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公開日:2023年04月01日(土)
最終更新日:2023年06月12日(月)
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目次
シワやたるみ、ニキビ跡など肌のお悩みを抱えていて、「PRP皮膚再生療法」を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。「PRP皮膚再生療法」は、さまざまな美肌効果を期待できるものですが、一方で担当医師の高い技量が必要な施術でもあります。
そこで本記事では、PRP皮膚再生療法の効果やメリット、デメリットを解説した上で、名医を選ぶための7つのポイントをご紹介します。「PRP皮膚再生療法を受けたいけれど、失敗したくない」「名医に依頼して満足のいく美しい肌になりたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
「PRP皮膚再生療法」は、「PRP」と呼ばれる成分をお悩みの箇所に注入することで、美肌の効果や肌質改善の効果を期待できる施術です。
PRPとは、血液の中に含まれる血小板を抽出し、濃縮したものです。血小板には、血管が傷ついたときに止血する役割がある他、「成長因子(グロースファクター)」と呼ばれる成分によって、自身の細胞や組織の生成・修復を促進する働きがあります。
なおPRPは美容分野の他にも、慢性的な体の痛みやケガ、薄毛、不妊治療など、さまざまな医療分野でも利用されています。
成長因子にはさまざまな種類が存在し、種類によって作用する働きが異なります。ここでは代表的なものを見ていきましょう。
成長因子 | 主な働き |
FGF |
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EGF |
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TGF-β |
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IGF |
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PDGF |
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VEGT |
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PRP皮膚再生療法は、大きく以下の2種類に分けることができます。
PRP皮膚再生療法の種類 | 特長 |
施術を受ける方の血小板のみを注入するPRP皮膚再生療法 |
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施術を受ける方の血小板に、成長因子を添加して注入するPRP皮膚再生療法 |
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詳細は後述しますが、それぞれメリットとデメリットがあります。両方の施術に対応しているクリニックもあれば、片方の施術だけを行っているクリニックもあります。事前にどちらの施術を受けたいか、考えておくようにしましょう。
「PRP皮膚再生療法」の施術の流れは以下の通りです。
まずは医師のカウンセリングを受け、肌の状態やお悩み、希望を担当医師とともにすり合わせます。施術についての説明や注意点を確認して、問題がなければ施術に進みます。
施術では、まず施術を受ける方の血液を採取します。採取方法は、一般的な血液検査と同様です。血液を採取したら、専用の遠心分離機で血小板の集まった血漿(けっしょう)の層と赤血球の層を分離させます。血小板のみをPRPとして抽出し、施術内容によっては成長因子を添加します。
最後に、注射針などを使って気になる箇所にPRPを注入すれば施術は完了です。局所麻酔を行うケースが多いため、施術時の注射針の痛みを感じることはほとんどありません。
PRP皮膚再生療法には、シワやたるみ、ニキビ跡の改善などさまざまな肌のお悩みを改善できる効果があります。詳細を見ていきましょう。
PRP皮膚再生療法は、年齢を重ねるとともに気になってくるシワの改善に効果があります。額や眉間、目尻、唇のシワといった顔全般のシワはもちろん、首や手の甲など目立ちやすい部分のシワにも有効です。
鼻から口元にかけて斜めにラインが出るほうれい線や、口元から顎にかけてラインが出るマリオネットライン、目元のたるみなどの改善に、PRP皮膚再生療法は効果的です。
PRPには皮膚の組織を生成、修復し、ボリュームアップする効果があります。そのため、目の下のくまにも有効です。具体的には、血管が透けて見えてしまう「青くま」や、目の下の皮膚のすぐ裏にある眼輪筋が透けて見えてしまう「赤くま」を薄くすることができます。
加齢によって脂肪が減少したり、皮膚のコラーゲンが減少したりすることで、目元のへこみやくぼみが気になってくることがあります。PRPを注入すればふっくらとした目元を取り戻すことが可能です。
クレーターや色素沈着などのニキビ跡や傷跡にお悩みの場合にも、PRP皮膚再生療法が効果的です。PRPによって肌のターンオーバーやコラーゲンの生成が促進され、肌が生まれ変わり、徐々にニキビ跡や傷跡が目立たなくなっていきます。
顔周りだけではなく、体の気になる部位にもPRPを注入することが可能です。妊娠線や肉割れといった凹凸のある肌にPRPを注入すると、ニキビ跡や傷跡と同じ要領で肌のターンオーバーが促されます。そして徐々に妊娠線や肉割れが解消され、滑らかな肌になっていきます。
ここからはPRP皮膚再生療法のメリットをご紹介します。
シワやたるみを改善する施術の一つとして、ヒアルロン酸注射があります。ヒアルロン酸注射は、その名の通り気になる箇所にヒアルロン酸を注入して肌を持ち上げ、ふっくらとハリのある肌にすることを目的とした施術です。
一方でPRP皮膚再生療法は、PRPを注入することで肌本来の再生力を引き出す施術です。そのため表情ジワなどの生まれ持った顔の特徴などを隠してしまうことはありません。年齢とともに目立ってきたシワやたるみ、ニキビ跡などを改善でき、より自然で若々しい顔を目指すことができます。
PRP皮膚再生療法の施術時間は、施術箇所にもよりますが30分〜1時間程度です。施術後、基本的には何度も通院する必要がないため、忙しい方でも気軽に受けやすい施術と言えます。
PRP皮膚再生療法はメスを使わない施術です。施術直後からメイクが可能で、傷跡が残ることもないため、翌日から仕事や学校に行くことができます。
また基本的に、施術後すぐに効果が表れて「一気に顔の印象が変わる」ということはありません。時間をかけて徐々に効果が表れてくることが多いので、「他の人にバレたくない」という場合でも安心して施術を受けられます。
PRP皮膚再生療法は、もともと自身の体内にあった血小板を注入する施術です。そのため薬剤などを注入する施術と比べると、アレルギーや感染症などの重篤な副作用が起きにくいというメリットがあります。
メスを使わないということからもPRP皮膚再生医療のダウンタイムは比較的短く、軽度で済むことが多いです。ダウンタイム中には以下に挙げるような症状が起こり得ますが、数日〜数週間で徐々に治まります。
ダウンタイムの症状 | ダウンタイムの目安 | 備考 |
腫れ・赤み | 数日~数週間程度 |
|
内出血 | 1~2週間程度 |
|
痛み | 数日間程度 |
|
なお目安の期間が過ぎても、治る気配がない場合や症状が悪化している場合は早急にクリニックを受診してください。
PRP皮膚再生療法にはメリットだけではなく、いくつかデメリットもあります。詳細を確認していきましょう。
PRP皮膚再生療法は保険適用外となり、自費診療です。そのため全額自己負担となります。クリニックによっても料金が変わってくるため、検討している施術が予算内に収まるかどうかを確認しておきましょう。
PRP皮膚再生療法では、施術を受けてから数週間〜数カ月ほどかけて徐々に効果が表れることが多いです。ただしあくまでも目安であり、効果の表れ方は個人差が大きいことが特徴として挙げられます。
前述した通り、PRP皮膚再生療法は血小板に含まれる成長因子によって自身の細胞や組織の生成や修復を促進するものです。成長因子には数百もの種類があり、人によってどの成長因子がどの程度含まれているかが異なります。そのため、PRP注入後の効果の表れ方も人によって変わってくるのです。
持続期間についても、一度の施術で数年間効果を発揮する場合もありますが、こちらも個人差があることを把握しておきましょう。
またPRPに成長因子を添加した皮膚再生療法を受けた場合、添加する成長因子の種類や濃度などを自由に調整できることから、血小板のみのPRP皮膚再生療法と比べると安定した効果を得やすいです。
成長因子を添加したPRP皮膚再生療法の場合、安定して高い効果を得られる一方で、担当医師が添加する成長因子の量や濃度、注入箇所などを誤ると、注入した箇所が膨らみすぎたりしこりになったりすることがあります。
もし膨らみすぎたりしこりになった場合は、ケナコルト注射を打つという対処方法
がありますが、懸念点もあります。ケナコルト注射はステロイドを使用して細胞を委縮させる施術であるため、「今度は顔がコケてしまった」という失敗例もあるのです。
PRP皮膚再生療法による膨らみすぎやしこりができることはまれではあるものの、依頼する医師やクリニックをしっかり見極めることが大切です。
PRP皮膚再生療法を受けられない場合もあります。施術を検討している方は、以下に当てはまる内容がないかを確認しておきましょう。
ここまでPRP皮膚再生療法のメリット、デメリットを紹介してきました。PRP皮膚再生療法は自然で美しい肌を目指せる一方で、膨らみすぎやしこりが発生し、理想とかけ離れた肌になってしまう可能性もゼロではありません。
担当する医師の技量によって仕上がりが大きく左右される施術でもあるため、満足のいく仕上がりを目指すためにも、信頼できるクリニックや名医に依頼するようにしましょう。
信頼できる名医やクリニックを選ぶために、施術を受ける側は何をすれば良いでしょうか。施術を検討している方は、クリニックを決める前に以下の7つのポイントを押さえておきましょう。
PRP皮膚再生療法は、平成26年に施行された「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づいて、安全性や管理体制などの面で厚生労働省が定めた基準を満たしているクリニックや病院のみが行える施術です。
この法律では施術のリスクに応じて「第一種再生医療等技術」「第ニ種再生医療等技術」「第三種再生医療等技術」に分類されており、、PRP皮膚再生療法は「第三種再生医療等技術」に該当します。
検討中のクリニックが、厚生労働省に認可された「再生医療等提供機関」であるか必ず確認した上で、施術を受けるか決めるようにしましょう。再生医療等提供機関かどうかは、厚生労働省のWebサイト(※)からも確認可能です。
(※)厚生労働省 各種支援書作成支援サイト,「届出された再生医療等提供計画の一覧」
皮膚の厚さや血管が走る位置、表情の癖などは、施術を受ける方一人ひとりによって異なります。満足いく仕上がりを目指すには施術ごとに適切な注入位置や注入深度を調整しなければなりません。そのため、顔の解剖学を熟知した医師に施術を依頼することが大切です。
一つの判断基準としては、形成外科や皮膚科など美容医療以外一般医療の経験がある医師かどうかを確認しましょう。近年ではWebサイトで在籍医師の経歴を公開しているクリニックも多いです。
デメリットの項目でもお伝えした通り、まれではあるものの、PRP注入後に膨らみすぎやしこりが発生してしまうことがあります。
これは、PRPに添加する成長因子の注入量や濃度などを誤っていたり、正式な医療キットを使用していなかったり、医師やクリニック側の判断ミスが原因で起きるトラブルです。
逆に正しい医療知識やスキルを持った医師が、正式な手順を踏んで施術を行えば、膨らみすぎやしこりになることはありません。
そのため医師やクリニックを選ぶ際は、PRP皮膚再生療法の実績が豊富かどうかを確認しましょう。実績が多い医師であれば、過去の症例を元にPRPの注入量などを適切に調整することができます。
施術前のカウンセリングが丁寧かどうかも、名医を見極める一つのポイントです。
繰り返しになりますが、PRP皮膚再生療法には、自身の血小板のみを注入するものと、成長因子を添加して注入するものがあります。施術によって効果やリスクが変わることもあるため、メリットだけでなくデメリットも含めて詳しく説明してくれるかどうかを確認しましょう。
クリニックによっては、施術を担当しない医師やスタッフがカウンセリングを行う場合がありますが、担当の医師が直接カウンセリングを実施しているクリニックを選ぶのがおすすめです。
カウンセリングが丁寧かどうかに加えて、施術を受ける方のお悩みや希望を細かく確認しているかどうかも名医を見分けるポイントです。
お悩みや希望に沿って、施術を受ける方の状態を確認しているか。年齢や表情筋の動き、施術を受ける箇所の状態、皮膚の厚さなどによって、一人ひとりに合った施術プランを提案してくれているかどうかを確認しましょう。
話をあまり聞かずに機械的に施術の説明を行っていたり、高圧的な態度で質問を受け付けなかったりする医師の場合は別のクリニックに変更することをおすすめします。
PRP皮膚再生療法は重篤な副作用が起きにくく、ダウンタイムも軽度な症状で済むことが多いです。しかしあくまで一般的な話であり、アレルギーや感染症になる可能性もゼロではありません。
万が一の場合に、すぐに診察をしてくれるクリニックかどうか、緊急時の連絡先などを教えてくれるかどうかを確認しておきましょう。
PRP皮膚再生療法は自費診療となるため、どうしても「なるべく安く抑えたい」と考えてしまいがちです。
高額な料金に気を付けることはもちろんですが、安すぎるプランにも注意しましょう。安さだけでクリニックを選んでしまうと、カウンセリングが雑だったり、満足できる施術を受けられず追加料金を要求されてしまったりする可能性があります。
施術を受ける際は、施術内容と料金が納得できるものかを確認しましょう。料金相場が分からない場合は、複数のクリニックの料金を確認してみるのがおすすめです。
ここからは共立美容外科のPRP皮膚再生療法の特長をお伝えします。
共立美容外科では、大学病院や総合病院の一般医療で経験を積んだ医師のみを採用しています。また全ての医師が解剖学を学んでおり、幅広い医療知識と高い技術力を持って施術を行っています。
施術を担当する医師が自らカウンセリングを行うことも、共立美容外科の特長の一つです。カウンセリングでは、施術を受ける方の悩みや不安について念入りにすり合わせを行い、全て納得いただいた上で施術に移ります。
またPRP皮膚再生療法などで注射を使う場合は、事前に施術を受ける方の肌の状態などを確認します。痛みを感じにくい箇所に注射することを心がけています。
共立美容外科の特長として、クリニック全体で安全面に徹底的に配慮している点も挙げられます。救急科の医師が在籍している他、医療従事者だけでなく全スタッフに対して定期的に安全講習会を実施しています。万が一の際に迅速に対応が可能です。
またクリニック内でヒヤリハット事例を収集、分析し、「緊急時にどのように対応するか」についてもまとめています。
共立美容外科では、さまざまなPRP皮膚再生療法のメニューをご用意しています。それぞれ特徴が異なるため、施術を受けるにあたって「優先したいこと」「避けたいこと」などを整理し、ご自身に合った施術を見つけてください。
「ヴァンパイアフェイシャル」は、髪の毛よりも細い多数の針が付いた医療機器「ダーマペン」で肌に穴を開け、PRPを注入する施術です。
注射針ではなくダーマペンで注入することで複数の針穴からPRPが浸透し、より高い効果が見込めます。また針が極細のため、注射針でのPRP注入よりも肌への負担が少ないことも特長の一つです。
なお、肌のターンオーバーを促してニキビ跡や傷跡などの色素沈着を改善する、ピーリング「マッサージピール」と併用することもできます。
▼共立美容外科で人気のヴァンパイアフェイシャルの料金や施術についての詳細はこちら
▼共立美容外科の人気のマッサージピールの料金や施術方法についての詳細はこちら
「超高級スーパー濃縮PRPプラチナ」は、従来よりも濃縮されたPRPを注入する皮膚再生療法です。1回の施術でより高い効果を期待できます。
▼共立美容外科の人気のPRP療法の料金や種類についての詳細はこちら
「セルリバイブジータ」は、施術を受けた方の血小板を濃縮したPRPに、成長因子を添加したPRP皮膚再生療法です。
多くの方が効果を実感しやすく、さらに深く刻まれたシワや大きなたるみなどにも効果があります。経験豊富な医師が丁寧にカウンセリングを実施した後で施術を行うため、安心して施術を受けられます。
▼共立美容外科で人気のセルリバイブジータについての料金や施術についての詳細はこちら
PRP皮膚再生療法は、手軽に若々しく美しい肌を実現できる美容整形ですが、担当する医師の技量によって仕上がりの満足度が左右されます。
PRP皮膚再生医療の施術を受ける場合は、信頼できるクリニックや名医に依頼することが非常に大切です。本記事でご紹介した7つのポイントを参考にクリニック選びを行ってみてください。
共立美容外科では、経験豊富なベテラン医師がPRP皮膚再生療法の施術を担当しています。時間を惜しまずに丁寧にカウンセリングを実施。施術を受ける方一人ひとりの肌の状態やご希望に合わせて、適切な施術をご提案します。
オンラインでの診察や無料のメール・電話相談も実施しているので、肌にお悩みをお持ちの方やPRP皮膚再生療法を検討している方は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
このページの監修・執筆医師
磯野 智崇(いその ともたか)
共立美容グループ 総括副院長
略歴
主な加盟団体
日本美容外科学会
日本美容外科学会認定専門医
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