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そばかす治療に使うQスイッチヤグレーザーの効果を医師が解説

公開日:2022年04月28日(木)
最終更新日:2022年05月01日(日)

しみ
肌が綺麗な女性
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レーザー治療はそばかすの治療方法の代表的な手段です。

そしてそばかすケアに用いられるレーザーにはいくつか種類があり、細かな特徴もレーザーによって異なります。

今回は共立美容外科で使われている「Qスイッチヤグレーザー」の持つ特徴や効果、加えて「ピコレーザー」や「ルビーレーザー」との違いについてお伝えします。

 

 

そばかす治療に使われるQスイッチヤグレーザーとは

メドライトC6の本体

Qスイッチヤグレーザーは皮膚科治療で使われるレーザーの1つで、そばかすをはじめ色素沈着を起こすタイプの皮膚トラブル、加えて医療脱毛に対応できるレーザーです。

Qスイッチヤグレーザーの大きな特徴は2種類の波長を使い分けることが可能な点です。

実は色素沈着が生じる場所は、患部によって皮膚の浅い部分であったり深い部分であったりとさまざまなのです。

そこでQスイッチヤグレーザーのようにレーザーの波長を調節できる機器を使うことで皮膚組織のあらゆる層に向かってレーザーを照射することができます。

Qスイッチヤグレーザーの場合、施術箇所の状態に合わせて「532nm」「1064nm」の2段階の波長を使い分けることで幅広い症状に対応することができます。

例えばレーザーの波長を532nmに設定すれば皮膚の浅い部分の色素沈着を除去する効果が見込め、1064nmに設定すれば皮膚の深い部分にある色素沈着を除去する効果が期待できるのです。

またQスイッチヤグレーザーには照射スピードが速いという特徴もあります。

最速で1秒間に10発のレーザーを照射することができるので、よほど施術範囲が広範囲でなければ短い時間で施術が終わる傾向にあり患者さんの負担が少ないです。

ちなみにレーザー照射中は輪ゴムで弾かれる程度の軽い痛みを感じる場合があります。

痛みをやわらげるために共立美容外科では麻酔クリームや麻酔テープを使用することが可能ですが、患者さんによっては麻酔を必要としない可能性もあります。

 

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Qスイッチヤグレーザーの効果

レーザーでそばかす治療をしているところ

皮膚科治療で用いられる多くのレーザーと同じくQスイッチヤグレーザーも肌の黒い部分、つまりメラニン色素が溜まっている部分に反応します。

この特性によってメラニン色素の蓄積を原因とするそばかすやシミ、あざ、ニキビ跡などを除去する効果が期待できるのです。

そしてQスイッチヤグレーザーでケアできるシミの中には女性に多い肝斑も含まれます。

肝斑の治療においては、かつてレーザー治療によって色素沈着が悪化するケースもあったことから「肝斑の除去にレーザーは向いていない」という見方がなされてきました。

しかしQスイッチヤグレーザーは肝斑にも効果を発揮する傾向にあります。

加えてQスイッチヤグレーザーは刺青除去にも用いることが可能です。

刺青除去においては皮膚にメスを入れるという方法が一般的であった時代もありますが、レーザーを用いることで皮膚を切開することなく刺青を除去することができます。

また多くの刺青は皮膚の深い部分にまでインクが注入される傾向にありますが、Qスイッチヤグレーザーは皮膚の深部に照射することができるので数回レーザーを照射することで徐々に刺青が目立たなくなる可能性があります。

 

 

Qスイッチヤグレーザーと他のレーザーの違い

ヤグレーザーの照射する部分

皮膚科でのレーザー治療で用いられる機器にはピコレーザーやルビーレーザーといった種類があります。

それらはメラニン色素に反応してそばかす除去を図るという点ではQスイッチヤグレーザーと共通していますが施術の向き、不向きなど細かな特徴がQスイッチヤグレーザーと異なります。

 

 

ピコレーザーとの違い

Qスイッチヤグレーザーが比較的高出力でレーザーを照射するのに対し、ピコレーザーは低出力での照射が可能なので出血する可能性が低く肌への負担が少ない傾向にあります。

加えてピコレーザーは1兆分の1秒という短い時間でレーザーが照射することが可能で、その特性からそばかすのメラニン色素を細かく砕くことができるのです。

ちなみにQスイッチヤグレーザーは色の濃いそばかす、シミを除去するのに向いている傾向にあるのですが、ピコレーザーは薄い色素沈着にも対応できます。

 

ルビーレーザーとの違い

ルビーレーザーもQスイッチヤグレーザーと比べるとレーザーの出力は弱い傾向にありますが、メラニン色素への反応に優れているという特徴があります。

そのためQスイッチヤグレーザーが反応しなかった薄いそばかす、シミがある場合、ルビーレーザーで施術を行えば色素沈着を除去できる可能性があります。

 

 

Qスイッチヤグレーザーでそばかす治療をするとかさぶたができない?

ヤグレーザーを肌に照射しているところ

インターネット上などではそばかす治療をめぐって「Qスイッチヤグレーザーで治療を受けるとかさぶたができない」という情報が出回っています。

Qスイッチヤグレーザー照射後かさぶたができるかどうかは施術時のそばかすの状態が関わっており、レーザーを照射後かさぶたができるケースもあればできないケースもあります。

またそばかす治療後にできるかさぶたはレーザーで破壊されたメラニン色素が皮膚表面に浮き上がることで発生するものですが、かさぶたができないからといって施術効果がないとは限りません。

かさぶたが確認できないと「レーザーがそばかすにきちんと当たらなかったのではないか」と心配する方もいますが、かさぶたができない現象には「そばかすがかさぶたを形成しないタイプだった」などいくつか要因があります。

加えてかさぶたが薄く形成されたケースだと、一見かさぶただと認識できない場合もあります。

そうしたケースもあるので、かさぶたが確認できないことを悲観的にとらえる必要はありません。

なおQスイッチヤグレーザーに限らずレーザー治療を受けた後は肌が赤くなるケースがあります。

赤みやほてりが生じる程度であれば時間経過とともに治まっていく可能性が高いのですが、まれに水ぶくれが発生したりミミズ腫れのような状態になったりと火傷の症状が出ることもあります。

このような状態になるとそばかすの治療期間が過ぎても色素沈着などの跡が残る恐れがあるので、放置したり自己流のケアで対処したりせずに早めに医師に相談しましょう。

 

 

Qスイッチヤグレーザーの経過観察で気を付けること

肌に保護シールを貼るところ

Qスイッチヤグレーザーでそばかす治療を受けた後は、ご自宅でのアフターケアで注意が必要です。

レーザーを照射した部分はヒリヒリとした痛みが生じたり熱を持ったりする場合があり、普段よりデリケートな状態になっています。

施術後何日か経過すれが肌の状態は元通りになることが多いですが、治療後の経過を良好にするためには肌への刺激を避けたり紫外線対策をしたりすることが推奨できます。

 

医師の指示があるまで保護シールを剥がさない

レーザーを照射した部分は、施術後の状態によって外部刺激から肌を守るための保護シールを貼られる場合があります。

この保護シールはこまめに取り替える必要はないので、医師の指示があるまで貼りっぱなしにしておきましょう。

保護シールによるケアが必要な期間には個人差があり、数週間で保護シールが剥がせるケースもあれば、肌の状態によって6ヶ月ほど貼っておくよう指示されることもあります。

ちなみに肌に貼られた保護シールが部分的にふくらんで白っぽくなることがありますが、これは皮膚から出た浸出液を吸収しているためです。

浸出液はレーザーのダメージを受けた皮膚の修復を助ける働きを持つので、浸出液が出ること自体は問題ありません。

しかし保護シールから漏れ出るほど浸出液が大量に出ている場合は医師に相談の上保護シールを貼り替えるのを推奨します。

また日常生活の中で保護シールが広範囲に渡って剥がれ落ちてしまった場合や極度の汚れが保護シールに付着した場合も貼り替えるのが望ましいです。

保護シールは粘着力が強いため、貼り替えの際は水で濡らしながらゆっくり剥がしましょう。

 

肌を刺激しない

レーザー治療を行った後、肌の状態によっては施術箇所すべてに保護シールが貼られない場合もあります。

保護シールが貼られていないからといって施術直後に注意することがない訳ではなく、肌の状態によっては普段通りスキンケアができるようになるまで数日かかることがあります。

なおシールのない部分は施術から3~4日ほど経つとかさぶたを形成する可能性があるので、かさぶたができるまでは肌に刺激を与えないよう注意してください。

こすったり掻いたりするのも好ましくないですが、肌に何かを付けるのも控えるのが望ましいです。

例えばファンデーションや洗顔料は肌への負担になる恐れがあるため付けないのが好ましいです。

またピーリング作用のある薬を塗るのも控えてください。

ちなみに顔を洗う時はぬるま湯で軽く洗う程度に留めましょう。

またかさぶたができると気になってしまうという方も多いですが、かさぶたは皮膚が元の状態に戻るために必要な過程です。

加えてかさぶたを無理に剥がすと肌がダメージを受ける上のちのち色素沈着につながる恐れがあります。

そのためかさぶたは自然に剥がれ落ちるのを待ち、かさぶたが取れた後も肌をこするなどして刺激しないよう心がけましょう。

 

紫外線を避ける

そばかすの治療を続けている間は紫外線を浴びないよう注意してください。

紫外線を浴びると再び色素沈着が生じ、レーザーで目立たなくなったそばかすが再発してしまう恐れがあります。

そのため施術後月日が経ってからも日傘や日焼け止めクリームなどで紫外線対策を徹底しましょう。

特に強い紫外線が降り注ぐ夏であれば一層の紫外線対策が必要です。

 

塗り薬は正しく使う

レーザー治療を受けた後、アフターケアのために必要に応じて痛み止めの飲み薬や色素沈着を防ぐための塗り薬が処方されることがあります。

施術後1~2ヶ月は「戻りシミ」と呼ばれる色素沈着などの副作用が生じることがあるのですが、それを早く治そうと塗り薬を大量に塗る方がいます。

しかし塗り薬は多めに塗ったり高頻度で使用したりすることで効果が高まることはなく、また施術後そばかすが濃くなるようなことがあっても時間が経てば薄くなっていくことが多いです。

そのため塗り薬を必要以上に使うことはせず、1日のうちに塗る回数と1回あたりの使用量については医師の指示に従いましょう。

 

 

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このページの監修・執筆医師

  • 久次米 秋人(くじめ あきひと)

    久次米 秋人(くじめ あきひと)

    • 略歴

      • 1983年
        金沢医科大学医学部 卒業
        1983年
        高知医科大整形外科入局
        1989年
        東京本院(品川)開院
        2002年
        本院を新宿に移転
        2013年
        銀座院院長就任
        2018年
        第107回日本美容外科学会 学会長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科医師会理事
      日本形成外科学会会員
      日本美容外科学会会員
      日本美容外科学会認定専門医
      日本脱毛学会会員
      北米脂肪吸引形成外科学会会員
      日本坑加齢美容医療学会会員

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