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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ブタ鼻は治せる?ブタ鼻になる原因や理想の鼻に近づく方法を解説

公開日:2022年11月26日(土)
最終更新日:2023年06月14日(水)

鼻の整形
鼻を触っている女性
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鼻は顔のパーツの中でも印象を左右する大事な要素の一つ。下からのぞいたように鼻の穴が大きく見えてしまうブタ鼻は、鼻の穴が目立ってしまうため、コンプレックスに感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではブタ鼻の概要や原因について解説します。セルフケアの方法や気になる美容整形も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

日本人に多いブタ鼻の特徴

豚鼻の原因を説明する看護師

ブタ鼻とは、小鼻や鼻柱(左右の鼻の穴の間に位置する部分)が未発達だったり、鼻先が上を向いたりしている状態のことで、アップノーズとも呼ばれます。
鼻の穴は正面から見たときに、小鼻の下から少し見えるくらいのバランスが良いとされていますが、ブタ鼻の場合は見える鼻の穴の面積が大きいため印象に大きく関わります。

鼻の穴が大きく見えてしまう要因の一つが、鼻中隔(びちゅうかく)の長さです。鼻中隔とは鼻柱の中にある軟骨のことで、鼻の長さや高さ、向きを決める重要なパーツです。一般的に、鼻中隔が長いと鼻が高く見えますが、ブタ鼻でお悩みの方は鼻中隔が比較的短い人が多い傾向にあります。

実はブタ鼻は、欧米人などと比較すると相対的に日本人に多く見られます。鼻中隔が短かったり、鼻自体が小さめだったりするのは、アジア人の骨格の特徴でもあるからです。

 

団子鼻との違い

鼻のコンプレックスでブタ鼻と一緒によく挙げられる団子鼻。鼻全体が大きく見えるのが特徴で鼻の穴も大きく見えがちなので混同されますが、原因や解消方法は異なりますので両者の違いについて知っておきましょう。

団子鼻とは、鼻先に丸みがあり横に広がっている状態のこと。鼻先が低い人に多く見られるところはブタ鼻と共通しています。鼻筋から鼻先にかけて、全体的に厚い脂肪が覆いかぶさっているため、のっぺりとした印象を持たれやすいです。
そのため、美容整形を行う場合は骨格へのアプローチもしくは脂肪を全体的に減らすような施術を行います。

 

 

美しい鼻の条件とは?

美しい鼻の条件を説明する看護師

顔の中心にある鼻は、印象を左右する大切な部位です。高さや長さ、角度などさまざまな要素で成り立っているため、全体のバランスを整えることも重要です。
ここでは理想の鼻の形としてよく挙がるポイントについて、解説します。

 

鼻の高さ

高い鼻はスッキリした印象になり、華やかさもあります。
ただし、高すぎる鼻は高圧的なイメージを与えてしまうため、ほどほどの高さ(角度)が望ましいです。鼻先と眉間、額を線で結んだ際の角度(鼻前頭角)が、115度〜130度くらいになるのが理想的でしょう。
また、横顔の美しさの基準に「Eライン」があります。Eラインとは、鼻先から顎にかけて一直線で結んだ線の事で、この線のなかに口元が収まっていると美しいとされています。
鼻にある程度の高さが出ると、きれいなEラインができやすいです。

 

鼻筋の反り

鼻筋は横から見た顔の印象に影響します。直線もしくは少しノの字に反っているのが理想です。また、鼻筋が曲がっていると正面から見たときにアンバランスさを感じるので、鼻の付け根からまっすぐに鼻筋が伸びているかも重要です。

 

鼻先のシャープさ

鼻先は丸みがあると団子鼻のようにのっぺりとした印象になってしまうため、ある程度シャープさが求められます。鼻を下から見たときに、鼻の穴の両端と鼻先を結んだ線が正三角形に近いとバランスが取れていると言えるでしょう。

また、あえてツンとした印象にしたい場合は、鼻先を少し鋭角にすると、外国人のようなシュッとした顔つきに近づきます。

 

顔全体のバランス

鼻の大きさは縦・横それぞれの黄金比があります。
鼻の縦の大きさは、生え際から顎下までの長さを1としたときに、以下のパーツがそれぞれ1/3程度に収まっているのが望ましいです。
 

  • 生え際から眉毛の下
  • 眉毛の下から鼻先
  • 鼻先から顎下

 
また、鼻の横の大きさは唇と比較します。小鼻の大きさは唇に対して2/3程度であることが理想です。黄金比は大きすぎても小さすぎてもバランスが悪く見えてしまうので、ちょうど良い大きさが望ましいとされています。

 

ブタ鼻になる原因とは?

先述の通り、ブタ鼻の要因はアジア人特有の骨格にありますが、後天的な要因ももちろんあります。ここでは普段の生活でブタ鼻になりうる要因について解説します。

 

うつぶせ寝

鼻は眉間から鼻筋の真ん中にかけて鼻骨がありますが、それ以外は軟骨で形成されています。また、その上には脂肪の層がかぶさっている状態。そのため、うつぶせ寝のように毎日長時間鼻を枕に押し付けると、鼻への圧力で軟骨が変形してしまうことがあります。

枕はやわらかく低反発なものも多いですが、圧力自体は避けられませんのでうつぶせ寝を習慣にするのは控えましょう。

 

鼻の脂肪増加

体重増加によって鼻に余分な脂肪が付き、印象が変わってしまうことがあります。
脂肪細胞は小鼻に比較的多く分布しているため、脂肪が取り込まれると小鼻に付きやすく鼻全体が大きく見えます。小鼻が横に広がることで、今まで気にならなかった鼻の穴が目立ち始めるなどのケースもあるようです。

 

ブタ鼻の解消を目指せるセルフケア

ブタ鼻は骨格的な要因である可能性もあるため、セルフケアの方法は限られます。とはいえ手軽に始められることが多いので、まずは始めてみましょう。

セルフケアでブタ鼻対策を行うには下記のようなメリットがあります。

  • お金があまりかからない
  • 隙間時間にできる
  • 誰にもバレずに行える

 
詳しい方法は後述しますが、ブタ鼻対策で必要になるアイテムは安価なものが多いです。
また、美容整形のようなダウンタイムもないため、ブタ鼻対策が周囲にバレにくいのがメリットと言えます。

一方で、セルフケアにはいくつかデメリットもあります。

  • 効果が一時的
  • 鼻全体のバランスが悪くなってしまうことがある
  • 鼻が傷つき、炎症を起こすことがある

 
基本的にノーズクリップには、一次的な作用しか期待できないため根本的な解決とはなりません。また、衛生面や使い方に気を付けないと感染が起こったり、鼻の穴の奥に器具が入るなどのトラブルになったりします。

 

代表的なセルフケア①クリップで鼻を留める

クリップで小鼻をつまみ、装着時の鼻の形を矯正する方法です。
具体的には、横に広がった小鼻を狭めたり、のっぺりした印象の鼻先をシャープにしたり、鼻を高くしたりできるという商品説明が見受けられます。

また、鼻の穴に器具を入れて鼻先に高さを出す「鼻プチ」という商品もあります。
鼻プチは、鼻柱を挟むようにして取り付けるタイプや小鼻に沿って鼻の穴の内側に貼るタイプなど、さまざまです。ばねの力で鼻を引っ張り長さや高さを出すので、人によってはブタ鼻が目立ちにくくなることもあります。

ただし、使い方によって弊害を生むことがあるため注意が必要です。
具体的に気を付けるべきポイントについて、ご紹介します。

 

推奨の装着時間を超えて使わない

外側に付けるノーズクリップには、目安の装着時間があります。テレビを見ている間や家事をしている間など隙間時間に行えるので便利ですが、気が付いたら目安の時間を大きく超えていたということもよくあります。

ばねの力が強いクリップの場合、鼻に過度の圧力が加わり続けてしまい、痛みが生じたりクリップの跡がついてしまったりすることがあるため、装着時間は必ず守りましょう。

 

息苦しいときは無理せず中止する

鼻をきれいに見せることも大切ですが、鼻には呼吸器としての大切な役割があります。
ノーズクリップの装着を続けることで口呼吸の習慣ができてしまうと、筋力が低下してしわやたるみが出来てしまうのでかえって顔にとってはマイナス。息苦しさを感じる場合は、すぐに中断して少しずつ慣らしていきましょう。
ノーズクリップには、就寝時ずっとつけていられる呼吸サポート機能が付いた商品もあります。
どのタイミングで使用するかを考えたうえで、ライフスタイルに合ったノーズクリップを選ぶのもおすすめです。

 

水洗いOKやケース付きの商品を選ぶ

肌トラブルを避けるためにも、ノーズクリップや鼻プチの衛生面には気を使いましょう。パーツが外せるものや、全て水洗いできるものなどを選ぶとストレスなく使用し続けられます。
外出先でも使いたい方は、持ち運びができるケースが付いているものを検討してください。

 

代表的なセルフケア②メイクでカバーする

正面から見たときの鼻の穴の大きさが気になる方は、ハイライトを部分使いして目線を分散させるのも一つの手。今日からできるメイク術をご紹介します。

<正面からみた鼻の穴の印象を緩和するメイク術>

  1. コンシーラーを鼻の穴の入り口に塗り、穴の面積を小さく見せる。ペンタイプなら塗りやすくておすすめ
  2. 眉頭から鼻根のくぼみにノーズシャドウを入れる
  3. 眉頭から鼻根のくぼみにノーズシャドウを入れる
  4. 眉間から鼻筋にかけてハイライトを指でのせる。鼻を立体的に見せて、鼻筋のハイライトに視線を集める
  5. 鼻の先端と上唇の山にもハイライトを軽くのせる。鼻の下の距離を狭める効果で、鼻の穴を目立ちにくくさせる

 
鼻全体の印象をシャープにしたい場合は、2の工程でくぼみにいれたノーズシャドウを小鼻に向かって薄く伸ばしましょう。鼻に立体感を出すには、肌より少し暗めの色を選ぶと良いです。
ノーズシャドウがない方は、ベージュ系のアイブロウで代用してみましょう。濃すぎると悪目立ちしてしまうので、ブラシで軽くなでる程度にして下さい。

 

ブタ鼻の解消にマッサージは有効?

鼻をマッサージしようとする女性

マッサージにはむくみを取ったり老廃物を流したりする効果がありますが、結論から言うとブタ鼻に関してはあまり有効な方法ではありません。

巷にはセルフで行う骨格マッサージや鼻の穴に指を入れて筋肉をほぐす方法などが紹介されています。ただ、強い圧力を加えることで軟骨が変形してしまったり、かえって鼻の皮膚が分厚くなったりするので、無理なマッサージは鼻を大きくしてしまうリスクがあります。

 

ブタ鼻を解消する美容整形

鼻中隔が短いのはアジア人特有の骨格なので、生まれつきブタ鼻に悩んでいる方は、美容整形で根本的なアプローチをする方法もあります。
美容整形ではどのような手術方法があるのか、ここでは共立美容外科で行っている施術を例に解説します。

 

切らない方法①ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸を鼻筋に入れて鼻に高さを出すことで、鼻の印象をスッキリさせる方法です。
鼻に高さが出ることで、鼻の穴が目立ちにくくなります。

ヒアルロン酸は鼻根から鼻先の手前まで注入できます。鼻先は、皮脂腺や血管が多く誤注入や壊死の危険も高いため、ヒアルロン酸の注入を推奨していないクリニックがほとんどです。そのため、鼻先をシャープにしたい場合は、別の施術と合わせて行う必要があります。

治療時間は10分程度、通院回数は1回、針穴や赤みは1日程度です。

注射を打つ際の痛みに配慮して極細の針が使用されていますが、それでも心配な方は「マイクロカニューレ」という針も選べます。
マイクロカニューレとは、針がやわらかく針先が丸いため内出血がしにくい特長があります。また、針穴が横に付いていてヒアルロン酸を注入したい方向を医師がコントロールしやすいです。

鼻に注入するヒアルロン酸は皮膚を持ち上げて支える必要があるため、ある程度固い素材を使用します。
共立美容外科では、次の3種類から選ぶことが可能です。

 

クレビエル

クレビエルは高濃度、高密度のヒアルロン酸です。一般的にしわ治療に使われるヒアルロン酸の濃度が20〜28mg/mlなのに対してクレビエルは50mg/mlもの濃度があります。そのため体内での分解速度も遅く、12〜15カ月程度効果が持続します。

ヒアルロン酸と聞くと、化学物質を体内に入れることに抵抗感のある方もいますが、クレビスは分子を接着する架橋剤(かきょうざい)が少ない性質があります。そのため、不純物が少ない点とヒアルロン酸の分子量が他よりも多いことがメリットです。

 

ボリューマ XC

こちらも高濃度・高密度のヒアルロン酸です。高分子量のヒアルロン酸と低分子量のものを混ぜることで、高密度な構造にしています。水分の吸収率が低く膨張しにくいので、施術直後の形を保つことが可能です。
酵素分解のスピードも遅いので、個人差はありますが24カ月程度効果が持続すると言われています。

また、麻酔液入りであるのも特長的です。アストラゼネカ社の麻酔液がヒアルロン酸を注入する際に一緒に取り込まれるので、注射の痛みが心配な方に向いている製品となっています。

 

ボラックス XC

ボラックスはボリューマ XCと同じアラガン社のヒアルロン酸です。ヒアルロン酸濃度が25m/ml3つの中で一番硬い製剤のため顔面における悩み解消を目的として厚生労働省から製造販売承認を得ている商品で、皮膚のたるみやしわ改善、フェイスラインの形成に使用されています。硬い製剤のためしっかりと鼻に立体感を出したい方におすすめ。
分解耐性も高く、18カ月以上持続します。

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▼共立美容外科の人気の鼻のヒアルロン酸の料金や手術方法についての詳細はこちら

 

 

 

切らない方法②プチスレッド・ノーズアップ

医療用の溶ける糸を左右の鼻の真ん中にある鼻柱に4本、鼻筋に4本ずつ挿入する、プチスレッド・ノーズアップと呼ばれる方法です。鼻柱に入れた糸が上を向いている鼻先を引っ張るため、正面から見た鼻の穴の面積が小さく見えます。

糸は、インジェクターを使って鼻軟骨の上にある皮下組織に挿入。医師が鼻をつまみながら行うため、糸がつまんだ高さをキープしようと接着剤のように作用し鼻に高さが出る仕組みです。
施術方法は、まっすぐ挿入する「ストレート法」と交差させて挿入する「クロス法」の2種類があり、鼻の形に合わせて決定されます。

プチスレッドと呼ばれる糸はとどまりやすいように、両先端がほうきのように広がり、胴の部分にはコグというとげがいくつか付いています。糸には弾力性があるため、突っ張りすぎる感覚は少なく、筋肉に合わせてしなやかに動いてくれるのもプチスレッド・ノーズアップの特長。

先述したヒアルロン酸注入に加えて、鼻先も調整したい方はこの施術を併せて行うのもおすすめです。

治療時間は約10分、通院回数は1回程度、針穴や赤みは1日程度で治まります。ダウンタイムはほとんどありませんが、鼻先が内出血することがあり、鼻先に触れたときの鈍い痛みは5〜7日ほど続きます。

また、プチスレッドは約半年ほどで体に吸収されるため、継続的に鼻の高さや向きを維持したい方は後述の方法も検討してみてください。

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▼共立美容外科のプチスレッド・ノーズアップについての詳細はこちら

 

 

 

手術する方法①プロテーゼ

プロテーゼとは、シリコンでできた医療用の人工軟骨のこと。アレルギー反応を起こしにくく、やわらかい素材のため見た目の違和感もほとんどありません。
鼻筋から鼻先にかけて挿入することで、高さや角度、シャープさを調整してブタ鼻を改善します。

プロテーゼは基本的に、カウンセリングを元に一人ひとりに合った形に医師がハンドメイドで制作します。プロテーゼを形成するポイントは、幅・高さ・反りの3点。顔全体のバランスとコンプレックスに感じている部分にどうアプローチするかをイメージしながら相談して決めていけるのが、共立美容外科のプロテーゼの特長です。

プロテーゼは、L字型、I字型、中間型の3種類があり、ブタ鼻を解消する場合は鼻先をしっかり持ち上げることができるL字型が適しています。ただしL字型は鼻先にトラブルが現れる可能性に留意しなければなりません。
例えば、高さを出し過ぎると鼻先の皮膚が薄くなりプロテーゼが露出することがあります。また、施術に長けた医師でないと不自然に鼻先が尖って見えたり鼻の穴がかえって大きく見えてしまったりします。

鼻の大きさによってL字型では大きすぎる場合は、I字型プロテーゼと後述の「耳介軟骨(じかいなんこつ)移植」を組み合わせる方法も検討してみましょう。

手術時間は10~15分程度、通院回数は手術、抜糸、一カ月検診の3回です。2~3日は禁酒してください。

 

挿入方法はオープン法とクローズ法から選ぶ

プロテーゼを挿入するには、鼻を切開する必要があります。とはいえメスを入れるのはわずか5mm程度ですので、傷跡はほとんど目立ちにくいです。ここではオープン法とクローズ法の概要について紹介します。

オープン法とは鼻柱をV字やZ字に切開し、持ち上げた皮膚の間にプロテーゼを挿入する方法です。局所麻酔または全身麻酔をするので、施術中痛みを感じることはありません。切開後は医療用の糸で縫合し、10分程度冷やして終了です。
施術部分は鼻の下の目立ちにくい所なので、正面からはほぼ見えません。傷跡は約3カ月程度でほとんど分からなくなります。

一方クローズ法は、鼻の穴の中を切開します。切開部分を剥離したのちプロテーゼを挿入。そのあとはオープン法と同様の流れです。
クローズ法のメリットは手術直後でも傷が目立ちにくい点です。

挿入するプロテーゼの形や鼻の形によってどちらにするかを決めますが、傷跡が少しでも目立ちにくい方が良い場合は、カウンセリング時にクローズ法で行いたい旨を伝えましょう。

 

ヒアルロン酸との違い

鼻筋を高くする方法として、ヒアルロン酸注入もご紹介しました。ではヒアルロン酸と比較した場合、プロテーゼを選ぶメリットは何でしょうか。

ヒアルロン酸とプロテーゼの大きな違いは、高さの出しやすさです。ヒアルロン酸はどんなに固い素材を選んでも、表面張力が働いてしまいます。つまり、ある程度高さをしっかり出そうと思うと、横にも広がってしまうので鼻全体が大きくなってしまうのです。
一方プロテーゼはシリコン素材なので、骨にしっかりと乗り、広がることもありません。

そのため、高さをしっかり出したい方はプロテーゼを選ぶようにしましょう。

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▼共立美容外科の人気の鼻のプロテーゼの料金や手術方法についての詳細はこちら

 

 

 

手術する方法②耳介軟骨移植による鼻尖形成/鼻中隔延長

耳介軟骨移植は、耳珠(じじゅ)と呼ばれる部分もしくは耳甲介(じこうかい)から軟骨を採取し鼻に移植する方法です。軟骨を採ることで、耳の形が変わったりすることはありません。ほとんどは耳珠から採取しますが、大きい軟骨が必要な場合は耳甲介から採ることもあります。

鼻先に軟骨を入れてシャープさ・高さを出す「鼻尖形成術」と、鼻の一番先端にある鼻中隔に軟骨を付けて長さを出す「鼻中隔延長術」から、自身の鼻に合った手術を選びます。
耳の軟骨を入れる場所によって上向きの鼻を下に向ける、鼻先を高くする、鼻柱を下に降ろす調整ができるのでブタ鼻を解消したい人に適した施術です。

ただし、耳から採る軟骨の量では鼻先と鼻筋の両方を高くすることはできないため、全体のバランスを考慮し、I字型プロテーゼとの併用をする事例も見られます。また、L字型プロテーゼの角の上に軟骨を重ねて、軟骨を鼻の皮膚とプロテーゼのクッションとして使用する場合もあります。

手術時間は1時間程度、手術と抜糸の2回通院が必要です。鼻と耳の両方を切開するためダウンタイムは比較的長めです。次項で詳しく解説します。

 

耳介軟骨移植のダウンタイム

耳介軟骨移植は耳と鼻の両方にメスを入れるため、それぞれダウンタイムがあります。
まず耳ですが、血だまりによる耳組織の壊死を防ぐために5日間圧迫固定を行います。
耳にガーゼがついて少し目立ちますが、もし周囲から何か聞かれた際は「ピアスの穴にトラブルがあった」などと返答すればさほど問題ありません。
抜糸とともにガーゼを取り、耳への処置は終了です。

鼻も耳と同様、5日ほどテープで圧迫固定をします。化粧は1週間ほど経過したら行えますので、それまでの間に外出する際はマスクなどを着けて過ごしましょう。
鼻の腫れは約2週間続きます。人によっては2〜3カ月程度むくみを感じる方もいますが、他人から見ても気が付かない程度です。

血の巡りが良くなることはしばらく避ける必要があります。
入浴時の注意点は、次の通りです。

  • シャンプーは抜糸まで不可
  • ただし耳や鼻を濡らさなければ、翌日からシャワーはOK
  • 基本的に入浴は1カ月間避ける。温まらない程度なら2週間後からOK

 
また運動も軽いものなら2週間後から、激しい運動は2カ月後からを目安にしましょう。

耳介軟骨移植のバナー

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美容整形のメリット・デメリット

ブタ鼻はさまざまな美容整形で改善できます。共通して言えるメリットは次の通りです。

  • 施術後すぐに効果が実感できる
  • なりたい鼻の形になれる
  • 全体のバランスを整えることができる
  • (施術によって)根本的にブタ鼻を解消できる

 
美容整形ではブタ鼻を解消するだけでなく、理想とする鼻に近づけることができます。場合によっては、鼻筋や小鼻など鼻先以外の部位への施術を行うことでブタ鼻を解消することもできるため、自分にはどのような方法が合っているかカウンセリングを受けてみましょう。

ただし、美容整形には下記のようなデメリットもあります。
 

  • 費用が高い
  • 施術内容によっては効果に期限がある
  • 一度決めた形を変えることが難しい場合もある

 
セルフケアと比べると、費用は高くなります。
また美人といわれる顔にはある程度流行りもあるため、「やっぱりこういう印象にしたい!」と思っても、施術内容によっては変えにくい場合もあります。
大きな施術をすることに不安がある方は、ヒアルロン酸注入やプチスレッド・ノーズアップなどの体に吸収されるタイプの施術を選ぶと良いでしょう。

なお、カウンセリング力と提案力、技術力の3つが備わったクリニックでないと、理想とかけ離れた鼻になってしまうリスクもゼロではありません。

施術の金額だけでクリニックを決めるのではなく、疑問や不安に対して適した返答がもらえるか、施術実績は多いかなどを総合的にみて判断するようにしましょう。

 

 

ブタ鼻に悩んでいる方はぜひ共立美容外科へご相談ください

共立美容外科では、一般外科を経験したベテラン医師のみがカウンセリングから手術までトータルで担当します。解剖医学にのっとって一人ひとりに適した施術方針を相談しながら決めることができるため、不安な点や疑問点はすぐに解消できます。

鼻は顔の印象を左右する大切なパーツ。ブタ鼻がコンプレックスで正面から顔を見られたくないと悩んでいる方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    日本美容外科医師会理事
    日本美容外科学会認定専門医

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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