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糸リフトが肌になじむまでにはどのくらいの時間がかかる?

糸リフトが肌になじむまでにはどのくらいの時間がかかる?

公開日: 2022年07月10日 (日)
最終更新日: 2023年09月10日 (日)
糸リフトが肌になじむまでにはどのくらいの時間がかかる?

年齢を重ねると気になるのが、顔のたるみやしわ。

たるみやしわはセルフケアでの改善がなかなか難しく、悩まれている方は多いのではないでしょうか。

たるみやしわにお悩みの方におすすめの美容外科手術が、糸リフトです。

糸リフトは顔にメスを入れないため、比較的手軽に受けられる美容外科手術です。

今回は糸リフトの効果やなじむまでの期間などについてご紹介します。

 

糸リフトとは?

糸リフトとはフェイスリフトのような大掛かりな手術は必要なく、時間が経つと自然に体内に吸収される特殊な糸を皮膚の下に通し、たるみをリフトアップする治療のことです。

美容外科クリニックによっては「スレッドリフト」と呼ばれることもあります。

顔にメスを入れることなく、手術時間が20〜30分程度と短時間で終わるため、比較的気軽に受けやすいリフトアップ施術で、気軽に美容外科手術を受けてみたいという方にも適しています。糸リフトは、

 

  • 頬や顎のたるみが気になる
  • ほうれい線やマリオネットラインが深くなった
  • フェイスラインがぼやけてきた
  • あまり大がかりな手術はしたくない

 

といった方におすすめです。ダウンタイムは2週間程度で、術後2日〜1週間の間に腫れや軽い痛みが顔面に起こることがあります。

いずれの症状も時間の経過とともに自然に治るため、別途治療を行う必要はありません。

糸の挿入ライン上に凹みが生じることがありますが、1週間程度で消えてなくなります。

糸リフトで使用する糸は非常に細いため、凸凹した状態が数カ月続くことは基本的にありません。

糸リフトの効果は施術後すぐに実感することができ、糸を挿入してから半年~1年程度リフトアップ効果が続きます。

糸リフトの施術中に痛みを感じるタイミングは、術中の術後の2回。術中の痛みは麻酔の注射針を挿入した時に生じるもので、チクっとした痛みを感じます。

ただ、麻酔の注射針は非常に細いため、怖がるほどの痛みではありません。

痛みにとても敏感という方は、事前に医師に伝えておくことで、注射前に麻酔クリームを使用できることも。

手術中は糸を挿入したときにぐっと押されるような感覚がありますが、この時点では完全に麻酔が効いている状態になるため、痛みを感じることはないでしょう。

術後の痛みは1週間程度、顔にズキズキとした痛みを感じることがありますが、市販の痛み止めで対処できる程度の痛みになることが一般的です。

共立美容外科では糸リフトの施術に力を入れており、総院長自ら指導を実施。

定期的に医師の技術を確認し、共立美容外科全体で一定水準の医療技術を提供できるように、日々努めています。

糸リフトは種類が非常に多く、短いスパンで新しい糸が開発されたり、ほかの施術との組み合わせで使用されたりすることが多いため、院内での情報共有は欠かせません。

定期的に院内で開催している糸リフトの勉強会では、国内外の有名なドクターによる効果的な手術方法を実際の症例を交えて学んでいます。

 

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糸リフトで使用される糸の種類

指でつまんでいる糸リフト

たるみやしわが起こる原因はいろいろありますが、そのうちの一つに脂肪が重力に負けて下に落ちてしまうことが挙げられます。

糸リフトは挿入する糸の本数が多いほど、たるみやしわの解消に効果的です。

目安として片側に4~5本挿入される方が多く、たるみが大きい場合はそれ以上の本数を挿入することも。

挿入する糸の本数はもちろん、挿入する糸の種類によっても仕上がりが大きく変わるものです。

ここでは、糸リフトで使用される糸の種類についてご紹介します。

 

PDO

PDOとは正式名称を「ポリデオキサノン」といい、体内に吸収されるまでの期間が早いという特徴があります。

PDOは糸自体に摩擦力が生まれる特性を持っており、肌の引き締めにも効果的。

挿入された糸は体内に吸収されるまで皮下から刺激し、挿入から時間が経過しても微弱ながら効果を発揮し続けます。

PDOの効果の持続期間は6カ月~1年程度です。

糸リフトで使用されている糸の中でも持続期間が短いため、近年施術で使用される機会が少なくなっています。

PDOのリフトアップ効果の程度は決して強くも弱くもない程度な引き上げ力で、細かいしわなどの改善効果を実感しやすいと言われています。

持続期間が短く、リフトアップ効果も適度であるため、「大幅に顔が変わることは避けたい」「急な変化に不安を感じる」といった糸リフト初心者の方におすすめです。

共立美容外科では「バーブツーアンカー」「テスリフトソフト」「リードファインリフト」の3つを取りそろえています。

 

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PLA

PLA(ポリ乳酸)は合成ポリマーで、生体組織や器官との親和性に優れているという特徴があります。

日本の厚生労働省に該当する、アメリカのFDA(Food and Drug Administration)から正式な認可を受けている唯一の糸です。

安全性が高いことはもちろん、糸の形状を自由自在に変えることができます。

凸凹やスプリング状、トゲを付けたりすることで、糸の弾性力や引き上げ力を強化することが可能に。

PLAは糸の先端が丸い形状になっている分、皮膚や周辺組織への刺激が少ないため、ほかの糸よりもダウンタイムが短くなる傾向があります。

PLAの効果の持続期間は18カ月~24カ月程度で、後ほどご紹介するPCLに次いで長いです。

リフトアップ効果はとても強く、大きなしわやたるみにも効果的。特にほかの糸では引き上げが難しい頬や顎のたるみもリフトアップを実感できるでしょう。

硬い糸と糸についているトゲが皮下脂肪を強く持ち上げ、十分なリフトアップ効果を発揮します。

共立美容外科では「シルエットソフト」を扱っています。

シルエットソフトを挿入すると、体が異物反応を起こし、糸とコーンの周りにコラーゲンが生成され、この時に生成されたコラーゲンを「コラーゲントンネル」と呼びます。

コラーゲントンネルは、糸が吸収されて完全になくなった後も、しばらく体内に存在し続けるのです。

 

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PCL

PCL(ポリカプロラクトン)は医療用で使用されている糸の中でも、しなやかで柔軟性に優れているといった特長があります。

糸の形をある程度自由に形成できるため、糸リフト以外でもさまざまな分野で使用されています。

この特性からPCLは主に口元や目元など、日常生活で動かす頻度が高い部位に使われることが多いのです。

また、加水分解で体内に100%吸収されるため、安全性が高いことも嬉しいポイントの一つ。

PCLの効果の持続期間は24カ月~36カ月で、糸リフトで使用される糸の中では最も持続期間が長いです。

しかし、口元や目元などのように、激しく動く部位は糸が緩みやすく、効果が低下することも。

定期的に医師とカウンセリングを行いながらメンテナンスを行うと良いでしょう。

共立美容外科では「ボブリフト」を扱っています。

ボブリフトは、アメリカのFDAから正式に認可を得ているほか、「CEマーク」と呼ばれるEUが定める安全基準を満たすことを証明するマークを取得しています。

 

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糸リフトの主な効果

拡大した糸リフト

加齢によって起こるたるみやしわは、筋肉の緊張が徐々に衰え、皮下脂肪が減少する上に緩んで生じるもの。

そこで糸リフトを行うことで、トゲなどがついた糸を顔に挿入して内部の皮下組織に引っ掛け、皮膚の土台からたるみを持ち上げてシャープで若々しいフェイスラインへと整えることができます。

糸周辺にできるコラーゲンなどの繊維化組織が皮膚や皮下組織を支え、糸が吸収されてもリフティング効果が持続するのです。

糸リフトの主な効果として、

  • 顔のしわやたるみの改善
  • ハリ・ツヤ効果
  • 小顔効果
  • 毛穴・小じわの改善

 

といったことが挙げられます。それぞれの効果について一つひとつ詳しく見ていきましょう。

 

顔のしわやたるみの改善

糸リフトには顔のしわやたるみを改善する効果があります。

糸を使って肌を本来の糸まで引き上げることで、顔のしわやたるみを改善できるというもの。

糸リフトの施術を行える部位は、

  • こめかみ
  • ゴルゴ線
  • 目元
  • 口元

 

などが挙げられます。二重顎などの顎下部分のたるみも改善可能ですが、おでこのしわは加齢以外に眼瞼下垂などさまざまな原因が考えられるため、糸リフトの施術を行えない可能性があります。

表情によっておでこのしわが入る場合、ボトックス注射も選択肢の一つ。

ボトックス注射について詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。

 

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ハリ・ツヤ効果

糸リフトには、ハリやツヤ効果を得ることもできます。

糸リフトによって肌を元の位置に戻すことで、周辺の血行が改善され、酸素や栄養分が隅々まで行き届くようになります。

この働きによって肌の細胞が活性化し、肌にハリやツヤが生まれるのです。

糸リフトを行うことで、より若々しい印象を与えることができます。

 

小顔効果

糸リフトにはしわやたるみの改善、ハリ・ツヤ効果に加え、小顔効果があります。

糸リフトでフェイスラインのたるみが整えられるほか、糸の種類によっては脂肪を萎縮させて引き締める作用によって、より引き締まった印象にすることも可能です。

 

糸リフトが肌になじむまでにかかる期間

糸リフトの施術後にひきつれが起きた場合でも、時間の経過とともにひきつれは自然に治り、1週間程度で糸リフトが肌になじむと言われています。

特に糸リフトを初めて受ける方は施術直後に肌が突っ張ったような感覚になりやすい傾向がありますが、数日以内に違和感がなくなることがほとんどなため、過度に心配する必要はありません。

 

糸リフトの施術後の注意点

糸リフトは安全性が高く、手術時間も短い施術です。

ほかの外科的美容整形手術と比べると費用も抑えめであり、初めての美容医療として選びやすいでしょう。

手軽な印象がある糸リフトですが、施術後はあることに注意する必要があるのです。

ここでは、糸リフトの施術後の注意点についてご紹介します。

 

施術後1週間程度は口を大きく開けない

糸リフトは顔の皮膚内部に糸を挿入する施術。

糸が周辺組織になじむ前に口を大きく開けると、挿入した糸が切れてしまうリスクがあります。

普通に話したり、食事をしたりする分には問題ないですが、施術後1週間程度は口を大きく開けることを避けましょう。

 

激しい運動や長時間の入浴を避ける

激しい運動や長時間の入浴などは体が温まりやすい行為です。

糸リフトの施術後に体を温めてしまうと、顔の腫れが長引いてしまうことも。

もともと糸リフトのダウンタイムは長期間になることはありませんが、術後1週間程度は激しい運動や長時間の入浴を避けると良いでしょう。

 

糸リフトとの併用で高い効果を得られる美容医療

糸リフト単独でもたるみやしわの改善効果などが見込めますが、糸リフトと併せて行うことでさらに高い効果を得られる施術があります。

ここでは、糸リフトとの併用で高い効果が得られる美容医療についてご紹介します。

 

脂肪吸引

脂肪吸引とは「カニューレ」と呼ばれる専用の吸引器具を用いて皮下脂肪を除去する痩身治療のことです。

数mm程度の切開で済むため、傷跡が目立ちにくいことも嬉しいポイントの一つ。

顔のほか二の腕や太もも、お腹など皮下脂肪がたまりやすい箇所への施術が可能です。

私たちが太る原因は、脂肪細胞の肥大化によるものです。

脂肪細胞は脂肪を蓄積する働きがあり、蓄積量が増えると脂肪細胞自体が肥大化して結果的に太ってしまいます。

そのため、太っている人や痩せている人と比べて脂肪細胞が大きくなっているのです。

脂肪細胞の数は生涯ほぼ一定数であるため、脂肪吸引によって脂肪細胞の数自体を減らすことで、太りにくい体質になります。

特に顔の脂肪は通常のダイエットではなかなか落としにくいため、「過去に運動や食事制限によるダイエットで成功したことがない」「短期間で痩せたい」という方におすすめです。

脂肪吸引のダウンタイムは1〜2週間で、痛みやむくみ、内出血、吸引箇所の凹凸といった症状が現れやすくなります。

時間の経過と共に自然に治まる場合がほとんどですが、これらの症状に加えて「拘縮」が起こることも。

拘縮とは吸引箇所の皮膚が硬くなり、動かそうとすると関節に痛みを伴う症状のことです。

拘縮は脂肪がなくなった空間部分でダメージを修復しようと、体内に繊維状の物質を作り出すことが原因で起こること。

術後1週間程度から症状が現れ、完治するまで数カ月かかる場合があります。

拘縮部位を放置すると、完治後に形が崩れる原因になるため、拘縮期間中は顔をバンドで固定するようにしましょう。

美容外科手術の中でも脂肪吸引は術後のリスクが高いため、共立美容外科では安全性に細心の注意を払っています。

共立美容外科が独自開発した傷跡保護器具「KBシース」と、あらゆる部位の脂肪を効率的かつ安全に吸引できる53種類のカニューレを使用。

共立美容外科の脂肪吸引は、「ブラインド術」が習得した医師が担当しています。

ブラインド術は手の完食でどれだけ脂肪が吸引されたかわかる技術のこと。

高性能な美容器具に頼るだけではなく、医師の技術も大切にしています。

 

▼共立美容外科の「共立式KB脂肪吸引」の料金や手術についての詳細はこちら

 

 

ハイフ

ハイフとは、高密度焦点式超音波治療のことで、正式名称を「High Intensity Focused Ultrasound」と言います。

顔のしわを引き上げるリフトアップ治療の一つで、超音波によって肌のたるみを改善する治療です。

超音波を皮下組織や筋膜に照射することで発生する熱によって肌を内部から引き締めることができます。

肌や皮下組織をピンポイントで熱凝固させて、土台部分から肌を引き締める効果があるため、しわやたるみ、ほうれい線に対して高い効果があるのです。

また、熱凝固という肌にダメージを与える治療となるため、これによって肌が持つ再生能力を存分に引き出してくれるでしょう。

そのため、肌内部のコラーゲンを増やす効果も期待でき、肌の弾力アップやたるみの引き上げにも効果的です。

個人差はありますが、施術後すぐにハイフの効果を実感できる場合がほとんどです。

コラーゲンが増え始めるタイミングは施術から1〜3カ月後になるため、この時さらに効果を実感できるでしょう。

ハイフの施術効果は、半年〜1年程度持続します。継続して施術を受けたいという方は、初回の施術から最短でも3カ月間は間隔を開ける必要があるため、半年に1回程度の間隔で施術を受けると良いでしょう。

ダウンタイムはほぼなく、顔にほてりを感じる程度のものなので、施術終了直後からメイクも可能です。

施術自体も30〜40分程度で終わるため、仕事や家事で忙しい方でも比較的チャレンジしやすいです。

顔全体への照射だけではなく、ミニカードリッチを使用することで目元や眉下など、細かい場所やカーブのある場所にも問題なく照射できます。

そのため、目元や口元の小じわ、まぶたのたるみなど、パーツごとに気になるところがあるという方にもおすすめです。

共立美容外科では独自開発した「スーパーハイフプロ」という美容マシンを使用しています。

高周波と高密度焦点式超音波の療法を用いて、メスを使わずに肌のリフトアップを実現。

従来からあるしわ・たるみ治療マシンでは照射できなかった、肌の表面から約3mmの深さにある「真皮層」にアプローチすることを実現しました。

さらに、スーパーハイフプロは3つの超音波を使い分けることができ、パワーも0.05単位(ジュール)で調整できるので、おでこや眉間、目の上下、目尻、頬、ほうれい線、口周り、フェイスライン、顎下などを対象に、たるみやしわを引き上げることが可能です。

 

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糸リフトでたるみのない美しい肌を手に入れよう

共立美容外科の糸リフトを勧める女性

今回は糸リフトの主な効果やなじむまでの期間、施術後の注意点などについてご紹介しました。

糸リフトは顔にメスを入れることなく、数本の糸を挿入することでリフトアップさせる施術のことで、セルフケアではなかなか改善が難しい、ほうれい線やたるみを改善したり、小顔にしたりできます。メスを入れない分、ダウンタイムはほぼなく、施術の効果をすぐに実感できるといったことも嬉しいポイントの一つです。

また、糸リフトと併せて受けることでリフトアップ効果をさらに向上させる施術も複数あることをご説明しました。

共立美容外科は多くの施術を用意している総合美容外科クリニックであるため、糸リフトと併せて顔の脂肪吸引やハイフといった施術を同時並行で受けることが可能です。これらの施術を同時に受けることで、より高い施術効果を得られるでしょう。

また、共立美容外科では他院で挿入した糸リフトの修正手術も行っています。

修正する場合、皮膚の内部組織が敏感になっているため、術後の腫れや内出血といった症状が起こることも。

こうした症状の発生を防ぐために、手術前のカウンセリングやシミュレーションを慎重に行います。

糸リフトに興味のある方や、他院で挿入した糸リフトの修正を検討されている方は、共立美容外科の無料カウンセリングに申し込んでみるのはいかがでしょうか。

カウンセリングは院長や専門医が担当するため、あなたのお悩みを解決できる場にすることができるでしょう。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 日本美容外科学会
  • 日本美容外科学会認定専門医

磯野 智崇

(いその ともたか)

医師の詳細

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