人中短縮手術の失敗リスクと対処法を解説
最終更新日: 2023年12月22日 (金)
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鼻の下の長さがコンプレックスの方、年齢とともにのっぺりとした顔になってきた…とお悩みの方は、美容クリニックの人中短縮手術を検討してみませんか?
人中短縮手術は、鼻の下の余分な皮膚を切開して鼻下の長さを短くするだけでなく、唇が上向きになって、ふっくらとした唇になれる一石二鳥の手術です。
しかし一方で、人中短縮手術の仕上がりに満足できなかったという失敗例も起きています。
本記事では、人中短縮手術の手術後に起こり得る5つの失敗リスクと万が一失敗した時の対処法、副作用や注意点について解説します。
人中短縮手術で起こり得る5つの失敗リスク
人中短縮手術は鼻の下の距離が短くなるのと同時に、ふっくらした唇を手に入れることができる人気の手術ですが、失敗するケースも増えています。
では早速、5つの失敗リスクをみていきましょう。
1)傷跡が残る(肥厚性瘢痕)
術後の赤みや傷跡はよくあるダウンタイムの症状ですが、まれなケースとして時間が経っても赤い傷跡が残り、「肥厚性瘢痕」という状態になってしまうことがあります。
手術をした担当医に症例経験が少なく、切開・縫合技術が不十分な場合は、術後の縫合跡が目立って傷跡が残ってしまう可能性があるため注意が必要です。
人中短縮手術に限らず手術後の傷跡がきれいに消えるかどうかは、ほとんどが医師の腕にかかっていると言っても過言ではありません。
人中短縮手術を受ける際には症例経験が豊富にあり、切開・縫合技術に優れた形成外科医に依頼するのがおすすめです。
また、体質も傷跡の改善スピードに影響します。ケロイド体質の方は炎症が強く出やすく、傷跡の範囲が広くなり、目立ってしまうことがあるため注意しましょう。
2)小鼻が広がった
人中短縮手術では鼻の下にある皮膚が下向きに引っ張られることから、医師の手術方法によっては術後に小鼻が横に広がったように感じる方がいます。
鼻と唇の距離が長く、元々小鼻が比較的大きい方は短縮する量が多くなるため、小鼻が横に広がりやすく、鼻の穴が目立ってしまうリスクが高くなります。
せっかく鼻と唇の距離が縮まっても、小鼻が広がり正面から見た時に鼻の穴が見えるようになると、それが新しい悩みになってしまうかもしれません。
人中短縮手術を受ける際は、小鼻が広がらないように調整する技術があり、症例経験が豊富な医師を選ぶことが大切です。一時的な小鼻の広がりは起こりえますが、約1ヶ月で目立たなくなるでしょう。
鼻の下の長さと小鼻の大きさのどちらもお悩みなら、人中短縮手術と「小鼻縮小切開」を一緒に受けることで鼻下が短くなり、小鼻も小さくなります。
顔のバランスと鼻の印象は一人ひとりによって異なります。希望のイメージに近づくために、信頼できるクリニックのもと自分に合った治療法を提案してもらいましょう。
3)鼻柱・鼻先が下向きになった
人中短縮手術では鼻の下の余分な組織を切除します。鼻の下の皮膚が下向きに引っ張られるため、鼻柱・鼻先も若干下向きになることがあります。
医師はバランスを見ながら手術をするため、鼻柱・鼻先の印象が変わらないことがほとんどですが、人によっては鼻柱(左右の鼻の穴の間)・鼻先が下向きになった…と感じる方もいます。
鼻と唇の距離を縮める量が多いほど、鼻柱・鼻先が下向きになったり、鼻先が低くなったと感じたり、鼻下に違和感を覚えるケースが多いようです。
技術力のある医師であれば、切開・縫合の方法によって鼻柱・鼻先が下向きにならないように調整することができます。事前のカウンセリングで相談しておくのがおすすめです。
4)上唇が厚くなりすぎた
人中短縮手術では鼻の下の皮膚を下向きに引っ張り、上唇は上向きに引っ張ります。そのため、術後は鼻下が短くなり、上唇はふっくらと上向きになる効果が期待できます。
元々上唇が薄い方は手術後のふっくらした上唇に満足できることが多いですが、元の唇が厚めの方は術後に上唇が厚くなりすぎた…と気になる方もいるようです。
元の上唇が比較的厚い方は、カウンセリング時に「上唇はあまりめくり上がらないようにしたい」と医師に相談するようにしましょう。
一度切開した皮膚は元の状態に戻すことはできません。希望のイメージを担当医と入念に話し合って意思疎通しておくことが大切です。
5)口が閉じにくくなった
人中短縮手術では上唇が上向きに引っ張られるため、皮膚を切りすぎた場合、術後に口が閉じにくくなってしまうケースがあります。
特に鼻と唇の間を短縮する量が多い場合、ガミースマイル(笑ったときに歯ぐきが露出する)の方は、術後に口が閉じにくくなることがあります。
なお、ガミースマイルではない方が人中短縮手術の後にガミースマイルになってしまうリスクはありません。
人中短縮手術に失敗した時の対処法
人中短縮手術はメスを使って皮膚を切除しますので、切りすぎた皮膚を元に戻すことはできません。
クリニック・医師は十分に注意して選ぶことが重要です。
術後の傷跡が目立って時間が経ってもなかなか消えない場合は、ステロイド注射または傷跡修正をして対応することになります。
手術後に十分に距離が短くならなかった場合は、再度手術を受けることで長さを調整することができますので、クリニックの担当医に相談するとよいでしょう。
人中短縮手術で失敗しないクリニック選び
人中短縮手術で失敗しないためには、事前にクリニックの症例数、実績、医師のスキル、評判などをしっかり確認しておくことが大切です。
万が一、仕上がりが気に入らなかったとしても、メスで切除した皮膚を元に戻すことはできません。カウンセリング時に医師に希望のイメージを明確に伝える必要があります。
「鼻の下をとにかく短くしたい!」という強い思いから手術で人中を短くしすぎてしまうと、顔全体のバランスが崩れてしまうリスクがあるため要注意です。
人中短縮手術で切りすぎてしまうリスクを避けるためにも、安全な範囲内で適切な量の組織を切除してくれる手術経験が豊富な医師を選ぶようにしましょう。
また、元の鼻と唇によっては人中短縮手術ではなく他の手術が適している場合もあるため、丁寧なカウンセリングを行っているクリニックに相談するのがおすすめです。
そもそも人中短縮手術とは?
近年、人気のモデルや芸能人は鼻の下の長さが短い方が多いです。鼻と上唇の距離が短いと洗練された印象を与えます。
人中短縮手術は鼻下の長さを短くしたい方、鼻と口の距離を短くしたい方に適した手術です。
「人中」とは鼻と上唇の間にある溝の部分を指します。人中短縮手術では鼻の下側(口唇側)の組織をメスで切開して余分な皮膚を取り除き、唇と近づけて縫い合わせる手術です。手術時間は約1時間です。
手術後は鼻と唇の距離が縮み、今まで面長にお悩みだった方も顔全体のバランスが良くなったと感じられるでしょう。
また、人中短縮手術は鼻下が短くなる効果だけでなく、上唇がキュッと上向きになって立体的な唇になる効果も期待できます。
鼻下が長いのがコンプレックスの方はもちろん、のっぺりとした面長の印象を変えたい方や加齢によって鼻と唇の距離が長くなって間延びしてきた方にも効果的な手術と言えます。
人中短縮手術はメスで皮膚を切開するため、手術後の効果は長く続きます。加齢により間延びする可能性はありますが、元に戻ってしまうリスクはありません。
人中短縮手術の副作用・デメリット
人中短縮手術にはメリットだけでなく、副作用やデメリットもあります。手術を受ける前に副作用やデメリットについても理解しておきましょう。
※手術後の症状には個人差があります。
手術は麻酔をしてから行います。痛みはほとんど感じませんが、術後に麻酔が切れる頃には痛みを感じやすいです。
痛み対策として痛み止め(鎮痛剤)が処方されることがあります。
術後の痛みは時間の経過とともに和らいでいきますが、術後2日間くらいは傷跡から出血する場合があります。その際は清潔なガーゼなどで優しく拭き取りましょう。
人中短縮手術はメスを使って皮膚を切開するため、手術後に傷跡が目立つことがあります。
ダウンタイムは1ヶ月〜3ヶ月ほど続き、赤みや傷跡が残ることが多いです。
術後直後は赤みが目立ちますが、徐々に赤みは引いて傷跡が硬くなり、ある程度症状が落ち着いてきたらメイクで隠すことができます。
術後約1〜2週間は鼻下と口元にかけて内出血、腫れ、むくみ、しびれなど違和感が続くことがありますが、時間の経過とともに症状は治まっていきます。
術後の傷跡は、赤みのある傷跡からかさぶたになり、傷が硬くなって自然と目立たなくなるまで約1ヶ月以上はかかり、約3ヶ月でほとんど分からなくなることが多いです。
人中短縮手術の副作用としては、まれなケースではありますが細菌感染やウイルスによる感染症にかかってしまうリスクがあります。
傷口から細菌やウイルスが体内に侵入すると、炎症したり膿が発生しますので、抗生剤を投与する必要があります。
感染症対策をしっかりしているクリニックを選ぶことが大切です。
人中短縮手術を受けるなら共立美容外科も選択肢の1つ
人中短縮手術を受ける際は、クリニック・医師選びが重要です。
症例実績が豊富で、切開・縫合技術に優れた医師を選べば、失敗のリスクを減らすことができるでしょう。
共立美容外科では切開する手術のほか、メスを使わない「人中短縮ボトックス」も人気があります。注射器だけでご希望の顔バランスに近づくことができて、ダウンタイムがほとんどないのがメリットです。
人中短縮手術や人中短縮ボトックスに興味がある方は、ぜひ共立美容外科へお問い合わせください。共立美容外科では無料カウンセリングを行っています。手術を受けるかどうかまだ悩んでいるという方もお気軽にご相談ください。
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