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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

バッカルファット除去のデメリットは?他の脂肪除去術とも比較!

公開日:2023年03月28日(火)

脂肪吸引・痩身

このコラムを読むのに必要な時間は約 14 分です。
最後まで有意義なページになっていますので是非ご覧ください。

頬の肉付きが気になる方の中には、日頃からダイエットに励んだりマッサージを取り入れたりと努力されている方も多いでしょう。

中には顔の脂肪を除去する美容整形を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

顔の脂肪を除去する美容整形にはさまざまなものがありますが、丸顔を解消するだけではなく、将来のたるみを予防する施術として注目されているのが「バッカルファット除去術」です。

お悩みを解決してくれるバッカルファット除去術ですが、美容整形である以上、気になるのはそのデメリットでしょう。

そこで本記事では、バッカルファット除去術のデメリットの他、バッカルファット除去術が向いている人の特徴や、それ以外の顔の脂肪除去術についても解説します。

頬の肉付きにコンプレックスをお持ちの方は、ぜひ最後まで読んで参考になさってください。

 

バッカルファット除去とは?

バッカルファット除去について説明している看護師

バッカルファット除去とは、皮下脂肪よりも深い層にある頬の脂肪「バッカルファット」を除去する美容整形です。

顔のぽっちゃり感が解消される上、年を取って肌のハリを失う前に脂肪を除去することで、頬の皮膚が垂れるのを防げます。

頬の皮膚が垂れるといわゆるブルドッグフェイスになってしまうので、そうした将来発生するであろうお悩みを予防することもできるのです。

バッカルファットを除去することで顔が小さくなったり若返ったりすることから、人気を集めています。またバッカルファットは口の中から脂肪を摘出するので、皮膚の表面に傷跡が見えることはありません。粘膜は傷の治りも早いので、施術による傷跡もすぐに治癒します。

 

バッカルファット除去の気になるデメリット

バッカルファット除去はメリットの多い施術のように思われますが、デメリットがゼロというわけではありません。

具体的には「効果には個人差がある」「頬がこけてしまう可能性がある」「ダウンタイムが比較的長い」などが挙げられます。

施術を受けてから「こんなはずではなかった……」と後悔しないよう、それぞれについてしっかり確認しておきましょう。

 

効果には個人差がある

バッカルファット除去に限ったことではありませんが、美容整形の効果には個人差があります。バッカルファット除去を受けたとしても、その上にバッカルファット除去では取り除くことのできない皮下脂肪が多く乗っていれば「激変した」と感じられるまでの効果は得られないかもしれません。

また、すでに顔のたるみが進行してしまっている場合、バッカルファットを除去してもたるみが大きく改善されることはないでしょう。

もちろん、満足いく効果を得られる方も多いので、ご自身の状態にバッカルファット除去術が合うかどうか、事前のカウンセリングで医師に相談してみてください。

 

頬がこけてしまう可能性がある

医師の技術が未熟な場合、脂肪の量を減らし過ぎて頬がこけてしまう可能性もあります。
バッカルファットは「とにかく多く取れば良い」というものではありません。

自然な仕上がりにするには、その方の頬に付いた脂肪の状態に合わせて除去量を適切に調整する必要があるので、経験が浅い医師が担当した場合は理想のフェイスラインにならないケースも考えられます。
複数のクリニックに足を運び、信頼できる医師に依頼することが重要でしょう。

 

ダウンタイムが比較的長い

ダウンタイムが比較的長い点も、バッカルファット除去のデメリットです。

糸で瞼(まぶた)を何点か留める二重埋没法や、注射器で注入することによってシワなどを改善するヒアルロン酸注入などのプチ整形とは異なり、バッカルファット除去はメスを使って切開を行う美容整形です。そのため術後は腫れやむくみ、痛みなどの症状が続き、約3週間かけて完全に回復します。

普段通りの生活を送ることはできますが、1カ月近くダウンタイムが続くため、不便を強いられることも多いでしょう。

また口の中の傷は比較的治りやすいとはいえ、数日は歯磨きや食事の際に痛みを伴います。この期間を長く感じてストレスになってしまう場合もあるでしょう。

 

左右差が出てしまう場合がある

バッカルファット除去の施術は、左右差が出てしまうこともあります。

施術の経験が浅い医師や、知識不足の医師が担当した場合、バッカルファットを必要以上に取り過ぎてしまうのです。そうなると仕上がりが左右対称ではなく、見た目に悪影響を及ぼしてしまいます。

美しくなるためにバッカルファット除去の施術を受けたのに、左右非対称な仕上がりによって輪郭がぼやけてしまっては、本末転倒でしょう。左右差のない仕上がりを手に入れるためにも、信頼できる医師の在籍するクリニックを選ぶことが重要です。

 

失敗した場合の修正方法は?

前項でご紹介したデメリットのうち、「頬がこけてしまう可能性がある」「左右差が出てしまう場合がある」の2つは、バッカルファット除去の代表的な失敗例です。

しかし、仕上がりに納得がいかなかった場合でも修正することが可能です。

多くのクリニックではバッカルファット除去の修正を脂肪注入(コンデンスリッチフェイス)によって行っており、ご自身の脂肪が気になるパーツから脂肪吸引を行い、頬に注入して輪郭を整えていきます。

また「効果には個人差がある」の項目でも触れたように、皮下脂肪が多く、バッカルファットを除去しても効果を実感できなかった場合は、頬の脂肪吸引を行って理想のフェイスラインに近づける修正が可能です。

万が一失敗してしまったときのことを考えると、クリニックを選ぶ際にアフターフォローの体制が整っているかを確認しておくことはかなり重要と言えるでしょう。

アフターフォローの体制が整っているクリニックであれば、補償の範囲内で修正施術を行ってくれるケースもあります。

反対に体制が整っていないクリニックの場合は、修正施術料金を全額支払わなければいけなかったり、施術すら行ってくれなかったりする可能性もゼロではありません。事前のカウンセリングでアフターフォローについて必ず確認するようにしてください。

 

コンデンスリッチフェイス(CRF)とは

バッカルファット除去の修正施術で比較的よく行われる「コンデンスリッチフフェイス(CRF)」について、共立美容外科の施術を例に挙げて解説します。

コンデンスリッチフェイスとは、ご自身から採取した脂肪細胞を遠心分離機にかけ、健常な脂肪細胞を頬のこけや左右差が気になる箇所に注入する施術です。

採取したままの脂肪細胞には麻酔液や老化細胞などの不純物が混ざったままなので、そのまま注入してしまうと石灰化などの原因になってしまいます。

コンデンスリッチフェイスでは、リスクを低減させ、かつ、美しい仕上がりにするために、採取した脂肪細胞を遠心分離機にかけます。これにより健康で滑らかな脂肪細胞だけを抽出するのです。

個人差はありますが、コンデンスリッチフェイスで注入した脂肪細胞は約90%が定着するので、効果が比較的長期間持続する点がメリットと言えます。

施術後、脂肪吸引部は約1週間ガードルで圧迫固定をする必要があり、その間は患部をぬらす入浴などはできません。ぬれタオルで拭くなどの対処が必要になります。しかし多くの場合、外出は施術当日から可能になるのでそこまで不便を強いられることはないでしょう。

脂肪注入部に関しては、1週間程度内出血や腫れが生じることがありますが、自然に消失していくので様子を見てください。気になる症状が長続きする場合はすぐにクリニックに相談しましょう。

術後約1カ月でシルエットが完成するので、それまでは顔のマッサージなどは避けてください。

 

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バッカルファット除去はメリットも多い

バッカルファット除去はメリットを説明する看護師

気になるデメリットや失敗はあるものの、バッファルカット除去には、先述の通りメリットも多いです。具体的には「ブルドッグ顔を予防できる」「小顔効果が得られる」「輪郭がシャープになる」「効果が半永久的に続く」などが挙げられます。

デメリットとよく比較して、施術選択の参考になさってください。

 

ブルドッグ顔を予防できる

バッカルファットは加齢とともに垂れ下がりやすくなりますが、20~30代の若いうちに除去することで、将来のブルドッグ顔を予防できます。

バッカルファット除去を行うことで年齢を重ねても大きな皮膚のたるみやマリオネットラインができにくくなり、若々しさを保つことができるのです。

 

小顔効果が得られる

バッカルファットによって頬がふっくらとしている場合、そのせいで顔が大きく見えてしまうこともあるでしょう。

バッカルファットを取り除くことによって丸顔が解消され、小顔効果を得ることができます。
皮下脂肪がかなり多い場合を除けば、ほとんどのケースで小顔効果を得られるでしょう。

 

輪郭がシャープになる

バッカルファットを除去すれば、もたついていたフェイスラインがシャープになるメリットもあります。輪郭がぼやけると老けて見えてしまったり太って見えてしまったりしますが、メリハリのある輪郭になれば若々しく見え、スマートにも見えます。

 

効果が半永久的に続く

バッカルファット除去の効果は半永久的に続きます。と言うのも、バッカルファットは一度除去してしまえば再生することはない組織なのです。

後から新たなバッカルファットが生まれることはないので、バッカルファット除去によって手に入れた小顔効果やシャープな輪郭は、筋肉が衰えて皮下脂肪が垂れてしまわない限りは維持されます。

 

バッカルファット除去が向いている人

ここまでバッカルファット除去のデメリットとメリットについて触れてきましたが、どのような人がバッカルファット除去に向いているのでしょうか。顔の脂肪に悩んでいるものの、自分に適した施術がわからないと悩まれている方は、ご自身がバッカルファット除去に向いているか確認してみてください。

 

丸顔が気になる人

丸顔が気になる人は、バッカルファット除去が向いているでしょう。頬の膨らみの原因がバッカルファットなのであれば、バッカルファット除去によって輪郭の丸さが抑えられ、小顔効果が期待できます。また下膨れ顔がコンプレックスという方にも、バッカルファット除去がおすすめです。

 

輪郭をシャープにしたい人

輪郭をシャープにしたい人にも、バッカルファット除去はおすすめです。バッカルファットを除去することによって、バッカルファットの上にある皮下脂肪の自然な曲線を残しながら、輪郭をシャープにすることができます。女性らしい曲線を残しながら輪郭をすっきりさせることも可能です。

 

将来のたるみを予防したい人

バッカルファットは加齢とともに下垂する脂肪です。先ほども解説しましたが、若いうちにバッカルファットを除去すると、将来の皮膚のたるみやブルドッグフェイスを予防することができます。

マリオネットラインやほうれい線なども含めた頬周りの老化現象を起こしづらくできるので、年齢を重ねても若々しい印象でいたい方には、バッカルファット除去が向いていると言えるでしょう。

 

バッカルファット除去以外の美容整形が向いている人

バッカルファット除去はさまざまなお悩みに対応できる美容整形ですが、顔の脂肪がコンプレックスの方の中には、バッカルファット除去以外の施術の方が向いている人もいます。具体的には皮下脂肪が極端に厚く、バッカルファットを除去しても思うような効果が得られない人です。

皮下脂肪層が厚い人は、一般的な脂肪吸引を行ったり、脂肪溶解注射を行ったりした方が効果を実感できることが多いでしょう。脂肪吸引や脂肪溶解注射の施術内容、ダウンタイムについては後述します。

 

顔の脂肪除去で失敗しないためのクリニックの選び方

バッカルファット除去術を選択するにしても、それ以外の施術を選ぶにしても、満足のいく仕上がりを求めるのであればクリニック選びは重要です。

ここでは、顔の脂肪除去で失敗しないためのクリニックの選び方を解説します。施術後に後悔してしまわないためにも、それぞれについてしっかり確認してください。

 

複数のクリニックでカウンセリングを受ける

クリニックを選ぶ時は、必ず複数のクリニックでカウンセリングを受けましょう。1つ目のクリニックで相性の良い医師に出会えれば問題ないですが、美容整形を心から安心して任せられる医師に出会うのはそう簡単なことではありません。

時間はかかるかもしれませんが、「この医師なら」と思えるまでカウンセリング巡りをしてみてください。相性の良い医師に施術を任せれば、きっとご自身の納得のいく仕上がりになるでしょう。

 

顔の脂肪除去の症例が多いクリニックを選ぶ

顔の脂肪除去の症例が多いクリニックを選ぶのも大切です。症例が多いということは、それだけさまざまなお悩みに対応してきたということ。

昨今ではクリニックのホームページの他、SNSなどを運営しているクリニックもあります。SNSを症例紹介に使っているクリニックも少なくないので、より多くの症例を確認して、クリニックごとの仕上がりを確認しておきましょう。

 

アフターフォローがあるクリニックを選ぶ

美容整形は、施術を受けたらそれで終わりではありません。ダウンタイムを経て組織の安定を待つような施術もあります。

仮にダウンタイム中に気になる症状が出た場合、すぐに診察してくれたり、必要に応じで適切な処置をしてくれたりするクリニックを選ぶと安心です。アフターフォローの有無については、事前のカウンセリングで医師に尋ねてみてください。

追加料金がかかるかかからないかも確認しておけば、万が一フォローを受けなければならなくなった際に思わぬ請求に驚くといった事態も回避できます。

 

共立美容外科は一人ひとりに合った施術を提案します

共立美容外科で受けられる施術について説明する看護師

全国に26院を構える、美容外科の老舗である共立美容外科でも、顔の脂肪除去術を複数行っています。具体的には「バッカルファット除去術」「共立式KB脂肪吸引」「脂肪溶解注射(BNLS)」です。一人ひとり合った施術をカウンセリングにて判断するので、ぜひお気軽にご相談ください。

ここからは共立美容外科で行っている顔の脂肪除去術の特徴について解説していきます。
カウンセリングで話を聞く前に少しでも知識を入れておきたいという方は、参考になさってください。

 

バッカルファット除去術

「バッカルファット除去術」は、頬深部の脂肪組織を除去する施術です。共立美容外科では、口内の上顎部の第二臼歯から外側に向かって粘膜組織を2cmほどレーザーで切開し、そこからバッカルファットを取り除いていきます。

レーザーを使用して切開するとはいえ局所麻酔で済む程度で、施術時間は両頬で1時間程度です。口の中を切開するので、外から傷跡が気になることはありません。

術後は2~3日程度腫れや痛みを伴いますが、自然消失していくので様子を見てください。術後約3週間で完全に回復します。

 

共立式KB脂肪吸引

「共立式KB脂肪吸引」は、共立美容外科が開発した傷跡保護器具「KBシース」を利用した脂肪吸引です。

通常の脂肪吸引は穴を開けた皮膚に直接カニューレを挿入して脂肪を吸引しますが、「共立式KB脂肪吸引」の場合は皮膚とカニューレの間に「KBシース」を挟んで処置を行うので、傷跡が残りにくいのが特長です。

さまざまな部位に対応できるように53種類のカニューレを用意しているので、頬の脂肪吸引も難なく行うことができます。

また共立美容外科では大量吸引は行わず、あくまでも人体構造上、美しいラインが残るように計算しながら丁寧に脂肪を吸引していきます。そのため頬がこけてしまう心配もなく、理想の仕上がりを追求できるのです。

術後は脂肪吸引部を1週間圧迫固定する必要があります。顔にガードルを着用することになるので、まとまった休暇を取っておくと安心でしょう。1カ月経過する頃には組織が安定し、シルエットが仕上がってきます。

 

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▼共立美容外科の顔の脂肪吸引の料金や施術についての詳細はこちら

 

脂肪溶解注射(BNLS)

「脂肪溶解注射(BNLS)」は、脂肪が気になる箇所に薬剤を注入して脂肪の溶解を促す施術です。施術は注射器のみで行うので、麻酔などの必要もありません。注入する薬剤である「BNLS」の主成分は植物由来で、脂肪溶解作用の他、リンパ循環作用、肌の引き締め作用があります。

注入部に痛みやむくみ、熱感などがほとんど発生しないように配慮されて製造されているので、ダウンタイムが少ないのが特長です。

手軽な施術ではありますが1回で得られる効果には個人差があり、複数回受けることで効果を実感する方もいます。とはいえ1週間の間隔を空ければ再度施術可能なので、複数回受ける場合でも比較的短期間で顔痩せを実現することができるでしょう。

先述の通り、ダウンタイムはほとんどありません。制限事項もないので、施術当日から普段通りの生活が送れます。

 

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▼共立美容外科のBNLS(脂肪溶解注射)の料金や施術の流れについての詳細はこちら

 

ご自身の頬の脂肪の付き方に合った施術を選択しよう

頬の脂肪が多くて顔が丸い、輪郭がぼやけているといったお悩みがある方の中には「美容整形を受けてみようかな」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし頬の脂肪にアプローチする美容整形は複数あり、どの施術がご自身に合っているかわからないことも多いでしょう。

今回は主にバッカルファット除去術に焦点を当ててデメリットなどをお伝えしてきましたが、もちろん他の施術にもそれぞれデメリットが存在します。施術の良い面だけを見て選ぶのではなく、悪い面も見比べてご自身に合った術式を選ぶことが大切です。

受ける施術を決めかねているのであれば、ぜひ共立美容外科のカウンセリングにお越しください。頬の脂肪除去に関する知識や経験が豊富な医師が、頬の脂肪の付き方や骨格などをよく観察し、あなたに適した施術をご提案します。

もちろん、施術のメリットだけでなくデメリットもしっかりお伝えします。カウンセリングをしっかりして、納得のいく施術を選択してください。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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