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Kyoritsu Biyo Scrap(KBS)

ニキビ跡の赤みを消すには?肌のお悩みを解決!

公開日:2022年02月13日(日)
最終更新日:2023年06月12日(月)

ニキビ
セルフケアでニキビ跡の赤みを消す3つの方法
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ニキビの症状が悪化すると、治った後も肌に赤みが残ってしまうことがあります。

肌の赤みは自然に治るケースもありますが、しばらく経っても赤みが引かない場合は、何らかの方法で対処する必要があります。

今回は、ニキビが治った後に赤みができる原因や、ニキビ跡の赤みを消す方法についてくわしく解説します。

ニキビ跡の赤みの原因

ニキビ跡の原因は症状によって異なりますが、肌に赤みが残る原因は大きく分けて2つあります。

正しい原因を把握していないと、適切なケアを行えない上、今後もニキビ跡の赤みを繰り返す可能性がありますので、くわしいメカニズムを知っておきましょう。

1. 毛細血管の拡張・新生

赤ニキビや黄ニキビになると、皮膚の炎症が悪化して周辺組織にダメージが広がります。

炎症によって損傷した組織を治癒する際、一時的に毛細血管が患部に集中・拡張するため、皮膚に赤みが生じます。

また、皮膚が再生されると、破壊された毛細血管も新生されるため、ニキビができた部分に発赤が見られるように。

こうした症状は本来一時的なもので、損傷した皮膚が再生されると、拡張した毛細血管は徐々に退縮し、皮膚の色味も元に戻ります。

ところが、ニキビの炎症が長引くと、ニキビが治った後も赤みが引かず、そのまま残ってしまう場合があります。

特に炎症が真皮層以下の深い部分で発生すると赤みが長引きやすく、人によっては症状が数年にわたって続くこともあります。

このように、炎症後に赤みが生じる症状は「炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)」、または英語の頭文字を取ってPIE(Post Inflammatory Erythema)と呼ばれています。

2. 皮膚が薄くなり、血管が透けて見える

ニキビの炎症が長引くと、表皮だけでなく、その下にある真皮や皮下組織にまでダメージが到達します。

真皮層の損傷が大きくなると、肌のハリや弾力のもとになるコラーゲンやエラスチンの産生量が減少し、表皮が薄くなる「菲薄化(ひはくか)」が起こります。

肌が痩せると、その下にある毛細血管が透けて見えるようになり、ニキビができた部分を中心に皮膚の赤みが目立つようになります。

皮膚が薄くなると、肌のバリア機能が低下してニキビを繰り返しやすくなるため、適切なケアを行わないと悪循環に陥るおそれがあります。

自宅でできるニキビ跡の赤みを消す方法

ニキビ跡の赤みは、軽度な症状なら自宅でセルフケアすることも可能です。

ここでは、自宅でできるニキビ跡の赤みを消す方法を3つご紹介します。

1. 市販のニキビ薬を使う

ニキビ跡の赤みは炎症の長期化が原因ですので、抗炎症成分を配合したニキビ薬を使用すると、症状が軽減される可能性も。

また、炎症を悪化させる原因となるアクネ菌の活性化を防ぐために、殺菌成分を配合した薬を使用するのも良いでしょう。

市販薬に使用される抗炎症成分にはイブプロフェンピコノールやグリチルリチン酸ニカリウムなどが挙げられるほか、殺菌成分にはレゾルシン、イソプロピルメチルフェノール、ベンゼトニウム塩化物、エタノールなどがあります。

ニキビ薬のパッケージ裏などをチェックすると、主な効果・効能が記載されていますので、抗炎症や殺菌に特化した薬を選ぶようにしましょう。

2. スキンケアで保湿する

ニキビの炎症は、外的刺激を受けるほど悪化する傾向にあります。

特に赤みが残るほど炎症が長引いている皮膚は、乾燥やバリア機能の低下が進んでいるので、しっかり保湿して肌を保護することが大切です。

炎症後紅斑による赤みが目立つ場合は、抗炎症成分が配合された化粧水や美容液を使用すると、肌の保湿とともに炎症を鎮める可能性もあるため、一石二鳥の効果が期待できる場合も。

一方、皮膚が薄くなったことによる赤みには、コラーゲンやエラスチンが配合された化粧品の利用がおすすめです。

コラーゲンやエラスチンの産生をサポートする代表的な成分には、リジンやプロリンといったアミノ酸や、ビタミンC、プラセンタなどが挙げられます。

また、ニキビができた肌はバリア機能が低下していますので、バリア機能の強化に欠かせないセラミドを配合したスキンケア商品でケアするのも良いかもしれません。

3. 美容サプリメントを摂取する

ビタミンCやコラーゲン、エラスチンなど、ニキビ跡の赤みを軽減するのに役立つ栄養素を凝縮した美容サプリメントを摂取するのもひとつの方法です。

化粧品の場合、もともと肌に備わっているバリア機能が美容成分の浸透を阻害するため、実際に肌の奥まで届く成分はごくわずかに留まってしまいます。

その点、サプリメントなら体内に直接成分を取り込めるので、化粧品に比べると比較的効成分を摂取しやすいです。

スキンケアと併用すれば相乗効果が期待できますので、これまで化粧品だけでお手入れしてきた方は、この機会にサプリメントを使う習慣をつけてもよいでしょう。

クリニックでできるニキビ跡の赤みを消す方法

ここまで自宅でできるニキビ跡の赤みのセルフケア方法をご紹介してきましたが、赤みがひどい場合や、広範囲にわたっている場合は、自宅での対処には限界があります。

セルフケアを続けても改善の兆候が見られない場合は、クリニックで専門的な治療を受けることをおすすめします。

ニキビ跡の赤みを消す治療法は複数ありますが、それぞれ特徴が異なりますので、自分のニーズや症状に合った方法を選択しましょう。

ここではクリニックでできるニキビ跡の赤みを消す方法を8つご紹介します。

1. 外用薬を使う

抗炎症成分や殺菌成分、抗菌成分などを配合した外用薬を赤みが気になる部分に塗布して治療します。

最も一般的な医薬外用薬は、レチノイン酸(トレチノイン)を配合した軟膏で、肌のターンオーバーを促進し、表皮にできたシミの排出をサポートします。

ダメージを負った皮膚の新生を促す作用もあることから、菲薄化した皮膚の再生にも有用です。

市販品にも同じような作用を持つレチノールを配合した医薬品や薬用化粧品などが販売されていますが、レチノイン酸はレチノールよりも作用が強く、より高い効果が期待できます。

また、ニキビの炎症悪化を防ぐために、ダラシンTゲルやアクアチムクリームといった抗生物質製剤や、ゼビアックスローションなどの抗菌剤を併用することもあります。

なお、「肌の漂白剤」と呼ばれるハイドロキノン配合のクリームや軟膏が処方されることもありますが、炎症が治まっていない状態で塗布すると、かえって肌に刺激を与えてしまうこともあります。

そのため、ハイドロキノンは抗生物質や抗菌剤などで炎症を抑えた後に処方されるのが一般的です。

2. 内服薬を使用する

ニキビの炎症がひどい場合は、外用薬とともに内服薬が処方されることもあります。
用途は外用薬とほぼ同じで、アクネ菌の増殖を防ぐ抗生物質や抗菌薬が中心で、ミノマイシン錠やルリッド錠、ファロム錠などが一般的です。

また、抗菌・静菌作用と抗炎症作用を併せ持ったビブラマイシン錠などもニキビの炎症を抑える薬として多用されます。

一方、内服薬とは別にビタミンCやE、B群などを配合したビタミン剤が処方されることもあります。
ビタミン剤のみでニキビ跡の赤みを消すのは難しいですが、外用薬や内服薬と併用すれば、補助的な効果が期待できます。

3. ケミカルピーリングを行う

グリコール酸やサリチル酸などを配合したピーリング剤を肌に塗布し、古い角質を溶解して除去する方法です。

もともと肌には、およそ28日周期で古い角質から新しい角質へと生まれ変わるターンオーバーの機能が備わっていますが、加齢やストレス、ニキビによる皮膚組織の損傷などによってターンオーバーの機能が低下すると、古い角質が剥がれ落ちずにどんどん堆積してしまいます。

古い角質によって毛穴がふさがれると、毛穴に皮脂や汚れがつまってアクネ菌が増殖しやすくなり、ニキビの炎症が悪化する原因となります。

ケミカルピーリングによって古い角質を除去することで、毛穴つまりが解消され、アクネ菌の増殖および炎症の悪化を防ぐことが可能になる場合も。

なお、ピーリング剤はドラッグストアなどにも市販されていますが、肌に炎症が残っている状態で使用すると、症状が悪化する可能性があります。

自宅でのセルフケアでは、ピーリング剤を使ってよいのかどうか判断がつかない上、ピーリング剤の濃度も調整できませんので、クリニックで肌の状態に合わせた施術を受けた方が安心です。

▼共立美容外科のケミカルピーリング

4. イオン導入を利用する

イオン導入とは、専用の機器を使用して肌に微弱な電流を流し、美容液の有効成分を肌の奥まで浸透させるケア方法です。

美容成分は肌に良いものですが、肌のバリア機能は外部から侵入しようとするものをすべて「異物」とみなすため、化粧品をそのまま肌に塗布しても、バリアに阻まれて肌の奥まで浸透させることができません。

イオン導入では、マイナスの電気を帯びた美容成分を肌に塗布した上で、微弱なマイナスの電気を流し、マイナス同士の反発エネルギーを利用することで、美容成分を肌の奥まで浸透させることができます。

普通のスキンケアに比べて数倍~数十倍の浸透率を実現するため、ビタミンCやコラーゲン、エラスチンなどの美容成分の効果を高めることができます。

最近では家庭用のイオン導入器も市販されていますが、医療用機器に比べると出力が落ちるため、短期間で効率よくニキビ跡の赤みを消したいのなら、クリニックのイオン導入を利用するのがおすすめです。

▼共立美容外科のイオン導入

5. 光治療を受ける

インテンス・パルス・ライト(IPL)と呼ばれる特殊な光を照射し、赤みを消す方法です。

IPLは赤や黒などの色素に反応するはたらきがあり、周囲の皮膚組織にダメージを与えず、ピンポイントで赤みにアプローチできます。

一度に照射できる面積が広いので、赤みが広範囲にわたっている場合でも、短時間でケアできるところが特徴です。

後述するレーザー治療に比べて施術中の痛みが少ないところも利点ですが、光エネルギーは生体を通るときに吸収と散乱によって減弱していくため、皮膚の奥深いところまでアプローチするのは難しいといわれています。

IPLは医療機器ではないため、クリニックや皮膚科などの医療機関以外の美容サロンなどでも施術できます。

▼共立美容外科のフォトフェイシャル

6. レーザー治療

特殊なレーザー光を患部に照射し、赤みを消す方法です。

前述のIPLに比べると、照射範囲が狭く、かつ痛みがやや強いというデメリットはありますが、そのぶん皮膚の奥深くまでエネルギーを届けることができるのが大きな特徴です。

波長を調整すれば、表皮の赤みだけでなく、その下の真皮層にも作用して、皮膚の奥深くにある赤みの原因にもアプローチできます。

広範囲の赤みのケアを行う場合はやや時間がかかりますが、濃い赤みを薄くしたいときに有効な方法です。

なお、レーザー治療は医療行為にあたるため、クリニックなどの医療機関でしか受けることはできません。

▼共立美容外科のレーザー治療

7. ダーマペンによる治療

ダーマペンは、髪の毛よりも細い医療用の針で肌に無数の穴をあけ、その刺激で皮膚の再生能力を促進させる治療法です。

新しい皮膚に生まれ変わる過程で、赤みや色素改善が期待できるほか、コラーゲンやエラスチンの産生も促進されて皮膚の菲薄化の解消にも貢献します。

なお、施術の際に美容液を併用すると、微細な穴をあけると同時に美容成分を肌の奥まである程度浸透させることができます。

ダーマペンは初代からリニューアルが繰り返され、最新式ではより深い部分へのアプローチを可能としながら、肌への負担は従来より軽減されています。

ダーマペンによる治療は医療行為に該当するため、クリニックなどの専門機関で受ける必要があります。

▼共立美容外科のダーマペン治療

8. PRP療法による治療

PRP療法とは、患者さんから採取した血液に含まれる多血小板(PRP)を患部に注入する治療法です。

多血小板には出血を止める作用と傷を治す作用があり、赤みが気になる部分に注入することで、炎症による赤みや色素沈着の解消を促します。

また、血小板には成長因子を放出する作用があることから、傷ついた組織の修復や、コラーゲン・エラスチンの産生促進といった効果も見込めます。

PRP療法は注射による注入のほか、前述のダーマペンを使って注入する方法もあり、部分的な治療には前者を、広範囲の治療には後者を選択するのが一般的です。

▼共立美容外科のPRP 療法

ニキビ跡の赤みの予防方法

ニキビ跡の赤み予防法

ニキビ跡の赤みは、クリニックなどで適切な治療を受ければ解消できますが、通常のニキビ治療に比べると時間と手間がかかります。

ニキビができてしまっても赤みが残らないよう、日頃から以下の予防方法を習慣化することをおすすめします。

1. 正しい方法で洗顔する

ニキビ跡の赤みの原因である炎症は、アクネ菌の増殖にともなって悪化していきます。

アクネ菌は空気が少なく、かつ皮脂や汚れなどのエサが豊富なところで増殖する性質がありますので、日頃から正しい方法で洗顔し、毛穴のつまりや汚れを解消しておくことが大切です。

なお、洗顔のときはニキビの発生や悪化を防ぐために、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 手と肌の間で摩擦が起こらないよう、たっぷりの泡で洗顔する
  • 肌をごしごしこすらない
  • にきびができやすいTゾーンとUゾーンは特に念入りに洗顔する

すでにニキビができている場合は、低刺激なニキビ用の洗顔料を使用すると、肌に余計な負担をかけずに済みます。

2. 念入りに保湿する

肌が乾燥していると、バリア機能が低下してニキビが発生・悪化しやすい状態になってしまいます。

洗顔を終えたら、すぐに化粧水や乳液で保湿し、肌のうるおいをキープできるようにしましょう。

なお、ニキビができている間はいつものスキンケアが刺激になり、かえってニキビの炎症が悪化してしまうことがあります。

スキンケアしたときにヒリヒリとした痛みや刺激を感じた場合は、直ちに使用を中止し、ニキビケア用や敏感肌用のスキンケアに切り替えましょう。

3. 紫外線対策をしっかり行う

肌の天敵といわれる紫外線は、ニキビの炎症を悪化させる要因にもなります。

さらに、紫外線を浴びたときに生成される活性酸素は、肌の老化と機能低下を促す原因となる場合もあるため、日頃から紫外線対策をしっかり行うことが大切です。

紫外線対策の基本である日焼け止めは、SPFの数値およびPAの+の数が多いほど高いUVケア効果を発揮しますが、そのぶん肌に負担をかけるリスクも高くなります。

炎天下でのレジャーやマリンスポーツを行う場合はSPF50以上、PA++++の日焼け止めを使う必要がありますが、日常生活くらいならSPF20、PA++程度でも対応できますので、シーンに応じて日焼け止めを使い分けるのがベターです。

また、日焼け止めは時間が経過すると効果が落ちるので、2時間置きを目安に塗り直すことを心がけましょう。

日焼け止めは夏だけでなく、春や秋、冬にも降り注いでいますので、季節を問わず通年で紫外線対策するのがポイントです。

4. 食事・サプリから必要な栄養素を摂取する

健康的な肌を維持するためには、アミノ酸やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が必須です。

偏った食生活などの影響で栄養素が不足していると、肌のターンオーバーが乱れたり、皮膚の修復が遅れたりと、さまざまな支障を来します。

ニキビができやすくなるのはもちろん、ニキビ跡が残る原因にもなりますので、普段の食事からバランス良く栄養を取ることを心がけましょう。

特に、皮膚を作る材料となるアミノ酸やたんぱく質、赤みや色素沈着の軽減に役立つ可能性のあるビタミンB群やCは現代人に不足しがちな栄養素とされているので、食事の見直しはもちろん、必要に応じてサプリメントを活用するのもおすすめです。

5. ナチュラルメイクを意識する

ニキビができている間や、ニキビの炎症が残っている間は、外部からの刺激に対して過敏になっているので、肌の負担になることはできるだけ避ける必要があります。

中でも気を付けたいのは毎日のメイクで、油分の多いファンデーションを厚塗りすると、毛穴つまりや毛穴汚れの原因となります。

さらに、メイクオフするときに使用するクレンジングも、刺激が強いものを選ぶと乾燥や炎症を引き起こす要因になることがあります。

特にメイクを厚塗りしていると、クレンジングにかける時間が増えて肌への負担も大きくなりますので、ニキビができている時や、炎症が残っている時はなるべくナチュラルメイクを心がけましょう。

ニキビがある部分や、赤みが残っている部分については、できるだけメイクしないのが理想ですが、ニキビや赤みが広範囲に及んでいる場合は、患部を避けてメイクするのは難しいところです。

また、ノーメイクの部分は紫外線の影響を受けやすくなりますので、化粧下地やコンシーラーを上手に使ってファンデーションの厚塗りを避けるなどの工夫を採り入れながら、無理なくメイクするのがポイントです。

6. 十分な睡眠を取る

睡眠中には、皮膚や骨、筋肉の新生や修復に必要な成長因子の分泌が活発になります。

そのため、睡眠不足の状態が続くと成長因子の分泌量が減り、皮膚の修復が遅れてニキビ跡の赤みがなかなか消えづらくなってしまいます。

さらに、睡眠不足はホルモンバランスやターンオーバーの乱れにもつながりますので、ニキビやニキビ跡に悩まされている時ほど、たっぷりの睡眠を心がける必要があります。

基本的には早寝早起きを心がけるのがポイントですが、特に夜10時~翌午前2時までの4時間は肌のゴールデンタイムと呼ばれており、成長因子の分泌が特に盛んになります。

仕事や家事で忙しいと、なかなか夜10時までに就寝するのは難しいかもしれませんが、なるべくゴールデンタイムの間に就寝し、皮膚の新生や修復を促すことがニキビ跡の赤みの予防につながります。

7. ニキビはつぶさず、適切に治療する

ニキビができると、見た目に目立つ上、炎症の影響で痛みやかゆみが生じるため、つい気になって指でつぶしてしまいがちです。

炎症を悪化させる原因となるアクネ菌は、空気のない場所を好むため、古い角質を除去して毛穴つまりを解消するのは有効な手段ではあります。しかし、指などで無理にニキビをつぶすと、皮膚組織を傷付けたり、雑菌が入り込んで感染症を引き起こしたりする原因となります。

自分でニキビをつぶしたとしても、毛穴につまった皮脂を完全に取り除くことはできないため、いたずらにニキビを悪化させることになります。[注1]

ニキビ跡になる前にニキビを治したいのなら、自分でニキビをつぶすのは避け、正しい方法でケアしましょう。

どうしてもニキビの腫れが気になる場合は、皮膚科などで特殊な医療器具を使って皮脂や膿を除去する「面ぽう圧出」を行うか、クリニックでピーリングやダーマペンを使った治療を行えば、ニキビの症状を早めに抑えることができる可能性があります。

ニキビ跡の赤みはクリニックで専門的なケアを行うのがおすすめ

ニキビが治った後も皮膚に赤みが生じるのは、長引く炎症によって赤みが残っているか、あるいは皮膚の菲薄化によって毛細血管が透けて見えているのが原因です。

軽度な赤みなら、自宅でニキビケア用品を使用することで対処可能ですが、赤みが濃い場合や、広範囲に及んでいる場合は、クリニックなどで専門的な治療を受けるのがおすすめです。

クリニックでは、市販品よりも作用の強い外用薬や内服薬が処方されるほか、医療用レーザーやダーマペン、PRP療法といった特殊な方法でニキビ跡の赤みを効率的にケアできます。

どの治療方法を選択するかは、赤みの原因や症状の度合いなどによって異なりますので、医師と相談しながら自分に合った治療を行いましょう。

 

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このページの監修・執筆医師

  • 磯野 智崇(いその ともたか)

    磯野 智崇(いその ともたか)

    共立美容グループ 総括副院長

    • 略歴

      • 1995年
        聖マリアンナ医科大学 卒業
        1995年
        聖マリアンナ医科大学形成外科 入局
        1999年
        東大宮総合病院整形・形成外科 入職
        2002年
        共立美容外科 入職
        2009年
        共立美容外科 浜松院院長就任
        2020年
        共立美容グループ 総括副院長就任
    • 主な加盟団体

      日本美容外科学会
      日本美容外科学会認定専門医

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