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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

歯周病になったらどんな症状が出る?セルフチェック項目や悪化を防ぐ方法について解説

公開日:2022年07月10日(日)
最終更新日:2023年06月12日(月)

美容歯科
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「歯周病」という病気をご存じでしょうか?

歯周病は徐々に症状が進行する病気で、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため気が付かないうちに症状が進み、歯がグラグラしてしまったり、抜け落ちてしまったりすることも。歯周病を進行させないためには日々のケアが大切です。

本記事では歯周病とはどのような病気なのか、歯周病になっているかを確認するセルフチェック項目などについて解説します。歯周病の悪化を防ぐ方法もご紹介するので、歯周病の予防や対策に役立ててみてください。

 

歯周病とは?

歯周病の図解

歯周病は口内に潜む細菌に感染することで歯茎が炎症を起こす病気のことです。初期段階では自覚症状があまりなく、歯周病が進行するにつれて赤みや腫れの症状が現れたり、歯を支えている骨が溶けてしまったりといった症状が現れます。

歯周病を予防するには日頃の歯磨きや歯間ケアが重要です。歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境にある溝のケアが十分にできていないと、歯周ポケットにたまった汚れに細菌が増殖し、歯周病になりやすい状態に。

歯周病が進行すると赤みや腫れなどの症状が現れますが、痛みを感じることが少ないため、放置してしまうこともあるかもしれません。歯周病を放っておくと、さらに症状が進行して最終的には抜歯などによってご自身の歯を失ってしまう場合も。

他にも歯周病の影響が全身に及ぶ可能性も考えられるため、日頃のケアと併せてセルフチェックや定期的な歯科検診で早期に歯周病を発見できるようにしましょう。

 

歯周病のセルフチェックリスト

初期段階の歯周病は見た目の異変に気付きにくかったり、痛みを感じなかったりと自分で気付くことが難しいです。ここでは簡単にできる歯周病のセルフチェックリストをご紹介するので、歯周病になっていないか心配な方はチェックリストに沿ってご自身の口内の状態を確認してみましょう。

当てはまる項目の数によって歯周病の可能性があるかどうかをチェックします。1~10の項目の中で当てはまるものを数えてください。

  1. 口臭が気になる、人から指摘されたことがある
  2. 朝起きたときに口の中がネバネバする
  3. 歯磨きをしたときに歯茎から血が出る
  4. 歯茎が赤く腫れている
  5. 腫れた歯茎を押すと血や膿(うみ)が出てくる
  6. 歯茎が下がって歯が長くなったように見える
  7. 食事をしていると歯の間に食べ物がよく挟まる
  8. 食べ物をかむときに歯が浮いている感じがする
  9. 歯がグラグラしているように感じる
  10. 歯並びが変わったように感じる

 

以上の項目のうち、チェックがなければ歯周病を発症している可能性は低いです。ただし症状が現れていなくても6か月に1度の頻度で歯科検診を受け、歯周病を発症していないか確認するのがおすすめです。

チェックリストで1~3個当てはまる項目がある方は、軽度の歯周病の可能性が考えられます。歯周病は正しくケアしたり治療を受けたりすることである程度進行を防げるため、歯科医院で治療を受けましょう。

4個以上当てはまる場合は、中度~重度の歯周病になっている可能性が高いです。早いうちに歯科医院で歯周病の治療を受ける必要があります。

 

歯周病の進行過程と症状

歯周病のイラスト

歯周病は発症してすぐに歯茎や歯を支える骨が溶けてしまうわけではなく、時間をかけて徐々に症状が悪化していく病気です。歯周病の進行具合は「歯肉炎」「軽度の歯周病」「中度の歯周病」「重度の歯周病」の4段階に分けられます。

ここでは健康な歯茎の状態と歯周病の進行過程、症状について解説します。歯周病の疑いがある場合は各症状を確認して、ご自身がどの状態なのか確認してみてください。

 

健康な歯茎|歯周ポケット1~2mm

健康な歯茎は薄いピンク色をしており、赤みや腫れ、歯ブラシによる出血のような症状は見られません。歯茎は歯と歯の間にも入り込み、引き締まっています。

歯と歯茎の境にある歯周ポケットの深さは1~2mm程度です。健康な歯茎であっても歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる溝が存在します。

歯磨きをしていなかったり、正しく磨けていなかったりすると歯周ポケットに歯垢(しこう)がたまって歯茎が炎症を起こしてしまうため、日頃からしっかりとケアをして健康な状態を保つことが大切です。

 

歯肉炎|歯周ポケット2~3mm

歯周病になる前の段階に「歯肉炎」と呼ばれる状態があります。歯肉炎は歯周ポケットに歯垢(しこう)がたまった状態が続き、歯茎が炎症を起こして若干赤みを帯びた状態です。自覚症状はほとんどありませんが、歯周ポケット付近の歯茎がやや膨らみ、歯磨きで出血することがあります。

歯周ポケットの深さが2~3mmほどと健康な歯茎と比べると深く、歯垢(しこう)がたまりやすいため、入念なケアが必要です。歯ブラシなどを使ったセルフケアだけでなく、歯科医院でクリーニングをしてもらい、歯垢(しこう)をしっかり取り除くと良いでしょう。

 

軽度の歯周病|歯周ポケット3~5mm

軽度の歯周病は歯肉炎の状態からさらに炎症が進み、歯周病菌が歯周組織を破壊し始めます。歯周組織とは歯茎や歯槽骨(しそうこつ)、歯根膜(しこんまく)、セメント質のことです。

歯槽骨は歯根(しこん)と呼ばれる歯の根元の部分を支える骨のことで、歯根膜は歯槽骨と歯根をつなぐ膜のことを指し、セメント質は歯根の表面を覆って歯根膜と歯根を結びつけています。軽度の歯周病では歯周病菌が歯槽骨や歯根膜にダメージを与え、歯周ポケットが深くなります。

軽度の歯周病の歯周ポケットの深さは約3~5mmで、歯垢(しこう)がたまらないように日頃の歯磨きや歯科医院でクリーニングを受けるなどのケアが大切です。また状態によっては治療が必要になることもあるので、医師と相談の上で治療を受けましょう。

 

中度の歯周病|歯周ポケット5~7mm

歯茎の炎症が広がり、中度の歯周病になると歯茎から膿(うみ)が出ます。口臭が強くなったり、歯茎の赤みや腫れに加えて痛みを感じたりすることも。

歯周病菌による歯周組織の破壊も進み、歯槽骨は半分近く溶けてなくなってしまいます。歯槽骨には歯を支える役割があるので、溶けてしまうと歯がグラグラとして安定しないため、硬い食べ物をかむのが難しいです。他にも冷たい飲み物を飲むと歯が染みる視覚過敏の症状も現れます。

中度の歯周病では歯茎が下がり、歯が長くなったように見えます。歯周ポケットも約5~7mmと深くなり、歯垢(しこう)だけでなく歯石(しせき)という歯垢(しこう)が石灰化したものが付着していることが多いです。

歯石は日頃のケアだけでは取り除くことが難しいため、歯科医院で歯石を除去する歯周病治療を受ける必要があります。

 

重度の歯周病|歯周ポケット7mm以上

歯周病が重度の状態まで進行してしまうと歯周病菌によって歯槽骨が半分以上破壊されてしまって歯が抜け落ちてしまいそうなほどグラグラになります。中度の歯周病ではかろうじて噛めていた食べ物もほとんどかめない状態です。

歯茎にはハリがなくブヨブヨとしていて血や膿(うみ)が出やすく、朝起きたときに口の中が粘ついたり、血の味がしたりすることも。重度の歯周病では口臭がとても強くなるので、周りの人から指摘されることもあるかもしれません。

歯周病が重度になると歯周ポケットは7mm以上の深さになり、歯垢(しこう)や歯石が多くたまっていることが多いです。

歯垢(しこう)や歯石を除去するクリーニングだけでは歯石などが取り切れない場合もあるため、歯周病の状態によっては歯茎を切開して歯根に付着した歯垢や歯石を除去する手術を行ったり、歯がグラグラしてしまっている場合には抜歯を行ってインプラントへ差し替えたりするなどの対応を行うこともあります。

 

歯周病の主な原因は「歯垢(プラーク)」

歯周病になる主な原因として「歯垢(プラーク)」が挙げられます。歯垢(しこう)とは歯の表面についた食べ物のカスに細菌が繁殖することでできる塊のことです。

歯垢(しこう)1mgあたりに約300種類の細菌が1億個ほど存在していると言われており、この細菌が歯を支えている歯槽骨などの歯周組織にダメージを与えて歯周病を引き起こします。(※)

また歯周病が進むと口臭が強くなるのも、歯垢(しこう)に潜む細菌が硫化水素やメチルメルカプタンのような強い臭いのガスを生成するためです。

歯垢(しこう)は白くネバネバとしていて、うがいをするだけでは取り除くことができません。歯垢(しこう)をためないためには歯磨きなどによるセルフケアが大切です。

歯垢(しこう)は歯の表面だけでなく、歯と歯の間にも付着します。歯と歯の間の歯垢(しこう)は歯ブラシで落とすことが難しいため、専用のブラシやフロスを使用したケアが必要です。

歯垢(しこう)を放置してしまうと石灰化して硬くなり、「歯石」という状態になります。歯石になってしまうとセルフケアで除去できないため、歯科医院でクリーニングを受けなくてはなりません。

※出典:プラーク / 歯垢(しこう) | e-ヘルスネット|厚生労働省

 

歯周病になりやすい人の特徴

鏡を見て口の中の歯周病を気にする女性

歯周病は誰でも発症する可能性のある病気です。しかし発症のしやすさは普段の習慣や体の状態によって異なり、一般的に歯周病になりやすいとされている方には以下の特徴があります。

  • 歯磨きが十分にできていない方
  • 口呼吸をしている方
  • 習慣的に喫煙している方
  • 糖尿病の方
  • 妊娠している方
  • 40歳以上の方

 
これらの特徴を持つ方が必ず歯周病になるということではありませんが、発症する可能性は高いと言えます。歯科医院で歯磨きの指導を受けたり、生活習慣を見直したりして歯周病が悪化しないように対策をしましょう。

 

歯周病を放置すると全身に影響が及ぶ可能性も

歯周病は口内の病気ですが、放置していると口内だけでなく全身に影響が及ぶ可能性があります。

ここでは歯周病を放置した場合の全身への影響について解説します。リスクを理解して、歯周病にならないように日々のケアと定期的な歯科検診を心掛けましょう。

 

狭心症や心筋梗塞

歯周病を放置していると、狭心症や心筋梗塞のような命に関わる疾患につながってしまうことがあります。

狭心症とは動脈硬化によって冠動脈という心臓に血液を送る血管が狭くなり、血液をスムーズに心臓に送ることができなくなる状態です。心筋梗塞は狭心症の症状が悪化して血管が完全にふさがってしまい、心筋が壊死を起こし、心臓が動かなくなる状態を指します。

狭心症や心筋梗塞は普段の生活習慣が原因とされることもありますが、歯周病菌の刺激によって血管内にプラークが生成され、血管をふさいでしまうことがあるのです。

 

脳梗塞

歯周病菌によって脳の血管にプラークができたり、血管にできたプラークが剥がれて脳の血管を詰まらせたりして脳梗塞になることも。特に健康診断で血圧やコレステロール値、中性脂肪が高いと言われている方は脳梗塞のリスクが高いため、歯周病予防はとても重要です。

 

糖尿病

糖尿病の方は歯周病のリスクが高まるとされていますが、反対に歯周病によって糖尿病が悪化する場合もあります。

歯周病が原因で歯茎が出血すると、出血したカ所から血管内に歯周病菌が入り込みます。血管内に入り込んだ歯周病菌は死滅するものの、死骸には内毒素が残り、血糖値が下がりにくい状態にするのです。

糖尿病の方で歯周病を併発している場合は、歯周病治療を受けることで糖尿病の症状が改善する可能性があります。

 

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)は食事のときなどに誤って食べ物や異物が気管や肺に入ったときに細菌が一緒に入り込むことで発症する病気です。

通常、気管や肺には食べ物や異物が入らないようになっていますが、年齢を重ねると食べ物や異物を排除する機能が衰えてしまいます。それにより食事のときなどにむせやすく、気管や肺に食べ物や異物が入りやすい状態に。

歯周病になっているとむせたときに食べ物や異物と一緒に肺に歯周病菌が入り込んでしまうため、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になりやすいです。

 

低体重児早産

妊娠している方が歯周病を発症していると、低体重児での出産や早産の可能性が高まるとされています。原因としては、出血した歯茎から血液の中に歯周病菌が入り、血管を通して胎盤に届き、胎児が歯周病菌に感染するからと言われています。

低体重児早産の危険性は喫煙や飲酒などによっても高まりますが、歯周病によるリスクはさらに高いとされているため、日頃のケアによって歯周病を予防することが大切です。

 

歯周病を悪化させない方法

口の中の歯周病を気にする女性

歯周病は日頃からしっかりとケアをしていればある程度予防できます。では具体的にはどのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか?

ここでは歯周病を悪化させない方法について解説します。すぐに実践できることも多いので、できることから取り組んでみてください。

 

日々のセルフケアを見直す

歯周病を悪化させないためには日々のセルフケアが重要です。歯周病は歯垢(しこう)に潜む細菌が歯茎や歯槽骨にダメージを与えることで発症するため、歯ブラシなどで歯垢(しこう)が蓄積しないようにケアしなくてはなりません。

以下でご紹介する歯ブラシの選び方や正しい歯磨きの方法を参考に、日々のセルフケアを見直してみましょう。

 

歯ブラシの選び方

歯ブラシを選ぶときには「ヘッドが小さいこと」と「ある程度の硬さがあること」の2点を基準に選ぶと良いです。

ヘッドとは歯ブラシの毛がついている部分のことで、ヘッドが大きいと広範囲を磨くことができますが、場所によっては歯ブラシの毛先が届きにくいことがあります。ヘッドが小さいと歯の隅まで毛先を当てることができ、磨き残しが少なくなるため、ヘッドは小さいものを選ぶのがおすすめです。

歯ブラシの硬さは歯茎を傷つけない程度に硬さがあるものを選びます。歯垢(しこう)はネバネバとしていて歯に張り付いているため、柔らかい歯ブラシでは落とし切れないことも。

ただし硬すぎると歯茎を傷つけて出血してしまうこともあるので、歯垢(しこう)をしっかり落とせて歯茎を傷つけない程よい硬さのものを選ぶのがポイントです。

歯ブラシの交換時期は約1カ月とされていますが、毛先が開いていると歯垢(しこう)が落としにくいため、1カ月を待たずに交換しましょう。すぐに歯ブラシの毛先が開いてしまう場合は歯磨きのときに力を入れすぎている可能性があるため、この後の正しい歯磨きの方法を確認してみてください。

 

正しい歯磨きの方法

毎日歯磨きをしていても、正しい方法でないと歯垢(しこう)が残ってしまうことがあります。正しい歯磨きの方法は以下の通りです。
 

  1. 歯と歯茎の境目の溝に45度の角度で歯ブラシの毛先を当てて、左右に細かく動かす
  2. 垂直に歯ブラシを当て、歯と歯の間の根元部分に毛先を軽く入れて左右に細かく動かす

 
前歯の裏側や歯並びが凸凹していて1、2の磨き方では歯垢(しこう)が落としにくい場合には、歯ブラシを縦にして細かく上下に動かす

歯磨きでは強い力は必要ありません。歯ブラシを動かすときには力を入れすぎず、歯ブラシを振動させるように細かく動かすことを意識しましょう。

磨き残しを少なくするには、上の歯の表側を磨いた後に下の歯の表側を磨き、次に上の歯の裏側、下の歯の裏側、上下の歯の上側部分というように磨く順番を決めて1~3の手順を繰り返すのがおすすめです。

歯ブラシだけでは取り切れない歯と歯の間の歯垢(しこう)は、必要に応じて専用のブラシやフロスなどを併用すると良いです。

 

生活習慣を見直す

日頃の生活習慣が歯周病を悪化させる原因になっていることもあります。

ここでは歯周病を悪化させないために気を付けたい生活習慣について解説します。すぐに全てを改善するのは難しいので、できることから少しずつ取り組んでみてください。

 

喫煙を控える

喫煙をしていると歯周病が悪化するだけでなく、治療をしても効果が現れにくいため、歯周病を治すためには喫煙を控えなくてはなりません。

これはたばこに含まれるニコチンが免疫機能を低下させたり、傷を治す働きを抑制したりといったさまざまな悪影響を及ぼすことや、喫煙によって歯に付いたヤニに細菌が付着しやすくなることが原因として挙げられます。

禁煙をしてもすぐには効果が実感できないかもしれませんが、喫煙をしている状態で治療を受けるよりも、禁煙をしながら歯周病の治療を進める方が改善が期待できます。

また治療を受けて歯周病の症状が良くなっても喫煙を再開してしまえば、再び歯周病が悪化してしまうこともあるでしょう。歯周病を治したいのであれば、禁煙にも取り組むことが大切です。

 

栄養バランスの良い食事を取る

食生活も歯周病の予防に重要なポイントです。特に糖分を取りすぎていると歯周病のリスクが高まる可能性があります。

糖分は歯垢(しこう)が増加する原因の一つです。お菓子や砂糖が入っている飲み物などをよく取る方はもちろんのこと、料理をするときも砂糖の量に注意が必要です。糖分を取すぎてしまうと歯垢(しこう)が多く歯に付着し、歯周病になりやすい状態に。

歯周病を悪化させないためにも砂糖を取りすぎないように注意しつつ、栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

 

疲れやストレスをためない

疲れやストレスが溜まっていると唾液の分泌量が少なくなり、口腔内(こうくうない)が乾きやすく、歯周病菌が増殖しやすくなってしまいます。

日々の仕事や家事などで疲れやストレスを感じている方は、ゆっくりと湯船につかったり、趣味を楽しんだりして体をリラックスさせることを意識すると良いです。

また、ストレス過多になると寝ている間に歯ぎしりをしてしまう方もいます。歯ぎしりをすると歯や歯周組織に負担がかかり、歯周病菌の影響を受けやすくなることも。寝ている間の歯ぎしりに気を付けようとしても難しいものです。

歯科医院では歯ぎしりの負担を抑えるためのマウスピースを作ることができます。疲れやストレスの解消と併せてマウスピースの作成も検討すると良いでしょう。

 

歯科医院で定期的にクリーニングしてもらう

歯周病予防はセルフケアだけでなく、歯科医院で定期的にクリーニングをしてもらうことも大切です。歯科医院で受けられるクリーニングでは、歯垢(しこう)と歯石の除去ができます。

歯垢(しこう)は日々の歯磨きである程度は除去できますが、歯石は歯磨きなどのセルフケアでは落とせないため、クリーニングで取り除いてもらわなくてはなりません。

毎日歯磨きをしっかりしている方でも、セルフケアだけでは完全に歯垢(しこう)を除去することは難しいです。少しでも歯垢(しこう)が残っていれば歯石になってしまうため、正しい方法で歯磨きができている方も定期的にクリーニングしてもらいましょう。

 

共立美容外科・歯科で行っている歯周病治療

共立美容外科・歯科で行っている歯周病治療は主に「スケーリングとルートプレーニング」「フラップ手術」の2つです。

スケーリングとルートプレーニングでは超音波スケーラーと呼ばれる専用の機器を使って歯垢(しこう)や歯石を取り除きます。

スケーリングは歯の表面と歯と歯茎の境目の部分に付着した歯垢(しこう)や歯石を取り除き、ルートプレーニングではスケーリングでは取り切れない歯周ポケットの深い部分に蓄積した歯垢(しこう)や歯石を除去します。

しかし重度の歯周病では、歯周ポケットが深いためルートプレーニングでも歯垢(しこう)や歯石が残って治療後も歯周病の症状が改善されないことがあるので、フラップ手術という外科手術を行うことも。

フラップ手術は該当部位の歯茎をメスで切開して、歯周ポケットに残っている歯垢(しこう)や歯石を目で確認しながら取り除く歯周病治療です。

ルートプレーニングでは歯周ポケット部分の歯垢(しこう)や歯石が歯茎で隠れた状態で施術を行いますが、フラップ手術であれば直接目で歯垢(しこう)や歯石を確認しながら施術ができるので、歯垢(しこう)や歯石の取り残しがほとんどなく、歯周病の症状の改善が期待できます。

▼共立美容外科の「歯周病治療」についての詳細はこちら
 

歯周病の症状が気になる方は共立美容外科・歯科へご相談ください

歯周病は自覚症状がほとんどなく、気が付かないうちに進行していく病気です。日々の正しいセルフケアである程度歯周病を予防することができるので、毎日の歯磨きや歯間専用のブラシやフロスを使ったケアが大切です。

しかし歯周病の原因である歯垢(しこう)はセルフケアで完全に取り除くことは難しく、残ってしまった少量の歯垢(しこう)が歯周病につながってしまうことも。歯周病を予防するには、セルフケアと併せて定期的に歯科医院でクリーニングを受けると良いでしょう。

共立美容外科・歯科では歯周病予防に大切な歯のクリーニングや歯周病治療を行っています。歯周病治療ではスケーリングとルートプレーニングを基本とした歯垢(しこう)と歯石の除去を行い、必要に応じてフラップ手術という外科手術で歯周病の改善を目指します。

ご自身が歯周病になっていないか心配な方や歯周病の症状が出ていて治療したい方は共立美容外科・歯科へお気軽にご相談ください。

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このページの監修・執筆医師

  • 諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    諸岡 梨沙(もろおか りさ)

    日本アンチエイジング歯科学会認定医
    メディカルアロマセラピスト認定医

    • 略歴

      • 2005年
        福岡歯科大学 卒業
        2009年
        共立美容外科・歯科 入職
        2009年
        共立美容外科・歯科 大阪本院(歯科部門)院長就任
    • 主な加盟団体

      日本口腔インプラント学会
      日本審美歯科学会
      日本補綴歯科学会
      顎機能咬合学会
      アンチエイジング歯科学会
      アンチエイジング歯科学会認定医
      メディカルアロマセラピスト認定医
      ヨガインストラクター

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