し上げられます。この動きが正常に行われていると、肌のきめが細かくなり、きれいな状態が維持されます。

真皮では約2ミリの厚さの中にメインの組織として線維状のコラーゲンが張り巡らされており、その隙間に水分を含んだヒアルロン酸があります。このヒアルロン酸の量によって、肌のうるおいや弾力、やわらかさが決まり、十分な量があることで美しい肌となるのです。

つまり、肌へ水分を留める際の保湿力や弾力を担っているのがヒアルロン酸。そのヒアルロン酸が肌にある状態を持続させ、働きを失わないようにするための成分がコラーゲンです。

コラーゲンとは?

コラーゲンはタンパク質の一種です。人間の体を構成するタンパク質のうち約30%を占めており、細胞同士を結合させる働きで肌や骨、筋肉などを作ります。

特に多く含まれている部分である肌では、いわゆる「ハリ」を生むために必要な存在として役に立っています。

コラーゲンが不足するとどうなる?

加齢などによりコラーゲンが減るとまず肌にハリがなくなってしまいます。

ハリのない肌は重力の影響を受けて変形しやすく、老化の兆候が起きやすいです。具体的には、以下のような変化が起きる可能性があります。

  • しわ
  • たるみ
  • 毛穴が開く
  • 真皮の厚みが減る

しわやたるみが目立ちやすい場所は目元や口元、首の周辺です。口元の肌がたるんでしまった場合、美容整形での相談も多いほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴライン、二重顎につながります。

真皮の厚みが減ると、まぶたが落ちくぼんだり頬がこけてみえたりするでしょう。首や手の甲の肌の厚みが減ると、血管が浮いて見え、老けて見える原因となってしまいます。

コラーゲンの種類

コラーゲンには人の体内で作られるものと、作られないものがあります。

人の体内で作られるコラーゲンにはI型からV型まで5の種類があり、それぞれの特徴は以下の通りです。

  • I型コラーゲン:骨や皮膚を作り、弾力性や保湿性を持たせる。もっとも多く体内に含まれ、皮膚のコラーゲンの内90%を占める
  • II型コラーゲン:眼の角膜、硝子体、関節、軟骨などに主に含まれる
  • III型コラーゲン:繊維質で組織に柔軟性を与え、血管や子宮などの臓器に含まれる。ベビーコラーゲンとも呼ばれ、乳幼児期には大量に生成されるものの加齢とともに減っていく性質を持つ。I型コラーゲンをサポートする働きとして皮膚組織の生成・再生や、肌の弾力や保湿力、ハリの持続などを助ける
  • IV型コラーゲン:皮膚の表皮と真皮をつなぐ役割を持ち、基底膜に存在する
  • V型コラーゲン:繊維質で組織に柔軟性を与える役割を持ち、血管、平滑筋、胎盤に主に含まれる。コラーゲン全体のうち約5%未満の量しかなく、その働きとしては主にⅠI型、III型コラーゲンの働きを助ける

これらのコラーゲンの割合は成長とともに変化していき、年を取るにつれて全体の総量は減少していきます。生まれた直後はⅢ型コラーゲンが多く約18~50%を占めていますが、時間とともに徐々に減少し、成人になると5%以下になるとも言われているのです。

体内で生成されないコラーゲンには複数の種類があり、原料や分子構造によって以下の4つに分けられます。

  • ゼラチン:食品のコラーゲンを加熱して抽出・精製したもの
  • コラーゲンペプチド:ゼラチンを細かく酵素分解し、低分子化したもの
  • トリペプチドコラーゲン:3個のアミノ酸からできた分子の小さなコラーゲン
  • アミノ酸混合物:コラーゲンタンパク質を完全に加水分解して得られるもの

摂取方法

コラーゲンとヒアルロン酸の摂取方法

コラーゲンの主な摂取方法は、食事で摂る方法、サプリメントで摂る方法、化粧品で肌から摂取する方法の3通りです。

食事

これまでコラーゲンは、口から摂っても体内で分解されてしまうため、体への直接の効果は期待できないとされてきました。

しかし最近では一部の研究により、肌の弾力や、ひざの曲げ伸ばしに関する改善が確認されています。コラーゲンの破片であるコラーゲンペプチドが、体内でコラーゲンを生成する組織の線維芽細胞を増やして働きを助けるという説もあり、効果があるのではないかという説が有力になってきているのです。

口から摂取したコラーゲンをそのまま肌表面に滞在させるのは難しいかもしれませんが、結果的に肌をきれいにする効果を生む可能性があると言えるでしょう。

コラーゲンを多く含む食品は多岐にわたります。大きな分類では動物性食品と海洋性食品があり、骨や皮の部分に多く含まれているものが多いです。

  • 動物性のコラーゲンを含む食品:豚足、牛スジ、鶏皮、豚バラ肉など
  • 海洋性のコラーゲンを含む食品:ウナギ、クラゲ、エビ、スッポンなど

またゼリーなど原料にゼラチンを使用している食品は、コラーゲンを含んでいます。

コラーゲンを直接摂取するだけでなく、体内の線維芽細胞にしっかりとコラーゲンを生成させるために、十分な鉄とビタミンCを摂ることも大切です。

  • 鉄を多く含む食品:しじみ、ほたて、カタクチイワシ、レバーなど
  • ビタミンCを多く含む食品:果物、野菜、いも類など

サプリメント

コラーゲンや鉄、ビタミンCはサプリメントでも摂取が可能です。飲料や錠剤などの形で多数販売されています。

なおアレルギーを持っている可能性がある人は、サプリメントに含まれている成分や量に気をつけてください。重篤なアナフィラキシーが起きたケースもあるため、とりわけコラーゲン濃縮物などを摂取する際には気をつけましょう。体調が悪化しないか十分に注意し、万が一異変がみられる場合はすぐに摂取を中止するべきです。

また安全性についての十分なデータがないため、妊娠中や授乳中は多量の摂取を避けるようにしてください。

化粧品

化粧品によるコラーゲン摂取は、主に肌を保湿する目的で行い、分子の大きさ次第で期待できる効果が変化します。

分子が大きいコラーゲンの役割は、肌表面に留まって肌のうるおいが減らないようにすることです。一方ナノレベルでの小さな分子のコラーゲンならば、角質層まで浸透し肌にうるおいを与える効果が期待できます。ただし、どちらにしても体内で作られるコラーゲンのような、組織の生成・再生や肌のハリを持続させる効果は得られないという点は理解しておきましょう。

ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は水分を蓄える働きを持った、糖質の一種です。1gのヒアルロン酸でおよそ6ℓの水分を保てると言われており、肌や関節部分の細胞間でクッションのような役割を果たして、うるおいに影響を与えています。

ヒアルロン酸が不足するとどうなる?

ヒアルロン酸は保水力がある分、量が少なくなると肌が乾燥してしまいます。

肌のターンオーバーにも関わっており、ヒアルロン酸が減るとコラーゲンの隙間が埋まらなくなってしまうため、できた空間へ老廃物がたまってしまう可能性があります。

ヒアルロン酸の種類

ヒアルロン酸には、大きさの違う高分子ヒアルロン酸と低分子ヒアルロン酸の2種類があり、それぞれの働きに特徴があります。

  • 高分子ヒアルロン酸:自然に存在する、分子量が比較的大きいヒアルロン酸。高い保水力があり、摂取によって肌の細胞分化やバリア機能を助ける。
  • 低分子ヒアルロン酸:人工的に作られた、分子量の比較的小さいヒアルロン酸。人にとって吸収・分解しやすいという性質がある。

摂取方法

ヒアルロン酸の主な摂取方法には、コラーゲンと同様に食事で摂る方法、サプリメントなどで摂る方法、化粧品で肌から摂取する方法の3通りがあります。

食事

食品に含まれるヒアルロン酸は、原則自然界にもともと存在する高分子ヒアルロン酸です。代表的な食材には、フカヒレ、鮭、鶏手羽、山芋、オクラ、納豆、もずくなどがあります。

ただし高分子ヒアルロン酸は、その分子の大きさから腸内環境によっては吸収されづらいと言われているため、食事から摂取することによる肌への効果は期待が薄いかもしれません。

また人の体にあるヒアルロン酸は、グルコースの酸化物であるD-グルクロン酸とN-アセチル-D-グルコサミンを合成して作られます。D-グルクロン酸は食品から摂るのが難しい成分ですが、グルコサミンは先ほどご紹介した食材のほか、カニやエビなどの甲殻類の殻に多く含まれている成分です。

サプリメント

高分子ヒアルロン酸は口から摂取しても効果が出にくいことから、サプリメントでは低分子ヒアルロン酸を利用している製品が多くあります。ヒアルロン酸自体が含まれるサプリメントの他、グルコサミンのサプリメントや食品では摂ることが難しかったD-グルクロン酸を含んだサプリメントも存在するので、普段の食事で足りない成分を補う目的で摂ると良いでしょう。

サプリメントで補うヒアルロン酸は比較的粒子が小さいため吸収効率が良く、肌表面のバリア機能を高める効果が期待できるはずです。

一方で、体内で早く分解されてしまう特徴もあり、成分が長く留まれないという一面も。そのためサプリメントでヒアルロン酸を摂取する際は、あくまでも一時的な効果であり、効果を維持するためには継続的に摂取し続ける必要がある点を考慮しておきましょう。

化粧品

ヒアルロン酸が含まれる化粧品が肌に浸透することにより、角質層をうるおいで満たします。ローションやクリーム、美容液、パックなどに含まれる場合が多いです。コラーゲンと同様に化粧品によって導入したヒアルロン酸は、体内で作られる肌の組織のようにうるおいを長期間継続させることはできません。そのためこちらも保湿効果は一時的であり、維持するためには継続して使用しなければならない方法と言えます。

コラーゲン・ヒアルロン酸と合わせて気にしたい美肌成分

コラーゲンとヒアルロン酸の2つの構造物の他、線維芽細胞やエラスチンなどもきれいな肌のために必要です。

エラスチンは、コラーゲンと同じ線維状のタンパク質であり、伸び縮みする性質があるため肌の弾力に関わります。コラーゲン同士を結びつけて網目状にし、ヒアルロン酸が保たれるのを支えるため、エラスチンが不足した場合はヒアルロン酸の減少に直結します。

一般的な食品から摂取するのは難しいため、補うには水溶性で高純度のエラスチンを配合したサプリメントから摂取すると良いでしょう。美容液など化粧品としてのエラスチンも存在しています。

線維芽細胞は、ヒアルロン酸やコラーゲンを作り出している細胞です。線維芽細胞自体がコラーゲンと結びついて保水力を保つ役割もあります。働きが悪くなるとヒアルロン酸やコラーゲンを作り出せなくなり、老化現象の引き金となる細胞です。

線維芽細胞の働きを助けるには先述の通り、コラーゲンや鉄、ビタミンCを含む食品やサプリメントを口から摂取することが有効と言われています。

コラーゲンやヒアルロン酸などの減少を加速させる要因

コラーゲン不足やヒアルロン酸などの不足は、年齢を重ねるにつれて徐々に起こります。その他にも要因があり、代表的なものとしては紫外線の影響や喫煙の影響などが挙げられるでしょう。

肌は紫外線を浴びると分解酵素を生成します。そのうちの一つがコラーゲンやエラスチンなどを変性させ、しわやたるみの原因となります。

また喫煙をすると、人の体は吸い込んだ有害物質を無害化するために、ビタミンCを大量に消費して活性酵素を作ります。そうすると線維芽細胞が使う分のビタミンCが不足し、コラーゲンを合成できなくなってしまうのです。また発生した活性酵素は、肌の細胞を酸化させてコラーゲンやエラスチンの破壊を引き起こすので、結果的にコラーゲンが不足しやすくなります。

コラーゲンやヒアルロン酸は先にご紹介した方法で摂取するのも良いですが、まずは不足してしまわないように原因となる紫外線や喫煙を避け、減少が加速するのを防ぐことが大切と言えるでしょう。コラーゲンやヒアルロン酸の減少をすぐに解決したい場合は、美容整形での補充もおすすめです。

またコラーゲンやヒアルロン酸などの不足により定着してしまったしわやたるみを解消したい場合は、食事やサプリメント、化粧品での根本的な解決は難しいでしょう。この場合も美容整形での補充し改善するのがおすすめです。

美容整形によるコラーゲン補充

美容整形によるコラーゲン補充は、人の体内にもともとある構造物と同じ物を増やすため、アレルギーさえなければ比較的安全性が高いと言われているメニューです。一定の範囲に皮膚のハリを作って真皮に厚みを持たせる治療のため、いわゆるピンポイントのしわ取りというよりも、目元のちりめんじわなどの細かいしわを改善する効果が期待できます。

ほうれい線の浅いしわや首の横じわ、唇の縦じわなど、比較的浅いしわに悩んでいる人にとっては、悩みを解決できる治療方法と言えるでしょう。

コラーゲン補充の方法は主に、皮膚の中へ直接コラーゲンを注入する方法と、肌の再生能力自体を高めてコラーゲンの生成を促すよう働きかける方法の2つです。生成を促す治療にもさまざまな手法があり、大きく分類するとケミカルピーリング、レーザー、再生療法の3つの方法があります。

コラーゲン注入

コラーゲン注入は、注射などの機器を使用して肌の真皮へコラーゲンを注入する方法です。細かいしわやたるみがある場所へ成分を入れ、ハリをもたせて症状を改善させます。コラーゲンの働きにより構成する組織が再構築され、肌本来のコラーゲンを増やす効果も期待できると言われています。

施術部分にボリュームが出すぎないことから、細かい部分への治療や微調整が比較的容易な方法です。そのため初めての美容整形で不安が多い人や自然な仕上がりにしたい人、過去に行った美容整形を修復したい人などにおすすめです。

注入できる箇所

コラーゲンは人がもともと持っている構造物です。そのため本来存在する場所である、皮膚の真皮層に注入が可能です。

  • 目尻
  • 目の下
  • おでこ
  • 眉間
  • 鼻根部
  • 口上
  • 口角

などの真皮層に注入でき、細かいしわや浅いしわを改善できます。

注意点

コラーゲン注入の効果は永続的ではありません。人がもともと持っている構造物だからこそ、時間とともに徐々に体内へ吸収され、効果が衰えてしまうものです。

一般的には、注入後の2週間~1カ月程度の期間がもっとも良い効果が現れ、3カ月~6カ月程度で消えていきます。繰り返すとだんだんと持続期間が伸びてはいくものの、完全に注入をやめてしまうともとの姿に戻ってしまいます。

また注入したコラーゲンは人為的に溶かすことができません。術後の姿が万が一予想と大きく違った場合でも、成分が自然に分解されるまで待つ必要があり、すぐに元に戻すことができないため、事前のカウンセリングなどでしっかりとシミュレーションを行うことが大切です。

副作用には腫れ、赤み、一時的な内出血などが挙げられます。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、薬剤を肌の表面に塗りマッサージをしながら真皮部分へ導入し、皮膚の深部におけるハリ不足を解消する方法です。

肌に薬剤を塗るだけなので、注射などで肌を傷つけたくない人におすすめです。薬剤の成分によっては美白の効果を得ることもできます。

美容整形では医療機関専用のPRX-T33という薬剤を使う場合が多く、マッサージピールやコラーゲンピールという通称でも知られています。

その成分としては

  • 高濃度のトリクロロ酢酸(TCA)
  • 過酸化水素水
  • コウジ酸

の3種類があり、これらが線維芽細胞を刺激することでコラーゲンの生成が促されます。なおコウジ酸は美白に効果がある成分です。

共立美容外科でもマッサージピール「PRX-T 33」を取り扱っています。

 

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施術できる箇所

注射などで特定の部位に注入する場合と比べると、ケミカルピーリングでは比較的広範囲を一つの単位として施術できます。

部位の制限は少なく、

  • 顔全体
  • デコルテ
  • おなか(妊娠線)
  • お尻

などが一般的な施術箇所で、その他、手の甲や首にも施術可能です。

注意点

治療後は肌が敏感になるため、過度なダメージを与えないように注意する必要があります。まれに色素沈着や瘢痕(はんこん)が起きる可能性があるため、紫外線対策として日焼け止めなどでカバーする他、摩擦や他の薬剤などからの刺激も避けた方が良いでしょう。

またケミカルピーリングでは腫れ、赤み、乾燥、皮むけ、肌のピリピリ感、薬剤へのかぶれなどの副作用が起きる可能性があります。

レーザー治療

レーザー治療は、照射によって真皮の中層付近に熱エネルギーを与え、線維芽細胞を刺激してコラーゲンの生成を促進する治療です。熱エネルギーによって肌が45度程度に温められることで、もともとあるコラーゲンの繊維も増加するため、引き締まる効果も期待できます。

施術直後に皮膚が張るような感覚が出る場合もありますが、その後数カ月をかけてしわが改善していきます。数カ月ごとに繰り返し治療するのが一般的です。

注入できる箇所

多くのクリニックでは、レーザー治療を顔全体に対して行っています。照射自体はピンポイントで行える治療法のため、より細かく気になる部分を改善できるでしょう。

注意点

まれなケースですが、筋肉痛のような痛みが数日続くこともあるようです。また照射した部分は入浴後のような火照りが一時的に残ることがあります。

その他の副作用は内出血、赤み、かゆみ、痛み、だるさ、乾燥、発熱などです。

再生療法

再生療法は患者本人から採取し、培養や濃縮をした組織を再び注入する美容整形術です。細胞や組織に含まれる成長因子を利用して線維芽細胞を活性化することで、コラーゲンの生成を促します。成長因子には傷を治そうとする働きもあるため、ニキビ跡などをきれいにする効果も期待できます。

効果は数カ月で安定していき、真皮の厚みが増えてしわやくすみが目立ちづらくなっていきます。

共立美容外科の再生療法では、血小板を利用する方法を採用しています。

 

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治療できる箇所

再生療法の場合も、顔全体に対して行っているところが多いです。傷を修復する効果を生かして、妊娠線や肉割れなどの治療を行うケースもあります。

注意点

再生療法は数日間腫れてしまう場合がある他、まれなケースですがしこりができる場合があります。事前に治療後のケアや相談窓口があるかどうかを確認しておくことをおすすめします。

一般的な副作用は赤み、発疹、かゆみ、肌のヒリヒリ感などです。

美容整形によるヒアルロン酸補充

ヒアルロン酸を補充するとその部分にボリュームを出すことができ、リフトアップや肌のくぼみを改善する効果が期待できます。コラーゲン補充では難しかった、深いしわを伸ばすことも可能です。コラーゲンと比べて持続期間も長く、一般的には半年〜2年ほど持続すると言われています。

アレルギーの心配もなく即効性や持続性が高いため、ヒアルロン酸補充は幅広い人にとってメリットが多い手術と言えるでしょう。加齢による変化に悩んでいる人には、特におすすめの治療方法です。形を形成できるため、体や顔のパーツのボリュームアップにも活用できます。

なおコラーゲンとは対照的に、ヒアルロン酸補充の方法は1つの種類に特化しており、針による注入が一般的です。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、先端の丸い特殊な針でヒアルロン酸を肌の内部へ注入し、その後に注入部位を周囲の組織となじませて形態を整えます。

万が一トラブルが起きてしまった場合や元の状態に戻したい場合に薬剤で溶かせることも、ヒアルロン酸注入が人気の施術である理由の一つです。簡単に元に戻せるため、比較的手軽に行える美容整形と言えるでしょう。

注入できる箇所

肌の状態を改善する目的の場合は、以下のような箇所に注入するのが一般的です。

  • 顔の深いしわ(ほうれい線、マリオネットライン、ゴルゴライン、眉間)
  • 頬の窪み
  • 目の下のくぼみ

またボリュームアップ目的では、以下のような箇所に注入する場合もあります。

  • おでこ
  • こめかみ
  • 涙袋

注意点

ヒアルロン酸と同じぐらい有名なしわの治療にはボトックスがありますが、この2つはまったくの別物です。ボトックスには表情筋の過剰な働きを抑制する効果があり、表情によって肌が動いてしわができるのを防ぎます。

症状によっては2つの施術を組み合わせることで高い効果をえられる場合もあるので、両方を受ける場合は、それぞれの効果を理解した上で施術を受けてください。

また注入するヒアルロン酸自体はさまざまなメーカーから出ており、残念ながら中にはトラブルが多いものも存在しています。ここで言うヒアルロン酸注入のトラブルとは、日常生活に支障が出たり、理想と違う形になってしまったりすることです。最悪の場合は注入したヒアルロン酸を除去しなければならなくなってしまいます。

本来ヒアルロン酸は人の体に吸収される成分のため、半永久的な効果をうたっているものなどは、不自然な成分が入っていることを疑った方が良いかもしれません。ヒアルロン酸注入を受ける場合は、成分を良く調べて、純度の高いものを選ぶことをおすすめします。

なおヒアルロン酸注入の一般的な副作用は、1日程度の赤みや、数日間のむくみなどです。

すぐに効果を出したいなら美容整形がおすすめ

コラーゲンやヒアルロン酸は食事やサプリメント、化粧品でも取り込める成分です。しかしながら外部から摂取した成分に、肌が本来持つコラーゲンやヒアルロン酸と同じ役割を担わせるのは難しいため、不足してしまうのを防ぎながら、長期的にコツコツと摂取することが大切です。

またすぐに効果を得られ一定期間持続できる方法として、美容整形という手段も検討してみてください。

共立美容外科の場合は、コラーゲンやヒアルロン酸を補充するための施術をいくつかのメニューの中から選べます。複数のメニューがあるため、あなたの肌の状態やお悩みに適した治療を受けることが可能です。

コラーゲン補充ならば本記事でご紹介したマッサージピール「PRX-T33」の施術や、血小板を採取して濃縮・再注入するPRP皮膚再生療法を行っています。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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